HAPPY END(15)◆ANI2to4ndE



   【0】

 毎日毎日、掘ることだけがオレの仕事だ。
 穴を掘れば、それだけ村が広がる。
 村長は喜んで、オレにブタモグラのステーキを食わせてくれる。
 ステーキのために掘るのかって?
 それも違うよ。
 ……宝物を掘り当てることだってある。

 ……失ってしまった宝物を掘り当てることだって、きっとある。

 だからオレは、その日もドリルで穴を掘っていた。
 土の中を掘り進んでいくと、やがて開けた空洞に繋がった。
 そこにはでっかい家が一軒建っていて、門前ではヒトが掃き掃除をしている。
 いや、あれはヒトなんだろうか。
 なんだかやたら角張っていて、オレや村のみんなとはだいぶ体の作りが違う。
 オレは戸惑ってしまい、そのヒトに声をかけることができなかった。

 そうこうしている内に、掃除をしていたヒトがオレに気づいた。
 余計にギクシャクしてしまったオレは、緊張しながらも挨拶を放る。
 といっても声は出なかったから、お辞儀してみせただけなんだけれど。
 オレがお辞儀すると、向こうもお辞儀し返してきた。

「ようこそ。君は新しい入居者か?」

 入居者ってなんだろう。
 オレは言葉の意味がわからず、曖昧に首を傾げた。
 すると向こうは、オレを招くように手を振った。

「立ち話もなんだ、家の中を案内しようか。ここはモロトフ荘。私は管理人のモロトフだ」

 ※以降、物語が『分岐』します。『選択肢』を選ぶのはあなた。『終着点』はひとつ。『数字』を追っていってください。
 【BAD END】と出てしまったあなたは【0】まで戻ってゲームをやり直してください。

 ・それでは → 【1】へ


   【1】

 モロトフというヒトに連れられて、俺は家(モロトフ荘というらしい)の中に入った。
 中は結構広くて、住人も多いのか、部屋の数はとても数え切れない。
 歩くとギシギシ音が鳴る廊下を、オレは物珍しげな目で見ていた。

「ここには多くの人間が……いや、人間でない者も多いのだが、とにかくいる。ここに入居するなら、いずれ顔を合わせるだろう」
『あの、入居って? オレ、難しい言葉よくわかんなくってさ』
「ここに住むということだ」
『えぇ!? そんな、オレの故郷はジーハ村なんだ! ここには住めないよ!』
「おや、そうなのか? では、ここへはいったいなんの用で来たのだ」
『えっと、それは……』

「おぅい! 管理人さんじゃねーか! そいつぁ新顔か!?」
「ラッドか。いや、入居者ではないらしいんだが」
「ハッ、まぁたかよ。飽きもしねぇでよくやるぜ! で、なによ? おめぇはどんな風に死んだわけ?
 あんま強そうにも見えねぇけどなぁ、つーかむしろもやしっ子みてぇだけどなぁ、どっかでこそこそ隠れてやがったのか!?
 ああだけど懸命だぜぇ。命は尊いもんだ。間違っても俺は死なない、俺は安全だなんてヌルい考え持っちゃいけねぇよなぁ。
 俺ぁよぉ! ああもう、ホント! そういう奴らブチ殺すのがたまらなく好きでなぁ! 例の、バトル・ロワイアル?
 ありゃあ最高だったぜ! 後味は悪かったが、気にいらねぇヤツらを片っ端から殺して殺して殺して殺して殺して……
 あー! なんかもうテンション上がってきちまったなぁ! よぉジャグジー、ちょっくら俺とバトロワしようぜ!
「ひっ……ら、ラッドなんかとやり合ったら僕なんてすぐ死んじゃうよぉ……」
「なんだよ~、シラけるぜぇジャグジーちゃんよぉ。しゃーねぇなぁそっちのバカネコ二匹、ちょっくらつきあえや」
「あァん? そいつぁオイラたちのこと言ってんのか? いいぜぇ、暴れてやろーじゃねぇか」
「おもしろい。キッド、やるからには敵味方関係なしだぞ」
「あたぼうよぉ。なんてったって、バトル・ロワイアルだからな。あまっちょろい考えは抜きだぜ!」

「……まあ、あれは住人の中でも特に変なヤツだ。あまり気にするな」
『うん(ばとるろわるいあるってなんだろう……?)』
「それはそうと、おまえがここに来た目的だが……」
『あ、そうだ。そうだよ! オレは、ここへ――』




   【2】

「はぁ? 全裸の危ない男に襲われそうになった? ちょっとつかさ、いくらなんでもそれは……」
「で、でも本当なんだよ~。あ、ほらあの人!」
『おーい! 待ってくれってばー!!』
「はだっ……!? つ、つかさに近寄るなこの変態!」
『ぐわばぁっ!?』



   【3】

「ふぅぅぅぅしゅるるるるるる……目障りなオレンジ畑めぇい。今日こそ焼ーけ野原にしてやるわ」
「隣でメロン畑をやっているビクトリームか! おのれ性懲りもなく……」
「君のやり方は間違ってる! オレンジ畑が気に入らないっていうんなら、内部から変えていけば――」

「マグルガ」
「うわぁあああああああ!?」
「ぬぅわぁーはっは! ばぁかめ、今日は臨時パートナーとして読書大好き読子さんを連れて来ているのだぁ」
「へぇ~、この本おもしろいですねぇ……マグル・ヨーヨー」
「ほぉれワン・トゥー! ワン・トゥー!」
「む、無念……オォォォルハイィィィルブリタァァァニアァァ!!」
『ムチャクチャだー!?』




   【4】

「上半身が裸だって……? つまり露出狂、もしくは変態ってわけか……」
「半裸の変態ねぇ。おい金田一、それならこの剣持勇に心当たりがあるぜ」
「なんだってオッサン!? そいつはいったい誰なんだ!?」

「へっくしょん! ズ……さすがに冬場ともなると、タオル一枚は厳しいものがあるな」
「クレアさん、悪いこと言わないから、せめてちゃんと服着たほうがええと思うよ?」
「なに、心配するなはやて。この俺が風邪なんてひくはずがないだろう」
「馬鹿は風邪ひかない言うしなぁ。たしかに、クレアさんなら安心やわ」
「さすが俺の愛した女だ。なかなかに手厳しい」

「……どうだ少年! 思い出の格好~、とか言ってタオル一丁で歩き回ってるヤツこそおまえのアニキだろう!?」
『ない』

   【BAD END】

   【5】

『あのトンガリ頭の人が言ってたのって、この教会かな。あ、入り口から誰か出てくる……』

「まぁ~ったくよぉ。鳥と美女じゃ幸せになれませんだなんて、陰気なこと言ってくれる神父だぜ」
「言っておくけどねキール。あたしはキールと結婚する気とか、さらっさらないから」
「なに? アレンビーまでそんなこと言っちゃうわけ? 傷つくなぁ。オレ様のハートは今ズタボロよ?」
『あ、あの……』
「うわ、男。傷心中の身だってのに、男に声かけられちゃったよ。とうとうオレもヤキが回ったかね」
「どうしたの君? 教会になにか用?」
『アニキを探してるんだ。神父って人ならなにか知ってるって聞いて』
「やめとけやめとけ。あんな陰気臭い神父、相手にするだけ時間の無駄だぜ」
「う~ん、人探しっていうんなら、もっと適任がいると思うけど……よかったら紹介してあげようか?」

  • アレンビーに紹介してもらう → 【23】へ



   【6】

『こっちのほうにアニキがいるの? なんだか、辺りが薄気味悪くなってきたんだけど……』
「ええ。こっちですよ。もっとこっち。怖がらないで、ちゃんとついてきてくださいね……」
『そ、そんなこと言われても……あ、あれ? いつの間にか、モロトフさんがいなくなってる……?』
「どうしたん……ですか? さあ、もうすぐでアニキさんのいるところに着きますよ?」
『お、オレ、やっぱり……』

  • このまま可符香についていく → 【21】へ




   【7】

「ランサーさん、槍の稽古つけてください!」
「あぁ? 今日はのんびり釣りでもするつもりだったんだがな……」
「いいじゃねぇか減るもんでもあるめぇし。エリオの兄貴分やってんだ、それくらい面倒見てやったらどうだい」
「ちっ……しゃーねぇ。来いよエリオ。つき合ってやる」
「あ、ありがとうございます!」

「へっ、いいもんじゃねぇか弟分ってのも。で、ボウズ。この戴宗さんになんか用かい?」
『……ううん。アニキはすげぇアニキっぽいけど、オレのアニキとは違ったみたいだ』
「はぁ? そいつぁいったい、どういう意味だ?」
「気にするな。さて、次を当たろうか」



   【8】

「待ちなさい、そこの切り裂き魔!」
「む――軍の狗共ではないか。まったく、いいところで邪魔をしてくれる」
「ふっ、君は既にマークされているのだよ、素晴らしきヒィッツカラルド」


「新しい入居者が訪れては真っ二つにしようとするあなたの悪行、決して容認できるものではありません」
「ならばどうするというのかね、ホークアイ中尉にマスタング大佐。真っ二つになるのは君たちでもよいのだか……?」
「知れたこと。焔の錬金術師の名にかけて、貴様に制裁を加えてやろうじゃないか!」
「大佐、援護します」

『ちょ、ちょっと! オレはどうすればいいの!?』


  • ヒィッツカラルドに協力する → 【20】へ

  • マスタングとホークアイに協力する → 【28】へ


   【9】

「嫁さんを探しに来た、だと……? 本気で言っているのか?」
『う、うん。たぶん、そうだったような……気が、する……?』
「ふむ、まあいい。そうだな、それなら嫁候補として……」

「――それで、どうしてあたしたちのところに来るんですか!?」
「む、いやしかし、年頃の娘となるとナカジマ二等陸士たちしかいないだろう、と」
「残念ながら、私は想い人がいるので嫁にはなれません」
「私もそういうのはちょっと早いので、お断りさせていただきます」
「ええー、ちょっと、ティアとキャロも普通に断ったりしないでよう」
「そういうスバルはどうなのよ。そういえばあなた、この前八神部隊長とクレアさんを妬ましそうな目で見ていたわね……」
「うえぇ!? そ、そんなことないんじゃナイカナー」
「スバルさん、目が泳いでいますよ」

「どうだ? 彼女はスバル・ナカジマ二等陸士。歳も近いし、なかなか好条件な相手だと思うが」
『う~ん、そうだなぁ……』

  • もうちょっと胸が大きいほうがいい → 【17】へ

  • もうちょっと幼いほうがいい → 【26】へ

  • もうちょっと大人の女性がいい → 【14】へ

  • 実はオレ、男のほうが…… → 【18】へ


   【10】

「……チッ、遅かったか。袈裟斬りで肩から一閃……こいつぁビシャスの仕業だな」
「さいきっくざぁ~ん☆」
「おいエド、おまえが変な刀なんか渡すからだぞ。おかげでこの坊主、試し斬りの餌食だ」
『うう、痛いぃ……』
「……まあ、ここで生きるの死ぬのって話をしても仕方ねーか。しばらくは病院生活だろうがな」
「ざんねん! あにきのたたかいはここで終わってしまった」

   【BAD END】

   【11】

(――『誰の助けもいらない。やっぱり、オレはオレでアニキを探してみるよ』――)

『……なんて言っちゃったけど、手がかりもなにもないんだよなぁ。いったいどうすれば……』
「フッ、困っているようだな少年よ」
『……え?』
「なんなら手伝ってやろうか。ただし、真っ二つだぞ――?」



   【12】

「それで、女の子たちにいじめられてイロイロなものが使い物にならなくなっちゃったと」
『う、ううぅ……オレ、これから先どうやって生きていけば……』
「なんだったら僕に任せてみない? 大丈夫、悪いようにはしないよ~?」
『えっ、いったいなにを……』
「そ、れ、は、もちろん……改造手術ってヤツですよ!」
『い……いやぁぁぁ~!』

   【BAD END】

   【13】

『そうか、そういうことか……』
「なにがそういうことか、なの?」
『え? えっと、それは……なんだろう?』
「わかってもいないのに理解したつもりになってたの!? 私、そういうきっちりしてない選択ってイライラするのよ!」
『で、でもオレ、本当にどうしたらいいのか……』
「そういうときはね、一からやり直せばいいのよ! 頭空っぽにして最初からやり直せば、道も開けるはずだから!」
『そ、そうか……って、どうして鉈なんて持ってるのさ!?』
「一からやり直すためには――死んでリトライするのが近道だからよ☆」

   【BAD END】

   【14】

「大人の女性と言えばこの人しかいるまい。タイガーモス号の肝っ玉母さん、ドーラ船長だ」
「なんだいなんだい、こんな年寄りを嫁に欲しいだなんて、うれしいこと言ってくれるじゃないか!」
『モロトフさん、さすがに歳の差が激しすぎ……』
「わたし、シータっていいます。あなたがおば様の旦那さんになるんでしたら、敬意を込めておじ様と呼ばせていただきますね」
「よろしく、おじさん!」 
「賑やかな家族になってきたねぇ。なんだったら、みんなで一から空賊でも始めるかい?」

「うむ。幸せな家庭が一つ出来上がったな」
『お、オレは不幸せだぁ~!』

   【BAD END】

   【15】

『なぁ奈緒。こんな人通りの少ない路地で、いったいなにして遊ぶんだ?』
「はぁ~? バッカじゃないの。あたしがあんたみたいなのと遊ぶわけないじゃ~ん」
『え、じゃあなんで――う、うわぁ!? でででっかいクモの化け物がー!?』
「有り金、ぜ~んぶいただいてくよ」

『う、うう……服からなにまで全部持っていかれた……なんて怖いところなんだ』
「……ひぃ!?」
『こんな素っ裸なところを誰かに見られたら……って、さっそく見つかったぁ!?』
「は、裸の変な人がぁ……お、おおおおねえちゃ~ん!」
『うわぁ、待ってくれぇ! 誤解なんだぁー!!」


  • 罪の意識は強い。自首する → 【29】へ


   【16】

『結局教会に入っちゃったけど……神父さんって、いったいどんな人なんだろう?』
「む、客人か。先ほどの女と鳥、そしてワシといい、今日はなんと来客の多い日よの」
『あ、こんにちは。あなたが神父さんですか?(なんで麻婆豆腐食べてるんだろう……?)』
「否。ワシは飯を食いに来ただけだ。ここの神父が作る麻婆は絶品でな」
『はぁ(すごい色だ。とても美味そうには見えないんだけど)』
「神父ならほれ、あそこに立っておる男がそうだ」

「よく来たな。迷える子羊よ」
『は、はじめまして。あの、オレのアニキ――』
「按ずるな少年。君の願いはもうじき叶う」
『えっ、それって、どういう……』
「行きたまえ。この地を離れしとき、君は本当の自分に巡り会うのだから」
『……?』



   【17】

「あ~ら、私をご所望かしら~?」
『うわぁ! すごいよモロトフさん! ボン、キュ、ボンだ!』
「むぅ、クアットロに目をつけたか。しかし彼女は……」
「まあまあ、細かいことは後にして……お姉さんの実験室でイイコトしましょう?」
『は~い…………うん? 実験室……?』



   【18】

「男色の気があるのか。はて、ここの住人で君と趣味が合いそうな人物といえば……」

「よく来たな。僕の名前は間桐慎二。まあ、ゆっくりしていけよ」
『う、うん(ワカメだ。頭がワカメだ)』
「とりあえずおまえ、服を脱げよ」
『えぇー!? い、いきなりなの!?」
「男は度胸、なんでも試してみるものさ。それとも、僕から脱ごうか?」
『えっと……』




   【19】

「アニキか。アニキというと、小さいのとふつうのとデカいのがいるが……どれだ?」
『え、三人も? えっと……』






   【20】

『はぁ、はぁ、はぁ……な、なんとかやっつけられたね』
「ああ、ありがとう。君が援護してくれなかったら、今頃はこちらが負けていただろう」
『いやぁ、そんなことはないよ。それより、約束どおりアニキを探すのを手伝って――』
「いいだろう……ただし、真っ二つだ!」
『ヘ――?」

   【BAD END】

   【21】

「ほら、着きましたよ」
『ここは――オレンジ畑?』

「あれ、見ない顔だね。ジェレミア興、お客様みたいですよ」
「これはこれは……モロトフ荘の新しい入居者かな?」
『ねぇ、本当にこんなところにアニキがいるの?』
「アニキ、だって? もしかしてそれは――」

「ブルァアアアアアアアアアアアアアア!!」



   【22】

 それから、オレはここの住人として暮らすことになった。
 結局アニキは見つかっていない。でも、それも今となってはどうでもいいことだ。
 だって、アニキはオレの心の中にいる。オレがいる限り、アニキもいるんだ。
 だからオレは、ここでアニキと一緒に暮らしていこう。
 そう、永遠に――。

   【BAD END】

   【23】

「なるほどね。それでこの俺、金田一一を訪ねて来たってわけか。なっはっは、まっかせたまえ!」
「ハジメはね、いくつもの難事件を解決に導いてきた名探偵なんだって! ホゥムズみたいだね!」
「だが待てミリア。ハジメがホゥムズだとしたら、この場合モリアーティ教授は誰になるんだ?」
「それはね、それは……あぁぁ!! すすすすごいことに気づいちゃったよアイザックゥゥ!」
「なんだ、どうしたっていうんだミリアァァァ!?」
「あのねあのね、きっとモリアーティ教授の正体が、行方不明のアニキなんだよ!」
「なっ……なんだってぇぇぇ!? じゃ、じゃあ、アニキってのは悪いヤツなのか?」
「おっと、探偵のライバルが必ずしも悪人であるとは言いがたいですね。この私、高遠遙一のように……」
「ふん、貴様は性悪の化け狐だろうが。ねぇ、ところでお兄ちゃん。そのアニキって人の特徴くらいはわからないの?」
『アニキの、特徴かぁ……そういえば、アニキは』


  •  サングラスをつけていた → 【37】へ



   【24】

『アッ――!』

   【BAD END】

   【25】

『アニキ、見つからないなぁ』
「ううむ、ここは専門家の力を借りるしかないか」
『専門家?』
「ああ、ここには名探偵と呼ばれる者いて――」
「お話は聞かせていただきました!」
『うわぁ! だ、誰!?』
「む、風浦可符香(PN)か」
「あなたのお探しするアニキさん、わたしに心当たりがあります!」
「どうする? 彼女の言葉を鵜呑みにするか、それとも……」





   【26】

「よもや君がロリコ……いや、なんでもない。年下がご所望というのなら……」

「はーい! イリヤスフィール・フォン・アインツベルンじゅうはっさいでーす!」
「アニタ・キング十二歳で……ってちょっと待てぇぇい!」
『十八歳って……オレより年上? 全然見えないけど』
「だいじょーぶだいじょーぶ。中身は大人だけど、肉体はロリータだからっ」
「こーらー! 無視するなー!」
『うん、じゃあ……問題ないかな』
「それはよかった。では、さっそく入籍の手続きを――」

「話聞けー! 紙使いだぞー! もぉ~、こんなん強制的にバッドエンドだってぇーの!」

   【BAD END】

   【27】

「紹介しよう、エルリック兄弟だ」
「弟のアルフォンス・エルリックです」
「兄貴のエドワード・エルリックだ」
『……アニキはこんなに小さくな』
「だぁぁぁれが豆粒ドチビかぁぁぁぁぁ!!」



   【28】

「む、なんだね君は!」
『あいつ悪いヤツなんだろう!? だったらオレも手伝うよ!』
「心意気は買おう。しかし、君では役不足だ」
「悪いことは言わないから、早くこの場を離れなさい。そのほうが懸命よ」
『でも!』
「それに、君には探しものがあるんじゃないのか? 指針を見失っては、大切なものも見つかりはしないぞ」
『……そうだ。オレ、アニキを探さなきゃ。ありがとう、二人とも!』



   【29】

「それで、全裸で女の子を追い回してたってか」
『はい。不本意だったけど、そうするしかなかったんだ……』
「いくらここが自由だからって、やっちゃいけないことってのはあるわな」
『深く反省してます……』
「まあしばらくは牢屋の中だが、それも退屈だろう!」
『え?』
「そこでだ! 偶然にもここに、俺の娘の写真を収めたアルバムがあるんだが、獄中生活をこれの鑑賞で過ごすってのはどうだ!?」
『えぇ……』
「えぇ、じゃねぇよ! おまえにはまず、エリシアちゃんの魅力から教えてやらなきゃいけねぇみたいだな」
『いや、でも……』
「なぁに、時間ならたっぷりある! 語り終わる頃にはなにもかも終わってるよ。いいか、まずだな……」

   【BAD END】

   【30】

「ヘイそこ行くバンビーノ! 危ないからこっちに避難するんだ!」
『あ、ありがとう!』
「なぁに礼はいらない。少年のピンチに颯爽と駆けつけるのはイタリアの英雄、パルコ・フォルゴレさ!」

「危ない! 流れ錬金術がそっちにいったぞー!」
「ぎゃああああああ!」
『ふぉ、フォルゴレー!?』

「……う、歌を……復活の歌を歌っておくれぇぇ……」
『う、歌? 急にそんなこと言われても……』
「危ない! 流れマグルガがそっちにいったぞー!」
『えっ――うわあああああ!?』

「……えっと、俺から一つアドバイスな。選択肢が出てきたら前向きに挑め。逃げてばっかりじゃ活路は開けないぞ」
「き、清麿……君なら歌えるだろう? さぁ、鉄のフォルゴレを今こ」
「断る」

   【BAD END】

   【31】

「ほら、脱いでやったぞ。次はおまえが脱げよ」
『(なんて貧相な体なんだ……アニキの体はもっと引き締まって……)あっ!?』
「な、なんだよ。急に大声なんて上げて」
『そうだ、アニキ……ゴメン! オレ、やっぱり脱げないよ!』
「あ、おい待てよ――――はっ、はっ……ハクチュ!」

「おや、終わったのか?」
『なにも終わってないし、始まってもいないよ! オレ、アニキを探さなきゃ!』
「嫁ではなく、アニキだと? 事情がよくわからんが、人探しなら適任がいる。紹介するからついてこい」



   【32】

「紹介しよう、相羽兄弟の兄のほう、Dボゥイこと相羽タカヤだ」
「たしかに俺はシンヤにとっての兄貴だが……おまえが探しているのは実兄なのか?」
『えっと、血の繋がった兄弟ってわけじゃないんだけど……』
「ふん。いいとこ弟分といったところか。おまえ、そのアニキに捨てられたんじゃないのか?」
『そ、そんな! アニキがオレを見捨てたりなんてするもんかっ!』
「シンヤ、おまえはまだ――!」
「わかっていないようだね兄さん。兄弟の絆なんて、所詮その程度のものということさ」

「……気にするな。他をあたろうか」
『……うん』



   【33】

『中尉と大佐って人はまだ戦ってる……オレ一人だけ逃げてきちゃって、本当によかったのかな』
「ねぇ、そこのあんた」
『うん? オレのこと?』
「そうそう、あんた。結構カッコイイ顔してんじゃん。あたし奈緒っていうんだけどさぁ、ちょっと……遊んでいかない?」

  • 危ない香りがする。ここは逃げよう → 【38】へ

  • なにして遊ぶんだろう……どきどき → 【15】へ


   【34】

「このシュバルツ・ブルーダーがドモン・カッシュの兄ではないかだと……? なぜわかった!?」
『え?』
「すまん、人違いだったようだ」



   【35】

「みんなー! ここに痴漢が、女の敵がいるわよー!」
『えっ、ちょ、ちょっと待って……!』
「なんて破廉恥なヤツだ……! 蜂の巣にしてやるッ!」
『うわっ、ちょちょちょっと待ってってばぁ!?』
「なつきに随分と汚らしいもの見せてくれますなぁ……汚物は消毒せな」
『や、やめ、ちょっとやめてぇー!!』
「みんなどいて! 紅蓮の輻射波動で使い物にならないようにしてやる……ッ!」
『使い物にならなく!? いったいなにを!?』

  •  もはや退路は断たれた。痴漢は費えるしかない → 【12】へ

  •  しかしそこに正義の味方が現れた! → 【39】へ


   【36】

『神父さんもアニキの居場所を教えてくれなかった……アニキ、本当にどこに行ったんだろう』
「おーい、そこのひとー」
『……君は?』
「わたしこなた。それより、アニキって人を探しているのは君?」
『そうだけど……』


「も~、テンション低いなぁ。せっかくアニキのいそうな場所を教えてあげようかと思ったのに」
『え、本当!?』
「ホントホント。アニキは死んだ! もういない! だけどオレの背中に、この胸に、ひとつになって生き続ける!」
『……はい?』
「んじゃ、そういうことで。ばいに~」
『……???』


  • まったく意味がわからない…… → 【44】へ

  • そうか、そういうことか…… → 【13】へ


   【37】

「サングラスをつけていた、か……だとしたら、あの人しかいない。行方不明のアニキ、その正体は――」
『そ、その正体は……?』

「私がムスカ大佐だ」
『アニキに瓜二つのサングラスだ! わぁぁぁん、会いたかったよアニキィィィ!!』
「な、なんだね君は!? こら、やめないか、私の服に鼻水をつけるな!」
「これで事件は解決だ。いつも茶色いサングラスをかけていたムスカ大佐、彼には腹違いの弟がいた……」
『あにきぃぃぃぃぃ!』
「服が、服がぁぁぁ~っ」

「ふむ……なんとも釈然としないな。どこかで選択を誤ったのだろうか?」

   【BAD END】

   【38】

『はっ、はっ、ハァ……思わず逃げて来ちゃったけど、ここどこだろう……?』
「……」
『あっ、人だ。あの人に聞けば……すいませーん! ちょっと聞きいんだけど――』
「……いい」
『え? あの、今なんて……』
「……試し斬りには、ちょうどいい」
『あっ――』




   【39】

「待つんだみんな! せめて事情を聞いてから……彼が服を着ていないことにも、きっと訳があるはずだ!」
「ほう。では衛宮、貴様がその痴漢に代わって、私たちの怒りの捌け口になると」
「な、なんでさ!?」
「いやぁ、勇敢どすなぁ。なつき、どっから削ぎ落としとこうか?」
「削ぎ落と……!? くっ、俺に構わず君は逃げ――って、もういない!?」

「いやぁ、危ないところでしたね。衛宮君には感謝しなくてはいけませんよ」
『う、うん……ところでオレ、アニキを探してる途中なんだけど……』
「ほほう、アニキですか。それなら先生に心当たりがあります。ついてきてください」




   【40】

『助けるって……無理、ムリムリムリ! オレにそんなことできるわけないよ~!』
「――最初から無理って決め付けてたら、アニキを見つけ出すこともできないんじゃないかい?」
『え……あ、あなたは?』
「人を探しているんなら、そこに建っている教会の神父さんを訪ねるといいよ。きっと力になってくれるだろうから」
『あ、ありがとう。けど、オレンジ畑が……』
「それなら心配いらないよ。燃えてしまったオレンジはまた育て直せばいい。なんたって世界は……」

「ラァァァァァブアンドピィィィィィス! みなさ~ん、争いごとはやめましょー!」
「ブルァアア!? トンガリ頭のお邪魔虫めぇい。この華麗なるビクトリーム様に喧嘩売るたぁいい度胸じゃねぇか!」

『……台風みたいな人だったなぁ』




   【41】

『ぁ――――っ――――ぇ――――ぇ――――っ』
「あらら~? もう壊れちゃったんですのぉ? 丈夫な実験体だと思いましたのに」
『っ――――ぁ――――ぇ――――ぃ――――っ――――っ――――ぉ?』
「まあ、これはこれで……自我が完全崩壊するまで、楽しませてもらっちゃいましょうかしら~♪」

   【BAD END】

   【42】

「アニキはアニキ……って、そんなこと言われてもなぁ。もっと具体的な手がかりが欲しいんだけど」
「手がかりなしとあっては、さすがの金田一君でもお手上げでしょう。しかし、ロスでならした私の推理力なら別です」
「あ、明智警視! あんたはこの少ない手がかりから、行方不明のアニキを見つけ出せるっていうのか!?」
「可能です。といっても一人、強力なアドバイザーの助力が必要でしょうが……」

「それで、僕に彼の心の声を聞けっていうのかい?」
「ええ。マオ氏の能力ならば、この少年の中に潜む明確なアニキ像を捉えることが可能でしょう」
「ふ~ん。まあ、そんなのは簡単だけどね……おっと、こいつは驚いたな」
『なにが聞こえたの?』
「君が探しているアニキね、残念だけど……ここにはいないよ」



   【43】

『アニキが、いない……!? そ、そんな! そんなのウソだ!』
「ウソなんかつかないよ。モロトフ荘の住人の中には、君の思い描くアニキなんて存在しない」
『そんな……ここになら、ここにならアニキはいるって、そう思ったのに』
「……なんとも後味の悪い終わり方になってしまったな。どうだろう、君さえよければ、やはりここに入居してみないかね?」
『えっ……』
「ここにはアニキはいないが、君を慕ってくれる仲間がたくさんいる。決して、居心地は悪くないと思うぞ?」
『オレは……』



  • それでもオレは、アニキを信じる → 【44】へ


   【44】

 オレの信じるおまえでもない、おまえの信じるオレでもない、おまえの信じるおまえを信じろ。
 アニキはたしか、そんな意味のわからない言葉をよく口にしていたような気がする。

 アニキは結局、どこに行っちまったのかな……。
 あてもなしに歩いていると、やがてどこからか、香ばしい香りがオレ鼻腔をくすぐった。
 たまらず匂いのするほうへ駆け寄ってみると、そこには大好物のブタモグラのステーキが何枚も大皿に盛られていた。

 こんなにあるんなら、一つくらい食べても怒られないよな? いろいろあって、腹減ってたし……。
 オレがステーキに手を伸ばそうとすると、

「あー! 駄目だってばー!」

 足元から、銀色をした小さな影が飛び出してきた。
 ネコ……なのかな。随分とメカメカしいネコが、エプロンとコック帽姿でオレを叱っている。

「これはパーティーのための料理なんだから、つまみ食いは駄目だってーの。ったく、クロのヤツ見張りサボリやがったな」
『パーティー? ここでパーティーをやるのか?』
「そうだよ。全部終わったら、みんなでおつかれさまパーティーやるんだ。聞いてない?」
『聞いて、ない。オレ、さっきここに来たばかりで……』

 オレは事情を知らなかった。ネコも困った顔でオレを見ている。

「――ま、要するにまだ『お預け』ってこと。あんたはまだ、向こうでやり残したことがあるでしょうが」
『えっ――?』

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   【45】

「――――――――――――――………………っ…………」

 オレは、息を呑み込んだ。
 そこには、見知った顔がいた。
 いるはずのない仲間たちの影や姿が、オレの目を眩しく焼いた。


 艶やかな赤い髪が、ブタモグラの尻尾みたいに揺れている。

 キラキラとした珊瑚礁のような髪が、光に反射して輝いていた。


 オレは、声を上げることができなかった。
 あまりにも眩しくて、あまりにも意外で、あまりにも嬉しかったんだと思う。


 どうして、

 どうして、

 どうしてでも、いいや。


 気づくと、オレは自然と笑えていた。
 探していた宝物が、見つかったような気がしたんだ。


「なにしょげた顔してんのよ。まったく、だらしないんだから」
「つらいことや悲しいことが、いっぱいあったんですよね。でも、今は笑ってください」


 ヨーコとニアは、子供をあやすように微笑みかけた。
 ひどいや。
 オレはこんなに、みんなとの再会を喜んでるってのに。
 だって、ほら、オレ、すげー笑顔だろ?
 鏡がないから、自分で確認することなんてできないけどさ。


 ……そうだ。アニキ。アニキなら、きっと――――っ。


 なぁヨーコ、アニキはここにいないのか?
 なぁニア、アニキはここにいるよな?

 オレ、アニキをずっと探していたんだ……。
 離れ離れになってから、延々穴を掘り続けて、どこにいるんだろうって。
 穴を掘っていれば、いつかアニキに巡り会えるだろうから、そう信じてここまで来たんだ。


 ここには、アニキがいるんだろう?

 アニキの居場所は、ここなんだろう?

 だとしたら、オレの居場所だってここにあるはずだよな?


「んなこたぁねぇよ」


 背中から、アニキの声がした。

 オレは満面の笑みで振り返って、ようやくアニキを見つけた。

 オレより背が低くて、いつもゴーグルを頭につけている、シモンのアニキがそこにいた。

 やった……!

 アニキはやっぱりここにいた!

 オレのアニキはここにいる、ここがオレの居場所なんだ!


「バカ言ってんなよ」


 アニキは薄っすらと笑って、オレの腹を軽く殴った。

 たいして痛くもなかった。

 けどオレには、どうしてアニキそんな真似をするのかがわからなかった。

「わかんねぇのか?」


 わかんねぇよ。

 オレには、アニキの言ってることがわからない。

 昔から、アニキの言動は難解だった。

 オレにはさっぱりわからねぇ。



「アニキはおまえ。オレはシモン。おまえはカミナだ」



 アニキは、自分とオレを交互に指差して言った。

 いつもなに言ってるのかわからないアニキだけど、これはわかった。


 アニキは、シモン。


 オレは、カミナ。


 アニキは――


「……………………なんでぇ。アニキってぇのは、オレだったんじゃねぇか」


 ――なんだかしらねぇが、随分と長い寄り道をしちまったみてぇだ。
 ここに来るまでの道中、変なヤツらに散々つき合わされた気がするな。

 懐かしい顔や憎たらしい顔が、雁首揃えてお礼参りってか。
 いや、参ってんのはオレのほうか。
 ハッ、笑い話としても上等じゃねぇか。

「なぁニア。パーティーってのは、まだまだ先なんだよな?」
「ええ。すべてが終わったら、みんなで盛大に」

 ブタモグラのステーキが、美味そうな香りを出してやがる。
 このカミナ様にお預けくらわすたぁ、見上げた根性肉じゃねぇか。
 だけどまぁ、この場は我慢してやる。
 冷めねぇうちに戻ってくっから、大人しく待ってろ。

「なぁヨーコ。パーティーがまだまだ先ってことは、まだ全部終わってねぇってことだよな?」
「当然。食ったり飲んだりは、仕事を終えてから。これはどこの村でも同じでしょう?」

 へっ、ちげぇねぇ。
 ジーハ村でも、そこらへんは村長がやたら厳しくってなぁ。
 あのガミガミ村長のいないところでこんな豪勢なメシが食えるってんなら、願ってもねぇ。
 一仕事終えた後の打ち上げ会……いいねぇ、だんだん楽しみになってきやがった。

「なぁシモン。オレぁどうすりゃパーティーに参加できるんだ?」
「そいつをオレに聞くのかい、アニキ? もうわかってんだろ」

 ……ああ。我ながら馬鹿なこと訊いちまったな。

 オレがやらなきゃいけねぇこと。

 オレが向こうでやり残してきたこと。

 全部頭の中に入ってる。

 なら、ウダウダしている暇もねぇか。

 とっとと片付けてとっととメシだ。

 こいつらと一緒によ……。


「行ってきなよ、アニキ」
「よせよシモン。こんな七面倒くせぇ男、今さらアニキもなにもねぇだろうが」


 アニキなんて肩書き、当の昔に投げ捨ててらぁ。

 おまえらの面倒見切れない、一人じゃんなことにも気づけない、ないないづくしのダメヤロー。

 自慢げにアニキなんざ名乗ってたら、恥ずかしくってくるってもんさ。

 だからよ……今だけは、ダチとして普通に送り出してくれや。

 ……アイツを、迎えに行くためにもよ。


「じゃあ…………行ってきやがれ、カミナ!」
「おう!」


 振り返んのも、今はナシだ。

 テメェら、オレが帰ってくるまでちゃんと待ってろよ。

 勝手におっぱじめてやがったら、その面ぶん殴ってやっからな。

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   【46】

 歩くとギシギシ音が鳴る廊下を、カミナはただ黙って進んでいた。
 前へ進むための前進ではなく、後ろへ戻るための前進というのが、おかしな話でもあった。

 ただ、自然ではあった。
 カミナの性分は、目の前の危難から逃げ出すことを良しとしない。
 だから戻るのだ。やり残してきた仕事を完遂するために、来た道を逆走していく。

 モロトフ荘の門前まで足を運ぶと、前方から見知った影がやって来た。
 ここを出ようとするカミナとは違い、彼は仕事を終え、ここに辿り着いたのだ。

 黒い髪に鉢巻。
 傷だらけの顔。
 ボロボロのマント。
 握った両拳。

 風来坊のようなその男に、カミナは挨拶を投げたりはしない。
 ただすれ違いざま、軽く握った拳を男のほうに向けるだけだった。
 男もカミナの求めに応じ、拳をこちらに向けてくる。
 カミナと男、二人の拳がガチッ、とぶつかり音を鳴らした。

「行って来い、ダチ公」
「行って来るぜ、ダチ公」

 そして、物語は完結する。


   【完】


 ――そして、物語は再開する。


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