【電界勇姫フォーチュリオン】
予測が出来てなかったといえば嘘になるがやっぱり百合。男女比率が9:1くらいの百合。
味といってしまえばそれまでだがなんだかなー

とりあえず言いたい事が一つ、一話にして設定を投げすぎじゃー!
舞台となるギンガシティの説明に始まり電界、ドクター、敵幹部その他諸々とハイスピードで設定説明が展開され
置いてけぼり感がすごい。戦闘面でも勇者登場 → 合体という何話かかけるべきであろう場所を一話でやっちまってやがります。
プレイヤーを置いてけぼりにしすぎではなかろうかと。短編じゃないんだからもっとスパンを長くしてもバチは当たらないだろうに。

直前にやってた勇者系のブレイガードが良作だったためかあんま面白くなかった。
あと出てきたその話に裏切るのは微妙だと思います。四話まであるけど三話で挫折。
しかし何で俺が書くとこんなアンチっぽいレビューになるんだろう?






序盤の展開が早すぎて、勇者シリーズ成分を求めると肩透かしを食う。
敵の名称&武装名でかなり笑わせてもらったので全く問題なかったが。
良い出来なんだけど、すごく気に入ったんだけど、惜しい点がちらほら。
結果、書いたものは私見だらけの苦情になってしまった。



【電界勇姫フォーチュリオン】
巨大基準・オリジナルオンリー。難易度は低い(最終・13話のみ急上昇)。
基本的にコメディ(特に前半)。ユルめのお話で救われない展開は少なめ。
ザコ敵の多くとボスの一体が一発ギャグで成り立っているためにその印象が強い。

西尾維新ほどではないが、ネーミングセンスが凄まじいのでその辺りに注意。
主に覚えにくいor笑ってしまうという意味で。面白いからいいけど。

プロローグスキップ・クリア確認などのユーザーフレンドリーな機能も満載。
十~十二話あたりもその配慮の一端?

ストーリーのややこしさもなく、ヘビーになりきらないノリの良さ。
戦闘もちょっとしたギミックや相性で楽しめるものになっており、
非常に楽しんでプレイできた(13話は苦戦したが)。
盛り上がる展開も押さえ、秀逸と言ってよいのだが。
様々な細かいところが惜しい。非常に惜しい。


無茶苦茶気に入っただけに、惜しいところが気になって仕方ないのでぐだぐだ語ってしまおう。

まず、生身ユニットアイコンがあったら、と思うシーンがいくつか。
敵方の会議シーンや二話の決闘で、人形劇があったら非常に映えただろう。手間だけど。

前半、四話ごろまでの展開がハイペースすぎ。特に一話は二~三話に分割可能。
フォーチュリオンへの合体を一話引き伸ばし、クッキー登場編を描くことで
三話への伏線も張る余裕が出来るし、クッキー自身の救済になったんじゃないかと思う。

# ネムや三姉妹の引っ張り具合とは両極端だなー、と。

九話以降、中盤から終盤にワープしたかのような展開も少々惜しい、が仕方ないか。
八話みたいなぐだぐだコメディがもっと欲しかったなどというのは贅沢極まるな。
「五分以内に投降しろ。さもなくば――人質を脱がす!」みたいな馬鹿、大好き。

敵キャラの頭数が多い割に、役割分担というか色分けがはっきりしていなかった。
鉄拳闘志が卑怯な小細工を手伝ったりするくだりは期待外れ。豪快キャラだと思ったのに。
アクの強さだけで印象に残る猫との落差が凄まじいですな。

# 逆に、猫に踏み込んだ描写をしなかったのは成功です。

救われない、というか救いの無いキャラ。四天王と万火雷天(と猫)はアレでいいんだろうけど、
約一名『嫌いだから』で相当むごい扱いをしてるのはなぁ。相手キャラも悪い印象になりかねない。
敵キャラに愛と輝ける瞬間を。悪役に注ぐ愛はヒーローの見栄えとして帰ってくるのよ。マジな話。

# エピローグでちょっとはフォロー入るかと思ったらガン無視だもんな。がっくり来た。

シナリオそのものではないが、ロボの絵も惜しかった。
巨大ロボなのだから、俯瞰視点では見栄えがしない。
ポーズに関しては「女の子だから」仕方ないにせよ。

Extra.eveは邪魔……と言いたいんだけど、いいシナリオ作法を聞いてしまったので帳消し。
プロットだけじゃなくて先行してeve書いて折り返せばブレにくいわな。
知らないという割には、様式美をおさえてるのには素直に感心。

深刻さのどん底に落ちかねないところを(主にサチの)明るさ素直さで乗り越え、
(主に敵ザコの)馬鹿馬鹿しいコメディで吹き飛ばし、熱い展開で焼き払う。
いい具合に転がっていくストーリーだった。

女の子だらけである事は深刻になりきらない歯止めになっているので、
作者氏の言い草とは違いうまく生きていると思う。
例えば、男同士だと七話の喧嘩、収まらないんじゃないかね。


以上のまとめ:大好き。惜しい。やっぱ大好き。

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 13話、難易度上昇とギミックと連戦に阻まれ、三回やり直した。
『勇者の再来』を思い出したが……あれより苦しんでる、明らかに。
(取りうる手段の豊富さが違いすぎるので比較対象としては間違ってるが)

ちょっと驚いた小ネタ。
ファイガッツィーを改造した後で参入した姉妹を改造すると損だが、
さらにファイを改造すると自動的にタダで追いつく。こりゃ知らなんだ。
最初ッからランクを連動させといてくれって話でもあるが。

一部、Talkの座標指定をし忘れているらしき箇所が。
九話エピローグ部や十話プロローグ部が目立つ。

七話終了時にブレンコマンダーをLeaveし忘れている?
八話では離脱しているだけに、ミスっぽく見える。

金持ちの道楽で人助け……人、それをサンダーバードと言う!

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最終更新:2008年11月30日 14:03