エザキエル・ジルコニア



目次




設定

国旗 選定中 
国の標語  
国歌 グロリアス・プライズ 
公用語 セロン語 
国家元首 ソーマ・ピレネー第三代皇帝
首都 皇都アラドゥリア 
最大都市 タランポート 
公式略称 Ez、エザキエル、ジルコン等 
英語国名 Ezekiel Zirconia  
通貨 スクエア □ 



国名

初代皇帝エザキエ・ジルコンより。建国時宣誓されたものを現在でも使用している。



国歌

宇宙より漂着した初代皇帝を讃える歌。
作者未詳。


歴史


発展史


建国:この時期についてのデータは後述の戦火によって残っておらず、詳細は定かではない。が初代皇帝の記録については様々な伝聞によりその姿はおぼろげながら見ることができる。伝聞によって異なるが元となる骨子はいつも同じ”冷酷な策略家でありながら希代の執政者”であったという事である。彼によって建国されたこの国家への他の大国の侵略を皇帝一個人の言葉が防いでいたという。このような例が出るほどの口の持ち主であったと多くの伝聞が物語る。

伝聞の中には「皇帝はコーディネーターの研究に力を注いでいた」というものもあるが定かではない。

黎明期:後述の戦火により記録消滅。

大戦期:後述。

発展期:発展期をいつ頃と設定しているかというのは意見が分かれるところであるが大戦後という意見が大勢を占める。よって発展期をこの頃と定義する。戦争後初代皇帝による数万条に及ぶ厳法により安定した国家形成をなす。しかし先の大戦で陥落した皇都の衰退はすさまじく、広大な皇都における残党狩りを徹底して行い、ライフラインを復興させるまでに相当な時間がかかった。
決定的な理由は労働力の不足であった。それを解消するため、資金をつぎ込み「皇立先進生物研究所」を仮設する。そこでは驚くことに仮設まもなくコーディネーターのプロトタイプが完成。そこでの研究は最高機密であるがため、公表された情報からはこれ以上の見解を示すことはできない。

停滞期:コーディネーターの着実な浸透により、一般人にもコーディネーターの子供を希望するものたちが出現。これを受け皇帝は今まで秘匿していた情報を公開する。これが恣意的であるかどうかは分からない。一つ言えることは”どれだけ働いていても疲労を見せず、寒冷な気候にも適応するという豊富な労働力が地位を確立する一歩を踏みだしたということである。その後は在来種との鎮圧戦闘用の”品種”が研究されたり、己の欲求を見たさんとするための”品種”が研究されたりするなど生命の倫理が踏み潰されていく時代になった。高級官僚にコーディネーターが顔を並べるようになったのもこの時代である。技術の進歩は国家の復興を促したが、人間同士の関係は希薄になっていった。人口における人間の比率は年々減少していくこととなる。生命の禁忌を犯し、己の欲求を満たした人々は徐々に保守化し需要は停滞。格差が広まり、経済は停滞期へ。

停滞期後から今の時代へと繋がる。

-アランドゥリア大戦

在来種による皇都アランドゥリアへの攻撃に端を発した戦争。在来種による地の利を生かした攻撃により一度は皇都陥落、第Ⅱ皇帝セルマー・ジルコンおよび皇帝一族の滅亡という国家存亡の危機に陥ったが、エザキエル(以下Ez)軍はタランポートにおいて防衛線を敷き在来種との最終決戦を挑みこれに勝利。勝因は、現皇帝ソーマ・ピレネー(当時は軍務担当の文官だった)による正面突破。少数精鋭の軍による作戦は相手に大きな混乱をもたらし、指揮系統を麻痺させたという。
その後、地形に応じた臨機応変な作戦行動を行い翌々年首都を奪還。その局面ですでに劣勢であった在来種に対し和平を行い、在来種側はこれを受諾。各方面で小規模の紛争が多発するが、軍によりこれらをことごとく鎮圧。在来種との更なる軋轢を生むこととなった。

ただし、これら鎮圧行為以外在来種に対し何一つ制裁を加えず逆に”在来種に対し攻撃をしたものは自衛を除き厳罰に処す”という法を定め、融和を進めようとした事はあまりにも有名である。実際Ezでは深刻な資金不足とライフラインの寸断などで国民は疲弊しておりこれ以上の継戦は不可能であった。寒冷な我が星においては疫病が蔓延し人口も弱者から死んでゆくという時代へ。 

千年狼帝国との条約締結

ヴァレフォール歴4028年11月

怪獣討伐の折、前述の国より多大な援護があり、その成功を記念し締結されたのがリッツオー友好条約である。
当初国内では相手国が在来種であるということから反対の意見が相次いだが、皇帝御自ら会見を行い説明した結果そのあまりに合理的議論展開に国民のほとんどが中立もしくは賛成に傾いた。

いまだに反対派の意見はあるものの皇帝の権限において締結。新たな関係を築いた。

なお、この演説は会見会場から名をとり「セレン国民改革」と呼ばれることになる。

カンタンの大災

ヴァレフォール歴4030年3月

気象庁観測部によりいまだかつてない地形の変性が観測された後の数秒間のうちに起きた災害。およびその後の復興事業の総称がカンタンの大災である。
いまだ原因不明の変性により海洋付近の土地が沈下、多くの市民が海中へと引きずり込まれた。
また産業に対する被害も多くもっとも被害を被った国内有数の金属メジャー、ツビカ社は加工工場がほぼ壊滅。これによりツビカ社製の材料を使った多くの製品が製造中止に陥った。(もっともほとんどの工場が他社への乗換えを行いその後の被害は軽減された。
軍事産業も大打撃を受け、海洋に面していた軍需関係基地、衛星打ち上げ台はすべて海中の漁礁となってしまった。

政府はこの災害に対しセロン語で稀を意味する「カンタン」の名を冠する重度の災害であると認定。
これによる被害者に対する支援法案が異例な早さで可決し、軍による作戦行動が開始された。
が、予想以上に物資が不足していたため思ったように支援を行うことは出来なかった。以後所詮議会はという意見が高まる要因となる。




政治


政治機構

現在の政治機構は皇帝と31名で構成され皇帝を補佐する上院議会、各省庁により運営されている下院議会。但し、初代皇帝の欽定した「厳法」により事実上、上院議会は下院議会の議題について審議するのみとなっており、さらにその議会では賄賂が横行しているため民意は議会には届かない。

実際はこれらだけではなく独立した機関が存在する。「ブラッジ機関」である。これは厳法下制定時に上記の状況を予測し造られていた。しかしこの条文には「全く欲無き者これを構成す」とされていたため現皇帝までは存在しなかったといわれる。現代においてコーディネーターの出現によりこの条文は日の目を見ることになり庶民と皇帝をつなぐ橋が完成した。制約として機関から皇帝に提出することができる法案は五までと規定されている。皇帝は必ず聞き届けなければいけない。

皇帝

皇帝には絶対的な権限があり、議会の法案を拒否することも可能。ただし厳法には絶対服従である。皇位継承では皇帝は万世一系でなければいけないという規定は無く皇帝崩御の後その瞬間誰もが英雄として仰ぐことができる人物が皇帝になることができる。この規定はあいまいなため、学者の論議が絶えないが今のところ問題は起きてはいない。

皇帝の選出においては専門議会を作成する。その構成員は無作為に選ばれた民衆。選ばれた人々は周囲の人には通達されず突然軟禁され自白剤を用いた強引な選出が行われる。

決まらなければ議会が執政することになり、その後定期的に専門議会を作成することになる。



外交


自由な交易が基本。外交上の制限はない。






    • 所属組織・締結条約
      • リッツオー友好条約
対千年狼帝国


経済

今のところ経済は停滞しており、格差が地方と都市で大きく広がっている。


地理

クライズデール

セイルナシア星系第十二惑星
エザキエル・ジルコニアの主星。皇帝を含む移民がこの星を発見したとき大気は冷たく地表は白く覆われていた。テラファーミングにより幾分か温暖に向かいつつあるが平均気温は-30℃が普通である。最低気温は-214℃を記録。

代表的な都市

-皇都アランドゥリア
先の大戦で壊滅した首都。現在、周辺地域では在来種防衛用施設が建設されその姿はまるで要塞。政治機構の中枢となり官庁街が全て格納されている。政治と防衛に特化した都市構造のため住民は少なく経済活動は緩慢である。

-タランポート
カルデラ内に作られた都市。庶民の間ではタランと呼ばれ経済活動の全てといっても過言ではない機能を持ち事実上の首都。また近隣では国防軍の三分の一が駐留し軍事拠点としても重要である。他の場所に比べるとカルデラという地形からか比較的温暖である。


住民

現在では生産層を支えているフェルミというコーディネーターが半数を占め、人類種は少数となってきている。その人類種もほとんど高齢化し、さらに減少するのは必定である。


文化

宗教

信仰される対象としては、初代皇帝を神としたエザキエ教が主流。かといって大きな制約は特に無く、日々を誠実に生きることが教えとなっている。

文学

生物学、特に遺伝子工学に関する著書が市場に溢れる。純粋な文学はなかなか少ないが言論統制は厳法により禁じられているためどのようなものでも執筆可能。ただし全ての書物は電子化され手にとって読むことができるのはほんの一握りの人々のみである。歴史書という類は幾度無く史料価値的なものは皇立図書館の奥深く、数冊しか存在しない。


軍事

先の大戦により軍事力は幾度衰退したがEz軍は主に三軍により構成される。指揮権は皇帝が握り、不在の場合軍務官僚が代行を勤める。

宇宙軍

惑星外の宇宙空間での戦闘を前提としている。幾度が無人艦であり複数の艦艇を後方の指揮艦艇一隻が指揮を執るという体系で艦隊を構成している。基本方針は速度の出る細身の艦艇の軽艦隊を用いた一撃離脱の戦闘や空母の艦載機による戦闘。この編成は現皇帝になってからである。あくまで基本方針であって艦艇の絶対数はいまだそろっておらず初代皇帝時代の「動く要塞艦」と揶揄される巨大戦艦群が主力といっても過言ではない。昔の艦艇ということでハードは古いが近代化換装を行い、第一線でもまだまだ活躍できるようにチューンアップされている。

陸軍

惑星内における治安維持・戦闘を目的とした軍。任務の多くは在来種の引き起こす紛争の鎮圧。

皇都防衛部

各軍の機構から独立しその指揮は皇帝のみが行い、構成員は全てコーディネーター。大戦後の教訓として創設された。皇都の防衛が主だが少数精鋭のため凶悪事件の解決に回ることもある。
また、宇宙軍には独立した艦隊を持つとされる。


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最終更新:2009年02月01日 00:07
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