箱庭星団諸国2nd プロローグ

  • 人類側視点
人類の進歩は戦争の歴史とともにあった。数次にわたる最終戦争を経験した人類は、辛うじて絶滅の危機を乗り越えたが、惑星ヴァレフォールはもはや汚染し尽くされ、人類は宇宙へとその住居を移した。過酷な環境に適応するために人類は改変種(コーディネーター)という新人類を作り出すに至る。
だが新天地として宇宙にでた人類はまたも地上での愚行を繰り返すこととなった。幾多数多の戦乱の末に、ヴァレフォール星系は人の住める世界ではなくなっていた。
大規模な移民船団が居住可能な星系・惑星を目指し、ヴァレフォールを去った。
人類が目指した五つの恒星系には故郷の五地域の名が割り当てられた。すなわちディルタニア、フェイルディラシア、セイルナシア、ネルヴィル、カイバーである。
しかし驚くべき事に、それらの星系には知的生命体が先住種としてコミュニティを形成していた。

  • 異星人側視点
当初星団外から移民船に乗ってやってきた人類に対し、異星人達は哀れみと慈悲の心を持って接し、また彼らの持ち得ない高度なテクノロジーが異星人社会を発展させることに期待された。
しかし人類は居住が許可された惑星を瞬く間にテラフォーミングを行い、農工生産力は増大の一途を辿った。数十年後には人類系国家は軍事力を整え、星団に大きな発言力を持つようになる。
異星人たちは人類のもたらしたテクノロジーの恩恵を受け入れたが、同時に恐怖した。
「このままでは、我々の星々は彼らの物になってしまうのではないか?」

緊張は赤黒い暗雲となってヴァレフォール星団の空を覆い尽くす。
"最初の人工知性"アドミニストレータは星団会議の設置を各国に了承させた。
そしてV.C.4025年。幕は開く。

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最終更新:2008年09月21日 19:58
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