【陽炎】を公開分までプレイ。
初レビューですので、文章が拙いのはご了承を。
先の方が既にレビューされているようですので、
自分はちょっと厳しめで書きたいと思います。

ストーリー展開に関しては、可もなく不可もなく。
必要な情報はちゃんと与えられているので、プレイヤー放置という事はないです。
ただ、次々と新しい事実やキャラが出てきて整理に困る一面も。
また、設定もちょっと違和感が……
大昔から関わってきたのに宗家ともあろう者が、陽炎が人を襲う理由を知らないというのはどうかと。
無数の伏線がありますが、全部回収は出来るのか……ちょっと不安です。
また、かなりのキャラが登場してきたので、個々のキャラ作りをどうしていくかが今後の課題の一つではないかと思う。
実際、印象に残ったのってタロウだけですし……
むしろ、タロウが強すぎるのかもしれません、NPCなのが心底悔しい。

戦闘面は温いです、面倒なので自動反撃を付けて戦ってました。
ターン制の熟練度に関しては、もうちょっと緩くてもいい気がします。
イベントを全て知ってる人じゃなきゃ取れないです、初見では厳しい……
これといった要素もなく、特徴が無いです。

OPスキップの選択肢はどうなのでしょうか?
初見の方は大抵見ると思うので、わざわざ選択肢を出す必要性を感じません……私は、ですが。
スキップも右クリックがありますからね。
あと、会話文章で“。”が無いのが気になりました。
「」内の文章は、最後の“。”だけは省きますが、それ以外は付けるはず(正確には最後も付けるそうですが)。
これは文章の決まりなので、つける必要があると思います……実際、かなり気になりました。

分岐に関しては、SRCにおいてタブーだと思ってます。
というのも、見ようと思うと何度も何度も最初からプレイする必要があり、
SRCというゲームの性質を考えると向かない気がします。
一つを見たらそこで終了しちゃう方も多いと思います、シナリオは星の数ほどあるわけですし。
作者の労力と結果が割に合っていないと言うか……
分岐を作るのならば、何かしらの措置が必要ではないかと個人的に考えています。
私のシナリオの場合、分岐は二つでしたが、一方を見たらもう片方も見れるという仕様にしました。


総評
何とも言えず、今後の展開次第だと思います。
丁寧に作られてありますし、重要な単語は太字にするなど、細かい配慮もされています。
ただ、シナリオの『目玉』が無いのが厳しいかも……プレイヤーを引き付ける「何か」が欲しい。

タロウ最高!!



【陽炎】6話まで

シナリオタイトルは、陽炎(かげろう)と読む。(ようえん)じゃないんだぜ?
作者氏は、新人の部類に入るのだろうか。色々と書いてるようで作業ペース事態は速い。

まあ、それはともかくシナリオだな。
オリ等身大。大昔に大ブームだった退魔モノ。主人公の名前チョイス式。俺はデフォルト派なんでそのまま。
ただ、ラノベちっくかというとそうでもなく、のほほん日常雰囲気が漂うようなそんなシナリオ。

アイコンを見れば分かるが、この作者氏、成上氏&前田たんの絵柄が大好きらしい。
青髪3人娘で姉妹をやられたときは、ああ、先にやられたー!? と思ったし、俺が。
あと、3姉妹末っ子が飼っている犬(タロウ)がいるんだが、こいつがまた凄い。
成上氏のほのぼの犬アイコンが、セラフ氏のドラゴンアイコンにチェンジしやがるんだ。
それですげぇ邪気眼なセリフ吐くからもうたまんねぇ。惚れた。


  • ストーリー
主人公の前世(以下、前世君)が、敵の御三家の有名どころの娘さん(以下、お嬢)
と熱々だったらしく、そういう葛藤がこれからのストーリーにどう影響するか。で更新分が止まってる。
前世君の喋りがモロ時代劇調だったり、お嬢の1000年前から愛してるぅ~♪ 的な一途ぶりにニヤニヤが止まらない。
  • 序盤
普通の学生である主人公が親父に『退魔士になれ!』と言われて反発するとこからなんだが、
この親父が実に渋くて魅力的すぎる。途中から出番消えるけど。
  • 中盤
味方陣営の退魔組み(上に上げた3姉妹)と協力して、退魔活動行うってことで、となり町に引っ越す。
そして美人3姉妹と同棲という展開になるわけだが……けしからん! 実にけしからん! エロゲ的展開ってやつか、これは!?


  • 戦闘面
陽炎に対しては、アビリティの『霊気を纏う』を使用し、属性不可させないとまともにダメージが通らない。
これ、時々忘れて痛い目にあう。まあ、陽炎は1マップ中にそんなに出現しないのだが。
全体的に見て、可もなく不可もなくといったバランス。理不尽ではない。どっちかと言えばヌルい。
ただ、飛行系の敵が出てくるとかなり苦しくなるといった模様。
ここでデータを覗いて驚いた。すげぇ凝りようだ。色々とRPGっぽい。たぶんROの影響だろう。


  • 総評
素晴らしい出来、とは言いがたいが、佳作には届くといった印象。
何より丁寧に作られてるし、バグが一切でない。まあそれが普通なんだろうが。
演出も派手ではないが要所は抑えてる。背景画像もしっかり完備。
そつがない作りの反面、武器になるものが無い。安心してプレイできる人もいると思うが、途中で飽きてしまう人もいるのでは。
それと、余談なんだが。
ReadMe覗くと、途中から分岐に入るという項目があった。しかも5ルート+真ルート
ちなみに、5ルート全部クリアすると真ルートらしい。それなんてナイ■ン? と不覚にも思った。
それにしても、このシナリオ……今年に入ってから一回も更新ないんだよなー。
作者氏は3つのシナリオを並行して書いてるからしょうがないといえば、そうなるんだが。

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最終更新:2008年05月17日 18:46