【こちら化け物殲滅課】

リアル系オリロボ。一話完結。
正体不明の怪物が出現するも、科学力で直接対抗してしまう2030年代の世界。
企業支配下でのエンタテイメント的戦闘が繰り広げられる。チャロンかよ。

某企業の『化け物殲滅課』に所属する新入社員『荻野耕一』が奮闘するお話。
いきなり閑職に飛ばされたっぽい彼の明日はどっちだ。
しかもブラックボックス搭載くさい新型機まで押し付けられる始末。ヤバイ。

当世風薄味青年・身も蓋も無いクール美人先輩・ぐーたら昼行灯課長の三人が課の総員。
もうちょっと長く見ていたい掛け合いだなぁ。

新型機お披露目。この絵はスゲェ。マジスゲェ。モニターにロボの姿が映ってるよ!
通り一遍の説明が済んだところで敵出現。化け物殲滅課、サイタマへ。

(開発者の陰謀で)三十分遅れて到着した現場は、すでに状況が終了していた。
現場担当同士、妙に和んだ空気が醸されたりする。同業他社でも戦術的な敵じゃないからねぇ。

その空気も、再登場した化け物によってドリられる。あっさりと死者がーちくしょー
新人君はその恐怖と混乱を乗り越え、隠し装備を起動。顔つきも薄味から漢に変化。
この展開で、なぜか仮面ライダー剣を思い出した。

さてさて。この主役メカ・和泉七式『震電』だが。
気力が上昇するに従って必殺技の威力と消費が上昇する以外は、ごくごく普通のリアル系。
非常に慎ましいユニットである。二発しかない2P武器(通常時最強)が肝か。
問題は新人くんこと荻野耕一氏。集中+忍耐とか素敵すぎ。
でも迎撃と切り払い二重取りで同Lvな辺り、素敵にもほどがある。
実属性の被命中率が10%くらいなので、ぜんぜん気にならないというオチ。


 *攻略開始*

敵は5種9機。低防の蟻、縛の蜘蛛、長射程の海老と鯨、ボスの人型。
反撃で蟻・蜘蛛を落とし、海老・鯨に備える。
鯨は防御地形を確保するので、懐に飛び込む。2P打ち止め。
反転して海老に対処。というかパンチ一発。ここまでHPSPは無傷。
残件:ボス一機。集中を使わないと命中回避に不安あり。耐久力いわずもがな。
EN的に苦戦するも勝利。この手のリソース管理で悩ませるのは良い手だと思う。

熱く格好良く戦闘を締めて、真相を明かして、グダグダに日常へと戻って終わ……
あははは、このエンドロールはいいな。ほのぼの感と相まって大好き。


 *総評*

テキストに荒はほぼなく、よほど細かい事を気にする人間以外は問題ないレベル。
細かな演出と台詞の掛け合いが楽しく、緩くも考えさせる戦闘バランスは良好。
一話完結なので時間が無い人にもお勧め。

続きを作る気はまんまんのようなので、作者氏の今後に期待。テカテカしてきた。

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最終更新:2008年11月30日 13:45