プラネットリシド

プラネットリシド




目次



設定

公用語 なし
国家元首 ネットワーク代表
首都 入植船ペイギン
最大都市 入植船ペイギン
公式略称 リシド
英語国名 Licid
通貨 マナ



国名

プラネットリシド。Licid。



歴史

長らく知的生物の存在しない野生動物が住む未開の惑星だった。
人類の入植事業と寄生体襲撃によりリシドと名乗る勢力が現れる。

773期:崩壊したルヴィド=エド・オスティナアート王国連邦に対し食料とエネルギー支援を行うと共に寄生行動を開始。600万体の宿主を得、またルヴィド系技術を継承した。
1200期:フィオーレ・カタ間の紛争に介入し、カタ共和国に対して寄生行動を開始。800万体の宿主を得た。
1300期:傭兵国、ランド・プラントに宣戦布告。セント・ヴィアンズコロニー連合との外交により、惑星弾薬庫の権利を得る。


政治

寄生体は彼ら独自の電子通信網に接続し、報告や討論を行う。
その多くは宿主の確保と惑星外の脅威に対する防備に費やされる。

リシドの種族的アイデンティティは進化と文明である。
個体数や支配領域の広さではなく、種族としての知能増加と高度な文明を築き上げることを重視する。


外交

警戒心が非常に強い。
現在友好関係を構築している国家はパンスペルミア、フィオーレ、エレウテリア艦隊の三国のみである。

  • 外交官 ティラミス(改変種)
積層型完全環境都市フィオーレのホールデン・イヴ社製のデザイナーズチャイルドに寄生した外交官。
星際外交官としての必要な知能、知識、技能、資格。人類種の基準に照らして優れた容姿。
そしてリシドの寄生を受容する価値観を持ってデザインされた。
フィオーレよりラ・クロワ・エ・リュンヌのドレスを贈られており、普段から身につけている。

  • 外交官 ドルチェ・フラトコフ(改変種)
ペルシアンドレスを纏った改変種の女性。人類の反応を引き上げるために容姿の優れた者が選ばれた。
ターン695に星間帝国、サイバー・オーガンとの戦争の最中で死亡した。


経済

レア・アースを産出し、惑星外に輸出される。
ニーレンベルギア枢軸国内アーサー王国の植民地に、資源権益を持つ。


代表的な都市

ペイギン。入植上陸船を中心とした都市。
熱帯のジャングルの中に不時着し、飛行能力を失っている。
都市としては機能しており、無数の寄生蜘蛛の巣となっている。
惑星全体としては気温が高く、それに伴って降水量なども多い。
大半は未開発で、野生動物が数多く棲む。
海は色素生物の繁殖により、赤色に染まっている。


住民

リシド(寄生生命体)

脳髄のみを進化させた脆く弱い生命体。
蜘蛛状の外見を持つリシドの肉体は非常に脆弱で、環境変化や外因性ショックに対する抵抗力を持たない。
その為、リシドは惑星の大型動物の脳髄に寄生し、その動物を支配することで、生態系の頂点に君臨していた。
生存中の生物に寄生した場合、その時点で宿主は仮死状態となる。寄生の有無を外見から判別することは不可能。
物理的に破壊されないかぎり、強制的に宿主の肉体を操作でき、知識や生得的な能力も利用できる。
宿主の肉体のみへのダメージは、リシド本体には影響しない。
繁殖は宿主の体内に卵を産み付ける。孵化したリシドの幼体は宿主の腹を引き裂き、蜘蛛の子を散らすように飛散する。

惑星に存在するほぼ全ての人類、改変種は寄生されている。
宿主を見つけ、これに寄生することはリシドの本能である。
宿主の知識や記憶、能力が優れているほど、リシドは利益を得ることになる。

熱帯のジャングルが原産。四十度以上の高温や、氷点下では生命の危機にさらされる。

リシドの生態

  • 幼体
宿主の体内に生み付けられた卵が孵化する。その数は数百体から千体以上に達することもある。
多数の幼体から自然淘汰を経て、一握りの個体のみが成体となる。
プラネットリシドでは、リシドの幼体の多くが他の動物に捕食される。
幼体が捕食されることはこの惑星の生態系の一環であり、ある種の動物にとってはリシドは貴重な蛋白源である。

  • 成体
ある程度の大きさに成長すると、寄生針が生成される。
成体に雌雄は存在しないが、遺伝後の産卵の為、成体同士で遺伝情報を交換しあう。

  • 寄生のプロセス
第一段階:宿主候補の後頭部に張り付き、寄生針を差し込む。寄生針より麻酔が押し流され、抵抗とショック死を防ぐ。
第二段階:麻酔後には自分の身体を液状化し、寄生針を通して宿主の頭部に侵入する。
第三段階:液状化して侵入した寄生体は宿主の脳及び脊髄に浸透し、同化を開始する。
     宿主は生きているとも死んでいるともいえる状態となり、また分離は実質的に不可能となる。
第四段階:麻酔の効果が切れ、意識を戻すことで寄生が完了する。

  • 産卵
老衰などにより宿主の死が近づくと、リシドは宿主の遺伝子を操作し、体内(多くの場合胃腸や子宮)に卵を生成する。

モルフ

都市フィオーレのホールデン・イブ社への資本投資により研究開発された、寄生体の為の器としてのデザイナーズチャイルド。
すべてのモルフは女性体であり、高い知性、俊敏な肉体、整った美貌、特徴的な金の瞳を持つ。
能力や技能についてはそれぞれの役割に沿って個別にデザインされている。
リシド・ネットワークの役職者やパイドパイパーの艦長などに採用されている。

生物

スリヴァー

火山地帯に棲息する肉食性の群生生物。プラネットリシドで最も凶暴な生物。
骨の髄のまわりにある液状の組織を作り変え、翼を生やし飛行することができる。
刺の先から腐食性の液を噴出し、獲物の体の組織を溶かし捕食する。

シャドー

全身の毛髪がないヒューマノイドで、知能は低く原始的な狩猟採集生活を行っている。
最大の特徴は光学的に透けて見える特殊な体組織で、透明化により外敵から身を護り、また狩りに役立てる。
音や足跡、ついた汚れや身につけているものは透明化することが出来ない。

リシドオオトカゲモドキ

大型のものでは全長5メートルに達する巨大な爬虫類モドキ。
熱帯に適応した身体と俊敏な動きにより、リシドが寄生先として選ぶことが多かった生物である。

リシドオオナマズモドキ

ジャングルには多くの河川が流れているが、その河川でもっとも大型の生物。


文化

クラッシック音楽やピアノなど、歌を伴わない音楽が人気である。
いずれも自ら作曲や演奏することはなく、音楽データを輸入している。
運動よりは思索や議論を戦わせることを好む。


軍事

<忌まわしき暗き空>

ルヴィド系技術によって建造された大量破壊兵器。超高速、超出力の巨大なプラズマを投射する。

戦闘艦

小規模ながらパンスペルミア系の技術による宇宙艦隊を持つ。
艦隊名はパイドパイパー(Pied Piper)。由来は人類種に伝わる子供を連れ去った笛吹き男の伝承である。
寄生種の防衛のほか、寄生蜘蛛を詰めたカプセル弾を撃ち込み、目標の都市の住民に寄生することも目的とする。

EC-01L
フォスター級
駆逐艦 プラネットリシド向け、駆逐艦
全長700m、最低稼働人員40人、最大4.1VL、永久内燃機関搭載
基本兵装:対無重力対応機・小型艦用長射程マテリアルバルカン(ALBM-04)200基、対無重力対応機用中・短射程レーザーファランクス(ASBL-03)150基、拡散砲撃可能型1000㎜砲3門、対エネルギー兵器用防護スクリーン発生装置(AEFD-03)、対潜・対ステルスレーダー群
換装式拡張兵装:電磁カタパルト2レーン、EPMバース発生器(EPMB-02-4)、長距離ミサイル発射管4基、宙域機雷散布装置
発射速度は実体弾バルカンで毎秒600発、レーザーファランクスで毎秒1700発
長距離から掃空を開始することを主軸に設計された駆逐艦、オプションはお好みでどうぞ
SML-01Lp
ダウン級試作型
スナイプモニター プラネットリシド向け、防衛型狙撃砲艦
全長1800m、最低稼働人員1400人、最大0.8VL、永久内燃機関三基搭載
兵装:10000㎜長距離砲、短射程マリテリアルファランクス群
長距離迎撃専用の狙撃砲艦、牽引した方が早いかもしれない
BWA-02L
ハンプティ級
強襲白兵艦 プラネットリシド向け、強襲揚陸艦亜種
全長400m、最低稼働人員10人(ランス人員除く)、最大4.3VL(ランス搭載時3.7VL)、永久内燃機関一基搭載(ランス側には通常内燃機関搭載)
兵装:短射程レーザーファランクス群、中距離マテリアルバルカン群、白兵突入槍
強襲艦の亜種、敵艦を白兵戦で落とすための艦。
敵艦へ接近しランスと呼ばれる突入槍を撃ち込み、ランス内部に収容されている白兵戦要員を乗り移らせる。
ランスの射出後、身軽になった本体は速やかに帰還し、ランスの再装填後同じ手順を繰り返す。

衛星

気象衛星ブルーアーマー(Blue-Armor)と、軍事用衛星ヴァイオラ(Vai-O-LA)を持つ。
入植人類の技術をもとに、パンスペルミア系技術にて補強して建造された。

歩兵

寄生した宿主を変異することで俊敏さと怪力を得る。
通常は宿主と全く変わらない外見だが、接近すると頭部が半分に割れ中から先端に刃物が付いた巨大な触手を生やし、それを振り回しながらジワリジワリと近寄ってくる。


外部リンク

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最終更新:2011年03月03日 09:06
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