プラクロあらすじ

プラクロ

  • シリーズのラストを決める

  • さいとうプロの仕事

  • 歴史の要素
  • 宇宙版 司馬

■どういう気分にさせたいか
  • 宇宙観光旅行
  • 現実を忘れさせる
  • 人間賛歌
  • 勇気がでる
  • ベタ感、正統派、斜にかまえない
  • 和製SFの王道
  • 人間の探求心、好奇心

■合宿は12月
プリントアウト
並び替え、
外装は終了しておく、内装をつくる



世界観かキャラどちらかはシンプルに
複雑なのは読む気がなくなる

■プロット

1ハルカ

2サトル

3長官

4逃亡・追跡

5自決

長官とフェドの話の中を襲撃
フェデリックがいく先々でテロ
局にテューボがとられる(ジャーク)
「イタオス連れてこい」
「あれ、いない」
察知したイタオスは逃げたあと
長官はフェド意外に兵を派遣
数量作戦で追い詰められるイタオスは大ケガ
満身創痍のイタオスに追いつくフェデリック
イタオス死
テューボ奪還
局へおもねったわけではなく、離脱する
IDを焼き払うのがラストシーン

2章以降は
フェデリックの目的があるクロニクルで

フェデリックのさしせまった理由がない。主人公の動機があいまい△
ハラハラ感がない
フェデリックのモチベーションを高めろ
月が壊滅した事件>フェデリックが虚無的に
イタオスを助けるために追いかける=仲間だから

090808プラクロ


1章はイタオス対フェデリック

【プラネットクロニクルズ・シリーズ】
■本編
エピソード1:三億光年の追憶……フェドとイタオスの対決とハルカとの出会い
エピソード2:@@@@@……ハルカの死?
エピソード3:ヴェーゼ・オブ・ムーン……舞台は月。
エピソード4:引かれ者たちの鎮魂……長官暗殺事件とジャークの活躍
エピソード5:イオに吹く熱砂……クロニクルの解読に人生を捧げた科学者とフェドたちとの交流
エピソード6:火星民族の挽歌……イタオスの故郷を訪れるフェド一行
エピソード7:海と空と大地……舞台は地球。
エピソード8:ロックアップ・オン・クエーサー……BBB号の遭難と遺棄
エピソード9:宇宙生命の女王……クロニクルの半分を集めた女王とフェドとの最終交渉
■外伝
  • ペノーカの戦死イタオス……暗殺者イタオスの活躍
  • @@@@@……十代のフェドの活躍
  • クロニクル・オン・ロマーナ……クロニクルを手に入れたロムルス
  • @@@@@……クロニクルを手に入れた足利尊氏
  • @@@@@……原始時代。文明の夜明けとクロニクル

※どんどん書き換えていってください。P★Cは何でもありの超文学です。



フェデリックは長官より「イタオスを殺せ」と命令をうける
と同時にイタオスはクロニクルとハルカの関連性に気づき、肉体をもちだす。
また長官がクロニクルを持っていると重い暗殺とクロニクルの略奪を狙う

イタオスはもともと反地球感情。民族主義。使命に燃える男。アンビバレントな感じ。
イタオスはハルカをもって離反する。その理由とは?ハルカがキーパーソン
ミッションを完了したので逃げる

ハルカ
古い時代のクロニクル探しの一団のなかのひと。
クロニクルに肉薄したので・・・・(イタオスがさらう理由)
  • 政府創立期面子にしか開けないファイルのキーを持っている?
  • 部分的に程度クロニクルの位置がわかる?
  • 性格は通俗的な感じ。

合宿をリアルに考えてください。年内とか


■プラクロ

Q:クロニクルとは何ですか
A:意志です

Q:クロニクルはストーリーとどう絡むのか
A:みんなの欲望をかなえるものとしての象徴です。
長官は科学者なので、真理を=宇宙のDNA
イタオスは抑圧民なので、力を=超能力
フェドは人間なので、幸福を=救済
宇宙人はXXなので、信仰を=神
予言書という人もいれば、究極のパワーだという人もいれば、神のそのものだという人もいます

Q:フェドの性格は
A:もと○○だが、退職してフリー

Q:イタオスとの性格の違い
A:イタオスはユダヤ人。悲劇と戦う人間像。イタオスは力石。

Q:火星はどうなっているの?
A:月のあとの植民地

Q:火星人とは?
A:何千年も前に移住した地球人の末裔です。独立を企てて迫害されました。

Q:月は?
A:

Q:地球は?
A:行き詰まっている。繁栄の末に。国連指定都市と国連が別物のように。摩滅。始まりの星としての助成金を受け取っている。静的な場所。統一されている。少しは人がいる。みどりに覆われている

Q:フェドの目的は
A:自然と共存した地球の復興。生態系の修復。女がいて男がいて自然がある。

Q:なぜ地球に女がいなくなった?
A:遺伝子障害で。染色体XXの女はいないが、女の格好をしたやつはいない。
純女性はもういない。外宇宙に出荷されたから。

Q:フェドとハルカの関係は
A:くっつかないメゾン一刻

Q:一人称で語るメインキャラは
A:フェデリック、イタオス。

Q:ハルカの来歴は
A:けっこうふるい人。地球がまだ地球だった頃、政府要人の娘。地球から出荷された。地位は高い。何人もいた人のうちのひとり。全宇宙に向けて第二の地球を作るために出荷されたが、事故で届かず何百年も宇宙空間をさまよっていた。

Q:ハルカの人格は
A:プログラム(現在)と肉体(過去)。どっちがホンモノか。ハルカ(仮)の受肉

Q:長官とは?
A:長官は地球一の科学者。地球にいる。科学を極めてもわからないことがあり、クロニクルを追う。ゴミ処理事業団(表向き)のボス。
宇宙人に暗殺される。宇宙のDNAを改造。

Q:第三勢力とは?
A:ネイティブな宇宙人。ジョーカー。イタオスの死後登場。クロニクルは三分の一くらいもっている。最強。クロニクルを保有しているが、解読は倫理的に禁止している。
肉体がない(かもしれない)。謎めいている。本格的に登場するまでは謎の現象。超暴力。
アンノウンは勢力からはぐれた人間。

Q:イタオスのもってるクロニクルは?
A:一家で拝んでいたものだが、本物か偽ものか不明。死後、フェデリックにわたる。2章以降、対第三勢力のお守りとなる。クロニクルは古典を引用されている。クロニクルはカタチがない。

Q:第一章のザコ敵
A:組織の中でクロニクルを財宝と勘違いして裏切りを企てる一味がいた。アッシュラ サトぅル(一章のアクションシークエンス)


タイタンからガニメデへ向かう船があった。
乗り込んでいるのは地球育ちのフェデリックと火星民族のイタオス。


彼らの職業はスイーパー。
もう一人、半身がメカのミュータント、テューボがこのチームのメカニック担当だ。


そこへ星間難民の船が衝突する。
単身船外へ乗り出すフェデリック。


難民船で発見したのはコールドスリープの女だった。
地球の女は絶滅したはずだ。


女の精神はプログラムにコピーされ
フェデリックの業務用コンピュータに寄生する。
スイーパー業は続けられなくなってしまった。


女とフェデリックの祖国、地球はいまやGEABの管理下にあるという。


明らかになるGEABの狂った思想と月の開拓史。


地球を目指す一行。ひとまずガニメデのセンターへ。
プラネットクロニクルという書物と巨悪の存在。


星間光速航海法、異種交配技術、グラブ。
3つの技術がこの宇宙時代を支えてきた。



10

ガニメデプラネット・センターの入港審査には長い列ができていた。
その順番待ちをしているあいだ、BBB号船内では真剣な会議と暇つぶしのゲームがだらだらと続いていた。
議題はハルカをどうやって「持ち込むか」という問題。とその処理係の決定。
物理的に棺桶をどこに隠すかということ、プログラムチェックをどうクリアするかということ。
方法としては偽装するか、ブツをどこかへ逃がすかの二択。さて・・・

11
ようやく入港できたガニメデのセンター。
フェデリック一行が向かったのは世話になっている換金屋だ。

12
スイーパー業で処理するのは、
違法に投棄された産業廃棄物、難破した船や小さなコロニーの建築物、開拓時に粉砕した巨石。
大義名分は掃除屋だが、彼らのような小さな船ではその給料だけでは喰ってはいけない。
取引の換算は質量であるため大手のデカイ船がスケールメリットを生かして金を荒稼ぎする。
だから彼らは宇宙ゴミに含まれているレアメタルを狙う。
分別して精製してレアメタルだけを換金する。そんなまわりくどい商売は大手はやりたがらない。
とりあえず、ここんとこの稼ぎを換金にきたのだ。
そして地球までの燃料食料その他の買出しが必要だった。

12.1
換金した金は送金しなければならない契約だ。
フェデリックたちのチームは特殊鉱物の回収を主としている。
特鉱班は現在、4つのチーム(船)で編成されている。
その4つを束ねているのが直属の上司となるロゴスという男だ。
自身も船を所有している。
巨船だが動きがよい。速いわけではないがとりまわしがいい。
彼を象徴するような船だ、そうテューボが漏らしていたっけ。
組織の中でもリーダーは幾人かいるが、とくに優秀という評判だ。
ただ、それゆえに敵も多く、フェデリックたちも直接面会する機会はない。

12.2
それにしても、とイタオスは思う。
留守番で残された船内には彼一人だ。
フェデリックという地球人はつくづくお人よしだ。
長い旅の中で船の中に何があるかはすべて把握している。
あせることはない。まずはキッチンで飲み物をつくろうじゃないか。
「オレの見立てではフェデリックはp☆cを探す任務を負っているはずだ……」

12.3
ロックグラスを傾けながら、巨大なスクリーンに向かってイタオスの独白。
火星人の迫害の歴史。
(イタオスはクロニクルをさがしているスパイで、
イタオスはフェドがクロニクルを探す任務についていると想定している)
その動機が明らかになる。
火星の復興。祖国への思い。
そして地球との融和。
ピュアな理想主義者としての一面。そしてそれゆえに彼は復習鬼となる。

12.4
そしてプラネットクロニクルの伝説。
『P☆C』は7つある。宇宙の歴史がすべて詰まっている。
『P☆C』とは欲望、魂の救済、絶対的なものへの帰依。
「死ねばみんなクロニクルの一部になれる」
なぜ書物なのか、誰が書いているのか。
書物といううわさだが、本当なのか。
(この時代には神の概念が風化している)

12.5
GC長官の部屋。
風景描写。
長官は奇妙な儀式を行っている。
異種交配、新航法では、生命は救えない。
宇宙を発生させた意志の力--P☆Cを手に入れるしかない。
「それだけが私の人生の意味だ」

12.6
プラネットクロニクル本文
長官は一部を手に入れている。
(聖書を彷彿とさせる詩的文章)
物質としての解析と言語の解読が進んでいる

12.7
夜。
遠景からのBBB号の描写。
(カメラズームしていく)
イタオスらしき男が脱出する。
離反。
BBB号を見つめるイタオス。
愛着もあるが火星のために裏切ることを選ぶ
悲痛な覚悟

13
船に戻ったフェドとテューボは驚愕する。船が荒らされていたのだ。
もともと金目のものなどないが、留守番で船に残ったイタオスが失踪し、困ったことに
例の棺桶、ハルカの肉体が盗まれてしまった。


14
「あのカセイ野郎・・・」
「まだアイツが犯人と決まったわけでないさ」
それにしてもこれは厄介なことににまきこまれた。やはりただごとではなかったのだ。あれは。
犯人探しと死体消失の謎。船も動かないこの状況でどうする?

14.1
送金に対してロゴスからのチームへの返信。(一方通行)
イタオスの独白。
ロゴスへの疑念。

15
フェデリック一行は古い知り合いらしいあるミュータントの店へ行くという。
しかし突如狙撃を受けるなど、この星の治安は最悪だ。

16
かつては猥雑な喧騒にあふれていた場所も廃墟と化していた。それでも迷路をくぐりぬけてたどりつく。
しかし当然、目的の店も何年も前からの「本日閉店」の札が赤く明滅しているだけだった。

17
そこで語られる今回の目的とテューボとフェドの因縁。
あの事故のエピソード。

18
ここへきたのはテューボの半身を造ったテューボのおやじなら、ハルカに肉体を与えられるのでは?
そう思ったからだった。

19
そこでテューボのメカが反応した。店の移転場所が明らかになる。
表の世界の荒廃ぶりと一転して地価都市の繁栄ぶりはすさまじいものだった。

20

クリーンで冷たい完全な世界。ミュータントたちは治安の悪い地表をさけて地下に完全都市を作り上げたのだ。
確かに指定の場所におやじはいた。ただ以前より若々しく情熱と野心にあふれた様子だ。「技術と時代だ」という。

21
アンドロイドとして完成したハルカ。
人間の肉体とはココロとは?倫理をめぐって困惑するフェデリック。

22
さらにチューンアップされ別人のように生まれ変わったテューボ。
いつかは訪れると悟った別れ。

22.1
ところで『P☆C』のうわさをきいたことがあるか?

23
「まあ金で買えるものはまた買えばいいだけのことさ」商売道具の船も質草に失ってしまった。
これで本業にはしばらく戻れないことが物理的な意味でも確定してしまった。

24
高度な文明の発展をみせたミュータントたちの間では、あらたな技術の開発がなされれていた。
新航海法!それをもってすれば全宇宙の事実上の掌握などたやすい。そう考えている巨大企業GCの存在があった。

25
「いずれにしても地球には向かう、女も生き返らせる」彼のおおきな夢はまだこれからだ。
船の代わりに手に入れたGC社製のコンピュータで新航海技術のうわさを聞きつける。

26
そして、それを利用してテューボのクラッキングによってあっさり手に入れた新航海法。

27
そんな時、いまや宇宙的な企業であるCG社主催の大規模な賭博レースが行われようとしていた!
その名を「プラネット・ワン」ーー賞金は新星の運営権!最終ゴールは地球!!

28
必ずイタオスも出走してくる。そう確信したフェデリック。
出走を決意する。

29
コンピュータの売却で手にした金で再び船を手に入れる。こちらには新航海法がある。
手に入れた船が馬鹿に派手で目立つ。これじゃあ旗印を掲げているようなものだ。

30

いよいよ開始されるレース!
しかしそこにレギュレーション違反である新たな航海法を持ち込むフェデリックたち。

31
「プラネットクロニクル」を掲げた不気味な狂信者たち。ミュータントとエスパーと称する人間のチーム。
壮絶な新航海法の奪い合い。

32
予言書「プラネットクロニクル」に仕える狂信者たちの目的とは?
レースの本当の目的と真の黒幕とは?

33
そして訪れたイタオスとの一騎打ち。
ハルカの肉体と新航海法との交換取引をもちかける。

34
イタオスを討ち肉体を奪還。
ようやくクロニクルへ還れる……と涙を浮かべて自死するイタオス。
ただの狂信と、クロニクルの伝説を信じていなかったフェドの心も揺れる
「ここまで人を惑わすPCって何なんだ……」
「なぜ命を捨ててまで、救いを求めるのだ」
よみがえるトラウマ。

35
レースに優勝するフェデリック。
新星の運営権とは地球のことだった。

36
地球はGEABの完全制御のため、通常では入港すらできない。
この新技術の売却を条件にGEABにのりこみ、ハルカのロックキーを手に入れようとする。

37
そこはGEABによって「うつくしい地球」へと回復を始めていたが、人類は滅亡していた。

38
「かなたより帰りしものがこの星の王となる」GEABの崇高な計画と人類再興の鍵をにぎるハルカ。

39
売却したGCコンピュータからモメンタム航法はいずれ漏れるだろう。

40

長い眠りから目覚め、王となったハルカの決断は完全な武装解除という方法だった。

41
事実上GEABに武装解除させたGC。
各勢力が牽制し、地球への侵略はとまる。

42
一方、新しい航海法によって大宇宙への航路が広がり、人類の興味は外へ向かうこととなった。
はたしてプラネットクロニクルに記された通り歴史は進行するのか?
大いなる宇宙意思の真理をめぐって物語はあらたな幕を開ける。
「決めたよ、ハルカ。オレもP☆Cを追う」

(第1部 FIN)





タイタンからガニメデへ向かう船があった。
乗り込んでいるのは地球育ちのフェデリックと火星民族のイタオス。


彼らの職業はスイーパー。
もう一人、半身がメカのミュータント、テューボがこのチームのメカニック担当だ。


そこへ星間難民の船が衝突する。
単身船外へ乗り出すフェデリック。


難民船で発見したのはコールドスリープの女だった。
地球の女は絶滅したはずだ。


女の精神はプログラムにコピーされ
フェデリックの業務用コンピュータに寄生する。
スイーパー業は続けられなくなってしまった。


女とフェデリックの祖国、地球はいまやGEABの管理下にあるという。


明らかになるGEABの狂った思想と月の開拓史。


地球を目指す一行。ひとまずガニメデのセンターへ。
プラネットクロニクルという書物と巨悪の存在。


星間光速航海法、異種交配技術、グラブ。
3つの技術がこの宇宙時代を支えてきた。



10

ガニメデプラネット・センターの入港審査には長い列ができていた。
その順番待ちをしているあいだ、BBB号船内では真剣な会議と暇つぶしのゲームがだらだらと続いていた。
議題はハルカをどうやって「持ち込むか」という問題。とその処理係の決定。
物理的に棺桶をどこに隠すかということ、プログラムチェックをどうクリアするかということ。
方法としては偽装するか、ブツをどこかへ逃がすかの二択。さて・・・

11
ようやく入港できたガニメデのセンター。
フェデリック一行が向かったのは世話になっている換金屋だ。

12
スイーパー業で処理するのは、
違法に投棄された産業廃棄物、難破した船や小さなコロニーの建築物、開拓時に粉砕した巨石。
大義名分は掃除屋だが、彼らのような小さな船ではその給料だけでは喰ってはいけない。
取引の換算は質量であるため大手のデカイ船がスケールメリットを生かして金を荒稼ぎする。
だから彼らは宇宙ゴミに含まれているレアメタルを狙う。
分別して精製してレアメタルだけを換金する。そんなまわりくどい商売は大手はやりたがらない。
とりあえず、ここんとこの稼ぎを換金にきたのだ。
そして地球までの燃料食料その他の買出しが必要だった。

12.1
換金した金は送金しなければならない契約だ。
フェデリックたちのチームは特殊鉱物の回収を主としている。
特鉱班は現在、4つのチーム(船)で編成されている。
その4つを束ねているのが直属の上司となるロゴスという男だ。
自身も船を所有している。
巨船だが動きがよい。速いわけではないがとりまわしがいい。
彼を象徴するような船だ、そうテューボが漏らしていたっけ。
組織の中でもリーダーは幾人かいるが、とくに優秀という評判だ。
ただ、それゆえに敵も多く、フェデリックたちも直接面会する機会はない。

12.2
それにしても、とイタオスは思う。
留守番で残された船内には彼一人だ。
フェデリックという地球人はつくづくお人よしだ。
長い旅の中で船の中に何があるかはすべて把握している。
あせることはない。まずはキッチンで飲み物をつくろうじゃないか。
「オレの見立てではフェデリックはp☆cを探す任務を負っているはずだ……」

12.3
ロックグラスを傾けながら、巨大なスクリーンに向かってイタオスの独白。
火星人の迫害の歴史。
(イタオスはクロニクルをさがしているスパイで、
イタオスはフェドがクロニクルを探す任務についていると想定している)
その動機が明らかになる。
火星の復興。祖国への思い。
そして地球との融和。
ピュアな理想主義者としての一面。そしてそれゆえに彼は復習鬼となる。

12.4
そしてプラネットクロニクルの伝説。
『P☆C』は7つある。宇宙の歴史がすべて詰まっている。
『P☆C』とは欲望、魂の救済、絶対的なものへの帰依。
「死ねばみんなクロニクルの一部になれる」
なぜ書物なのか、誰が書いているのか。
書物といううわさだが、本当なのか。
(この時代には神の概念が風化している)

12.5
GC長官の部屋。
風景描写。
長官は奇妙な儀式を行っている。
異種交配、新航法では、生命は救えない。
宇宙を発生させた意志の力--P☆Cを手に入れるしかない。
「それだけが私の人生の意味だ」

12.6
プラネットクロニクル本文
長官は一部を手に入れている。
(聖書を彷彿とさせる詩的文章)
物質としての解析と言語の解読が進んでいる

12.7
夜。
遠景からのBBB号の描写。
(カメラズームしていく)
イタオスらしき男が脱出する。
離反。
BBB号を見つめるイタオス。
愛着もあるが火星のために裏切ることを選ぶ
悲痛な覚悟

13
船に戻ったフェドとテューボは驚愕する。船が荒らされていたのだ。
もともと金目のものなどないが、留守番で船に残ったイタオスが失踪し、困ったことに
例の棺桶、ハルカの肉体が盗まれてしまった。


14
「あのカセイ野郎・・・」
「まだアイツが犯人と決まったわけでないさ」
それにしてもこれは厄介なことににまきこまれた。やはりただごとではなかったのだ。あれは。
犯人探しと死体消失の謎。船も動かないこの状況でどうする?

14.1
送金に対してロゴスからのチームへの返信。(一方通行)
イタオスの独白。
ロゴスへの疑念。

15
フェデリック一行は古い知り合いらしいあるミュータントの店へ行くという。
しかし突如狙撃を受けるなど、この星の治安は最悪だ。

16
かつては猥雑な喧騒にあふれていた場所も廃墟と化していた。それでも迷路をくぐりぬけてたどりつく。
しかし当然、目的の店も何年も前からの「本日閉店」の札が赤く明滅しているだけだった。

17
そこで語られる今回の目的とテューボとフェドの因縁。
あの事故のエピソード。

18
ここへきたのはテューボの半身を造ったテューボのおやじなら、ハルカに肉体を与えられるのでは?
そう思ったからだった。

19
そこでテューボのメカが反応した。店の移転場所が明らかになる。
表の世界の荒廃ぶりと一転して地価都市の繁栄ぶりはすさまじいものだった。

20

クリーンで冷たい完全な世界。ミュータントたちは治安の悪い地表をさけて地下に完全都市を作り上げたのだ。
確かに指定の場所におやじはいた。ただ以前より若々しく情熱と野心にあふれた様子だ。「技術と時代だ」という。

21
アンドロイドとして完成したハルカ。
人間の肉体とはココロとは?倫理をめぐって困惑するフェデリック。

22
さらにチューンアップされ別人のように生まれ変わったテューボ。
いつかは訪れると悟った別れ。

22.1
ところで『P☆C』のうわさをきいたことがあるか?

23
「まあ金で買えるものはまた買えばいいだけのことさ」商売道具の船も質草に失ってしまった。
これで本業にはしばらく戻れないことが物理的な意味でも確定してしまった。

24
高度な文明の発展をみせたミュータントたちの間では、あらたな技術の開発がなされれていた。
新航海法!それをもってすれば全宇宙の事実上の掌握などたやすい。そう考えている巨大企業GCの存在があった。

25
「いずれにしても地球には向かう、女も生き返らせる」彼のおおきな夢はまだこれからだ。
船の代わりに手に入れたGC社製のコンピュータで新航海技術のうわさを聞きつける。

26
そして、それを利用してテューボのクラッキングによってあっさり手に入れた新航海法。

27
そんな時、いまや宇宙的な企業であるCG社主催の大規模な賭博レースが行われようとしていた!
その名を「プラネット・ワン」ーー賞金は新星の運営権!最終ゴールは地球!!

28
必ずイタオスも出走してくる。そう確信したフェデリック。
出走を決意する。

29
コンピュータの売却で手にした金で再び船を手に入れる。こちらには新航海法がある。
手に入れた船が馬鹿に派手で目立つ。これじゃあ旗印を掲げているようなものだ。

30

いよいよ開始されるレース!
しかしそこにレギュレーション違反である新たな航海法を持ち込むフェデリックたち。

31
「プラネットクロニクル」を掲げた不気味な狂信者たち。ミュータントとエスパーと称する人間のチーム。
壮絶な新航海法の奪い合い。

32
予言書「プラネットクロニクル」に仕える狂信者たちの目的とは?
レースの本当の目的と真の黒幕とは?

33
そして訪れたイタオスとの一騎打ち。
ハルカの肉体と新航海法との交換取引をもちかける。

34
イタオスを討ち肉体を奪還。
ようやくクロニクルへ還れる……と涙を浮かべて自死するイタオス。
ただの狂信と、クロニクルの伝説を信じていなかったフェドの心も揺れる
「ここまで人を惑わすPCって何なんだ……」
「なぜ命を捨ててまで、救いを求めるのだ」
よみがえるトラウマ。

35
レースに優勝するフェデリック。
新星の運営権とは地球のことだった。

36
地球はGEABの完全制御のため、通常では入港すらできない。
この新技術の売却を条件にGEABにのりこみ、ハルカのロックキーを手に入れようとする。

37
そこはGEABによって「うつくしい地球」へと回復を始めていたが、人類は滅亡していた。

38
「かなたより帰りしものがこの星の王となる」GEABの崇高な計画と人類再興の鍵をにぎるハルカ。

39
売却したGCコンピュータからモメンタム航法はいずれ漏れるだろう。

40

長い眠りから目覚め、王となったハルカの決断は完全な武装解除という方法だった。

41
事実上GEABに武装解除させたGC。
各勢力が牽制し、地球への侵略はとまる。

42
一方、新しい航海法によって大宇宙への航路が広がり、人類の興味は外へ向かうこととなった。
はたしてプラネットクロニクルに記された通り歴史は進行するのか?
大いなる宇宙意思の真理をめぐって物語はあらたな幕を開ける。
「決めたよ、ハルカ。オレもP☆Cを追う」

(第1部 FIN)

最終更新:2009年08月16日 13:16
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。