【混沌地球メイヘム】

どうやら版権オリジナルの等身リレーらしい
何故かロボ物だと思い込んでいたので少し驚いた
参加者の中に、リレーでは混ぜるな危険のあの二人の片割れしかいないので、なんとなく安心する

プロローグ
まあ地球は核の炎に包まれた的な、よくある人類が結構死んだよって話
そして紆余曲折あり地球に色々な異世界の人や物とか特殊能力を持った人が生まれ始めたということらしい
正直耳にタコが出来てるような気がするけど、リレーだし、色んな人や設定が入りやすくするためのなんでもありな世界を作るには、そんな悪いわけじゃ決してない
OPは短いが、結構凝っててカッコイイと思う

一話
主人公と思われる少年が山賊に襲われるが、端から人を見下したような態度は正直鼻につく。個人的には余り好きになれそうにはない
まあ山賊相手に敬意を払えってのも酷ではあるんだけど
チュートリアル的な戦闘かと思ったら少年がそのまま追い払ってしまった。で、少年と知り合いっぽい少女登場。金にがめついっぽい
少年の名前はシド。少女はジェニーらしい、この固体は以後ロリふじこと呼称することにする
で、犬探しの依頼を受けたシドと、偶然鉢合わせたロリふじこが犬を襲うモンスターと戦闘
キメラがいるのに驚く。そういえばこれ版権オリジナルだった。戦闘は楽勝。余程バカやらない限りは余裕でクリア出来るはず
片付けたところで謎の飛空挺が町を襲撃。FFかな?ヘカトンケイルとかいう敵組織っぽいのが町を襲ってた
犬は飼い主と共に殺され、怒ったシドだったが特に不思議パワーに目覚めるでもなく普通に負ける。で、町は占拠されてしまいましたとさ
そして異能力者達の集団、ギルドのマスターからウェストポイントとかいう町に行けと指示を受け、シドとロリふじこは共に町を後にすることになる
どうでも良いけど、堂々と敵のリーダーに歯向かって負けたあの状態から、どうやって逃げたんだろう。こいつら
改造は主人公だし、シドを一段階強化しとく。なんか手に入れてたアイテムはロリふじこことジェニーに。アイテムは買わない。金無いし

第二話
冒頭で酒場をやってるらしい少女二名の会話、というか独り言。酒場というとルイーダだろうか
ウェストポイントに向かう途中、町で休憩する二人。シドは女好きらしく、早速ナンパに繰り出している。それで良いのか
で、ファナという冒頭二名の片割れに遭遇。どうやら喋れないらしい。おまけに過去も不明。どう考えても訳あり
そして再び新キャラ登場。酒場の少女。予想通りルイーダだった。名前はアイ。魔法少女? さすがに違うか
シドがナンパに明け暮れている頃、ジェニーは見るからに怪しい客から商品と宝石を物々交換。これはヤバイ旗が立った
案の定宝石はモンスターと化してジェニーを石化。怪しい客はやっぱり敵でした
で、シド単身で戦闘へ。こんなことならシドにアイテム回しとけば良かった
ワラワラ沸いてる雑魚にビビる。これは一人じゃきついなあ。まあ増援来るだろうけどと思ったら、速攻で来た。ファナとアイ
アイはルイーダ繋がりでもろにドラクエだが、ファナがよくわからん。銃だし技の名前からしてワイルドアームズだろうか?
戦闘は前回に引き続いて楽。アイのホイミで回復してればまず負けない。ボスの攻撃力が高めだけど、まあ気にすることは無い程度
戦闘終了後、本気出した敵ボスが加速装置を使って主人公達を圧倒。町にあるなんか重要っぽいアイテムをゲットして去っていった
で、異能力者は嫌だ出て行けってことでシド達は追い出される。まあ町の人の気持ちもわからんではない。怖いわそりゃ
旅は道連れということでファナとアイが仲間入り、改造はジェニーとファナを一段階。アイテム微妙なんだよなあってことで、買い物は今回も保留


26 :【混沌地球メイヘム】:2008/03/29(土) 19:18:44 ID:bxAVa00o0

第三話
ウェストポイントに向かう一行。新しく着いた町はボトムズ。こ、これは・・・
とか思ってたらスリに会うシド。盗んだのは斬次朗という変換しにくいことこの上ない少年。面倒だから今後は斬で
クロックアップとかいう単語が出たので、どう見てもライダー。やだなあ、こんな子供がライダーとか。危ないぞ色々
そうこうしてるとまた新キャラ、こっちに関しては読み方すら不明。なんだろうこれ、零御前。なんて読むんだ、れいごぜん?どうも人形らしいので、人形

で良いか
斬と人形が話してると、また新キャラ。健。これは読める。治安部隊の人でどうも斬と不仲らしく、戦うことになる。まあこっちには関係無いこと
そんな荒んだ斬を見かねた人形が、盗んだ物をシドに返しに行く。そこで斬の過去を説明。斬も斬で色々あったらしい
兄貴に嵌められたり、家族から疎まれたり。そりゃまあ荒むわ
で、ある日飛んできたカマキリみたいな小さな機械が、斬が『生まれた頃から巻いていたベルト』にくっついて変身出来るようになったとのこと・・・・ここは

笑うところなんだろうか?
そうこうしてる内に爆発。襲ってきたのはやはりヘカトンケイル。というかアランカル。なんというブリーチ、一緒にいるのは斬を嵌めた兄貴らしい。小物っ

ぽい
健が歯向かって倒される、で、人形が助けに来たところで戦闘開始。そういえばこの人形も版権オリジナルなのかな。なんだろう
とか思ってたら武装に人工精霊があった。ローゼンか。サイズSの恩恵で回避しまくり、二ターン目にシド達が合流。健も復帰
そしてビックリして爆笑した。兄貴、テニス殺法て、テニプリっすか。健も健で遊戯王だし、これは酷いネタ話
数ターン後斬が増援。仮面ライダー。移動力2アップのクロックアップがデメリット無しで使えるのは凄いなあ
で、健が敵の策に嵌ってしまい良くわからんまま敵になった。まあ弱かったしどうでも良いかと思ったら、敵になって能力大強化。多分、この話では一番

の強敵。注意しよう
倒すとイベント発生。健死亡。どうでも良いけど斬の台詞は全体的に寒いなあ。強敵と書いてともとか、オルステッドネタとか
後はテニプリ兄貴とアランカルを倒して終了。が、アランカルのリーダー的なのが出てきて町の人間は全員虚となってしまった。完敗
負けすぎだろ主人公達。勝ち星ゼロじゃないか。もうちょっと頑張れ

ごめん。ここら辺が限界、飽きの限界というかなんというか
全体としては優等生だと思う。ただそれ故に、受ける印象は結構薄い感じ。残る物が無いというか、続きをやりたいと思わせるものが希薄というべきか
地雷ではない。そこは確かなはず。俺がやめたのも別に出来やストーリーが酷いとかいうわけじゃない
ただなんというか、うーむ。薄い、微妙って以外に感想が浮かばない。ごめん

どうでも良いけど俺のID、今日終わったガンダムの呪いでも受けてるのかw




【混沌地球メイヘム】
このごろ流行の版権オリ。
版権作品から設定とか技とか、物によってはグラと性格が違うだけの
キャラそのものを引っ張ってくるアレである。
このリレーでは、ザコにはマムルやキラーマシンなどの版権キャラが
そのまま含まれているのがちょい珍しい。

俺はガンダムの外伝のような、既存キャラと同じ世界に住んでて
「正史では語られてないけどこんな戦いもありました」
みたいなのが好きだけど、キャラ換骨のほうが作るほうは楽だろうなあ。



第1話:ネオ・ぐらっちぇ(以下作者名敬称略)

スタートすると「MIDIが足りてない」と警告される。
これは便利かもしれんな。Readme読まんプレイヤーも多いだろうし。

斬のザコみたいに(プレイヤーに)色々教えてくれる山賊を
軽くあしらう主人公。だが、弱者をなぶってるみたいでちょい感じ悪い。
ラーメンマンの「10の力で勝てる相手に100の力を……」の説教を思い出した。

むう、主人公に続き商人ヒロインも元ネタがわからん。
元ネタに通じてないと面白みが半減するな。
ところで「商人なので資金獲得」とかやめませんか。
俺、もうこいつしか使いませんよ?

# 実際、これ以後全敵の2/3以上は撃破させた

ジャンクヤード、そして犬とくればメタルマックス……かと
思えばそうでもなかった。残念。
主人公が苦汁を味わって戦う目的ができたり、そんなスタートらしいスタート。


主人公が女にカルい奴というのは意外とSRCでは見ない設定だと思った。
適当に女の尻を追わせるシーンを挟めば他人が動かしてもそれっぽく見えるので、
リレーに適した動かしやすいキャラになっている。

しかし現時点でのライバル、「俺は悪い人だから悪いことするぜ」な
チンピラライクでちょっと。
おそらく敵軍団でもそこそこ高い位置にいることにされていくだろうに、
既に小物感が漂いすぎている。



第2話:神田

DQ僧侶とWAのロディ女登場。

最初は「ロディの性別かえただけじゃねーか」と思ったのだが
表情の豊かさで無言をカバーするという要素が追加されていて、
これはなかなか良いアレンジだった。

味方救援が来る前に全員戦闘不能になって笑う。
敵の石化確率16%だからなあ。そういうこともある。
って、救援、石化回復できんし。やりなおし。

余裕で倒した敵に余裕セリフ吐かれながら逆転されると萎えるなあ、
とかキャシャーンっぽい話だなあとかとか思いつつ。
「戦闘に勝って勝負に負けた」がテーマになっていくんだろうか。



第3話:木藤

キャラがいっぱい出る。
SADAMEの悪い所を踏襲してしまっている。

仲間はローゼンメイデンと仮面ライダーカブト。
日本人形(多分)メイデンとは面白いが、今の所その点は生かされていない。

# というかローゼンらしさや人形らしさも以後特に触れられない。
# 強さもいまいちなので空気軍団筆頭。

クロックアップのアビリティ解説が「クロックアップ付加」。
効果教えろよ。

情報無しでパーツ分離したりしなかったりすんのやめろ雑魚。
敵ターンに味方が敵になんのもやめろ。

商人だけで全ての敵を破壊し、資金を1.5倍+α得ると
再び「戦闘に勝って勝負に負けた」。マジでテーマなんだろうか。
俺なら負けが込んでいるここで一回スカッと勝たせるんだが。


氏はシナリオの出来にムラの激しい人だが、今回は悪いほうだ。
何をやってるかわかりにくい部分があるし(スリ直後とか)、
「わびつづけろー」など版権セリフも裏目に出てしまっている。



第4話:可鈴

外国人の氏の場合、誤字と翻訳文的なしこりがあるのはまあしょうがないけど、
表情使いもけっこう不自然さがある。
しかし、周りが直してやれよ誤字。

性格がアメリアでマリーのアトリエな正義レディが仲間に。
もう一人いたけど一時お休み。

コメディはいいけど、連戦やめてよ。

ちょい自分のキャラばかり描きすぎかな。



第5話:前田耕二

アリつながりでロマサガ2と地球防衛軍。
ああ、こういう組み合わせは面白いね。
今まで行き当たりばったり感がぬぐえなかった敵が、
具体的に何をしようとしてるのかわかったのも良い。

休んでた人が復活し、地球防衛軍陸戦兵とFFTとロマサガ皇帝が仲間に。
しかし敵も味方も増えるペースが激しすぎる。



第6話:ネオ・ぐらっちぇ

味方全員を空気にならないように頑張って動かしている回。
でも僧侶あたり登場回からすでにピンチだが。
敵将も全員出揃い、これで「勝ったと思ったら負けていた」例のパターンが
打ち止めになるかと思うと喜ばしい。

でも連戦やめてよMk2。
ああ、時間さえ与えてくれたらこいつらを皆殺しにしてやれるというのに強制敗走。
やっぱりテーマなのか?

今回、敵の襲撃を手引きした裏切りメガネっ娘が
結局味方になりそうなオーラを既に放っていて不愉快。
こいつのせいで相当数の人間が死んでますよ?



第7話:月神

いきなりエラー出やがった。修正して再開。

ああ、もう裏切りメガネ味方になってるし。
「この娘は敵じゃない!」とかお前の目は高性能な節穴かスターオーシャン(多分)キャラよ。

まだ戦闘に勝って勝負に負けるとは思わなんだ。
そして本当にあっさり許されるメガネ。ああもう。もういいよ。


四話には日本語にやや不自然な部分があったが、
今回は文法的におかしい部分が目立った。身内で指摘しないんだろうか。



第8話:ゾルダストーム

テンポの良いギャグが楽しめる一話。
シモネタ多し。

ロックマンボスであるところのカイトマンが
バカで、かつ格好いい。でも味方にならない。至極残念。

ぐるぐるにゃーの猫まで出るとは思わなかった。



  • まとめ

とにかく主人公サイドがよく敗北します。
それによって敵の強大さが表れてるかというと微妙なところですが。

プレイし終わってみれば、なんだかんだと楽しめましたし、
色々と事態が動き出してさあどうなる、というところなので続きが気になってもいます。
でも「よくわからないけどとりあえず目的地まで行ってみたら何かがなんとかなるんじゃね?」
という序盤(4話まで)は正直辛かったですね。

風呂敷を広げた、というより、ただ出しただけで終わっている
キャラの急増も不安材料でしょうか。
まあ俺は「キャラは全員大切にしろ、一人一人にドラマを設けろ」なんて
主義ではないですが。背景キャラ上等。

ここまでで面白かった部分の大半は突発ネタによるもので、
登場人物たちが積み上げてきたものが噛み合っていく
あの楽しさはまだほとんど見られません。
全十五話、折り返し地点を過ぎてどうなっていくでしょうか。


今回、このシナリオをプレイして、
版権オリは作るのは楽そうだし楽しそうだけど
面白くするのは難しい題材だなと考えさせられました。

「版権オリなら版権物と違って原作を知らなくても楽しめる」
といった意見を目にすることがあります。
しかし、版権だろうが版権オリだろうが元ネタが解らなければ
面白さが損なわれるのは同じですし、むしろ参戦作品がプレイ前に明かされず、
そのうえ節操なくあちこちからネタをつまみ食いしている版権オリのほうが、
プレイヤーに求められる素養は高くなってしまっているように思います。

また、元ネタからどの要素を引っ張ってくれば面白くなりそうか、
というのも判断しにくそうです。
特に原作セリフなど、使いどころを誤れば、作者にそのつもりがなくても
「とりあえず言わせてみた」感が漂って場をしらけさせてしまいます。
かといってオリとしての面白さだけを追求するのでは意味が無いですし。




581 :名無しさん(ザコ):2006/12/04(月) 23:50:36 ID:HbKBoqBY0

版権の設定を流用したキャラクターを使ったリレーシナリオ。

プレイしてみた感想としては、小ネタレベルでしか版権を生かしてないというか
基本的に版権キャラって言うものは、背景の設定を含めてキャラとして成り立ってるものが
多いわけで、ただ武装名等にそれっぽい雰囲気を盛り込んだだけでは、ただのパクリキャラ
でしかないというか、もうちょっと版権を元にしたオリリレーって部分を生かした話にして
欲しかったと言った所です。

三話とか、比較的版権の世界観、キャラクターを上手い事使ってたけど
情報量が多過ぎて、軽くポシャッた感もあるし、純粋にシナリオとしてみても
あんまりレベルが高いとは言えないかなぁ……?


とりあえずは今井戸端でやってる版権リレーの方に期待しつつ、こちらもリカバリー出切る事を
こっそり祈りつつ、生暖かく見守って生きたいと応援のメッセージでレビューを締めくくりたいと思います。

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最終更新:2008年05月05日 20:26