設定
国旗 |
|
標語 |
理知と博愛 |
国歌 |
雲海を翔る者 |
言語 |
セラフィナイト語 |
元首 |
アンゼロット評議長 |
首都 |
アルティチュード |
種族 |
天空種 |
略称 |
セラフィナイト天使 |
英名 |
Angelic Seraphinite |
通貨 |
Celest(Ct) |
国名
セラフィナイトとは彼らの言語での彼ら自身の名を人類言語に訳した結果。翻訳機が作り上げた造語。
語の部分単位での置換えの結果、鉱石の一つ斜緑泥石(クロノクリア)の異称と同じになるに至った。
天使のような外見をしていたため、人類言語では国名がエンジェリック・セラフィナイトとなっている。
国歌
歴史
ネルヴィルの果て、第十二惑星セレスティアは当然その恒星距離の遠さにより氷惑星であり、本来生命が誕生しえる惑星ではなかった。
しかしこの惑星には独特な物理的性質を持つ結晶体があり、その作用により空中に浮く岩塊群が存在していた。
ここに生命が誕生し、岩塊群を行き交うに適した翼を持つ種族が優位に立ち、進化して知的種族となった。
知的種族となった彼ら、セラフィナイトは科学革命の段階に、さらに発展して前述の結晶体の使用により産業革命の段階に至った。
彼らはこの結晶体の活用とその高い知性により惑星外への到達に成功、軌道都市の建設にも成功した。
ここで彼らは星団社会の存在を知る。長い宇宙時代を経た人類を中心とする星団社会からすればセラフィナイトの技術は原始的であった。
その後、彼らはようやく星団社会との交流を維持できる程度の技術水準に達し、星団社会の一員となるのであった。
政治
種族的な特徴なのか自由主義色がかなり強く、一応の最高機関たる評議会は各都市代表などを集めた対外活動のための機関にすぎない。
評議会の下に外交、安全保障、経済、社会、学術の五分野の政策諮問会議があり、実質的な権限を有している。
評議長。現在は副議長のミュリエルに多くの権限を委譲しており、相談役となっている。
評議会副議長。現在では実質的に評議長職を兼ねる。
外交分野の長。
安全保障分野の長。怜悧なる貴公子然とした男。
経済分野の長。
社会分野の長。老天使。
- 真理の歌(マリー・テレーズ・ソングオブトゥルース)
学術分野の長。
外交
彼らが最初に接触した異星の文明は人類文明でも在来種の文明でもなく星団社会の文明であるため、彼らからすれば人類も在来種も等しく異星人であり、それゆえ彼らは他国を人類・在来種という分類ではなくその主義や価値観などで判断している。そのため人類・在来種に対し中道的な外交方針となっている。
経済
惑星からガスなどを回収する産業や衛星からの採鉱などの鉱業が中心産業である。
高い知性に起因して第三次産業も盛んだが、第二次産業はあまり盛んではない。
地理
ネルヴィル第12惑星セレスティア
巨大氷惑星(アイス・ジャイアント)に該当する惑星。大気組成は水素やヘリウムからなる。
惑星の核自体が熱源になっており、恒星のエネルギーに代わる根源的エネルギー源となっている。
末端衝撃波面より外側にあるため、宇宙線防護のために惑星シールドが展開されている。
空中浮遊している岩塊群上にある都市群。セラフィナイト結晶の浮遊石により浮いており、温度も290K程度に保たれている。だいたい一気圧のところにあるが、大気組成がかなり異なるので人類は生活できない。
軌道上を周回している都市。空中都市では浮遊石の影響で使えない電子機器等が正常動作するため、セラフィナイトでは珍しく工業の盛んな都市である。
浮遊石なしに単純な空気の浮力によって浮いている人工の空中都市。外観は巨大飛行船。
住民
セラフィナイト(天空種)
有翼で空を飛べるという特徴をもつ知的ヒューマノイド。空間認識などの知的能力に優れ、人類よりも平均して知性は高い。
優れた知性と貧弱な体格という特徴をもつ。なお、翼とは別に手もあるため人間と同様の行動もこなせる。
代謝系が酸化反応ベースではなくその他の長時間かかる化学反応により代謝を行う。
それゆえ寿命は長く持久力に優れるが瞬発力に劣る。なお、酸素がある場所でも無酸素状態同様活動は可能。
人類には天使と呼称されることもあるが、彼らは別に自身が神の使いだと考えているわけではない。
なお、翼の色などはいろいろ。体長は人類より二回りほど小さい。身長30cm程度の小型種もいる。
文化
セラフィナイト結晶
セレスティア上で発見される結晶。エネルギーを貯蔵する性質がある。
その貯蔵したエネルギーに比例して周辺の結晶物質を共振させそれらの質量を軽減する性質を持つ亜種が存在し浮遊石とよばれる(質量が減るため浮力で物を浮かせる)。
貯蔵したエネルギーは放出可能で吸収もでき、エネルギー媒体としても優秀だが、電子回路のリーク電流を起きやすくするため電子機器との運用は難しい。
セラフィナイトの文明がその文明水準(地球の現代相当)の割に発達したエネルギー技術(独自にレーザー核融合を実用化)を持つのはこれが原因である。
物理的にこの様な物質が超新星爆発などの通常の物質生成プロセスで発生することはありえないため、超古代文明の遺産などという説もあるが、これ以外にそのような文明の存在を示す遺産がないため学界ではほぼ否定されている。
菓子作り
人類圏から流入し、セラフィナイトに根付いた文化が菓子作りである。
パンケーキやクッキー、ケーキ、アイスクリームなど、小麦や乳製品を使った物が多い。パティシエールは今や天使の憧れの職業の上位の一つである。
紅茶の消費量も年々上昇の一途を辿っているが、それらの菓子や茶の材料の大部分は他国からの輸入で賄われている。
軍事
軍は艦隊と空戦隊から成り、大気圏内が空戦隊、大気圏より外が艦隊の管轄となっている。
ビーム兵器や重力シールドなどの近代的兵器を主力に運用しているらしい。
シャントゥプリンセス・システム
セラフィナイト天使は感受性が高く、また環境的文化的に闘争には向いていない。
想像力が高い彼らは、他人を殺すことはもとより傷つけることすら困難である。
しかし記憶力や判断力、空間認識力などは航空戦闘、宙域戦闘には向いているといえる。
操縦桿のボタンを押すだけでも精神的に負担がかかる天使をサポートするのが本システムである。
<歌姫>と呼ばれる天使が<戦いの歌>を歌い、天使のメンタル面を操作する。
<戦いの歌>は他の種族にはよくわからない、聞きようによっては美しい歌だが、感受性の高い天使のパイロットは不要な感情が排され、キリングマシーンと化す。
軍部及び評議会では<歌>によるPDSTの可能性が論議されている。
同システムでの初代<歌姫>はレティシア・クルーエルドリーム。
旗艦:アウラ級航宙戦艦ラ・シャイタデレー
司令官:ヴェルヌ准将
形式:防衛艦隊。支援艦含め21隻
技術:セラフィナイト独自系列
任務:宙域警護・技術実証
旗艦:ニッド級航宙母艦ドレクスラー
司令官:シャルロット少将
形式:防衛艦隊。支援艦含め19隻
技術:セラフィナイト独自系列
任務:軌道警護・惑星保全
旗艦:ニッド級航宙母艦ホート
司令官:ハイネセン大佐
形式:防衛艦隊。支援艦含め23隻
技術:セラフィナイト独自系列
任務:宙域警護・軌道保全
主力機:アイレ級航宙戦闘攻撃機
司令官:マチス中佐
形式:防衛施設。航宙機975機
技術:セラフィナイト独自系列
任務:迎撃(軌道都市上)
外部リンク
セラフィナイトの中心となっている空中都市にあるセラフィナイト最多の蔵書を誇る図書館。
各地に分館があり、エタブリッシェ分館のサーバーを介して惑星外からでもアクセスできる。
情報技術が未発達だったセラフィナイトが星団の情報社会に適応する段階で、
最大の情報収蔵機関であるこの図書館が中心的な役割を果たすのは必然であったのである。
なお、対外的な政府広報の発信などもこの図書館に委託されている。
最終更新:2009年02月24日 20:58