【スーパーロボット大戦TBBS】
解凍するとまずタイトルに目がいく。
なるほど、TBBSってそういう意味かと納得。
素人ほど、どうでもいい謎を作りたがるのでまず安心。
どうせネタバレしてもフーンくらいだし。

  • プロローグ-1
プロローグは最近有名なあのオッサンから始まる。
演出が丁寧でかつ、テロップに頼ろうとしないのが素晴らしい。
そして追い詰められている感を出すのが上手いし、
知名度の低い(また抵抗がある)と思われる作品を最初に見せるのではなく、
最初に知名度が比較的高く、客寄せになりそうなキャラを見せ、
次に知名度の低い作品を持ってくるというのはプレイヤーにとって
ありがたいし、ライターにとっても参考になること間違いなし。
撤退イベントから始まるというのは好みではないが、
見せ方が上手いお陰かすんなり受け入れられたのも好印象。
しかもワクワクするこの引き! 版権離れしてたけど、
このレベルの人が扱うとこうも違うんだなーと希望を取り戻した。

  • プロローグ-2
ゴーダンナーメインのお話。と、ティガも少々。
ギルギルガンを出したりインベーダーという単語をチラつかせることにより、
ウルトラマンが居易い環境を作り出しているのがスゴい。
そしてウルトラマンと勇者シリーズがここまでマッチするとは考えもしなかった。
しかし、まさかエクスカイザーに萌えられる日が来るとは……恐るべし。

ゴオを中心に日常を必要最低限描いた後、敵襲来。
ダラダラやらずにかつプレイヤーを納得させて次のシーンへ進むには
かなり技量が必要だと思うが、この作品は十分それを満たしていると思う。
とくにこのプロローグ2は山あり谷あり、超豪華なプロローグだ。
なんでぇ、プロローグだけかよぉ。なんてガッカリすることは決してないぜ。

  • プロローグ-3
気付いたら終っていたくらい惹きつけられるものがあった気がする。
とにかくワクワクした。今後ジェットマンをどう扱っていくのだろう。
プロローグ-2とは打って変わってお手軽な感じ。

  • プロローグ-4
まだ続くのかよ! と思ったけど別にこの際構わない。もっと見せてくれ!
ティガメインのお話で、宇宙を色々知ってるエクスカイザーを
解説役に立てている辺り人材の使い方が光る。
お、おぉお……ティガすげぇ! 満を持して?登場しただけあって強い!
短く綺麗にかつ見せ場もきっちり作って締めた話。

  • プロローグ-5
やっぱりまだ続いた! というか、え、ダイガード? マジで!?
参戦作品見た時は気付かなかった……不覚!
ヘテロダインも怪獣だし、この世界には合ってるなと納得。
そしてあの人がヒーロー戦記仕様のあの機体に乗って登場!
ヤバいもう冷静でいられそうにないぞ。
相変わらず綺麗にキャラが絡む。もう虜かも。

  • プロローグ-6
ジェイデッカーのお話。勇太君かわいいよ勇太君。
そしてカットインとか演出とか色々すげえ!
そして和む。今までこう地球オワタ感が強かったので
ここで一息という感じか。ありがたい。
原作の心温まるエピソードからガイスター襲撃、
エクスカイザーとの共闘まですんなりと進む。
うーん、エクスカイザーとジェイデッカーの会話は和むなぁ。
ジェイデッカーにエクスカイザーへの敬意が感じられるからかな。
それとガイスターズの撤退演出が地味にイイ。

  • プロローグ-7
いきなり綺麗なシヴァーに吹いたw
メインはロア達とゴルドランの模様。
そして増援のKYアンでまた吹いたw
Fのごひのごとく勇猛果敢に登場してボコボコ……と思いきや
底力とかで頑張っている。頑張れバトランドの戦士!
……とか言っちゃ駄目か。
なんて油断してたら完全にしてやられた。
クリアイベントヤバすぎる……心踊りまくり!!
プロローグの締めとして相応しい各種演出!
本編が楽しみでしょうがなくなっちまったぜ……。

  • まとめ
全体的に高い水準でバランスがとれており、粗の少なさが熟練の技を感じさせる。
シナリオには、その段階のテーマが設けられており、
プロローグに相応しいテーマに則った美しい構成になっている。
戦闘には開発版の戦闘アニメを使用。
みんなやらねーなら俺がやってやんぜ!と言わんがばかりの野心が心地よい。
戦闘バランスも良く、十分に楽しませてもらった。
背景画像あり、見せたいパートには人形劇を採用、そして必要に応じて
小さなアニメを挟んで来る辺りが非常に丁寧でニクい。演出も申し分ない。
粗らしきところも見当たらないし、十二分にオススメできるシナリオだ。
作者の力量を知る人も知らない人も是非一度プレイしてみてはいかがか?

長文乱文失礼しました。

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最終更新:2009年03月10日 20:02