【シャイニング&ザ・ドラゴン Quest of 3D Dungeon】

ドラゴンクエスト1の勇者を主人公とした、
メガテンやウィザードリィのような3Dダンジョン探索RPG。
いつもの見慣れたマップチップや、赤青ユニット等は一切存在しない。
私のドラクエ知識はプレステ以降未着手で、1~6まで。
シャイニング&ザ・ダクネスは、タイトルだけなら聴いた事がある。
ちなみに私、3Dダンジョン系は苦手ジャンルの一つで
SS「ソウルハッカーズ」すら投げた腕前である。
それでも、いつものようにノーマッピングでいくつもりだ。
大丈夫。FC「ドラゴンボール2、3」はどーにかなった。



竜王退治後二人で旅立った(ハネムーン?)DQ1勇者とローラ姫。
その途中、一方通行の旅の扉により異空間に迷い込む。
そこでは身体に襲い掛かる重圧のせいで、ろくに力が発揮出来ない。
世界を救った勇者様は、スライムにさえ苦戦してしまう
貧弱ボーイに逆戻り。なんてこった。
同じように異空間に閉じ込められたDQキャラ達と交流し、
3Dダンジョンを探索してここから脱出するぞ、おー。
以上。ストーリーこんな感じ。

ReadMeでドラクエMIDIのDLを推奨しているが、面倒なので見なかった事に。
実際、ユーザー向けBGMパック突っ込んでおけば寂しくはない。
標準時のBGMはゲーム中のリスト内から選べる仕様。
とりあえず私はSFC内で高位の名曲「カタリナのテーマ」を選択。
ただ街中では扉等に入る度、音楽がデフォルトに戻されてしまう。
ダンジョン探索中は問題無しである。始終カタリナモード。

ゲーム開始。いきなりダンジョンに放置される。
マップ表示も無く、コンパスすら表示されない。
早々と先行き不安である。ガクブル
(後々覚えるフローミの呪文を唱えれば
 周囲3マス分のマップ、座標、方角が分かる)
画面左下にはオプションボタンがそろっており、
ダンジョン描画サイズ、BGM、メッセージ速度等を変更可。
モンスター知能すら設定可能(普・難の2種だが…)である。
至れり尽くせり。
我等が貧弱ボーイは竜王退治後設定によりいきなりロト装備。
DQ1にロトの盾は存在しなかったと思うが、まぁいいや。
王女の愛もしっかりと身に付けており、ノロケむんむんである。
実際これらの装備にあまり意味は無いが。

移動はキーボードでの操作にも対応。お決まりのカニ歩きも標準装備。
ゲーム導入部は街を散策、DQキャラ達と会話し
アドベンチャーのようにストーリーを進めていく。
また、この街も当然のごとく3D。街到着後開始30秒、早くも街で迷子になる。
所々に看板を発見するが、「この先 酒場」…この先ってどっちだ?
なお、ストーリー進行に迷った時はミネアさんに聴けば助言をもらえる。
ノーマッピングな私は、まず占い屋を見つけるのに数分かかるが…。
看板内容は街中央部の井戸を起点にすれば理解しやすいと気付き
約1時間半かけ、やっと探索すべきダンジョン突入。迷いすぎだ。
(ちなみに、クイックモードで開始すればこのOP部分は省略される)

戦闘はドラクエ1を彷彿とさせるタイマン勝負。
頭・体・腕・脚の各部位にHPがあり、全てを0にする事で勝利。
毎ターン、攻撃する部位と防御する部位を決める。
FC「ドリームマスター」に近いので想像してもらえると解りやすい。
各部位をやられると不利なペナルティが付く。
頭なら呪文使用不可能になる、腕なら攻撃力低下等。
つまり、ホイミスライムは頭HPを先に0にしておけば
ホイミで回復される事は無くなり楽に倒せる。
この辺りを考えさせられるのが本作の戦闘の面白い所。
また敵全てが4部位を持っているわけではない。
(モンスターによって異なる。例えばスライムには頭部分しかない。)
主人公の各部位にはレベルが存在しており、
レベルアップの嬉しさが4倍堪能可である。うむ、心地良い。
レベルが上がると弱いザコモンスターとの戦闘が面倒になってくるが、
メッセージ表示速度を上げればストレスゼロである。

あるイベントで消え去り草が必要らしい…が、街には無いとの事。
街中で聞き込み、散策するも進展無し。
ダンジョン二階を探索してみるが、所々にある見えない壁に阻まれ断念。
(見た目に進めるはずの道が進めない)
バグなのか仕様なのかよく解らないが、
どちらにしろ私にはここまでが限界のようである。終了。



説明を読み面倒に感じた戦闘部分は、思ったよりも快適。素直に面白い。
敵を攻撃していれば腕の、ダンジョン内を歩き続けていれば脚の
経験値が上がる等、きちんとプレイした分だけ
レベルが蓄積されていく作りは嬉しい。戦闘バランスも良い。
頭のレベルが上がるとホイミ(回復)やフローミ(周囲把握)を覚え、
ゲーム進行も大分楽になる。半面、頭部分をやられるとかなり厳しい。
かゆい所に手が届くシステム面は、親切心が見て取れ好感が持てる。
街中を歩き回るおつかいイベント的なものは、この3D空間では少々面倒。
またイベントの繋がりが少々解り辛く、次にどこへ行けば良いか迷う事も。
やはり3Dダンジョン系が苦手だと少々厳しい。マッピング必須か?
3Dダンジョン大好きっ子&マッピングが苦にならない人には
問題無くお奨め出来る。苦手な人は、ダンジョン無視して
独特のドラクエ世界を純粋に楽しむのもまた一興。

「勇者たるもの あれくらいエッチであった方がよい。
 英雄 色を好むというではないか。わはは」
パパスさん、それはちょっと…。

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最終更新:2007年09月01日 13:34