【異説Vanaheim】

私は【Vanaheim】をプレイした経験が無いので、この二つのシナリオがあるポイントで
繋がっているなどの設定があったとしても、そこに付いて言及することは出来ません。申し訳ないです。

オリジナルロボットシナリオ。
舞台は2400年の地球。近未来に分類でいいのでしょうか。
太平洋上に出現した謎の遺跡から現れた眷族、「遺跡の眷属」に立ち向かう人類の物語です。
既に巨大国家のいくつかは機能が麻痺していたり、傍観の姿勢に入っているとのことで
かつて有数の戦力を保有していた日本が唯一抵抗しているという状況でしたが、
敵の数に圧倒され戦況は劣勢、そこでやっと他の国家も重い腰を上げるのですが
その作戦内容は重力破壊兵器、G弾による遺跡の破壊というもの。これを行うと
遺跡もろとも南米一帯まで消滅してしまうという危険な作戦。これを阻止すべく横浜基地では
400年前に日本を救った「オルタネイティブⅥ」の再動を提唱。作戦の一環として戦力を集め、
アメリカを襲撃する遺跡の眷族の大部隊を殲滅しようとしているのが、現在6話終了時点での状況です。

完結していない作品でもありますし、話数も6話と少ないので不慣れではありますが1話ずつレビューしていきたいと思います。

■第一話
  • シナリオ
「オルタネイティブⅥ」提唱者である七村沙奈博士と国連上層部の会議からスタート。
上層部はG弾の使用も止むなしとしていますが、沙奈はそれが認められない様子。
しかし上層部からしてみれば「オルタネイティブⅥ」とは夢物語であり、現実性が無いとの事。
沙奈は400年前に実現したのだから、それを再現するのだと主張します。
上層部の対応に不機嫌な沙奈の前に主人公・九条緋鷹が現れます。
緋鷹は軍の訓練生だそうで、訓練生用の機体について沙奈と会話しているところに今度は
檜美零が現れます。物静かな雰囲気の少女で緋鷹の友人だそうです。
模擬戦の時間が迫っているということでブリーフィングルームへ向かった緋鷹ですが
ここで遺跡の眷属が現れ、訓練生も急遽迎撃に出ることに。
しかし緋鷹を除く訓練生は初の実戦に怯えてしまっています。しかし勝てないと分かっていても
基地の防衛はしなければならない。現実は非情です。戦意低下中の訓練生には催眠暗示をかけたものの
これが逆効果に働き、勝手に突出した挙句返り討ちにあい、他の訓練生はそれを見て完全に戦意を喪失してしまいます。
仕方なく沙奈は緋鷹を除く残りの訓練生を撤退させ、緋鷹一人に迎撃するよう指示します。
途中から、帝国軍特務機関『ARKS』の皇日向の助力も得て何とか遺跡の眷属を撃退し、緋鷹の初陣は幕を下ろします。
緋鷹はその場で訓練生卒業となり、特殊部隊『皇戦乙女隊』に配属となります。
しかし女性は日向一人……って、緋鷹男だったんですか。顔だけ見たら女の子です。言葉遣いからして
ちょっと粗野な女の子だと思ってました。ごめんなさい。日向が「あなたはそれでも日本男児ですか」と叱っていたので
間違いなく男ですね。
乙女隊の戦力は自分達で集めてくれとのこと。前途多難です。
オルタネイティブⅥについても全容はまだ明かされていません。

敵のほうは何やら少女らしき子と遺跡の眷属(まんまアインスト)が何かを話し合ってます。
もう一人の私が何とか……まさかアルフィミィかこいつ。
沙奈曰く美零も何やら秘密を抱えているようですし、この時点で少し見えてきたのでしょうか。

エピローグ終了時にはタイムリミットが。残り156日ということですが
これが0になった時、G弾が発射されるということですね。

  • 戦闘
規定ターン以内に条件を満たせばアイテムを取得できるターンボーナスがあります。
これを狙うとなると、第一話といえど無理をせざるを得ません。
緋鷹の駆る比叡は訓練生用の機体と言うこともあり、あまり性能がよろしくありません。
集中をかけても回避に不安は残りますし、被弾すれば二、三発で撃沈します。
ボーナスを無視するなら基地で待機し、接近してきたところを迎撃するのが確実です。
敵を全滅させると味方増援が出現し、敵第二波との戦闘になります。
この時点で緋鷹は恐らく満身創痍と思われるので、増援の日向に頼る事になります。
彼女のアレクサンドロスは比叡と比べ物にならない強さです。装甲が倍の1500ですから。
このシナリオにおけるスーパーロボットと言えばわかりやすいでしょうか。
眷属の攻撃も何のその、鉄壁をかければ地形効果を得ずとも落ちはしません。
鉄壁を使用して囮になってもらいましょう。SPが残っているなら緋鷹にも攻撃に加わってもらいます。
底力が発動していても集中がないと回避に不安が残るんですよね。

敵は何処かで見た事のある怪物どもと思ったら、ええ、アインストです。SRWの。
この世界では遺跡の眷属という呼称がつけられているみたいです。
しかしHP回復は備えていないようなので一安心。というよりHP回復があったら投げてます。
それぐらい戦力差は絶望的なんです。とりあえずクノッヘンとグリードを確認しました。

アレクサンドロスは典型的なスーパーロボットです。命中値に少々の不安を残しているのに
命中補正精神が無いため外すこともあってもどかしい。鉄壁は普段は要りませんが
グリードと戦う時には使用しておかないとハイストレーネで丸焼けにされます。

■第二話
  • シナリオ
光明という人物が謎の声を聞く場面からスタート。立ち上がる覚悟があるなら力を貸せと言っています。
この世の危機を感じ取ったウルトラマンでしょうか。それとは別に光明に語りかける男性の声が……
どちらも現時点では正体が分かりません。しかし片方は光明もよく知る人物のようで、知らぬはプレイヤーばかりなり。
もう一人の声は光明に語りかけて来た人物の発信した電波を逆探知したらしく、そこへ向かうことを提案します。
光明も思うところがあるらしく、その案を承諾。現地へと向かいます。

緋鷹らの方では、横浜基地に搬入されるはずだった比叡が手違いで巣鴨LT研究所へ送られてしまったとの事で
それの受領へと向かうことになります。基地の防衛は日向が務めるとの事。緋鷹が敵に襲われたらどうするんですか。

眷属と少女はまた何か企んでいます。邪魔をしてくるのは分かりましたが、本当の目的までは未だ分からず。

研究所に到着した緋鷹と美零ですが、どうやら話が食い違っている様子。やむなく待機することになります。
吉川博士という偉い人も出てきましたが、その人もどうやら現状を把握しきれていないらしい。
突然の来客もあって、すぐに席を外してしまいます。そして誘導された先……研究所の地下で待っていたのは
プログラムを掌握されたセキュリティーロボと先ほどの光明という青年でした。
研究所の地下に保管されていた機械生命体ファーニス。光明はこれに呼ばれていたらしく、吉川博士から
ファーニスについて語られます。イバリューダーのデトネイタークラスのソリッドアーマー……何やら気になる単語が。
でもオーガンじゃなくてファーニスです。吉川博士と光明の問答が続く最中に、遺跡の眷属が襲来します。
光明の相棒らしき謎の声の男はこれを感知、どうやらただの人間ではないようですが。

やはりアインストなもので、転移による出現で研究所の人間を驚かせます。
緋鷹は即座に比叡に乗り込み迎撃に移ろうとしますが、機体がパスワードでロックされているらしく
出撃もままなりません。そこを、あの謎の声の男が助けてくれました。セキュリティーロボットのプログラムを掌握したり
比叡のロックを解除したりと、この声の主は何者なのかと思ったら……
なんと機械生命体でした。車から人型へ変形した彼の名はリザウンドビートと言うらしく、アブセッションプログラムを駆使することで
他の機械のシステムを掌握できるんだそうです。何て奴だ。
放置されていた残り三機の比叡のシステムを掌握し、緋鷹を援護すると言います。
光明も迎撃に出るために、ファーニスとの融合のためにナノマシンディバイスの使用を要求しますが
吉川博士はこれを拒否します。不適格だった場合、副作用で死んでしまうからだそうですが
光明はそれでも使わなければならない、と。吉川博士はそんなことは出来ないと平行線。
すると、突如ファーニスが動き出し光明に重傷を負わせます。救うにはナノマシンディバイスを使い、自己治癒能力を高めさせるしか
ないと暗に言っているようですが……かくして光明はナノマシンディバイスを吸収し、ファーニスとの融合も果たします。
ファーニスはとにかく強くありたい、遺跡の内部に潜む正体不明の存在と戦いたい
という理由で光明に協力を求めていた様子。遠まわしに不安だと言ってる部分は何だか可愛い。
現れたファーニスは研究所周辺に転移してきた眷属を一蹴します。しかし態度はとても横柄。光明というよりファーニスの人格が出てます。
しかも眷属は雑魚だから本気を見せるまでもないとか。覚醒フラグ既に立ってます。
眷属の増援も現れ、アレクサンドロスの日向も加えて戦闘が続行されます。
敵を全滅させると案の定、ファーニスは日向に委細説明を求められます。そこでファーニス、「俺を取り調べたいならカツ丼を用意しろ」
何を言ってるイバリューダー。取調べの基本とはいえ本当に用意する日向も日向です。
そして語られる光明とファーニスの関係。本来のライフデータでは光明とファーニスはリンク出来ないそうですが
移植した心臓のおかげでそれが可能になっているとの事。しかしその心臓、正規のドナー提供を受けたわけではなく
車に積まれていたものを兄が盗み出したのだとか。病で困窮していたからとはいえ、盗んだ心臓で走り出すとは……
また、ナノマシンディバイスの副作用として徐々に体組織の情報が書き換えられ
最終的には機械化し、精神はファーニスに残るか持って行かれるかとという事実も判明。
けれど光明は落ち込むどころかやれる事をやろうと前向き。ダークストーリーは回避の模様。
リザウンドビートとの相談の末、光明も乙女隊に加入……ってまた男じゃねえか。乙女どこいった。
日向が乙女? 彼女は乙女と言っても苗字が鉄の乙女な気がしてなりません。

また少女と眷属が暗躍。ファーニスを放浪の猛者と呼んでいるあたり、イバリューダーを知っているのでしょう。
おのれアインスト。お前らは呼び名が変わってもプレイヤーを惑わすのですか。

さて、機械生命体のリザウンドビートが光明に手を貸す理由ですが。
それは5歳の時に医者に心臓の疾患と余命5年を宣告された彼が、心臓を手に入れる9歳まで、家族を失っても
生き続けようとする光明から、未来を感じることの出来る命の素晴らしさと、生きることの価値を知ることが出来たからというもの。
機械生命体であるリザウンドビートとは命の価値観や概念が違いますから、感銘を受けたんでしょうね。
この辺は何か勇者っぽくも思ったり。けど総称はトランスフォーマー。

光明はというと、落ち込むよりやれることをやろうというさっきの姿勢は空元気らしく
趣味のスクラップアートに没頭しています。そうして憂さ晴らしでもしていないと、自分がいつかは自分でなくなることへの絶望や
家族を失った悲嘆、死への恐怖に押しつぶされてしまいそうなのだと独白。彼も人の子でした。

  • 戦闘
初登場のリザウンドビート。マップ兵器を備え、加えてサイズS+集中と囮として使えそうな能力。
修理装置に補給装置も備えており、戦闘よりはお医者さん役でしょうか。
機体性能も比叡を上回っています。まあ機械生命体が軍の訓練生用機に負けていたら悲しいものですが。
緋鷹が落ちるとゲームオーバーなので援護を駆使して庇ってやってください。
底力+集中によるごり押しでも可です。というより援護を使わないと文字通り蹂躙されます。
こんなに脆くて避けないと冷や冷やします。
離れたところ(というか離れすぎ)にアレクサンドロスが登場。ここはとりあえず待機していてもらいます。
続けてファーニス覚醒。彼はリザウンドビートに更に輪を掛けて強力……なはずです。Sサイズに運動性100ですから。
しかし意外と回避に不安が。集中かけないとキューンアルムで真っ二つです。
火力面では間違いなくトップ。貴重なダメージソースになります。
ファーニス登場時に、アレクサンドロス出現場所周辺に敵増援が出現しますので
アレクサンドロスとツートップで増援の眷属を叩かせます。アレクサンドロスを待機させていて正解だったようです。
不安な人は基地の上で待ちの戦法。回避しないと危険だけど、その回避に期待できない
という戦況では最早当たり前の戦術でしょうか。HPが低いので回復の恩恵も少ないのですが、被ダメージを軽減できるだけでも
立てこもる意味はあります。攻撃受けたらおしまいですから。
基本皆さん底力は発動させる必要があって、そこから本領発揮なバランスです。
集中かけて回避を期待しつつ蹴散らしていくか、安全に基地で迎撃するか。
……
ファーニス落ちました。威勢が良いのは口だけか。すみません、プレイヤーの威勢が良すぎて
無理させただけです。しかし落ちてもゲームオーバーでないのは良心的。というか初登場なのに。
とりあえずクイックロード。ファーニスは機先を覚えたら即使用します。これで反撃も安心。
増援はファーニスとアレクサンドロスだけで始末して終了。

■第三話
  • シナリオ
ブリタニアが遺跡の眷属に攻撃を受け、もはや絶望的な様子。
隊長は自らが囮になり、若い兵を脱出させる決断をします。

緋鷹らは休日を利用してショッピングに出かけていました。こんな状況でも、
むしろこんな状況だからこそたまの休みは大切なのです。
道中で美零そっくりの少女と出会う緋鷹。しかしよく見ると目元にタトゥーのようなものが
彼女はシェーンと言うそうです。特にイベントも無く挨拶を交わしてお別れです。
横浜基地では光明がお出迎え、不満を漏らす緋鷹にいい気分転換になったろ、と光明。
私も羽目を外すべきだったとか何を言ってる日向さん。

と、そんなところにブリタニア軍所属のアヴァロン級戦艦から救援要請が。
恐らく冒頭で脱出した技術士官でしょう。
救援のため出撃する緋鷹たちですが、美零が気になる言葉を。「嫌な予感がします。絶対にしなないで」
美零はやはり不思議っ子的ポジションなんでしょうか。

ブリタニアの戦艦が眷属に囲まれており、リーアという士官と姫菜という少女がなにやら話し合っています。
状況を打破するにはブロイエという機体を出すしかないと姫菜は言いますが、乗れるだけの君には無理だ、とリーア。
あわや、というところで緋鷹たちが現れ、戦艦の援護を開始します。

眷属を全滅させると今度は見たことも無い敵が増援に来ました。
乙女隊は知らないようでしたが、リーアにとっては既知の相手なようで、ブリタニアを壊滅させた赤い鎧だそうです。
ブリタニアが使用していた機動兵器も従え、攻撃を仕掛けて来たのでこれの迎撃に移ります。
その最中、突然戦艦の背後に眷属が出現し、奇襲をかけてきます。緋鷹は即座に援護に移りますが
その隙を赤い鎧に突かれてまたもピンチに陥ってしまいます。これまでか、という時、遂に先ほど話に出ていた
ブロイエが出撃。眷属を一撃で葬り、赤い鎧とも間合いを取らせます。
全員で波状攻撃を仕掛け、何とか赤い鎧を撤退させる事に成功しました。

リーアと姫菜を受け入れ、更に乙女隊の戦力は向上します。やっと乙女が一人増えた。
出撃前に不吉な事を言っていた美零を問う緋鷹ですが、美零も何故そんな事を言ったのか分からないそうで。本能的なものでしょうか

謎の少女の狙いは美零だと判明。緋鷹をマークしておけば接触の機会も高まるだろう
ということで、まだまだ戦いは続きそうです。

  • 戦闘
ニーベルングという戦闘艦が眷属に囲まれているところからスタート。
バリア持ちですが近接攻撃には無効化されてしまうので注意が必要です。
反撃はともかく、プレイヤーフェイズ中はとにかく逃げます。今回は基地、市街地から離れずとも
手早く迎撃が行えるのでそこへ合流させるといいでしょう。
射程1に反撃できる武装がエネルギーを40も食うビーム砲なので反撃する余裕も無いんですけどね。

眷属を全て撃破するとナイトメアフレームと呼ばれるブリタニアの機動兵器が出現。
しかし乗っているのは遺跡の眷属。あれです、多分。ゲシュペンストMk2とかと同じ理由。推測ですが。
冒頭でブリタニアは眷属に壊滅させられてしまいましたし。
眷属が謎の少女に人間の兵器を利用したらどうか、何て提案もしてましたからほぼ確実かと思います。
ちなみに増援が出現すると味方の配置も修正されます。基地の上に戻れニーベルング。
ボーナスの獲得自体は簡単です。全滅させる頃にはボスのアルプ・トラオムも近づいてくる頃でしょう。
流れる曲が揺れる心の錬金術師なのは何かの暗示でしょうか。

それにしてもアレクサンドロスの攻撃が雑魚に当たりません。
というか皆当たりません。敵のSサイズの鬱陶しさを再確認。集中をけちってはいけません。
日向に必中をかけて囮にするのがいい気がします。ターンが流れるとニーベルングの後方に
眷属が転移出現。更にトラオムの追撃で緋鷹がピンチ。そこに姫菜がブロイエで出撃し
敵にバスターコレダー(嘘)をかけて増援の眷属を一撃粉砕。
トラオムは距離を取り直し、ついでに気を入れなおした模様で、気力が+10されています。
ダメ押しでクノッヘンが三体出現。しかしこちらは気力が上昇しているので別段恐ろしくはありません。
アレクサンドロスとファーニスの餌です。
トラオムはHP70%未満になると撤退。いやー、撃破が条件でなくて良かった。ファーニスでかい口叩いてた割りに大したことないですよ。
ボスを圧倒できる性能だったら、それはそれで序盤から困り者ですが。しかし早く本気が見たい。
そろそろ主人公は訓練生用の機体じゃ辛いです。正規軍に入ったばかりの新兵を死なせたいのか。

■第四話
  • シナリオ
謎の人物がまた新しい戦力を目覚めさせた様子。
もう一度、ということはかつての戦いの功労者である可能性も高そうです。

緋鷹らは上層部からの命令でアメリカの前線基地へ向かうことに。何処もかしこも眷属のおかげで
混乱しています。そこにはブリュンヒルド大隊という有名な航空部隊も来ているそうで。
ニーベルングを旗艦とし、乙女隊は前線基地へと向かいます。
乙女隊が気に入ったのでそのまま使ってますが、正式な部隊名はA-01部隊になってたご様子。

眷属の少女はやはり突っかかってくる模様。ストーカーは許しませんよ。

前線基地の司令官スミスさんとご挨拶。戦術機乗りの間では有名な方のようで、「荒鷲のジョン」という二つ名を持っています。
こういった人物との出会いに興奮する緋鷹も可愛い奴です。
ちょっとした待機時間を利用してブリュンヒルド大隊を見に行く緋鷹たち。
そこでアスタという大隊所属の青年と出会います。戦闘機や戦術機が並んでいる中に一際目立つ機体
KLFのパイロットだそうです。このKLF、リフボードを利用したサーフィンの要領で行う空戦が得意……
ん? LFOですか。ですよね。設定だけ借りたということでしょう。
KLFの説明を行うアスタに機体の整備は終わったのかと声をかける人物が。
ブリュンヒルド大隊の隊長代理、バーンハード少佐です。彼とアスタは仲があまりよろしくないようですが……
どうやらアスタは空戦機乗りとしてのプライドが高いらしく、他の空戦機乗りに対していい感情を抱いていないようです。
レジーナという少女とも出会いましたが、彼女はオペレーターのようで、直接戦闘に参加はしないらしく。

スミス司令官からパイロットと機体の転属を言い渡されるバーン。と、ここで眷属が襲来。
その中にはご存知アインストゲミュートの姿も。日向らが最初に接触したのはこいつだそうです。
出撃したアスタのKLF、マーキュラスは見れば見るほどLFO。武装もLFOに準拠してます。
バーンも出撃し、乙女隊と協力して眷属の迎撃に当たります。

眷属を全滅させると案の定、赤い鎧が出現します。乙女隊が何をするのか確かめに来たという少女。
そういえばトラオムも空戦機、となればアスタが黙ってません。バーンの制止も振り切って突撃しますが
全く相手になりません。バーンの援護射撃もことごとく阻止され、またも窮地に。反撃態勢を取るトラオム
そこに現れる輸送機。間が悪いとはこのことで、輸送機はトラオムの攻撃で撃沈してしまいます。
すると、大破した輸送機の中から一機の戦闘機が出撃。ブリュンヒルド大隊の隊長、ケルベロスの駆る戦闘機です。
しかしこのケルベロス。顔グラフィックはエンブレムのようなもので、一言も喋りませんし人なのかどうかも怪しい。
オペレーターのレジーナも加わり反撃態勢を取る乙女隊ですが、ここで赤い鎧は置き土産を残して撤退。
その置き土産がなんとアインストレジセイア。知ってるこっちは戦々恐々ですが、知らない彼らはやる気満々です。
しかし、さほど強くはないので難なく撃破します。
レジセイアを撃破し、安堵したのも束の間。レジセイア数体と眷属の大群が前線基地を取り囲み
既に周辺の部隊は全滅したとの事。司令官スミスは乙女隊を脱出させると
部隊壊滅の責任を持って基地とともに自爆します。
というかレジセイア複数の襲撃……働き蜂であることが暗にバレてます。裏に何か居ます。確実に。
ファーニスが怯えていた(多少語弊あり)のもこいつではない様子。
前線基地はやられ、戦況はよろしくありませんが、ケルベロス、バーン、アスタ、レジーナも乙女隊に加わり
こちらの戦力は充実してきました。

  • 戦闘
マーキュラスというLFOみたいな機体が出現。
というかまんまLFOでした。けど乗っているのはレントンではなくのび太君。本名はアスタです。
会話には挙がっていたゲミュートが初登場。HP回復持ってました……
ヘラオスフォルデルングは相変わらずの威力です。いやーん。
グリードとゲミュートは中々海から出てきてくれません。
待ってるとボーナス獲得し損ねそうなのでこちらは陸から射撃武器でごり押し。
海中でも戦闘力が殆ど低下しないファーニスと、アレクサンドロスのガイアブラストが大活躍です。

敵を全滅させるとトラオムが出現。戦闘続行かと思いきやのび太もとい
アスタが特攻。自分にしか分からない台詞でごちゃごちゃ煩いのはアルフィミィもこの少女も変わりませんか。
黙らせようと思ったら瞬間転移であっさり回避されて逆にピンチに。バーンも牽制をかけますが通じず
突然現れた輸送機はそのまま巻き込まれてあっさり撃沈……と思ったら中から冒頭で示唆されていた
エースパイロット、ケルベロスが登場。マクロスプラスのドッグファイトを引っさげて登場。まさかイサムじゃないでしょうね。
と思ったら人じゃないのでしょうか?パイロットグラフィックはエンブレムのままです。
トラオムの少女はケルベロスに良いようにあしらわれたのが気に入らないらしく
置き土産と称してアインストレジセイアを残していきました。おいおい。
と、ここで恐らくミスと思われるものを発見。???で統一されていた眷属の名前が
こいつだけ「レジセイア」と表示されちゃってます。良いのかな。
機体名は相変わらず「???」でも、知る人が見ればアインストレジセイアです。
幸いHPは良心的な15000。序盤ですもの。これで40000とか60000だったら投げて……
しかし海のど真ん中に落とさないでもらいたいですね。陸に上がってもらわないと
こちらはまともに攻撃を仕掛けられないものですから。1マスずつ移動してくるレジセイアを
じっと待つことに。その間に、損傷した機体はリザウンドビートに手厚く看護してもらいます。
レジセイアはHP回復とEN回復を持っているため、陸に上がったら一斉攻撃をかけて1ターンで灰になってもらいます。
ケルベロスの戦闘メッセージはちょっと特殊。本人が全く喋らずオペレーターのレジーナ(ネビロス)の指示や
バーンの一言が表示されます。いよいよ人間ではない気がしてきました。まさかAI?

  • 4話終了時点で気づいた事
ボーナスアイテムはあっても無くても困らないものが
現時点では多いです。反物質装甲なるものがありますが、これはHP回復を装備できるので
とっておくといいでしょう。私はファーニスに装備させています。

致命的と思われる欠点。敵がアインストしか居ない。だから敵側とのドラマは今のところ皆無です。
アルフィミィ的少女が居るので後半、何らかの動きは見せるのでしょうが……
味方側はそれなりに用意されているけども、これは辛いものがあるかと。
本家で既にアインスト食傷ですよって人には向かないかも……ではなく、向いてません。
本当に一言も喋らないんです。変な謎かけとか、ぶつ切りの声もありません。
キョウスケやエクセレンに該当するキャラも居ないので本当に何も無いです。
唯一、美零が何か関係がありそうなのですが、まだ踏み込んだ描写はされていません。
眷属の少女がどうするかが見ものです。アスタの戦闘台詞から抜粋「お前らにはうんざりなんだ!」

■第五話
  • シナリオ
日向とバーンがもめています。何でアメリカに行かないのかと。
沙奈は事情を知っているそうですが、ともかく日向抜きでアメリカへ。

緋鷹は不知火六型を受け取り、これで訓練生用機ともおさらばです。

10万にも到達する敵と一部隊が戦うなんて現実的に不可能なことなので
日向はそれについて上層部と話をつけるために、今回は出られないそうですが
そこへ帝国斯衛軍第7大隊長の雫という女性が現れ、日向の代わりに基地に残ると言います。
日向がアメリカへ出向くことで起こる諸々の問題も彼女が処理してくれると言うことなので、結局日向も部隊に復帰します。

緋鷹がリフに興味を抱いたようでアスタとの会話が盛り上がっています。
しかし実際に体験することは無く、そのまま乙女隊は出向となってしまいました。
アスタはKLFへの拘りが強いらしく、バーンはそれを案じています。

眷属の少女は美零と緋鷹の事を考える自分に、戸惑いを感じている様子。

さて、道中またもや遺跡の眷属に道を塞がれてしまいました。レジセイアは巨大種という呼称がつけられています。
敵を全滅させるとまたまたアルプ・トラオム(赤い鎧)が出現。ニーベルングに取り付き、
何やらテレパシー的なもので美零と会話をしています。
そこへ再びアスタが奇襲。前回の雪辱を果たすつもりが恥の上塗りな結果に。リフボードまで破壊されてしまいます。
すかさずバーンとケルベロスがコンビネーションで攻撃、たまらずトラオムも撤退していきます。

案の定落ち込むアスタですが、バーンもフォローは忘れません。先ほどのコンビネーションは本来
アスタのマーキュラスも加えた3機で行うものだと言います。チームである事を再認したアスタはもう一度波に乗る事を決意します。

美零はぼちぼち眷属の少女に気づいてきた様子。
しかし緋鷹にもまだ打ち明けられずにいました。

  • 戦闘
一機でも撃墜されるとゲームオーバー。敵を全滅させればボーナス。
クノッヘンとグリードは早くも有象無象。クリティカル狙いでさくっと殲滅させます。
本家じゃアインスト連中は仲間が撃墜されると気力上げていた気がしますが
本シナリオではそういったことは無いので、後続のゲミュートもあっさり排除。
しかしレジセイアはそうはさせてくれず、超強気のおかげで交戦時は気力150。
ウアタイルスクラフトは直撃するとニーベルングでも危険です。
アレクサンドロスは鉄壁で耐えましょう。他の方々は集中かけて回避。
不知火六型に乗り換えた緋鷹ですが打たれ弱さは相変わらず。せめてもう少し避けてくれ。

■第六話
  • シナリオ
いよいよ遺跡の眷属本隊との接触間近です。
現地へ移動中のニーベルングに接触する小型艇が。
通信を接続すると好青年風の男、イアンが姿を見せます。
バフラム軍所属……22世紀に結成された火星の軍事組織……
またも気になる単語が……Z.O.E、ですよね。私はあまり詳しくないのですが。
とにかく、200年以上地球と絶縁状態だったバフラムが今さら支援だなんだとのたまうのは
明らかにおかしい、と沙奈は食って掛かります。するとイアン、急にオカマ言葉で喋り始めました。そっちが本性か。
あきれ返った沙奈は通信を途絶しますが、イアンは強制的に回線に割り込みます。
結局、沙奈はバフラムの方々の乗艦を許可して直接会うことに。
イアンだけかと思ったらもう一人、フェリスと名乗るボクっ子な少女も居ました。
イアンの話ではバフラムの人型兵器セクメトが暴走し、地球に降りてしまったとの事。
これをバフラムの宣戦布告と地球側に受け取られては不味いので、それを処理しに来たというのです。
幸い、セクメトはまだ地球上で活動は開始していない様子ですが、近いうちに動き出すとのこと。
仕方ないので沙奈は彼らの申し出を受け入れます。

美零も眷属の少女のことで頭を悩ませている様子。
緋鷹は焦らなくてもいいからじっくり考えようと言います。単純だけど良い人って感じですね、緋鷹は。

格納庫ではオカマのイアンが早速隊の男連中に目をつけてます。全員早く逃げて。
かくして乙女隊には新たに好青年かと思ったらオカマのイアンと
ドジっ娘でボクっ子なフェリスと、ツンデレを理解する人工知能IVY(アイヴィー)が加入したわけですが
こいつらキャラが濃すぎて他の奴食ってます。他が落ち着いているとも言えますが。
アスタは早速イアンに尻を撫でられていました。火星流のスキンシップ……だと……
IVYはチャラ男言語まで身につけてます。お前中に人が居るだろう。
戦闘メッセでもかなりのおちゃらけっぷり、ある意味名コンビなフェリスとIVY。

G弾の使用は何としても避けたいというリーア。作戦に私情を挟むのは確かによろしくありませんが
気持ちは分かります。南米が消し飛ぶ威力だって言うんですからね……

光明は仲間の前では明るく振舞っていますが、内心は少々不安げです。これが後々響いてこなければいいのですが。

そして作戦開始時刻、いよいよ眷属本隊との戦闘開始です。
幸い、第17艦隊の健闘のおかげで敵は予想以上に減っていた様子。
雑魚は無視しても構わないので、防衛ラインを突破される前に巨大種二体を撃破することが目的です。
こちらを無視してどんどん進軍する巨大種を何とか撃破する乙女隊。辛勝ってやつです。
しかしこっちが成功したからと言って他の部隊が成功しているとは限らないわけでして
広く展開した眷属を処理しきれず、およそ2000もの眷属が防衛ラインを突破してしまったとのこと。
乙女隊は先回りしてこれを迎撃すべく、次の作戦行動へと移ります。

  • 戦闘
遂に一度に二体のレジセイアを相手にしなければならない事に
しかも作戦目的は防衛ラインの突破を防ぐこと。幸い足が遅いので
ささっと雑魚を片付けて周りを囲んでしまいましょう。
HP回復を持つのはいつもどおりなので、各個撃破で確実にしとめます。

緋鷹がレジセイアに攻撃を仕掛けると一度だけ熱血の効果が得られます。
しかし改造や強化パーツで耐久性を補ってやらないと反撃で落とされる可能性は非常に高いです。
集中をかけて避けるまでクイックロードするのも一つの手ではありますが……

いやー、それにしてもギリギリでした。片方に構っていたらもう片方はどんどん防衛ラインに
突っ込んでいってまして、囲むことも敵わず追いかけながら攻撃しかけて
次の移動で突破されるというところで何とか撃破。アレクサンドロスの足の遅さを呪います。

6話終了時点で、G弾発射のタイムリミットまで後130日。
眷属のアメリカ到達は残り1日。7話はどうやら一つの節目となりそうです。

  • 演出
第一話のアレクサンドロス必殺技使用時にカットインがあります。
しかし直後に使用不能になるので次に見られるのはいつのことか。
カイザーブレード使用時には日向のカットインが見られます。
勝利条件の表示は結構好みの演出ですね。
それ以外、特に目立った演出はありません。アルプ・トラオムの転移撤退は工夫が加えられていました。
変身ヒーローなファーニスも割とあっさりな登場でした。

  • 総評
演出など際立った点はありませんし、前述した欠点(敵が今のところアインストのみ)もありますが
キャラクターなどは堅実で万人向けする作りになっていると感じました。
戦闘は気の抜けないバランスとなっていますので、苦手な人はボーナスを無視して待ちや篭城戦を行うのが良いでしょう。
まだまだ張られた伏線は回収されていないので、シナリオ的にも今後の盛り上がりに期待できます。
しかし主人公もうちょっと強くならんかな……新兵だから仕方ないんですけどね。


各話ごとのレビューなので冗長気味になってしまいました。
完結したらまとめ直してみたいですね。

(2009/09/04)

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最終更新:2009年09月04日 11:50