星間文明統一機構

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目次



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出国規制項目を追加。安全情報項目を入域制限に変更。
安全情報項目、地下プラントを追加。
行政、外交、軍事項目の更新。安全情報項目の追加。


関連リンク



国家概要

星間文明統一機構(通称、星間文明)は、第二恒星エストリルディスを中核として統合された第四種国家である。

星間文明旗
国の標語 平和、団結、秩序
国歌 我等が世界に栄光あれ!
公用語 宇宙共通語
最高意思決定機関 文明最高評議会
首星 第二恒星エストリルディス
首都 首都船インペラティール
代表的な都市 メルバ・ラオムティカ、ネオ・ヴァルヴァラ市
首星人口 2600万余り
民族構成 人類種系51%、改変種系29%、原住種系16%、機械種系4%
公式略称 星間文明、文明機構
統一通貨 tuxoruma・Phel


政治体制

文明最高評議会を中核とした地方自治間での合議制。評議会は通常、中央政府と称するのが一般的。
星の最高権力たる中央政府は行政権を、法の守護者たる裁判所は司法権を、地方の代表らが集いし召集議会は立法権を有し、三権を分立している。
中央政府の長たる文明最高評議会議長は通常任期6年で、地方の有力者らと監察官とで構成される信任会議において選出される。信任されている限り続投可能。
召集議会の代表らに関しては地方ごとの自治権を尊重するため、その政治体制によって選抜法が異なる。


出国制限

ヴァレフォール歴4147年9月1日。
安全保障上の観点から、召集議会において自国民の出国を制限するための法案が可決されました。
★文明国民の出国規定に関する段階レベルの概要
【段階レベル】 【備考】
0・yuu 個人の意志に基づき出国可能。犯罪歴がない限り自由に出国できる。
1・ko 総務局の審査によって出国可能。業務上の理由及び職員の経歴によって承認される。
2・ta 議長の命令によって出国可能。基本的に出国不可であるが、運営並びに外交上の都合によって承認可能。
3・vi 議会の議決によって出国不可。該当種族は何人たりとも出国できない。
例外 意図せぬ事態等、特殊な事例及び防衛任務上の都合他、他国の意向によって高度に判断される。要議決。

※外国人には適用されない。
※上記の事例を除き、議会の議決は絶対である。
※文明国民には段階レベルによって帰国命令が発せられる。
※指定された場合、既に国外に出国した者に関しては、その業務が終了次第、帰国とす。
※指定された場合、任務なき一般人は「例外」を除いては即刻帰国すべし。
※指定された場合、国外において必要な業務を抜けた者に関しては、問題なき種族に引継ぎを行う事。
※指定状況によって適当な担当者が出国できぬ場合、無人機による引継ぎか、或いは「例外」の適用を以て対処する。
※「3・vi」に指定された種族は「例外」が適用されぬ限りにおいて出国できない。
※機械化市民に関しては機械種として扱われる。
※犯罪歴のある者など、指定不穏分子は「例外」を除き出国できない。

【種族】 【現在の段階レベル】
人類種系 0・yuu
改変種系 0・yuu
原住種系 2・ta
機械種系 0・yuu


中央行政機関

【機関の正式名称】 【長の名称】 【備考】
文明最高議長府 アルビン・バイゴッド文明最高評議会議長(♂) 星間文明における最高意思決定機関。
国家戦略部 最高議長が暫定的に兼任 議長直轄の政策補助機関。加盟国との利害調整や議長への助言、政策立案等、包括的な役割を担う。
物流管理局 オラフ・ハーク物流管理局長(♂) 各種貨物の安全管理を司る機関。総務局と連携している。
総務局 カビーノ・アマージャ総務局長(♂) 星間文明の内務機関。加盟国の内政に関するフォローや入出国のチェックなど、事務的な任務に徹する。
法務局 アルカンジェロ・マッツィーニ法務局長(♂) 加盟圏における各国法の管理機関。基本法制の整備等、戦略部と連携している。
財務局 フローラ・デュルフェ財務局長(♀) 国庫の管理や統一通貨に関する信頼性の維持等、様々な業務を担っている。
公共安全管理局 アーマントゥルード・ローグ公共安全管理局長(♀) 治安の維持に特化している機関。一国で言う所の内務省軍的な存在。

外交統括部 ナミール・シャムス・ファルーフ外交統括部長(♂) 星間文明の外務省に相当する組織。
安全管理課 アンヘリノ・バスケス安全管理課長(♂) 外交部長直属の検閲機関。各種公文書の改竄や拡散の防止を担っている。
外交政策協議会 ジャン・クロード・バルビゼ外交政策協議会議長(♂) 有識者達で構成される助言機関。各種外交政策に関する研究や評価を行っている。

広報統括部 リノス・アルソレイ広報統括部長(♀) 文明国内における情報秩序を維持するための組織。
内務情報局 ミカエラ・ヴィンチェンティーノ内務情報局長(♀) 文明国内での情報分析業務を担当している組織。各部と連携している。
外務情報局 ビティア・マカショフ外務情報局長(♂) 文明国外での情報分析業務を担当している組織。各部と連携している。
通信監査局 アラベル・ベルクール通信監査局長(♀) 不健全な報道を取り締まるための事務機関。各部と連携している。

防衛統括部 グラハウド・グランドレイン防衛統括部長(♂) 文明の防衛を司る組織。
防衛情報局 カンタン・ルスュール防衛情報局長(♂) 防衛部の補助機関。各種安全保障に関しての情報分析業務を行っている。
宇宙軍務局 ボリス・カルナウホフ宇宙軍務局長(♂) 宇宙軍艦隊の指揮コードを管理している機関。運用に関して総合的なコストの削減も担っている。
衛星管理局 ジョルジュ・コンドロワイエール衛星管理局長(♂) 人工衛星の運用を司る機関。気象衛星のみ管轄外となっている。
研究開発局 ルーベン・ソウトゥーリョ研究開発局長(♂) 各種軍事技術の研究開発、並びに旧型兵器の再利用を目的として設立された組織。
地上軍務局 ロズモンド・ミシャロン地上軍務局長(♂) 宇宙軍務局の地上版。陸海空軍の指揮コードを管理している。
倫理審査局 ベニアミーノ・アルボレート倫理審査局長(♂) 兵士個人への賞罰を司る機関。憲兵局と連携している。
国家憲兵局 エルナン・グラナドス国家憲兵局長(♂) 憲兵機構の廃止に伴って設立された組織。軍内部における法秩序の維持や、交通整理を担っている。

警務統括部 ジャンカルロ・アメリア警務統括部長(♂) 星間文明の中央警察機関。加盟圏においての自由な行動権利が認められている。
防諜局 トバイア・ギャヴィストン防諜局長(♂) 他国間諜を取り締まるための機関。尋問に際しては多少の人権軽視も厭わない。

警務統括部は情勢に応じて四段階の警戒レベルを表す。
【D】 平時における通常の警備体制として機能する。
【C】 局所的な警戒態勢が敷かれる。該当区域は統括本部から出向してくる管理官の指示に従わねばならない。
【B】 惑星規模での厳重警戒体制となる。基本的にはこのあたりから防諜局が動きだすらしい。
【A】 全領域での厳重警戒体制となる。最高権力の発動により軍隊との共同作戦に移行。

経済統括部 アブラハム・ホルムグレン経済統括部長(♂) 国家経営を司る組織。内外への開発援助や各種助言等、安全保障にかかる補助を是とする。
工業管理局 ドゥイリオ・コーボ工業管理局長(♂) 公営の工業プラントを管理している機関。政府の方針により、年々縮小傾向にある。
食品管理局 グローリア・アンジェリコ食品管理局長(♀) 公営の食品プラントを管理している機関。広大な文明を保つための重要な役割を占めている。
通商管理局 マリアンナ・メリゲッティ通商管理局長(♀) 貿易事務を司る機関。惑星外諸国との取引において交渉を担う事もあるようだ。

環境統括部 クリスティーネ・エリクション環境統括部長(♀) 星間文明の環境監督機関。自然環境の保護や固有文化の保全を任務とする。
教育管理局 コンドラト・ブルイギン教育管理局長(♂) 悪質業者の排除や適正な教育行政の維持など、各種コンプライアンス業務を担っている。
医療管理局 クルト・ルーセンベリ医療管理局長(♂) 各種医療の研究業務を司る機関。近年においては生体のパンデミックに関する調査業務が主となっている。
厚生労働局 フセペ・アンチエータ厚生労働局長(♂) 労働環境の整備や各種公的保険など、国民生活に関わるものを取り扱っている。
宙域交通局 ケビ・ヘプケン宙域交通局長(♂) 各宙域での防災対策や交通管理を司る機関。気象衛星を運用している。


司法制度

概ね各国法に順ずるが、国際問題などは特別裁判所の管轄となっている。

●特別裁判所
【機関名】 【概要】
最高裁判所 下記の最終審判。
特等裁判所 その他の問題に関する審判。
中央裁判所 中央行政府の問題に関する審判。
連合裁判所 自治連合間の問題に関する審判。
地方裁判所 地方自治間の問題に関する審判。


主な組織

エストリルディス恒星帝国(首都)

首都船インペラティールを中核とした帝政コロニー郡。首都船内部においては、議長官邸や各種統括本部が置かれている。
星間文明統一機構の中枢部として機能していると同時に、エストリルディス公爵家による厳格な統治体制が敷かれている。
ニーレンベルギア枢軸国の新生リゲイリアに次ぐ第三帝国として発足した。またの名をサード・リゲイリアとも称する。

▲第二恒星エストリルディスの歴史
元は旧銀河帝国所有の恒星シャルディナ・トゥールであるが、紆余曲折を経て星間帝国に編入された。
遷都後にエストリルディスに改名。天殻(ダイソン球)に蓋われ、帝国随一の反物質生産拠点として栄えていたという。
軌道都市船が多数建造され、最盛期には人口4000万人規模にまで拡大するも、その後の敗戦によって一度瓦解した。
以降、長年に渡って数ヶ国の保護を受けたがいずれも滅亡し、国際会議の結果として社会帝国が保護を宣言するに至る。
しかし、カイバー星系への侵攻を行った事から文明機構と対立し、議論の末に恒星の管理権を手放すに至った。
その後、社会帝国への警戒を大義名分として文明軍が進駐し、これを接収するも、リゲイリアンによる政治的要求が過熱。
中央政府が事態の重大性に気づいた頃には召集議会の六割が懐柔され、星間文明の新たな主星として遷都するに至った。

●首都船インペラティール
ラ・ロシェール(星間帝国の都市船)をモデルとして建造された星間文明の首都船。リゲイリア系有力者らの帰属先であるが、各宙域における政治・経済・軍事・交通の中枢としても機能している。インペラティールには彼らの技術を駆使した新基軸の防衛機構が備えつけられており、軍事的な抑止力として機能している他、各種エネルギーの供給源としても大いに栄えつつあるという。また、リゲイリア系難民の悲願でもある祖国の再現を徹底するため、エストリルディス公爵家による擬似的な帝政が敷かれている。ヴァラノルカにおいてはリトル・リゲイリアとも称されているらしい。

★召集議会
加盟組織の代表らが集う連邦議会。
当初は地上の加盟国が中心となって運営されていたが、公平性に欠けるため改革された。
近年においては、国民会議と意見を交えつつ協議を行うのが主流となっている。

★国民会議
非公式の圧力組織。行政機構や議会に対して睨みを利かせている事から、事実上の反体制派として認識されている。
その主な構成員としては、旧憲兵機構の役員や一部独裁国家の市民等、参政権を持たぬ者が多いという。

★星間文明円卓会議
星間文明の政界や財界に絶大な影響力を持つ組織。
主に一国の君主、または領地を持つ有力者などによって構成されている。

★ラクササ・インスティテュート
星間文明に害なすファンタズマ(宇宙怪獣)への対処コストを軽減すべく、V.C.4142年に設立された巨大な研究機構。
理想的人道主義者によって齎された過去の災厄の経緯から、その行動権は関係省庁から文明軍の中枢に至るまで及んでいるという。
実のところ、防衛に託けて悪魔的な兵器の配備を促すための機関ではないかと疑われているが、関係職員はこれを一貫して否定している。
しかし、ツォルマリアにおけるラルヴァ(変異体)の生体を多数捕獲している事から、従来の開発規定より逸脱しつつある事は明らかだろう。
独立報道連合の指摘によると、「ロマクト・グループにおける旧リシド派と何らかの関係がある」との事で、色々と黒い噂が絶えない。
中央政府は上記の安全性を保障するため、公安による完全な職務介入を決定し、研究員の開発倫理を新たに定める事で合意した。


ツォルマリア文明統一機構

惑星ヴァラノルカを事実上支配している組織。その圧倒的な軍事力により、星間文明の国威を確固たるものしている。
主に地上の加盟国などによって構成されているが、カイバー星系においては事実上の第二種文明として認識されているようだ。

★公共開拓団
開拓連盟と混同されがちだが全く異なる組織である。
深宇宙の探査から各国との通商に至るまで、何でもこなす万能な団体として有名。
平和主義であるが、紆余曲折の末に独自の軍を保有するに至った。

★開拓連盟
惑星ヴァラノルカの宙域自治政府。
当初は地上国の直接統治下に置かれていたが、その後の革命によって強大な自治権を確立した。
協調を図る一方で地上人を憎む傾向が強く、何かと問題が絶えないという。

★地下プラント自治政府
プラント種族によって運営されている組織。
地上世界では最大の自治勢力として一目置かれている。

★ロマクト・インダストリー・グループ
星間文明において豪勢を誇る巨大なコングロマリット。
星間GDPの約三割を占めており、強大な政治的影響力を持つという。

★独立企業連合
自治権を有する数多くの中小企業が集まり、協調している。

★ツォルマリア文明通信機構
ロマクト社に次ぐ巨大企業にして、最大の独立報道機関。独自の軍を有している事から、国家による全面統制を受け付けない。
しかし中央政府との関係は重視しており、反体制派の情報活動を度々妨害している。ちなみにロマクト社との仲は至極最低らしい。

★独立報道連合
通信機構から分離独立した組織。多種多様な通信社が属している。

★ミトス管理区
惑星ミトスを中核とした研究コロニー郡。DBU研究本部の改革後、文明機構の軍政下に置かれている。
各種バイオテクノロジーに精通している他、大規模な軍事演習場としても大いに活用されているようだ。


惑星ポリューテッドプラネット

度重なる核実験によって汚染された惑星。旧アリア城を中核として復興を進めている。
また、グール族に対しては医療を施し、皮膚機能の回復を試みている。
食人料理に関しては自治圏においてのみ良としている他、ツォルマリアより罪人の身柄が提供されている。


カラード国際連盟

惑星カラードにおいて結束している国家間連合。以下の常任理事国が中核となっている。

●セリス・ブルーニャ
通称、ブルーネ。かつてはヒンケル政権による独裁政治が続いていたが、文明機構の影響を受け半ば民主化した。
現在はヒンケル首相のメイチス党と、ヘイムラー総裁の新生ブルーネ党が連立内閣を構成し、統治を行っている。

●ラーヴィリス連邦
通称、レッダス。粛正者スターリナによる恐怖政治が続いていたが、その更に上を行く艦隊兵士の干渉を受け一度崩壊した。
その後、紆余曲折あったが現在は民主化しており、復興も徐々に進みつつある。ブルーネ国とは相変わらず仲が悪いようだ。

●グリーン共同体
通称、グリー。旧レッダス軍の占領統治下に置かれていたが、文明軍によって解放された。
帝室は残念ながら行方不明のため、国民主体による議会制民主主義へと移行している。

●ギイロス合衆国
通称、キイロス。カラードにおいては唯一、本土を戦火に晒す事無く終戦を迎えている。
今やフィンスパーニアにも匹敵する超大国となっており、未曾有の繁栄を謳歌しているらしい。


サイバー・オーガン

※一時は新生ヴァルバラ共和国と仮称されたが、安全性の向上に伴い以前の名称に戻された。
●惑星サイバーオーガン・プラネット
内部は冷え切っており地熱はない。海は存在しないが森林地帯と湖が広がっている。
しかし隕石の落下により磁場が消滅しそれによる気候変動により砂漠化していった。 
(以上、サイバーオーガンより抜粋) 現在は巨大な宇宙基地として機能している。

▲サイバー・オーガン特別法
人類と機械種の健全なる共栄を実現すべく施行された法律。
新生ドローンの基本的権利に関して定めている他、感情や芸術の抑制強要を硬く禁じている。
ただし、自ら進んで抑制する事については容認されている。

★ネオ・バルヴァラ市
機械化政府が治める複合行政都市。人類式の経営概念が伝達された事により、経済機構の民主化が進んでいる。

★エグゼクティブ・ウォーガン社
惑星オーガンのライフラインを担うコングロマリット。
オーガン系機械種(残骸の修理により復活を遂げた者)を中核として数多くの社員が働いている。
ネオ・バルヴァラ市においてはオーガン系列の工場を改修し、クリーン活用しているようだ。


歴史


    • 関連する歴史項目


外交

友好関係の構築及び親善強化、並びに安全保障の維持を基本指針としている。
近年の方針としては内政不干渉を最大原則としているため、自らの安全や信用に危機を覚えぬ限りにおいては介入しない方針だ。
いわば、文明機構とその関係国の安寧が保証されている限りにおいては、例え他国の内政がどれほど常軌を逸していようと「知ったことではない」。
外交部として遊星王国の倫理原則と枢軸国の集団的安保政策を参考としていることから、従来の理想的人道に基づいての行動を厳に慎むものである。
(※但し、外交状況によるため全く同じように真似るとは限らない)
なお、星間文明に対して能動的に工作行為を行うなど「安寧を脅かし者」に対しては状況によって報復も辞さないとの見解が示されている。
尤も、文明の存続を重視している以上は大局を見誤ることのなきよう、ある程度の柔軟性を以て対応する必要はありそうだ。


入域制限

エストリルディス恒星帝国
過去において精力的に活動していたリゲイリア星間帝国を崇拝する者は文明機構において数多くいる。それはかつてのツォルマリアにおいて蔓延していた理想的人道主義を嘲笑するかの如く、現代の星間文明に根深く浸透しつつあるようだ。尤も、彼ら天人の宇宙の安寧に対する飽くなき情熱に関しては、今を迎えて再評価されつつあるものの我らの外交手法と比べれば遥かに過激であった。今にして思えば、その理念に関してあながち否定しきれぬ部分もあったのではないかとの声も聞こえるが…。とは言え、当時の天人を恐れる者も同じく存在している。我々は文明の統治者として、彼らの恐怖を無視する訳にはいかぬ。中央政府はその歴史的経緯から無用な紛争を回避するため、恒星帝国への外国人の入国を制限することに決定した。なお、これは鎖国ではないからして、入国審査の大幅強化であるとご理解願いたい。

カタ・コミュニティ
一部を除いては比較的穏やかな情勢を保っているものの、その歴史的経緯から某国に対する憎しみが消えるには至らない。無論、かつての対立国家にもそこに至るまでの正義があったのかもしれぬが、主義主張はどうあれ、惨状の傷が癒えぬ彼らに真の安寧が訪れるには、暫しの年月を要するであろう。中央政府としては安全保障上の理由から、当該コミュニティへの入域を厳に制限せざるを得ない。尤も、これはカタ系市民は元より、彼らと対立する可能性のある外国人を偶発的な危険から遠ざけるための措置でもあり、国際社会から理解を得られるものと信じている。しかしながら、カタ人をある種のゲットーの如く閉じ込めるための措置でもないことから、彼らの文明国内における自由行動を制限することはできない。従って、カタ人との間で禍根を抱く者に関しては、公安職員による厳重なるエスコートが必要だ。

地下プラント自治領
ツォルマリアにおける重罪人の行き着く先は、他の候補がなければ地下プラントしかない。その情け容赦のない浄化政策によって地獄に送り込まれた者は数知れず、今や名実共に冥土の象徴の如く怖れられているのが現状のようだ。尤も、その背景には彼らツォルマリアンにとって反社会的人物に対する独特の憎悪と、地下世界にて未だに巣くう悪鬼共への恐怖が見え隠れするのだが。ツォルマリアは祖国防衛の名の下に人道的に嫌悪していたプラント種族を受け入れ、以前にも増して増大し行く狂気を以て其の世界を圧倒した。毒を以て毒を制するとは、まさにこの事であろうか。それもこれも、プラント種族の強大なる力なくして実現し得なかったことである。そして今、独善的な人道主義者は全て駆逐され、ツォルマリアンと地下プラントの関係はある意味で良好なものとなりつつあるようだ。しかしながら、プラント達の母国であるランド・プラントは種の保全を行うにあたり、粗相が過ぎた。マザープラントが一度拒絶を示せば、対象の文化を焼き払うことに関して何の躊躇も慈悲もなく、結果としてあらゆる生命の憎悪を一身に浴びる結果となってしまったのである。但し、彼らを価値ある者として迎え入れ、共に戦った国も存在するが。何にせよ、我々中央政府としては、このような歴史的経緯から地下プラントへの入国制限を継続することに決定した。また、種の存続を願う地下プラント自治政府にも、その国益が犯されぬ限りにおいてはやむを得ぬものとして理解頂けることであろう。

ラノーザ共和国
彼の国において紛争の爪痕は生々しく、未だ完全なる復興には至っていない。ジェルビア連合軍の全面的な武力介入により、統合革命軍という未曾有の悪魔集団こそ殲滅されたものの、恐怖の色は当分消えぬことだろう。一部市民の間では外国人排斥の機運が高まっていることに加え、現在の共和国指導部はその政治的信条において年々過激さを増しつつある。それはまさしく、赤と呼ぶに相応しいのではなかろうか。…共産主義という呼称こそ控えるが、それは我々の知る赤そのものである。人口の割には、余りにも多くの血が流れすぎた。尤も、中央政府としては加盟国の自治権を尊重するため、内政不干渉の立場を取るが…。ジェルビア諸国の間ではかつての某国に対する怖れから赤に対する警戒感が蔓延しており、ある種の法的根拠を語ってはラノーザからの撤退を渋っている。ジェルビアの盟主たるフィンスパーニア王国による異例の根回しにより、召集議会の議決すらままならぬこの状況。決してラノーザの治安が悪い訳ではない。ある意味、恐ろしいほどに浄化されているのだから。赤とジェルビアと中央政府、この三者が合意に至るまで長い時を経ることになりそうだ。当然、ラノーザへの入国に関しては厳に封鎖せざるを得ない。


国交締結国

※星団登録国のみ
国家名称
オーシア連邦共和国
ズェムリア帝国
幸福至上主義社会帝国
ゼクスランド
スヘル=バルニッツァ首長国連邦
ポザラザカ共和国
アポピス
酒呑国家鬼ヶ島
ヴェルンフィシア共和政府

所属組織

  • カイバー防衛条約連合

締結条約

  • 星間文明統一機構とズェムリア帝国との間で締結する友好経済安保条約
  • 星間文明統一機構とゼクスランドとの間で締結する友好経済安保条約
  • 星間文明統一機構とポザラザカ共和国との間で締結する平和友好条約


軍事

星間文明軍とは星間文明統一機構が保有する軍隊の総称である。陸海空宇宙の四軍の他、領域警備を主任務とする公共安全管理艦隊、専守防衛を主とするプラント独立軍が存在する。戦略軍、通常軍双方において高い錬度を保つ軍隊である。普段から中央政府の指揮下にある常備軍と、加盟国の管轄下にあり戦時に編入される自治軍、同じく戦時に編入される公安艦隊他、自治体独自の防衛組織などに大別できる。星間文明軍は文民統制の下に最高司令官である文明最高評議会議長が統帥する。

そして同じく文民である防衛部長が最高議長の補佐役として防衛部を統括し、具体的な軍事作戦計画の企画などは議長と筆頭補佐官、または国家戦略部と傘下の管理局から成る統合参謀本部が行い、各軍に伝達する。星間文明軍は次の6つの軍種からなる。その中の陸海空宇宙の四軍は防衛統括部の管轄下に属している他、公共軍は文明最高評議会議長の直接統制下にある。プラント独立軍はその性質上、自由軍として区分けされているが、防衛部との間に上下関係はないものと定められている。なお、近年においては公営の農場プラントによる大規模な供給に加え、ゼクスランドより大量のレーションを購入している他、一度は削減された防衛艦隊も軍需産業の増強によって再び数を増しつつあるようだ。また、他の改変種国家と比較して数に劣る攻撃戦力の増設配備も計画されており、その総合的な軍事力においては既に相当の武威を誇るものの、尚も拡大の一途を辿りつつあるという。


地上軍務局

連合陸軍
惑星内における多国籍陸軍。地上世界の他、上層や地下世界などの防衛も担当している。

●人造兵士(人間戦車)
旧パンスペルミアにおいて開発された最凶最悪の人造人間(その強力な戦闘能力から、人間戦車という名称が用いられている)。導入当初は大規模な生産計画が立案されていたが、その仕様上ある程度の人格が備わっている事に加えて自爆機能も付加されている事が問題となり、頓挫したという黒歴史を持つ。そのため、中央政府としては国民感情を深く考慮し、専ら極一部の精鋭部隊に組み込むなど極秘裏での運用が行われている。
名称 種別 内容
支援戦闘員 パンスペルミアオリジナル 霄龍大公国の技術指導に従って製作されたプロトタイプ。作戦の内容によって編成が行われている。
HB-CN-021ビオラ 砲撃戦闘員 従来のシリーズに比べて積載量と攻撃能力が大きく向上しているが、その分単体の理解能力が低下しているため運用には慎重を要する。
HB-AN-011クッキー 突撃戦闘員 旧型よりも強力な武装に加え持久力と機動力が大幅に強化されているが…性格に難あり(好戦的な者が多いという)。
HB-AN-021アオバ 遊撃戦闘員 現行のシリーズでは最も高い機動性能を誇るが、その他の能力ではクッキーよりもやや劣る。敵部隊を撹乱するのが目的。
HB-021Kトタノ 指揮戦闘員 最強且つ高コスト。プロトタイプであるトコ(強襲能力)、タマ(索敵能力)、ノブル(指揮能力)の性能を兼ね備えている(強化済み)。

●人型機動兵器(陸上仕様)
支援戦闘機 パンスペルミアオリジナル(WGシリーズ) プロトタイプ。作戦の内容によって編成が行われている。
LW-021ヴェルデ 汎用突撃戦闘機
対地戦特化型の重装機動兵器。機動力及び旋回性能の向上に加え、専用の全方位ブースターが装着されている(後ろに倒れこみにくくなった)。また、悪路における滑走が可能になるなど、その性能は大きく向上した。しかしその一方でエネルギー効率が大幅に犠牲にされているため、補給物資の備蓄が必要不可欠になるなどコストの上では問題点が残る。
LW-041ヴルメリオ 汎用電子戦闘機 対空戦特化型の重装機動兵器。四足歩行。旋回性能はヴェルデ以上且つ滑走可能。また、広域レーダーを備えつつ耐久力も大幅に向上した。
LW-091sトロヴァオ 汎用支援戦闘機 対地空戦用に開発された重装機動兵器。非搭乗式半自律行動様式。性能は可もなく不可もなくその他の支援機として位置づけられている。


連合海軍
惑星内における多国籍海軍。


連合空軍
惑星内における多国籍空軍。


公共安全管理局

公共安全管理艦隊
公共安全管理局が有する航宙艦隊。所属する隊員は白を基調とした制服と青のネクタイを着用している。
主な任務としては掃海活動や交易船の護衛、海賊討伐など、専ら領域内の秩序を維持する事に終始している。
状況によって正規艦船との戦闘も可能だが、基本的に前線に出向く事はない。


宇宙軍務局

統合宇宙軍
統一された宇宙軍。所属兵士の殆どがスペースノイドであるが、それだけに惑星内の軍隊を見下すような風潮も根強いという。
主に惑星圏の防衛を担当しているが、現代においては最も重視されているため、軍事予算の割合では常に80%以上を占めている。
また、外征能力も備わっており、深宇宙における長期の作戦にも対応可能となっている。

●人型機動兵器(宇宙仕様)
WS-011Pサフラ 汎用防宙戦闘機 無重力対応型戦機の完成第一号。従来の装甲に加えて武装が大幅に強化されているが、その分電子機器が省かれている。連携必須。
WS-012Pアフマル 汎用突撃戦闘機 無重力対応型戦機の完成第二号。攻撃力、防御力、機動力、旋回力等、平均的に強化されているが、その継戦能力においては不安が残る。
WS-013Pドゥルドゥール 汎用電子戦闘機 無重力対応型戦機の完成第三号。電子戦特化型として開発されたが、その分脆弱な仕様となっており、攻撃能力も極めて低い。連携必須。
WS-014Pワハシュ 対艦戦闘機 無重力対応型戦機の完成第四号。脅威的な攻撃能力と射程能力を備えているが、その他の部分が非常に脆弱な仕様となっている。連携必須。
WS-01Aレクス 汎用戦闘機
無重力対応型の完成第五号にして文明初の有力機。一部の電子能力を除いては概ね優秀な性能を誇るが、コストがとんでもなく馬鹿高い(ニュータイプ仕様)。そのため、現在二機のみの運用となっているが、両者ともに中央政府のお膝元に配備されているという。状況に関わらず護衛機としての性質が強く、その有用性が疑問視されている。

●スーパーロボット
BR-01Aソムニウム 戦略爆撃機(大量破壊兵器)
文明機構が誇る絶望(トンデモ兵器)の一つ。全高約102m、主武装として背部広域ビームポッド6問(BR-01B)、副武装として腕部対艦ミサイルラッチ(BR-01M)、補助武装として多目的ライフル(BR-01R)を装備。ベラメーラ元環境部長(救国人道軍総帥)の愛機を強奪改修し、大幅に強化したというレトロなロボ。死ぬ事が前提の特攻仕様らしい。

●ミサイル
ヴァラノルカの絶望 星間弾道ミサイル(大量破壊兵器)
280余年前の遺物。当時の独立研究機構(現在のロマクト社)によって開発されたものだが、核戦争の終結に伴い一度封印された(その管理国はサンパレナ共和国)。 しかし、開国後の情勢悪化を受け、正式に再配備となる。また、近代改修が加えられた事により、補助ゲートを介して敵国領内を破壊しつくす事も可能となってしまった。人類最悪の凶器。

●第3機動艦隊旗艦トニトルス
創世記において始祖達が開発したと思われる全長約4000mもの古代戦艦。地下世界に纏わる大破壊の後に、自立システムがプログラムされたものと予測されている。かつては地上世界の航空機が一定の高度(=宇宙空間)に達すると、無差別にレーザー砲を放った事から天の裁きの如く大いに恐れられていた。ヴァラノルカにおいて上層世界が構築されるに至った元凶の一つとされる。しかし、開国以前の大規模な軍事作戦により、多くの犠牲を払ってシステムの掌握に成功した。現在は軍事衛星と同列の重爆撃艦として運用されており、その武装も年々強化されつつあるという。性能、装備ともに軍事機密のため、詳細は不明である。

●ナイトメア級ティアフルドリーム
第6機動艦隊旗艦シュトゥルム F.G.T.Uより贈呈された名誉ある宇宙戦艦。能力レベル4を誇る。

●第7機動艦隊旗艦キュアノエイディス
ロマクト社によって建造された全長約2000m級の宇宙空母。ワープ巡航速度:空間歪曲型の21(ゲート機能必須)、機動職員:3451名(整備士含む)、砲手:1620名、施設職員:3105名、戦闘員:14316名、他1000名弱。武装:16連装ブラストレーザー2基(長距離仕様)、イグニス・ギガキャノン300基(中距離仕様)、40mmガトリング砲1000基(短距離仕様)。搭載機:防宙戦闘機300機、突撃戦闘機500機、陸戦用戦闘機200機、人間戦車300体、30式重降下艇100機、他多数搭載。元は外宇宙での長期探査を目的として開発されたものだが、新政府の目に留まり改修されたという。艦長はマート・バウチャー上級大将で、ジャヤ・ブレンバ中佐が副長として補佐を勤めている。近年においては、パンスペルミアにおけるポールシフトの調査のために派遣された。武装を除く全ての性能がトニトルスを上回るらしい。

●プリンセス・センプリチェ級早期警戒電子戦管制艦
第1防衛艦隊旗艦ゴルヴェドーラ(一番艦) F.G.T.Uより贈呈された名誉ある高機能艦。本星圏内における防衛指揮を司る。耐久力は6。
第47防衛艦隊旗艦ツォルマール(二番艦) F.G.T.Uより贈呈された名誉ある高機能艦。文明圏内における防衛指揮を司る。耐久力は6。

管轄区域
ディルタニア方面軍-オーガン担当
フェイルディラシア方面軍-エルトリルディス担当
セイルナシア方面軍-ポリューテッド担当
ネルヴィル方面軍-カラード担当
カイバー方面軍-ツォルマ、霄龍、オーシア担当


プラント独立軍
地下プラント自由軍-ヴァラノルカ担当
広域での行動に転じる事も可能だが、高度な政治的事情により制限されている。

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最終更新:2011年12月19日 01:24
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