解明 II



芝村 の発言:
ペンギン
「……」
「我々の知る限り、殺人するやつだったのか?」

あさぎ
「それは絶対ない」
「そうか、知る限り、か。
 わからない能力は、あるね」
「…でも、それは能力を持っているという確たる証拠が出てからじゃないかな」
「「……最初から結論をつけていればそうだろうな」ってなるよ?」

芝村 の発言:
ペンギン
「答えを決め付けてもどうしようもない。理力は霊魂を破壊しうるかは、
聞いてみればいいだけの話だ」

あさぎ
「誰に?」

芝村 の発言:
ペンギン
「理力使いは珍しいのか?」

海法
「私も理力使いです」

あさぎ
「帝国ではいなかったなぁ」

芝村 の発言:
海法の知識では霊魂は破壊できる。

あさぎ
「どうやって破壊するの?」
「いや、霊魂の探索と破壊ができるタイミングはいつ?」
「トラナの死亡の見た目は事故死で、死んだときは、アリバイがあるんだよね」
「遠隔操作は1回 死体は2つ」

芝村 の発言:
ペンギン
「霊魂はまあ、本体にくっついてるだろう」

あさぎ
「本体と同時なら、八神はその場にいない。
攻撃もできなければ…破壊はできない」
「計算が合わない」
「2つの死体は同時に生まれたわけではない」

海法
「理力使いの能力だったとして、アリバイのある状況で、そんなことができますかね。
妖精号でヤガミを殺したというならともかく」

芝村 の発言:
ペンギン
「それだ」

あさぎ
「射的のやり方も知らない子が…どうやって」

芝村 の発言:
ペンギン
「・・・」

あさぎ
「むぅ、でもさー理力使いって念じるだけで人殺せるの?」
「・・なんかこう、わけのわからないことが多すぎる。
そもそも、そんなに強くなかったよ。」

芝村 の発言:
ペンギン
「試してみればいい。理力使いはいる」

海法
試すというか、殺すわけにはいかないので、実験してみます。

芝村 の発言:
どんな実験する?

海法
まず、あさぎさんの霊魂を感じてみて、それにアクセスするには、
どんな条件が必要かを調べます。
視程は必要か、間接視程はありか、どの程度の精神集中が必要か、など。

芝村 の発言:
視程は必要、間接視程はあり、精神集中はそもそも必要ない

芝村 の発言:
日向が通り過ぎた。

あさぎ
「あ、いぬー」

芝村 の発言:
子猫をペンギンに渡していった。

海法
破壊するにも精神集中は必要なさそうな感じですか?

芝村 の発言:
理があれがね。

海法
理があれば?

芝村 の発言:
理力は理を使う。脳内の回路みたいなものだ。
それを起動するのが全部だ。
理の用意には莫大な時間がかかるが、一度用意すると、起動は簡単だ。

あさぎ
莫大な時間とは、どの程度ですか?
1日、ひと月、半年、もしくは年単位?

芝村 の発言:
1月。

海法
理は一度回路として構成すれば、
何度起動しても消費はされない、ということでいいでしょうか。

芝村 の発言:
ええ。その身自身のエネルギーは消費するが、忘れるわけではない。

海法
「というわけで、トラナの霊魂を破壊する準備には1月かかります」

芝村 の発言:
ペンギン
「最初から持ってたんだろう」

あさぎ
「そんな物騒なものいつから…」
「いや、用意する必要なんてなかったとおもうけどな」

海法
「なぜ一人は首を切って、なぜもう一人は霊魂を破壊したのか」

あさぎ
「・・八神に変化がおきたのはニコヤガミにあってからだろう」

芝村 の発言:
ペンギン
「……」

あさぎ
「時間が足りないよ?」

芝村 の発言:
ペンギンは煙草をふかした。

ペンギン
「最初からだ」

海法
理で霊魂を破壊するのは、他の方法で戦うことに比べて、利点はありますか?

単純に考えると、口寄せを妨害する分、戦闘力は落ちる気がしますが。

芝村 の発言:
利点は何もないね。そもそも相手殺せばことたりるのに
それ以上やる必要は、普通ならあまりない

あさぎ
利点がないものを最初から用意するとかはないと思いますが。

海法
「この能力は、捜査を隠蔽する役にしか立ちません。
それに一ヶ月の準備をかけ、その上に、まったく隠蔽になっていない」

芝村 の発言:
ペンギン
「……本気でそれをいっているのか?」

あさぎ
ペンギンの持ってる猫を見てみます。
「なんだろ、この猫」

芝村 の発言:
子猫はにゃーと鳴いた。

あさぎ
「どっからきたの?」
「あ、猫はわかんないか。犬語はわかるけど」

芝村 の発言:
ペンギン
「……八神というヤツは、最初から暗殺用だった。だろうな」

あさぎ
「なんで」
「天領から追い出された子・・なんだよね」

芝村 の発言:
ペンギン
「おそらくは指令を書き込まれて、起動するようにされて、な」

あさぎ
「…天領がそれをやったと?」

芝村 の発言:
ペンギン
「子供が要人暗殺に使われるのは、良くある話だ」

海法
「首を切った直後に、片方は事故死に偽装する。支離滅裂だ」

芝村 の発言:
ペンギン
「支離滅裂じゃない。 そういうときは、大抵理由がある」

芝村 の発言:
ペンギンは海法を見た。

芝村 の発言:
ペンギン
「理ってのは完璧なものか?」

海法
(どうなんでしょう)

芝村 の発言:
ペンギン
「例えば、こうだ。突発的なアクシデントに対応できる力はあるのか?
 想定外に対応できるか?」

海法
「トラナだけを暗殺するつもりだったが、
 ヤガミに出会った際、突発的に、楽な方法で殺した、と」

芝村 の発言:
ペンギン
「逆かもしれんがね」

あさぎ
「トラナに見られたのが、想定外」

芝村 の発言:
ペンギン
「ヤガミを殺したところで、トラナがいた」

あさぎ
「そういうことですね」

海法
「ヤガミを殺した後、トラナに見られて、身に染みついた方法で暗殺した、と」

芝村 の発言:
ペンギン
「トラナを殺したところで、さらにそれをだれかが追いかけてきた」

あさぎ
「いや、それだとおかしい」

芝村 の発言:
ペンギン
「完全犯罪は成立できなかった」

あさぎ
「トラナを殺害したところには目撃者がいたよ」

あさぎ
「神奈が」

あさぎ
「不可解な死に方を、死体を見つけたら普通おかしいっておもうよ。
暗殺って疑われたらダメなんだよね」

芝村 の発言:
ペンギン
「殺されているところを見てないから、
 八神少年が殺人者でないという仮定がなりたつんじゃないか?」

あさぎ
「・・うーじゃあ、ニコヤガミ殺したときは?
 目の前で殺してるけど」

芝村 の発言:
ペンギン
「最初の一人だけは、計画性がない」

芝村 の発言:
ペンギン
「それから後は、引き金が軽い。良くある話だ。はきたくなるほど」

あさぎ
「…でも、それは…わかんないじゃない。あのこが、
あのこだけがわるいんじゃないもの」
「おれ、ちゃんとあのこから聞くまでは信じないよ。」

海法
「……いずれにせよ、保護する理由が増えた、ということですね」

あさぎ
「それに、天領があの子に何をしたのか、
 名前も与えられず、何も知らないままで、死ぬなんて
 俺はいやだ」

芝村 の発言:
ペンギン
「(死体を保護してどうするんだと思ったが黙ってる)」
「名前を与えられてないのは消費前提だからだ。兵器にそれぞれ名前をつける変態はいない」

海法
「先ほどの質問に戻りますが、高原アララが、「また取り逃がした」と証言しています」

芝村 の発言:
ペンギン
「ああ。だれを?」

海法
「高原アララが会ったのが八神少年なら、死体を持って移動して、
 それを蘇らせて使っている相手がいることになります」
「それがヨシフキンだとしても、八神少年の体を持っている可能性は高い。
 店から出る時も、わざわざ持ち出しているわけですからね」
「ポレポレさんの話では、宰相府もDAIANも、まだ、八神少年を捜索しているそうです」

芝村 の発言:
ペンギン
「つまり、この爆破された店の主が、死体をもってるわけだ。
あるいはもう、生き返らせていると」

海法
「そう考えられます」

芝村 の発言:
ペンギン
「店主はどんなやつだ」

海法
「名前をヨシフキンといいます。ヤガミは伝説の時間犯罪者だと言っていました」

芝村 の発言:
ペンギン
「……」
「たしかに」

海法
「昔、坂上先生とトリオを組んでいた吉田、である、とも」

芝村 の発言:
ペンギン
「今はセプテントリオンの大幹部だな」

あさぎ
「!?」

海法
「まぁそんなことだろうとは思っていましたが」
「保守ですか、革新ですか?」

芝村 の発言:
ペンギン
「俺も知らん。」
「わかりました」

芝村 の発言:
ペンギン
「兵器の残骸を手に入れて。俺ならどうするかな」

あさぎ
「1)再生する
 2)複製がつくれないか挑戦する
 3)量産化」

芝村 の発言:
ペンギン
「なんで残骸になったと思う?」

あさぎ
「…利用価値がなくなったから」

芝村 の発言:
ペンギン
「負けたからだな。性能が不足していた。違うか?」

海法
「ホテルにいた結城火焔を襲って、核地雷の攻撃にあったと聞いています。直接には」
「では強化、でしょうね」
「おっと失礼」

芝村 の発言:
ペンギン
「魅力はあるが、まだ商品としては完璧じゃない。まあ、加工して売る。あたりか」

あさぎ
「あの子は感情を持って動いていたよ。
      • 兵器だとするなら感情があることは…」

芝村 の発言:
ペンギン
「量産はそれなりにすると思うが」

海法
「まぁ何にせよ捨てなかったということは利用価値を認めたということで、
セプテントリオンに兵器の利用価値を見いだされて良いことはないので」

芝村 の発言:
ペンギン
「まあ、感情を消せばうまみがなくなる」

あさぎ
「…どうしても探して取り戻さないと」

芝村 の発言:
ペンギン
「……」
「探さないでもいいとおもうがね」

海法
(あたりの気配をさぐります)

あさぎ
「??」

芝村 の発言:
ペンギン
「金は持ってるんだろう? 金以外かもしれないが」

あさぎ
「俺が?
「おこづかいならちょっとだけあるよ」

芝村 の発言:
ペンギン
「それならダメか」

あさぎ
「ダメって?」

芝村 の発言:
ペンギン
「ま、ほっておけば、敵として出てくる。それをまてばいい。それ以外の線は今消えた」

あさぎ
「なんでー」
「敵として出てくるって…そんなのひどいよ」

海法
「敵として出てきた場合、味方に殺される可能性があるから、保護をお願いしに来たのです」

芝村 の発言:
ペンギン
「小遣いじゃかえんよ。無理だ」

あさぎ
「えええー」
「・・何買うの?」
「えっと、俺の週のおこずかいが、5億と1億わんわんぐらいしかなかったけど」

芝村 の発言:
ペンギン
「セプテントリオンは死の商人だ」

あさぎ
「うーでも、お金払えば売ってくれるっていうの?」
「少なくとも取引はもちかけられる?」

芝村 の発言:
ペンギン
「すすめんがね」

あさぎ
「本当に無事帰してくるかの保証も、ない」

芝村 の発言:
ペンギン
「死の商人を育てることは敵を育てることだ」
「無事に返す点は、大丈夫だろう」

あさぎ
「…ロジャーは味方になってくれたよ」
「・・・敵だったとはいえ、ウチの子だ。
もしかしたら味方になるかもしれない」

海法
「また量産されても寝覚めが悪いんで、うまいこと取り返したいんですが」

芝村 の発言:
ペンギン
「儲かるからな。昔からそう言う話はある。エースと取引するやつもいる」

あさぎ
「俺は、あの子が幸せならそれで、いいと思う。
あの子が奪われ、失ってきたものを、たったひとつでもいいから
取り戻してやりたい」
「それだけなのに…」

芝村 の発言:
ペンギン
「それだけなのに?」

あさぎ
「いや、何もできそうにない自分が悲しくなるだけだ」

芝村 の発言:
ペンギン
「間違って兵器を愛したのは、いかにも失敗だったな。次はまともなヤツを好くことだ」

あさぎ
「兵器じゃないもの!」
「殺すこともできるけど、あの子は泣いて笑って、生きてたから
 兵器じゃないよ」
「…殺すことしかできないなら。俺らだって兵器みたいなもんじゃないか。」

芝村 の発言:
ペンギン
「俺は探しもするが」

あさぎ
「兵器と人間の境目はどこにあるのさ」

芝村 の発言:
ペンギン
「簡単だ」
「製造時の目的だ」

あさぎ
「…うー・人間だって、あとから兵器にされたりするよ。
捨て駒さんとか。」
「後から目的を付加して、兵器を作ることもあるってきいたことあるよ」

海法
「逆に兵器が人になることもできるでしょう」

芝村 の発言:
ペンギンは面白そうに、煙草を携帯灰皿に入れた。
子猫をあさぎに渡した。

あさぎ
「ネウー?」
受け取って抱きしめます。

芝村 の発言:
ペンギン
「取引をするか、襲撃するかだ」
「一応は助けた相手だ。それを襲撃するのは気が引けると思うがね」

あさぎ
「取引は…それこそ国ごと売っても成り立つかわからん」
「まあ、うっかり売ってもかまわないが」

海法
「八神少年に結城火焔を襲わせたのは、セプテントリオンである可能性が高い」
「八神少年が死亡したのも、それが理由だ」

芝村 の発言:
ペンギン
「それが?」

海法
「であるなら、あまり遠慮はしませんね。私なら」

芝村 の発言:
ペンギン
「ま、殺し合いは好きにやるがいいさ」

あさぎ
「いっそ、国ごと売り飛ばすぐらいは、やってもいいが。
そこまでだなぁ。出せるのは」

芝村 の発言:
ペンギン
「襲撃するなら、まずはセプテントリオンの人間を呼び出せ」

海法
「そして?」

芝村 の発言:
ペンギン
「話せばいい」
「敵の敵なら喜んで手助けする」

あさぎ
    • そうか
保守と革新

芝村 の発言:
ペンギン
「そうでなかったら、拉致と拷問だ」

あさぎ
「火焔を狙っていたのとは逆の所属のセプテントリオンを呼びだす」
「そういうこと、ですか」

海法
「単純に考えれば、火焔を狙ってるのはHIじゃないほうか」
(まぁ瀧川は両方の敵なので両方とも狙う理由はあるだろうが)

芝村 の発言:
ペンギン
「どちらがどちらかは特定されていない。あとは運だ」

海法
「……今現在、八神少年とおぼしき事件は起きていませんか?」

芝村 の発言:
ペンギン
「今はそうだな」
「だがまあ、向こうにも交渉期限はあるだろう」
「お前らが撞着しているのを知ったら、敵は直ぐ動く」

あさぎ
絶技メッセージで少年に呼びかけることはできますか?

芝村 の発言:
できない。小笠原に呼んでない

あさぎ
えーと少年は小笠原にいないのですか?

芝村 の発言:
ルール上、呼んでないのはでてこないよ。

あさぎ
追加で呼び出すことは可能でしょうか?
可能だとして、
セプテントリオンの幹部も呼ぶとした場合
消費マイルは20ですか、10ですか?

芝村 の発言:
追加で呼び出しを試みることは出来る。

あさぎ
八神少年:藩国滞在ACE なので、マイルが必要か否か、ですね。

芝村 の発言:
システム上、拒否されることはあるね。まあ、それで生死はわかる

芝村 の発言:
藩国には滞在してない

あさぎ
では
ACE:八神少年:10マイル
ACE:ミチコさん:10マイル

合計20マイルを使って呼び出しを試みます。

芝村 の発言:
/*/
芝村 の発言:
はい。では5分ほど少し、休憩しましょう

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2008年01月01日 16:35