907 :871:2007/02/06(火) 00:10:07 ID:1DlKgeT60
レビュー終了。

【井戸端版権オリ等身大リレー】

版権オリってナニさ? と思った方はとりあえず『超鋼戦記キカイオー』を思い浮かべてみよう。
『どこかで見たことがある気がする(版権っぽい)けどオリジナル』というのが正しいコンセプト。
等身大なので「僕の考えた超人」が「僕の考えたスタンド使い」をブチ殺して「僕の考えた藤崎詩織」に告白したり、
「僕の考えた仮面ライダー」が「僕の考えたイイ男」と合体技を繰り出したりするわけだ。まだしてないけど。
原作破壊を一切行わずに原作の雰囲気や他作品とのクロスオーバーを楽しめるのがメリットか。
リレーということなので、各話毎にレビューしてみる。

1話
ジョジョっぽい主人公がジョジョっぽい敵を相手にジョジョっぽくキメてみる第1話。
版権オリとはかくあるべきだ、とばりにジョジョワールドへご招待。しかも第1部。
きっと作者は大亜門先生ばりの荒木信者に違いない。そしてオレもだ。

会話の端々にジョジョっぽい言い回しが仕込まれているのがポイント。
普通なら「オイオイいくらなんでも説明し過ぎじゃね?」と思うような長セリフも、
ジョジョっぽいと何だか許せてしまうから不思議だ。凄いよ荒木先生。
戦闘の難易度は楽。第1話からリスタート前提でも困るのでグッドだ。

紳士の主人公にポルポルな吸血鬼が加わって終了。出だしとしてはイイ感じ。


2話
『ジョジョの次は武装錬金だ!』
良い意味で意表を突かれた第2話。まさかここで武装錬金が来るとは……。

吸血鬼を倒すために旅をしてるのに、成り行きでホムンクルスと戦うことになる主人公。
「ホムンクルスに波紋は通じるのか?」というプレイヤーの疑問に、「なあに、殴れば解るさ!」とばかりに
速攻で殴りかかる主人公。英国紳士ってヤツは、どうしてこうもステキなのか。
しかし装甲が厚くて効かない!→波紋ピンチだ!→「待てぇぇい」という美しい流れでロム兄さん登場。
見た目はチビッ子、中身は冷血、かざす獲物はチェーンソー! ……えっと、好きです、こういうの。
性格的に斗貴子さんを彷彿させるけど、「ハラワタをぶち撒けろ!」とか叫ばないのが高ポイント。
それはパクリだからね。

新キャラ加入と共に新しいボスキャラも垣間見えて終了。
……んー、ここもイイ感じ。


908 :871:2007/02/06(火) 00:11:38 ID:1DlKgeT60

3話
キャラも増え、掛け合いに幅が広がってきたジョースター御一行。
しかしそこへ謎の美形剣士が……!

……ごめん、元ネタわかんねぇや。
「元ネタが解らないと面白味が半減する」という、版権オリの弱点を付かれたのが痛い。
戦闘メッセから辛うじてシグルイを判別できたけど、キャラの方はまた別の元ネタがあるらしく。
「魔を狩る者」って設定は他にも良く見かけるのでややインパクトに欠けるか。性格は無口でクール。
……Kan○n?

魔は許さないけど主人公達はよくわかんないんでとりあえずくっついてく、と新キャラ加入で終了。
もう少し色を出しても良かった気がしなくもない第3話。


4話
突然だが海に行こう! ……えっ?
前回まで吸血鬼打倒を胸に、とりあえず港町を目指していたはずの御一行。
しかし何故か今回の舞台は海。っていうか無人島。
……キングクリムゾンに間の1話を吹っ飛ばされたんだろうか、と少し戸惑った急展開。
無人島へ向かう船には謎の美形DIOが同乗していて、その配下にはスタンド使いやらペルソナ使いやら
アルター使いやらがいて、島では能力者を嫌うアンチ能力者団体『普通の人々』が襲ってきて……

……って、覚えられるかァー!
とばかりに色々詰め込んだ第4話。もう少し情報は小出しにしたほうがよろしくてよ?
この1話だけでも
  • DIO
  • 能力者
  • 普通の人々
  • 信奉者
と説明セリフ満載。結果としてほとんど理解できず……。
戦闘では能力者達(NPC)と普通の人々(敵)の戦いに加入する気も起きず、脇で主人公達をボーっとさせて
いたプレイヤーはオレだけじゃないはずだ。だって普通の人々だもん。

戦闘後、DIO様が色々やって終了。
先行きが少し不安に感じた第4話。あと、ペッキー連呼しすぎ。



2007/06/16(土) 16:47:25 ID:cGXgsWWs0

【井戸端版権オリ等身大リレー】
初めに、俺はジョジョをあまり知らないと言っておく。

1話
考古学者の主人公の登場で始まる。
不良に絡まれ反撃した挙句、戦闘開始まで持っていくパターンは見飽きたかな。
まあいいや、戦闘だ。
で、サブタイトル表示がカッコイイ。
初期配置のザコが近すぎ&多い、のに目を瞑ればいける。
そして、ボスキャラが異常に弱かった。
SP未使用でクリア。もうちょっとザコ敵を減らして、ボスキャラを強化したら面白くなると思った。

2話
武装錬金参入の話。
少しは元ネタを知っているので割と面白かった。
演出も割と上手い。
チェーンソーで敵を切り刻む女の子は素敵だ。
あと、ペインさんは一直線馬鹿なので見ていて面白い。
で、気になったのが。
『<b>ホムンクルス</b>』←こういう感じで一々括弧+太字演出をしてること。
たとえば、武装錬金って単語をずっと括る+太字にして印象づけてるんだけど、
一回で十分じゃね? とか思ってしまった。作成スピードも落ちそうだし。
まあ、こんな細かい突っ込みをするのは完成度が高いからということで。

続きはもう少し待ってくれ。



2007/08/23(木) 19:51:50 ID:+OM9nCEo0

近頃流行り……というほどでもなくなってきた版権オリ。
原作からネタ引っ張ってきてる率はこのジャンルの中でも高めに思われる。
JOJOセリフ多用のせいだろうか。



1話
あらすじ
今、正しい道を求めて全力疾走している僕は波紋を使えるごく一般的な主人公。
強いて違うところをあげるとしたら考古学に興味があるってとこかナー


というわけでジョジョ。アゴが気になる。

ッとか『』とか荒木らしくしようと頑張っている。
しかし撒かれる情報がどうも魅力的でない。
三行四行詰まったいかにも説明的な説明が続いてテンポを削いでるのも難。

味方一人だから戦闘のやりようが限られるのもわかるんだが、
大量の気力タンクに囲まれてスタート、集中かけて無敵反撃しまくる以外
選択肢がないというのはちょっと。
しかも途中で飛び道具が尽きるので煩わしさまで感じてしまう。
これは良くない。
ジョジョがパンピー相手の無敵さ見せ付ける必要のあるキャラなわけでもないのだし
どうせ勝利確定戦闘にするのならザコは減らしてさっくり終わらすべきではないだろうか。

あと「らくらく愛称設定」とか見えてしまってるのもちょっと。
しょっぱなからこういう不備があると印象悪いよ。

全体として、いまいち惹かれない導入。
しかしヤツが味方になるのには意表を突かれた。


バグ情報:
終了ネタでまだ読み込んでない味方エラー。
後から仕込んだ仕掛けには注意しようぜ。



2話
あらすじ
ジョジョの方向音痴でたどり着いた温泉地には秘密があった。
そんな一行を熱視線で見つめる人外ロリ。


武装錬金。人外ロリババア。

ジョジョの方向音痴設定を活かして怪事件にエンカウントするという
リレーとして無難なバトンの受け取り方。
しかしいくらカモフラージュがあってもこの調子で人が戻ってこなかったら
普通にすぐバレると思うが。
人外の立てる計画は雑だな。

戦闘は一話とうってかわって当たらなかったり固かったり
状態異常だったりいやらしい敵だらけ。
だが避ける系の敵にもいまいちダメージを通せないジョジョ。
縛り屋なのをさっぴいても弱くないかこいつ。
傘のほうがSP的にも能力的にもだいぶ使いやすい。

餓鬼玉ハンターな錬金使いが仲間になり、
敵らしい敵の影が見えてくる良い繋ぎ。


バグ情報:
傘の人で吸血するとサブルーチン「戦闘アニメ_格闘」が見つかりません。



3話
あらすじ
人外ロリのナビにより、当面の目的地港町への正しいルートを進むジョジョ一行。
しかしパーティ人外含有率の高さゆえ、魔物ハンターの剣士にケンカを売られるという
至極もっともな足止めが。


シグルイと何か。深夜の雨宮特撮か?
ネタが拾えなくなってきた。

キャラ同士の掛け合いは良いのだけれども、リレーでストーリー的に
「仲間が増えた。以上。」の回はあまり好感が持てない。



4話
あらすじ
JOJOといえばDIO。
というわけでライバルDIO登場。後はなんかもう色々起こった。


「唐突だが無人島に行こうと思う!」
え。
第一声がそれ?
無人島ってことは前回までの目標地点の港には到着したんだよな?
そうなのか?

なに本当はDIO<B>P</B>SIDEなんだがな。親がズルしちまってさ。正しい3文字だけ使うようにした
はあ。
僕にはあなたが何を言ってるのかわかりませんDIOさん。

え。
何。もう戦闘? なんで?

「……俺は何をするべきなんだ」
まったくだよ。

え。
何だこの連戦。なんでこいつらが湧くの?

「沢山人が死んで変ではないのは何だと思う?」
この文の意味も素でわからなかったが
「沢山人が死んでも不自然に思われない状況といえば何だ?」
の意と三回前後を読み直して理解。

なんかもう、難解というかシュールな一話。
能力者を恐れる一般人の組織というのは面白いのだけど
味方サイドが組織じゃないからいまいち絡め辛いかなあ。



5話
あらすじ
吸血鬼の出現する村の情報を得た一行は、
古代遺跡にメロメロのジョジョを残して調査に向かう。
宿敵ソウルフライの手がかりは得られるか。


ヘルシングとか。弟を見てボコスカウォーズかと思ったのは秘密。

二転三転するストーリーに呑み込まれる。
ここだけ短編として見ても面白い一話。

しかし前から気になってたがみんなJOJO語使わせすぎではなかろうか。
頻度が高すぎるともてサーガみたいに痛々しくなりそうだが。



6話
あらすじ
古代遺跡から別の人外ロリが出土した。


月姫? 扱いに困りそうなテンションの謎娘登場。

DIOが怪しげな振る舞いを見せながら大活躍。
脇道に逸れそうな新組織を力技で始末。
柔らかに言えば4話のフォロー。
お疲れッス。

シグルイくんの敵(弱点=光)を相手に輝くジョジョ。ようやく。
無強化状態でボーナス条件のワインに頼りたくなったりならなかったりする程度の
絶妙な戦闘バランスになっている。

動作に関する説明を会話でなるたけ自然に行うなど細かいテクニックも上手い。



7話
あらすじ
人外含有率の高さゆえ錬金組織に目をつけられたジョジョ一行。
仲の良すぎる姉弟がジョジョ以外パーティを襲う。


錬金戦士そのニ。おっとり系天然娘が仲間に。
魔法の国ザンスのクロンビー的能力。でもなかった。

前話で終わったと思った組織にまだ後のありそうなことを匂わせる会話が。
変に引っぱらずに潰れてていいと思うけど。
今回で錬金組織も前面に出てきたのだし。

4話で無造作気味に撒かれたネタが拾ってあって好感。

「太陽と月」とか言い出してようやくジョジョに主人公である意義が付加されてきた感。
心配していたヒロイン?のテンションも引き継げているようでひと安心。


バグ情報:
弟に心眼攻撃を切り払われて唖然。本体バグ? シナリオ側で見切り仕込んだ?
直撃も切り払われる。

高速再構築の解説が「高速再構築」。

クリア後、姉の方が「クソッ抜かったぜ」とか言ってる。
弟が日傘を出してる。

終了ネタが「xx.wav」とか喋ってる。



8話
あらすじ
ソウルフライ組織の偉い新キャラお姉さんが別の敵を小物扱い。
あとなんかもう色々。


すまん。色々わけわからん。

結局最初に出てきた敵が自爆したのは何か意味があったのか?
ギャグ? 能力の複数所持は無理って説明?

(なあ姉貴、こいつ『異能力』に対しての抵抗力が無さすぎじゃないか?)
言わんとしてることは前後から推理してわかったが
その場合「抵抗力」じゃ意味が通らなくないか。

結局そのイマジンってのはなんですか。
いや、元ネタは知ってるけど、この世界ではどういう扱いなんですか。

ごちゃごちゃしすぎて人形劇になってねー。

狙撃兵とかGSC汎用データまんまだよな?
リレー的に版権からネタ引っ張ってきた方が良かったのでは?

匂いって結局何。投げっぱなし?

文長すぎてウインドウまたがってる。

急速に弱っていくボスというのは面白いんだけれども。
4話の人だろうか。



9話
あらすじ
記憶喪失な人外ロリを病院に連れて行ったら空から女の子が降って来た。
そして未知の敵。


プリキュア登場。家庭のある小さな女の子ということで
ジョジョたちにくっついて旅に出るのが難しそうなキャラだがはたして。

ここで離脱組との情報交換という名目でプレイヤー向けの情報整理。
必要だよね。

しかしまともな現代風の街の風景にちょっと意外。
この世界の文明ゾーンってもっとこう、
モヒカンにヒャッハァァ言われながら略奪されてそうな半ボロいのを想像してたのだが。
二話あたりのイメージで。

話は悪くないのだけれども、謎少女に未知の敵と、
さすがにこれ以上キーを氾濫させるのはどうかと思った。
頭の中の音楽ってなんですか。



10話
あらすじ
ついに宿敵ソウルフライその人が姿を現した。
戦士たちの復讐はなるか。


前後編。

8話での小者化が嘘のようにピエロが格好いい。

能力を明かして若干?本気になったソウルフライ、
流石にラスボス候補との戦闘というだけあって
仲間が次々と(イベント処理で)倒されていき、
「こりゃ勝てるわけねー」ムードが漂っているわけですが


 別に 普通に 勝てる。


こんだけ対抗属性持ちがゴロゴロしてて全員援護状態だしねえ。
まあ勝ったらハマりますが。

このせいでちょっとかなりだいぶ冷めた。
ボスの強さを見せつけることが目的の回なのだし、
本当に気をつけて欲しかったかなと。

うん、イベントは色々良かったですよ。

バグ情報:
ソウルフライを倒したらクリア不能。

SP感応ルーチンが見つかりません
応援も見つかりません



11話
あらすじ
ソウルフライに破れ、仲間とも離れ離れになったジョジョ。
他にやることもないのでフラフラと遺跡に出かけると
懐かしい顔と、新たな出会いが。


また前後編。
テッカマン登場。メイヘムのライダーもシックル持ってたけどプチ流行り?

敗北、瓦解、敵勢力の台頭、そして再起という味方サイドイベントしては
とても盛り上がる展開である。
だがこの回だけ見ると要は「謎の多い味方と謎の敵が増えた」であり
基本的に新キャラお披露目。
うーん。全40話くらい予定?

記憶喪失キャラは二人もいらんだろう。



まとめ

回によって出来の差があり「匿名リレーだなー」と感じさせられる。
しかし、全体的には面白い話になっていて、
特に味方に犠牲が出るのはこのタイプのキャラ持ち寄りリレーにしては珍しいので
印象も強い。
(まあ全員生きてる展開も想像がつくのだが)

それだけに、第一話の引きの弱さは勿体無い。
また、ミスの多さや伏線の異様な多さに
製作チームはちゃんと機能してるのだろうかと余計な不安を覚えたりもする。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2007年09月30日 12:02