ニーレンベルギア各国軍残党


抵抗の始まり

V.C.4030年9月ニーレンベルギア滅亡…ニーレンベルギア殖民星政府だけでなく、ヴィヴィア独立国連合も悉く壊滅的損害を受けたこの時から、ニーレンベルギア各国軍の残存勢力が、ネイティブ連合軍の上陸に備え始めた。一部のものは、ネイティヴ連合軍に投降した。だが、多くの将兵は未だに抵抗する意思を捨てることは無かった。あるものは多くの残存軍を集結し、戦力を纏めた。またあるものは、その手に武器を取って絶望的な戦いに赴いた。今、ニーレンベルギアで、ネイティヴ連合との2度目の戦いが始まろうとしていた。

設定

各国軍残党共通標章 ヴィヴィアを示す青、植民星軍章、人類を示す白、惑星防衛義勇軍を示す黒によって構成される、抵抗勢力共通の標章
言語 ヴィヴィア語、リ・イヴリッシュ語
通貨 ユーリ
略称 残党軍、武装勢力、抵抗勢力

抵抗勢力

惑星防衛義勇軍・ライオヴィアリエ王国連合(略称 黒王国)

植民星政府領に留学し、植民星ネイティヴ師団にも参加した、壊滅したヴィヴィア独立国連合構成国ライオヴィアリエ王国皇太子、ミリツィアが戦争前に編成したファシズム系準軍事組織。ライオヴィアリエファシズム、レイトビキ全体主義、イタリア・ムッソリーニファシズムの影響を受け、制服に黒シャツを採用した。ミリツィア皇太子はナショナリズムを国家に留まらず、惑星レヴェルに拡大して考えた。彼は親人類的でもなければ親ヴィヴィアン的でもなかった。彼は惑星レヴェルでの統合を主張し、人類とヴィヴィアンの一体を説いた。この主張は当初あまり受け入れられなかったが、第2次惑星間戦争でその主張は受け入れられ、殖民星政府壊滅後は人徳もあって壊滅したライオヴィアリエ軍残余だけでなくヴィヴィア独立国連合各国軍残余、植民星軍残余も彼の元に集い、一大抵抗勢力を築き挙げた。皇太子はライオヴィアリエ王国の再興を宣言し、国王に即位した。
  • 支配地域
    • ライオヴィアリエ王国
    • リヴォルナタヤ(傘下植民星軍部隊)
    • ハルマニアリ(傘下植民星軍部隊)

ニーレンベルギア植民星軍

ニーレンベルギア植民星軍は壊滅したが、その残余は部隊を再編成し、現在では一定の勢力を誇るようになった。
  • ニーレンベルギア植民星軍第1統合残余集団
ニーレンベルギア東に展開する残余集団。クマとゴリラを殴り殺した経験のある勇猛な指揮官の下で武装闘争を続けている。構成種族の60%はヴィヴィアン
  • ニーレンベルギア植民星軍第2統合残余集団
ニーレンベルギア西に展開する残余集団。ネイティヴ連合に抵抗する姿勢を見せてはいるが、戦後復興を優先しており、大勢力を誇りながらその殆どは勢力圏のインフラ整備に借り出されている。構成種族の48パーセントはヴィヴィアン
  • ニーレンベルギア植民星軍残存勢力
各地に散らばるニーレンベルギア植民星軍の残余。ネイティヴ師団も此れに含まれる。戦意の無いものは既に自由意志で投降しており、抵抗の決意を示した者達の戦意は高い。i
  • ニーレンベルギア植民星宇宙軍連合機動艦隊
戦争において健在であった25個機動艦隊。宇宙に身を隠し、再起の時をうかがっているが、惑星で抵抗を続ける植民星軍とは連絡関係しかない。連合機動艦隊に随伴している移民船には生産設備が備わっており、人類新鋭の兵器を生産する能力を有している。現在ジーヴェルディア星系に潜伏していると見られる。
  • 支配地域
    • エアルヴィエロ
    • アヴィェロゼッタ
    • 各地小地域

ヴィヴィア独立国連合軍過激派

人類との信頼関係を強固にしたヴィヴィ独立国連合軍の過激派。ネイティヴ連合と講和したヴィヴィア独立国連合とは袂を分かち、その指揮下を離れた各国軍の過激派が連絡を取り合っているだけで、実際にはバラバラに展開し、活動している。一応は反乱軍扱いだが、正規軍よりも勢力は大きい。殖民星政府と同盟関係にあったシェナィエディ国は過激派勢力を支援している。
  • 支配地域
    • ゲールナシア国(ゲールナシア国)
    • トゥールサフィール王国シャルレフィア州、ロフィール州
    • アーサー王国東カリュィニア州

武装勢力

  • レジメント・オブ・ヴィクトリア
妄想癖の激しい人類の少女、ヴィクトリア・E・ウェルヴェールがネイティヴ連合とヴィヴィア独立国連合正規軍に反対する旧植民地系市民と結成した武装勢力。末期的になると判断力が衰えるのはヴィヴィアンも同じようで、ただ痛いだけの少女にカリスマ性を見出し多くのヴィヴィアンが銃を手に馳せ参じ、現在では装甲車輌も有する勢力に拡大した。
  • 小規模武装勢力
小規模な抵抗勢力。救国の意思を胸に各地で抵抗を続けるが、中には盗賊化するものもあるという。彼らがもっとも恐れるのは、ヴィヴィア独立国連合の大国群による過酷な植民地支配であり、そのために武器を取るものが殆どである。盗賊化する武装勢力はヴィヴィア独立国連合正規軍だけでなく、抵抗勢力からも敵対される。また、ネイティブ連合・ヴィヴィア独立国連合、抵抗勢力双方に不信を抱き、双方と敵対する勢力もある。
  • 支配地域
    • 旧ラファイン王国ホルメン(レジメント・オブ・ヴィクトリア)
    • 各地小地域(小規模武装勢力)


抵抗勢力 種族

  • 人類
人類は、第2次惑星間戦争で甚大な被害を受けた。殆どの人類は宇宙コロニーで生活していた為、全滅に近い被害を受けた。だが、惑星に在住していた僅かな人類は被害を受けながらも、どうにか生き延びる事に成功した。彼らの多くは軍属であり、高い戦意を持っていた。彼らはヴィヴィアンと結束し、その多くが抵抗する事を決意した。
  • ヴィヴィアン(ホモ・サピエンスにおける少年に酷似した雌雄同体型原住民(ネイティヴ))
ニーレンベルギアにおける原住民であった彼らは、惑星に居住していた為人類ほどの被害を受けることは無かった。しかし、惑星に対する直接攻撃は大破壊を齎し、ヴィヴィアンの生活環境はズタズタに破壊された。彼らにとって、ネイティヴ連合も人類も同じ異星人であり、侵略者である。だが、彼らは殖民星政府が彼らに対してより寛容であり、理想的であり、信頼できるパートナーだと考えた。彼らは、ミレニアム・ヴォルフよりも人類を選んだ。第2次惑星間戦争後、生き残った彼らはヴォルフの支配下を許容するものもいたが、またそれとは逆に、人類と結束して戦う者たちも多かった。そして、抵抗者の割合は人類よりも、ヴィヴィアンのほうが多かったのである。構成者は主に旧植民地系か、復讐者。

政治

抵抗勢力による統治方法は様々だが、彼らは地元住民の支持が得られなければ勝利できない事を認識している。殆どが寛容でインフラの再建設を果たすための手伝いをしているが、人望はあっても政治力は無い、という勢力は多い為、必ずしも上手く行っているとは限らない。

抵抗勢力の指揮官達

  • ミリツィア国王
惑星防衛義勇軍の指揮官。黒い皇太子の異名を持つ旧ライオヴィアリエ王国皇太子。幼い頃からファシズムの影響を受け、将来を心配した国王によって殖民星政府に留学させられた。殖民星政府領での留学は成功した。彼は学校を卒業後、ネイティヴ師団に志願。能力的には優秀だったものの、はじめは立場上殖民星政府に断られるものの、国王の外交圧力で入隊に成功する。ネイティヴ師団ではめきめきと頭角を現し、僅か半年の勤務で士官学校に推薦され、入学。飛び級を重ね、将校になる。名前がイタリア語で「軍事部隊」を表す事から軍事関係に携る星の元に生まれた。と教育教官に評価される。一年間の勤務後、大尉に昇進し、外交武官としてレイトビキ連合帝国の外交武官と親睦を深める。その後ライオヴィアリエ王国に帰国。帰国後は新ファシズムを説き、ヴィヴィア、人類の連携を説いたが、この説はあまり受け入れられなかった。しかし、彼に任された地域の行政は悉く成功。主張も次第に受け入れられ準軍事組織である惑星防衛義勇軍も設立を許可された。彼の手腕から次期国王は間違いないとされた。
 が、第2次惑星間戦争が勃発、ライオヴィアリエ王国はネイティヴ連合軍のミサイル攻撃により事実上壊滅。国王、ファシスト政権の統帥も死亡し、無政府状態になった。生き残った彼は惑星防衛義勇軍を指揮し、旧ライオヴィアリエ王国領の治安を回復した。戦後、ネイティヴ連合、和議に応じたヴィヴィア独立国連合と袂を分かつ事を決意。惑星防衛義勇軍は抵抗勢力となる。彼はその人徳を生かし、和議に不満を持つ過激派を手なずけ、植民地支配を恐れるものに、地域の安全を保証する事で勢力を拡大。植民星軍の残余すら接収し一大勢力を築き上げる事に成功するのである。彼の名声は敵対するヴィヴィア独立国連合にも聞こえており、ヴィヴィア独立国連合を指導すれば3年で惑星は再興すると言われる手腕を買って懐柔に乗り出しているが、 悉く拒否されているという。
ライオヴィアリエ王国の再興により国王に即位した。
  • レザヴェア将軍
ヴィヴィア独立国連合過激派の指揮官。人柄の良さ以外はまるで取り得の無い嘗てのヴィヴィア独立国連合最高司令官。断固たる抵抗を主張したが受け入れられず、ヴィヴィア独立国連合軍最高司令官を解任される。現在は過激派勢力の最高司令官、隷下の王国第2軍を指揮下にヴィヴィア独立国連合正規軍と対立するが、平凡なのでイマイチパッとしない。
  • ジョージ・ブライト・モンテククリ上級大将
ニーレンベルギア植民星軍第1統合残余集団指揮官。クマとゴリラを殴り殺した経験のある勇猛な指揮官。齢60歳を超えるが、未だに体力は人間離れしている。見かけによらず思いやりのある優しい性格で、多くの人々に慕われる。
銃で撃たれても死にそうに無い…(汗)
  • トーマス・ブラウン上級大将
ニーレンベルギア植民星第2統合残余集団指揮官。ニーレンベルギア植民星軍第1統合残余集団指揮官ジョージ・ブライト・モンテククリ上級大将とは旧知の仲。冷静で物静かな人物で、政治力もある将軍だが、行動は常に目的がハッキリしており、混乱する事も無く、機械的な印象も受ける。
  • ヴィクトリア・E・ウェルヴェール
武装勢力レジメント・オブ・ヴィクトリアのリーダー。両親が軍属で、惑星で暮らしていたため、ヴィヴィアンの友人は多くいるが人類の友人はいない。何を如何間違えたのかかなり妄想癖が激しい痛い少女に育ってしまった。嘗て過酷だったと聞く植民地支配の再開を恐れた友人達を救うため、両親を殺された復讐を果たすため、友人達と共に武器を取る。
  • 植民星軍残存勢力の無名指揮官達
植民星軍の残存勢力とは言え、装備、練度、士気は一流で、ヴィヴィア独立国連合軍部隊ではおよそ3.4倍の兵力を以ってしなければ勝利するのは難しいという。彼らは非常に優れた指揮能力を持つといわれる。
  • 小規模武装勢力の無名指揮官達
ネイティヴ連合、ヴィヴィア独立国連合双方に反発している武装勢力の指揮官達、彼らの多くは、嘗ての植民地支配を恐れ抵抗するものが殆どである。指揮官達も殆どグループのまとめ役程度の域を出ず、能力は低い。稀に優れた才能を誇る指揮官もいるらしい。

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最終更新:2009年03月15日 01:33
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