アンテナの事について徘徊して纏めてみました。
知ると多分良いのでしょう。
同軸ケーブルの構造
アンテナの接続に使用する同軸ケーブルの構造は下記のようになっています。アンテナで受信した電波は、外側の編線組部分を基準として、同軸ケーブルの芯線部分で伝わっていきます。同軸ケーブルをアンテナ部材と接続する場合は、芯線と編線組がショートしないように、かつしっかりと接続する必要があります。
アンテナ線の種類。
テレビのアンテナを接続するケーブルには,BSやUHFなど受信する電波に応じて最適な電線が決まっています。電線種別の見分け方と用途について説明します。
ケーブル品番の見方
同軸ケーブルの品番によって何が異なるのか「5C-FV」ケーブルを事例に説明します。
5
最初の数字「5」はケーブルの太さを表します。「3」なら直径約5.4mm、「4」なら直径約6mm「5」なら直径約7.4mm「7」なら直径約10mmのケーブルです。一般家庭では3から5のケーブルを使用します。(メーカーや品番により多少太さが異なります)
C
ケーブルのインピーダンス「75Ω」を表しています。テレビで使用するケーブルは「75Ω」ですのでここでは決まったものと考えてください。
F
芯線と編線組の間にある絶縁物の種類を表しています。「F」なら発砲ポリエチレンを使用しており、「2」ならポリエチレンを使用しています。
V
編線組の状態を表しており、「V」は編線組が一重、「B」なら編線組の内側にアルミ箔を巻いています。「BD」「BN」なら編線組の内側と外側の両方にアルミ箔を巻いています。
5CFBケーブルの加工
S-5CFBケーブルにアンテナコンセントを取り付けます。まず、アンテナコンセントの加工寸法を確認し、同軸ケーブルに印を付けます。
印を付けた円周上にカッターナイフで深さ1mm程度の切込みを入れていきます。
縦方向にもカッターナイフで切り込みを入れ、外被を取りやすくします。
外被を取り除くと組網線が現れました。
組網線を切り取りやすくする為、網線部分を広げます。
テレビコンセントの加工寸法を確認の上、必要な組網線を残してはさみで切り取ります。
次に絶縁体の外側に撒きつけているアルミ箔を取るため、カッターなどで切り込みを入れ剥がします。
組網線を伸ばして戻します。
芯線に傷をつけないように注意して絶縁体部分にカッターで切り込みを入れます。
切り取った絶縁体部分を取り除けば同軸ケーブルの加工は完了です。
F型接線を取付ける場合
F型接線を取付ける場合は、組編線部分は不要ですので、広げた組網線をはさみで出来るだけ根元からカットします
組編線をカットすると下記のような状態になります。
次に絶縁体の周りのアルミ箔を取り除きます。はさみ又はカッターナイフで切り込みを入れ、アルミ箔を取り除きます。
再び取り付けるアンテナコネクターを確認し、加工寸法に合わせて印を入れます。
カッターナイフで芯線に傷を付けない様に気をつけながら円周上に切り込みを入れていきます
絶縁体を取り除けば、電線の加工完了です。
最終更新:2010年04月30日 12:00