開発版の機能を存分に使った、タイピングシナリオ(!)
攻撃の際に技名をタイプし、その速さによってダメージが変動する。
また防御時に、敵の技のタイプに成功すれば、
回避できたりダメージ半減できたりする。

なれないウチは戸惑うが、繰り返していくうちに慣れてきて、
軽快にタイピング出来るようになってくると面白い。
「習熟」がそのまま戦闘に反映されるってのも、結構嬉しいモノがある。
自分がタイプしやすい「技」を産みだしていく、
という楽しみ方もあるし。
通常のSRCとは違った意味で、中毒性があるかも。
クイックロード・リスタート・難易度選択アリアリなので、
ストレスもそれほど溜らない。

残念なのは、タイピングの方式が、変更できないこと。
(「しゅ」と打つ際に「SHU」限定で「SYU」ではダメ)
また、主人公のリュウは日本語技だからいいとして、
相棒の春麗の技が中国語読みのため、酷く撃ち込みにくい。
まあ、これは歯ごたえを産むのに一躍買っているとは思うけど。

ストーリーはコメディで、かなり軽快。
リュウのキャラクターを、壊れきるギリギリのラインに置くことで、
キャラ同士の会話を笑えるモノに仕立てている。
この作者さんは、こういうコメディのつくり方が上手だね~。
こうした掛け合いを見るだけでも、このシナリオをやる価値があると思う。
(タイピングが不慣れな人は、難易度を優しくしておこう)
またシステムも、見えないところでかなりバランスを取っているようで、
タイピングと技を選ぶ楽しみが、きちんと融合している。

いわゆる大作シナリオではないが、確実に楽しめる一品だと思う。

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最終更新:2007年08月29日 15:10