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目次
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国旗 |
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国の標語 |
特になし |
国歌 |
神よ、我らが皇帝に恩寵を与えたまえ |
公用語 |
ズェムリア語 |
国家元首 |
皇帝 レイラ・アレクサンドラ・ズェムラスカヤ |
首星 |
惑星ズェムリア(ディルタニア星系) |
帝都 |
ズヴェスターグラード |
最大都市 |
ルナグラード |
公式略称 |
ズェムリア |
英語国名 |
Empire of Zemlia |
通貨 |
ブルール |
国名
ズェムリア帝国
何の捻りも無く、惑星名がそのまま国名となっている。
また、皇帝家の姓も惑星名から取られた。
国歌
現皇帝の即位式典に際して時の左院尚書イーリヤ・プロトニコヴァ公爵が作詞、制定した国歌。
元は「神よ、祖国に恩寵を与えたまえ」という、帝国の発展を願う歌だったが、面影を残しながらも主に皇帝を愛でる内容に歌詞が書き換えられている。建前上は、一応「皇帝を称える歌詞」となっている。
国旗
四星十字旗。四つの星はズェムリア本星と三つの衛星を、十字は皇帝家の繁栄を象徴する。
歴史
政治
「四院二局」と呼ばれる制度を採用している。
四院は、中央官庁を統括し、皇帝の行政権を輔弼する左院。貴族会と庶民会の二会からなり、皇帝の立法権に協賛する下院。皇帝の名の下に司法権を行使し、帝国全土の裁判所をまとめる右院。皇帝の指揮下で軍を統括する上院の四つの機関である。二局は、貴族を監理し、系譜や紋章を保管する紋章局。官吏の不正を摘発し、行政機構の腐敗を防止する監察局の二つの機関である。また、皇帝の諮問機関である御前会議があり、戦時の戦略決定や国策上重要な課題の審議を行う。
尚、四院は下院庶民会議事堂と右院小法廷を除き、皇帝の宮殿である星宮内に中枢機関を置く。
御前会議
皇帝を議長とし、四院二局の長官と全閣僚、四軍の最高司令官、上院情報本部長からなる合議体。戦時の戦略決定や国策上重要な課題についての審議を行う皇帝の諮問機関である。定数は上記の23人だが、最低限、皇帝と四院二局の長官が揃えば開会し、議決が行える。
左院
皇帝の行政権を輔弼する左院尚書を長官とする機関。
中央官庁は全て左院の監督下にあるため、左院の長官である左院尚書は他国の首相に相当する役職である。
左院では、定期的に皇帝を議長とする行政評議会が開催され、左院尚書と左院官房長、閣僚が出席する。
尚、情報局は連邦帝国情報本部の傘下にあるが、法制上は左院の内部部局として存在している。
左院尚書及び副尚書の執務室、行政評議会室、左院内部局は星宮に置かれる。
│├官房部
│├賞勲局
│├衛星局
│├属領局
│├連邦局
│└情報局
└経済企画庁
皇帝を議長とし、左院尚書と左院官房長、閣僚が出席する国政の最高執行機関。基本的に、優秀ながらボケた皇帝を左院尚書が餌付けしたり突っ込んだりしながら、卿達が話を戻すという進行で行われる。
治務卿を長官とし、行政管理、地方行政の監督、統計、宗教政策、危機管理・民間防衛、その他内政一般を扱う官庁。レイラ皇帝の改革の一環として、内務省から分割された。
│├行政局
│├人事局
│├地方局
│├統計局
│└宗教局
├危機管理庁
└公職選挙庁
法務卿を長官とし、法秩序及び法制の維持、出入国管理、治安、監獄を扱う官庁。
│├民事局
│├刑事局
│├監獄局
│├公安局
│└警保局
├出入国管理庁
└国家警察庁
├管区警察本部
└管区刑務警察本部
外務卿を長官とし、外交を扱う官庁。
├政策局
├ディルタニア局
├フェイルディラシア局
├ネルヴィル局
├セイルナシア局
├カイバー局
├条約局
└経済局
財務卿を長官とし、財政、租税、金融を扱う官庁。帝国の財布のひもを握っている。
│├予算局
│├租税局
│├金融局
│├関税局
│├国際局
│└理財局
└財務警察庁
軍務卿を長官とし、軍事行政を扱う官庁。職掌の性質上、上院とつながりを持つ。
│├陸軍局
│├海軍局
│├空軍局
│├宇宙局
│├教育局
│└財務局
└宇宙警察庁
逓務卿を長官とし、通信、運輸交通を扱う官庁。レイラ皇帝の改革の一環として、工務省より分割された(通信行政は内務省から移管)。
├地上局
├航空局
├宇宙局
├戦略局
├通信局
└流通局
内務卿を長官とし、医療行政、労働行政、社会保障、環境行政を扱う官庁。レイラ皇帝の改革の一環として、治務省が分割された。
├医務局
├薬事局
├労働局
├雇用局
├保険局
├衛生局
├年金局
└環境局
学務卿を長官とし、教育、文化、非軍事科学技術、国内向け宣伝を扱う官庁。
│├教育局
│├文化局
│├大学局
│├研究局
│├政策局
│├運動局
│└啓発局
└ゼペティア・ローリネス研究所
業務卿を長官とし、第二、第三次産業、通商を扱う官庁。レイラ皇帝の改革の一環として、農務省が分割された。
├資源局
├工業局
├商務局
├通商局
└技術局
農務卿を長官とし、第一次産業、食料行政を扱う官庁。レイラ皇帝の改革の一環として、業務省から分割された。
├農業局
├森林局
├畜産局
├水産局
└食料局
工務卿を長官とし、公共事業、土木開発、海上警察任務を扱う官庁。レイラ皇帝の改革の一環として、逓務省が分割された。
│├計画局
│├都市局
│├水源局
│├河川局
│├港湾局
│├海洋局
│└土地局
└海洋警察庁
└管区海洋警察本部
下院
皇帝の立法権に協賛する機関。長官は、貴族会議長の下院尚書と庶民会議長の護民官。元は貴族のみの機関であったが、庶民会設立に伴い、貴族会を新たに設置。元の議員は全員貴族会議員とされ、下院尚書の地位は貴族会議長が兼任することになった。当初は下院尚書が庶民会議長の上位に位置したが、後に対等とされ、それに合わせて護民官という職名が設けられた。
現在、両院の権限は対等であるが、庶民会が予算先議権を有する。
貴族会議事堂及び立法評議会、下院官房部等の機関は星宮に置かれる。
定数不定。公侯爵全員と、宮中伯の相互互選による選出議員で構成される。前者は終身、後者は任期七年とされているが、再選制限はない。
定数1000。管区単位の大選挙区制で選出される。任期は5年だが、皇帝が解散権を保有する。開票の結果、全体での得票率が5%に満たない政党は議席を獲得できず、その分の議席を全管区の総得票数によるドント式で議席獲得政党に振り直す。選挙に際しては治務省地方局による選挙干渉が常態化しており、左院の御用政党が過半数を占めることが常となっている。
政党名 |
議席数 |
占有率 |
備考 |
帝政党 |
702 |
70.2% |
庶民会第一党。 総裁以下幹部を左院尚書や治務卿の側近から登用する、左院の御用政党。 |
自由倶楽部 |
134 |
13.4% |
庶民会第二党。 帝政党とは犬猿の仲。選挙ごとに左院側の干渉を厳しく非難するも、毎回発言を潰される |
保守党 |
108 |
10.8% |
複数の貴族系財閥をバックに持つ。 有力財閥を左院が取り込んでいる現状では、帝政党に協力する御用政党その2となっている |
社会大衆党 |
56 |
5.6% |
庶民会最左派。 干渉を毎回あの手この手で潜り抜け、ギリギリ5%越えの議席を獲得する。 貴族会の権限縮小や軍縮、属領への干渉排除と領有権の順次放棄を掲げる。 |
右院
皇帝の名の下に司法権を行使する機関。最高裁判所に相当し、下級裁判所として高等裁判所、地方裁判所、民事裁判所、司法審判所を統括する。先帝アレクサンドラの改革の一環として、法務省から司法行政権が移管された。また、判例により違憲法令審査権が示され、勅令によって確立している。
高等裁判所は管区ごとに設置され、地方裁判所は1~複数の郡市ごとに置かれる。また、民事裁判所と司法審判所は各郡市に一つずつ設置されている。
帝国憲法により三審制、裁判の原則公開が保障されている。
右院大法廷(事実上の憲法裁判所)、司法評議会、右院官房部は星宮に置かれる。
星宮に置かれる事実上の憲法裁判所。元々は大法廷が右院そのものだったが、後に重大事案を扱う大法廷と、一般訴訟の上告審を扱う三つの小法廷に分割された。違憲法令審査権確立以降は、大法廷がこれを唯一行使できる機関とされ、事実上の憲法裁判所となった。
裁判長は右院尚書が務める。
右院のうち、一般訴訟の上告審を扱う法廷。第一から第三まで三つの法廷が存在する。
各管区の政庁所在地に設置され、上告審、控訴審を担当する。
1~複数の郡市ごとに設置され、控訴審、第一審を担当する。
各郡市の政庁所在地に設置され、訴額200万ブルール未満の民事訴訟の第一審、戸籍関連訴訟を担当する。
各郡市の政庁所在地に設置され、罰金刑以下の刑事裁判、訴額500万ブルール未満の行政訴訟の第一審を担当する。
上院
皇帝の統帥権の下で軍を統括する機関。上院尚書は武官の最上位で陸海空及び宇宙軍何れかの大将が就任し、同時に上級大将の階級が与えられる。詳細は軍事の項にて。
上院中央評議会、上院官房部その他軍中枢機関は星宮に置かれる。
紋章局
皇帝に直属し、貴族の監理、紋章や系譜の管理を行う機関。長官は紋章総監。
貴族の勢力を抑え、皇帝権力の拡充を目的として設立されたが、全ての家系が皇帝の家臣として再編された現在では、紋章や系譜の管理が主要な職務となっている。とはいえ、貴族を押さえる機能は依然残っており、財力と特権を持つ財閥化した貴族を監理しするなど役割は大きい。
監察局
皇帝に直属し、官吏の不正を調査、摘発する機関。長官は監察総監。
地方行政
惑星全土と衛星が300の管区に分けられ、各管区がそれぞれ複数の郡、市に分かれているが、ズヴェスターグラードは一市単独で管区を構成する。
管区には治務省から知事が派遣される。地方立法権は民選の管区参事会が保有する。
知事には就任と同時に伯の爵位が授与される。知事の職を退いた段階で、不祥事等がなければ伯から宮中伯に爵位が変更され、下院貴族会議員の互選権を得る。職名は「○○管区知事」であるが「○○伯、宮中伯」と呼称される。
郡市では、首長である郡長、市長は知事が派遣する。郡市長には子、男の爵位が授与される。郡市長の職を退いた段階で、不祥事等がなければ子、男から宮中伯に爵位が変更され、下院貴族会議員の互選権を得る。職名は「○○郡長、市長」であるが、「○○副伯、男爵」と呼称される。(副伯は子の通称)
宮中伯は所謂一代貴族で、爵位と特権は受爵した当人の存命中のみ。また、皇帝の裁量により、世襲貴族である公候爵となることも出来るが稀である。
属領
ズェムリア惑星圏外の領域の総称。現在、皇帝直轄領クラースヌィ・フルークト自治国、皇帝直轄領ゴラート自治国、皇帝直轄領トリエーツィ・ソーンツァ自治管区、皇帝恩賜領ラノーザ自治王国、皇帝直轄領鬼ヶ島自治管区、皇帝直轄領ランド・プラント自治国が存在する。自治国には大使館に相当する総督府が置かれ、皇帝の代理人として総督が着任する。内政に関するほぼ全権が自治政府には認められている。しかし、政治司法の各面や選挙に際して総督府が干渉していることは、公然の秘密である。自治管区には総督府が置かれず、左院属領局の支局が業務を行っている。
領域は、惑星A-AppleStar全域。全域が資源開発特区に指定され、イモータル・ドールズ社とセイルナシア資源開発公団にのみ、資源採掘権が与えられている。首都はスカラーグラード。惑星周辺には多数のコロニー都市が存在する。主権を皇帝に移譲した上で外交権、統帥権、内政に関する儀礼的権限を除く全権が自治国に認められている。
領域は、ファルローン宙域。25のコロニー都市のからなる。主権を皇帝に移譲した上で外交権、統帥権、内政に関する儀礼的権限を除く全権が自治国に認められている。
領域は、惑星ネクスト・ヴァレフォールのほぼ全域。惑星ヴァレフォールとよく似た環境の惑星である。行政府はミッドランド。住民の大半は本国からの移住者であるが、経済特区を複数設置し、各国からも移住や投資を積極的に受け入れている。なお、惑星の一部はラノーザ自治王国となっている。
領域は、惑星ネクスト・ヴァレフォールの一部。温帯地方の中でも南部、亜熱帯に近い地域。現状では都市国家だが、今後の人口増加やラノーザからの移住者増加によっては、恩賜領の拡張もあり得る。
領域は、惑星改めネルヴィル第二恒星鬼ヶ島とその周辺宙域。突然の恒星化により呑みこまれたコロニーも多数あるが、幸いにも残存していたコロニーを中心に再建が進められている。現在、コロニー増設と共に、第二恒星をダイソン球で覆う計画が進行中である。
領域は、惑星ランド・プラント全域。マザー・プラントを頂点とする垂直式カースト制によって統治されている。
治安・警察機構
我が国には、皇帝直属の国家憲兵、法務省の国家警察、財務省の財務警察、工務省の海洋警察、軍務省の宇宙警察が存在する。
皇帝直属の警察組織。反逆や内乱、外患誘致などの重大事件や大規模暴動の鎮圧の際に出動する特務隊、要人警護を担当する警護隊、式典に参加する儀仗隊の三隊からなる。
法務省所管の警察機構。一般に、警察というとこれを指すことが多い。国家憲兵が担当しない通常の事件を所管する。
中央警察として国家警察庁があり、その下に管区単位で警察本部が置かれる。(ズヴェスターグラード管区のみ、国家警察庁直轄)
また、国家警察庁の下に管区単位で刑務警察本部が置かれ、管区内の刑務所、拘置所を管理する。
財務省所管の警察機構。税関の管理や金融犯罪、脱税事件の捜査、逮捕を行う。また、税関を管理する関係上、密入国の取り締まりも行うが、出入国管理を行う法務省(特に出入国管理庁や国家警察庁)とは、時折権限の取り合いでもめている。
工務省所管の警察機構。惑星海上全域の交通管制や警備、海難救助を行う。国家警察庁への統合が検討されている。
軍務省所管の警察機構。海洋警察宇宙版ともいえ、ズェムリアの惑星圏内の交通管制や警備を行う。
外交
国交を有する国
かつて国交を有したが、滅亡したか連絡が断たれた国
所属組織・締結条約
失効した条約
- D01条約(失効理由:相手国との関係悪化)
- ツォルマリア文明統一機構とズェムリア帝国との間の平和友好条約(失効理由:相手国の崩壊)
- ズェムリア帝国と酒呑国家鬼ヶ島間の平和友好条約(失効理由:相手国の崩壊)
- ズェムリア帝国とポザラザカ共和国の平和友好条約(失効理由:相手国の崩壊)
経済
原則として市場経済だが、財閥や公社の力が強く、多くの国内市場が独占・寡占状態である。
財閥は、政治的特権の大半を喪失しながらも、その影響力と財力、経済的特権で市場を支配する貴族系財閥と、平民階級から生まれた新興財閥とに大別できる。近年では、一部市場で新興財閥が貴族系財閥を押しのけつつあるが、財閥による寡占市場という状況は変わらない。また、インフラでは公社が独占体制を法的に確立しており、惑星全域のエネルギー供給網を管理する供給公社のほか、発電や各種燃料、エネルギーの生産を行うエネルギー公社が、一から複数管区単位で設置されている。また、交通や住宅供給の分野では、公社がシェアの過半を占める。
惑星特徴
帝国の主星。典型的な岩石惑星で、地表の約65%を海洋が占める。大気は窒素と酸素が主体。
極地、高山の氷河地帯から赤道付近の熱帯地方まで、変化に富んだ気候を持つ。
惑星ズェムリアの第一衛星。
惑星ズェムリアの第二衛星。
惑星ズェムリアの第三衛星。
旧フリートドールズ領で、全域が皇帝直轄領、資源開発特区となっている。
小規模な惑星ながら火山活動が活発で、地上での有機生命体の長期居住は困難である。現在、惑星周辺にコロニーの建設計画が進行中である。
旧宇宙多様性保全委員会が「保護」していた惑星。ほぼ全域が皇帝直轄領となっているほか、一部に皇帝恩賜領が存在する。また、複数の経済特区がある。
テラフォーミングにより、惑星ヴァレフォールによく似た環境となっている。
旧鬼ヶ島領で、惑星だったが突如恒星化した。全域が皇帝直轄領。
恒星全域をダイソン球で覆う計画が進められている。
旧ランド・プラント領で、全域が皇帝直轄領となっている。
代表的な都市
帝都。皇帝の宮殿である星宮を中心とした計画要塞都市で、高い対空迎撃能力を備える。
帝国最大の都市。惑星統一前は、ここに首都が置かれていた。
旧クラースヌィ・フルークト自治管区の行政府所在地だった。正確には、都市ではなく宇宙戦艦。
クラースヌィ・フルークト自治国の首都。惑星A-AppleStarの地上のドーム都市の一つで、自治国内最大の規模持つ。
惑星A-AppleStarで、スカラーグラードに次ぐ規模を誇る。
ゴラート宙域の最大都市で、小惑星を刳り貫いて造られたコロニー。
ゴラート自治国の首都。シリンダー型コロニー。
トリエーツィ・ソーンツァ自治管区の行政府所在地。大規模な区画整理と周辺部の再編で、ズェムリア式大都市へと生まれ変わる。
ラノーザ自治王国の首都。ラノーザは都市国家であり、この市域と周辺3kmが自治王国の領土である。
住民
国民は大半がイズメネイエと呼ばれる改変種である。イズメネイエは女性のみが存在する。
改変の結果、平均寿命は200歳前後まで延び、成長は10代半ばから後半で止まる。また、老化現象をある程度克服することに成功し、成長を終えてからは基本的に見た目は変わらない。
文化
惑星全域に多種多様な文化が存在するが、ズェムリア系の文化が各地に浸透しつつある。元々のズェムリア本国のほか、その周辺、征服事業初期に帝国に組み込まれた地域は、ほぼズェムリア色に染まっている。他地域に於いても、征服時期が早いほどズェムリア色は濃くなる傾向にあるが、一概には言えない。
同性愛
帝国臣民はほぼ100%女性であるため、同性愛が正常な思考と見做されている。異性愛はタブー視されており、異性間性交は法的に禁止されていた時期もあった。現在ではそのような規制はないが、一般的に禁忌扱いされている。また、異性間の性的表現を扱った表現物は、違法とされている。
酒
元々のズェムリア本国周辺では、ヴォッカと呼ばれる高度数の蒸留酒がよく呑まれていた。このほか、各地に伝統的な酒は数多く存在するが、星宮で催される行事で饗されるのは、もっぱらヴォッカである。尚、度数は高いが、これを割って飲むのは邪道とされることが多い。
軍事
皇帝が統帥権を保有し、上院がその下で軍を統括する。また、上院中央評議会が統帥権を輔弼する。
但し、近衛軍のみは上院中央評議会を通さず、皇帝が直接指揮する、
編制及び指揮系統
皇帝
│
├上院中央評議会
││
│├陸軍参謀本部
││├各軍管区司令部
││├陸軍技術研究所
││└陸軍大学
││
│├海軍軍令部
││├各軍管区司令部
││├海軍技術研究所
││└海軍大学
││
│├空軍幕僚幹部
││├各航空団司令部
││├空軍技術研究所
││└空軍大学
││
│├宇宙軍事務局
││├各衛星守備隊司令部
││├各艦隊司令部
││├宇宙開発研究所
││└宇宙科学大学
││
│└情報本部
│
└近衛軍総司令部
├近衛師団
├近衛海上艦隊
├近衛航空団
└近衛宇宙艦隊
軍の最高機関。皇帝を議長とし、上院尚書及び軍務卿、四軍の最高司令官と作戦参謀で構成される。
皇帝の統帥権を輔弼する機関と定められているが、詳細は明かされていない。
惑星の陸上部防衛及び侵攻作戦での地上戦闘を管轄する部隊。トップは参謀総長。
帝国陸軍には、「歩兵」という兵科は存在しない。完全女性種であるが故、民族全体の運動能力は、男性のそれよりも劣ってしまう(遺伝子操作でも限界はある)。そこで、「機械化歩兵」「機械化装甲歩兵」という独自の兵科が生まれた。彼女らはナギア・マシニと呼ばれるパワードスーツを装備ししており、男性の運動能力に追い付くどころか、個々の能力は圧倒的優位に立つことが可能となった。「機械歩兵」の場合、装備部位は脚のみで、先端のボール車輪で走行する。「機械化装甲歩兵」になるとこれが大型化して全高2.5mほどとなり、火砲一門を装備する。
惑星の海上防衛及び侵攻作戦での海上戦闘を管轄する部隊。トップは軍令部長。
惑星上空の大気圏内防衛及び侵攻作戦での大気圏内航空戦闘を管轄する部隊。トップは幕僚総長
惑星大気圏外並びに衛星防衛及び侵攻作戦での宇宙戦闘、大気圏内部隊の輸送を管轄する部隊。トップは事務局長(名称は文官的だが、純粋な武官のポストである)。
四軍から独立した右院の情報機関。詳細は不明。トップは情報本部長。
皇帝直属の部隊。陸海空宇宙全ての領域の作戦能力を持つ。トップは近衛総監(階級は上級大将で、上院尚書と同列)
主な兵器
主な人物
名前 |
爵位 |
役職 |
詳細 |
レイラ・アレクサンドラ・ズェムラスカヤ |
皇帝 |
皇帝 |
ズェムリア帝国の皇帝。一人称は妾(わらわ)。 若干38歳(人類種換算で約15歳)ながら左院尚書の補佐を受けて政務に励む。 基本的に優秀で頭は良いのだが、典型的なボケキャラで、噛んだり転んだりは日常茶飯事。 また、かなりの甘党である。 |
ニーカ・ニコラエヴナ・フォノトヴァ |
なし |
侍従長 |
皇帝に使える侍従長。宮中の庶務、雑務を一手に担う、宮中の最高権力者。 何事も完璧にこなすため、皇帝の信頼は厚い。 必要なものは大体数分で用意してしまうため、七不思議認定されている。 |
ラリサ・ヨシフォヴナ・トカレヴァ |
侯爵・連邦帝国公爵 |
左院尚書 |
真面目な常識人。 (少なくとも彼女に関しては)ギャグは真顔で言って滑るもの。 ヴェンデルニコヴァ政権下で左院官房長を務めた。 |
アンナ・オシポヴナ・ベルデンニコヴァ |
侯爵 |
左院官房長 |
ひたすら影が薄い。 行政評議会では比較的まともな思考をしている。 外務卿から官房長に抜擢された。 |
ガリーナ・ニコラエヴナ・マレーエヴァ |
侯爵 |
内務卿 |
ウラディミーナ逓務卿の相方(というかペットというか嫁というか何というか)。 内務卿に抜擢される前は屋敷に籠って占いやら黒魔術やらの研究に没頭していた所謂不思議ちゃん。 変という訳ではないが、不思議な口調。 |
イリーナ・アダーモヴナ・フェドトヴァ |
公爵 |
治務卿 |
言葉遣いがどこか変。時折皇帝顔負けの天然っぷりを披露するが、本性は「狐」と陰ながら揶揄される策略家。 殆ど知られていないが、イーリヤ紋章総監の政治的盟友だったりする。 元内務卿。治務省が内務省から分離新設された際、横滑りで治務卿に着任した。 ちなみに、天然は素でやっている。 |
ヤロスラーヴァ・スチェパーノヴナ・アヴェリナ |
公爵 |
外務卿 |
行政評議会では数少ないまともな思考ができる人。マイペースだが調整能力には定評あり。 重度のシスコンの妹あり。 |
ヴァレンチナ・オシポヴナ・ラジェヴァ |
公爵 |
財務卿 |
驚異的な記憶力を持ち、一度見聞きしたことは忘れないとさえいわれる。 官房長、外務卿同様常識人だが、行政評議会の面子に染まりつつある。 |
ヴェロニーカ・ブラトヴナ・グツァロヴァ |
侯爵 |
学務卿 |
二代続けて本の虫&体が強くない学務卿として就任。 博学で学者肌。唯の文官より学者が上にいた方が理解があって研究が進むのではという判断で推挙され渋々着任したという噂も・・・。 |
エカチェリーナ・ボリーソヴナ・リーシナ |
公爵 |
業務卿 |
本来10代半ばで成長が止まるはずが、個人差があるとはいえ少々(特に一部が)成長しすぎている。 昔から機械弄りと一人旅が大好きで、公爵家を継いだはいいがそちらに夢中になっていた。ガリーナ内務卿が道連れとばかりに下院に引きずり出し、今に至る。 |
クラヴディヤ・ロジオノヴナ・カイドィシェヴァ |
侯爵 |
農務卿 |
常に何か食べている。評議会中は皇帝とキャラが被るが、こちらは全て自前。 スナック菓子やらジャンクフードやらを食べまくっているのに一向に太る気配がなく、その体質は目出度く七不思議入りする。 結構口が悪い。 |
アクサナ・アファナシエヴナ・シュビナ |
侯爵 |
軍務卿 |
虹彩異色(右目:橙、左目:金)で、左目に眼帯をしている。陸軍特殊部隊で指揮官の経験を持つ軍事のエキスパートだが、それ以外の常識には疎い。 |
ヴァレーリヤ・ユーリエヴナ・コルスナ |
侯爵 |
法務卿 |
アクサナ同様虹彩異色(右目:紫、左目:青)。工務卿に負けず劣らず真面目だがド天然。 格闘技を嗜む。 |
アレクサンドラ・コンドラトヴナ・クルバトヴァ |
侯爵 |
工務卿 |
元内務卿。 ひたすらついてない人。通称「ついてないサーシャ卿」。 行く先々で事故に見舞われるも、毎回奇跡的に生還を果たす。 結構疫病神扱いされている。 ニューソク自治国への視察から帰国後、精神に不調を来し内務卿を辞職したが回復、新政権で閣僚に復帰する。 ガリーナ内務卿とは旧知の仲。 |
ウラディミーナ・アレクサンドラ・ウィトゲナスカヤ |
侯爵 |
逓務卿 |
いつも眠そうにしており、会議中でも平然と居眠りをしている。 ガリーナ内務卿の相方。 |
イーリヤ・ニキートヴナ・プロトニコヴァ |
公爵・連邦帝国公爵 |
紋章総監 |
前左院尚書。 特徴的な間延びした口調とマイペースな性格ながら、若き皇帝を支え、尚書在任中は策謀を巡らせながら帝国を導く事実上の最高権力者だった。第一戦は退いたが、今尚影響力は強い。 元は宮中伯だったが、先代皇帝の目に留まり公爵に抜擢された。 基本的に皇帝陛下LOVE。わざわざ国歌を書き換えたり会議中に餌付けしたりとやりたい放題である。 皇帝を餌付けする際の菓子は袖口から出てくるが、際限無く出てくるため、「紋章総監の四次元袖口」として宮中、政府内では七不思議のひとつに数えられている。 ズェムリア連邦帝国公爵 |
エレオノーラ・セルゲエヴナ・ソコロヴァ |
侯爵 |
なし |
前学務卿。 本の虫。外出時は決して日傘を手放さない。見た目通りというか印象通りというか、あまり体は強くない。 |
アリーナ・アラモヴナ・メレフ |
侯爵 |
なし |
前業務卿。 行政評議会では左院尚書に次ぐ年長者。掴みどころがない。 辛い物好きで有名。 |
ユーリヤ・ロジオノヴナ・アルギニナ |
公爵 |
なし |
前工務卿 真面目で堅物。たまに悪乗りする。 |
外部リンク
最終更新:2013年03月09日 15:27