【兄弟の絆~決別編~】
最近更新ペースがゆるやかで、新作を待つのが楽しみになってきたこの頃に
「撃鉄のクロニクル」に流れ込んできた一作。
脱獄編なるのもリリースされててプレイ済みだが、本作に集中することにしたい。

  • 見所や美点
最後まで遊んでみた中で、本作のウリを語らせてもらうと、
やはり画像、演出面が半分ぐらいを占めていると思う。そんぐらい、短編の中でありながら
サイズ比のよくわかる人形劇の類やら、最終戦において舞い込む怒涛のアニメ付きイベントやらで
視覚的な楽しみを提供してくれた点は大きい。まぁ、割と時間をかけずに終えれる短編で、
実際に見て見ないと損をしそうな戦闘アニメの類なので、ネタバレは控えておくことにしたい。
知らない人がやんわり遊ぶ分でも、見ごたえはあるだろう。もしくは、飢えている人なら
いい仕事した画像・演出面だけで腹も膨れる可能性は大いに見込めると思った。

あとはまぁ、ロボアニメとは一筋違うと思う流れのSF的エッセンスが
豊富に盛り込まれているので、普段触れることがない人には新鮮さを感じさせるかもしれない

  • 難点
本作の話部分の楽しみ方についてだが、企画モノの長所と短所が双方表れてしまっている。
それも仕方ないとか宿命とかそんな感じで。

本作は単独で評価したり、堪能するのは難しい。ひとつひとつは短編であり
そこまで時間はかからないとは言え、最低でも「ハンター×ドリーム」と「兄弟の絆~脱獄編~」
から、続けて遊ばないと、全体の話が見えてこないだろう。自分の場合は既に二作とも
遊んでいたので把握はできたが、やってない場合は愛着補正とかそういうのが欠ける分
本作の家族関係とかそういうので引っかかる人も出るのではないだろうか。

逆に言えば、続けてやってきた場合はかつて敵役だったキャラを操れるとか、見たかった人は
彼らのドラマを味わうことが出来る、等のシチュエーションを招いてくれたりすることになる。
そういう意味では極端な作品なのかもしれない。

  • 総評
ひとまず同作者の連作が好きならば、脱獄編と合わせて遊ぶといい。ついでに、
ちょっとカッコいい画像演出に飢えてる場合は尚触れることを薦める。
逆に、企画の連作に付き合うのはしんどいとか言うのなら、厳しいか。

肩の力抜いて短編をやらせていただいた割には楽しませてもらいました、とさ。

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最終更新:2008年11月30日 14:06