【第四回SRC学園シナリオコンペ】から

#ラキガクルセイダー
作者はベニヤ板氏。
「舘真理の密かなる事件簿」同様ADV形式……なのだが、感覚としてはミニゲームに近い。
行動回数を消費して、調査と修行を平行して行い、事件の解決と犯人の逮捕を目指すというもの。
行動の結果は実質運任せなので、大量のイベントとマルチエンディングをいかに回収するか…というのが、
この作品の正しい楽しみ方なのだろう。

一周に要するプレイ時間は短く、イベントの回収はさくさく進む。
3周ほどしたが、そのたびに違うEDに辿り着いたし、Eveを覗くと、未体験イベントもまだまだ残っている模様。
レビューを書くという目的がなければ、Eveを覗かずに、もう2・3周したかった……と、つまりはそういう作品。

この作品が繰り返しプレイに耐えるのは、そのボリュームとテンポの良さもさることながら、
修行して最強を目指す・憧れの先輩を落とす等の「本筋と関係のない目的意識」によるところが大きい。
こういう目的意識を、プレイヤーにさりげなく植えつけるテクは、一般的なシナリオを書くうえでも、
参考になるところが多いのではないだろうか。

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最終更新:2008年05月17日 18:44