■ 文華伝~星辰たちの記録~
独特の日本語を自由自在に扱う事で有名な可鈴氏のシナリオ。
東方プロジェクトのキャラクター・世界観を基盤とし、他の参戦作品の世界をも股にかけ、壮大なネタ探しの旅が今始まる……!
DLページに親切なシナリオ説明が載ってるので、それを参考すればだいたいどんな感じなのかわかると思います。
あまりにも作者の操る日本語が個性的なので、それに耐えうる方にしかプレイをオススメできません。
特にキャラクターの言葉遣いがだいぶ酷い事になってるので注意が必要です。
ストーリーとしては
星の伝言者という謎の集団が紅魔郷を襲撃!
たまたまそこに居合わせた射命丸がこれは良いネタになると彼等について調査を始める!
という感じかな。凄い簡略化したけど。
その謎の集団の仕業で幻想郷で地震が頻発するようになったり星が消えたりしたそうな
そんな異変について探りを入れて新聞にするのがこの射命丸の生きがいよォ~~
――異変の解決や幻想郷の未来などどうでも良いッ!
どんな手を使おうが…最終的に…新聞が面白ければよかろうなのだァァァァッ!!
以下、プレイ中のメモを参考に感想をば。
とにかく一文字ずつ表示されていくタイプの会話インクルはいくら見た目が良くてもすぐ鬱陶しくなります
表示間隔をより短くするなり一斉表示にするなりした方がプレイアビリティは向上するかと
右クリックも有効的ではないのでもうなんというか鬱陶しい!
- システムの説明を細かく分ける必要があるのか
- あったとしても鬱陶しく感じる
- キャラ同士の掛け合いは良いが、文字表示インクルがうぜぇ
システムについてキャラクターがかけあいをしつつ丁寧に説明してくれるのは良いんですが
細かく分けるのはともかく、いちいちそれを聞くかどうか選択させるのはちょいとイラっとしました。
たぶん説明の時に使われる文字表示インクルが会話インクルと同じように一文字ずつ出てくるタイプだったからだと思います。
表示間隔をより(ry
マジで頑張ってる。すげぇ。
一シナリオライターとして見習いたいぐらい頑張っておられます。
- アイテム採取は面白いなあ。
- でも行動消費しないとアイテム採取し放題なんですが。
これはバグじゃね?
移動しない限り延々と同じ場所でアイテム採取が出来るんですよね。
あと、現時点だと入手したアイテムってどうやって使うんでしょうか。
- 情報採取も行動消費しないが、聞ける情報の数がかなり多いのでこれはこれで有りだと思う。
- ただネタの数が多すぎるせいで、このコマンド連打する事になりがち。
- 新聞編集時の記事の欄が多い事を鑑みてるのかもしれないが
- 全体的にそこらへんを縮小した方がゲーム自体はスムーズになる気がする
特に補足する事ないですね、そのまんまです。
しかも3マス全方位マップ攻撃が格安で使えます。お値段以上。
戦闘するより採取する方が多くなるかもしれないキャラなので、このバランスはありと言えばありかも。
- 新聞作製・発行は面白い要素だと思うが
- 条件に当てはまるとゲームオーバーになるという割りに
- その条件についての説明がされてないんですが。
- というかたぶん表示画像のミスで出てないんですが。
これも特に補足する事ないなあ。自分の見間違えだったら恥ずかしいけど。
- やっぱりこの戦闘オプションはいらんだろというものが多々
- 特にダメージ表示は見えなくする必要性があるのだろうか。
無駄に戦闘のハードル上げられても困るんですよね、クイックセーブ不可ならなおさら。
無理に戦う必要はないから、なのかもしれませんが。
それならそれで別の方向でバランス取って貰いたいなあ、というのが個人的な感想。
採取の話ですね。にとりで平原、樹あたりで採取しても何も見つからず。
試してないところが多いのでなんとも言えませんが、気になったので。
せっかく面白い要素なのに重いんです。キツいんです。
- あやややは取材時は丁寧語で喋ってたと思うのだが花映塚の知識しかないので微妙
- 収束弾なのに収束してねえwwww
- 魔梨沙「冗談じゃないぜ?わたしは嫌よ」wwwwww
- チルノ「おい、ちょっと!?あんたらァ?」wwwwww
- 幻想郷の外にそうホイホイ出られたっけ?
ここらへんはまあ、些細な事なのでまとめて。
総括
シナリオは今のところ特に見る所はないですが、システム面・グラフィック面での努力が光ります。
特に新聞編集・発行の部分はシナリオのスパイスとして有効に作用していると思います。
むしろストーリーがおまけで、新聞関連が本編のような感じですが、そこはまあ置いておきましょう。
問題はプレイアビリティの低さ。
見た目を重視するあまり、快適さが損なわれている場面が多いです。
見た目に関係ない部分でも適切ではないオプションの使用などによって快適さが損なわれている事があります。
全体的に中途半端感が否めないので評価しづらい作品。
じっくりとストーリーを楽しむシナリオにしてはシナリオの強調が弱く
新聞関連のギミックで繰り返し遊ぶシナリオにしては手軽ではなく
演出・グラフィックで魅せるシナリオにしてはそれらの表現が甘い
つまらない訳ではないが、面白いと言い切れるような作品でもない、と感じました。
あとはやはり日本語が……
最終更新:2008年05月06日 18:52