【12】 製作者:ディル氏 ジャンル:等身大ジュブナイル学園物、オムニバス短編集。
版権キャラを使用し、元のストーリーを大きく逸脱した展開を行っている。
だがその逸脱ぶりはキャラクタのイメージを破壊しつくすほどではなく、作品世界に合わせただけと取れる程度。
戦闘は軽めの歯ごたえ。
SPが全部揃っているのが心強い(が、そのSPを使わずとも何とかなりそうなくらいのバランス)
テロップ、背景画、人形劇と演出も一通りこなしており、とっつきやすい。
夜間戦闘が多く、そのために行動終了(不能)ユニットが判りづらいのが難点か。
空アイコンが目立ってしまう程度に存在するが、トリィ@種ガンのユニットアイコンなんて無いわな。仕方ない。
「全体の大きな流れ」があるのか無いのか、今後の展開が気になるところ。
どうでもよさそうな小ネタが伏線だったりきちんとしたネタだったりするのが凄い。
●LivingDead
キラ@種ガンが主人公。アスランが「歌はいいねぇ」などと言う辺りはご愛嬌?
学園ものでスタート→ホラー気味に展開→オカルトアクションで〆、という常道な筋。
話もデータもキラisGOD!なのだが、あんまり違和感がなかったりする。
舞台設定に言及しているので、最初に手をつけるのはこのシナリオであるべきか。
キラが弾けすぎで、続けようがないのが惜しい。流石オムニバス。
●不思議の国のイリス
頻繁に字幕が入るのが特徴。というか、『アリス』の合間に人形劇をはさんでいる感じ。
カオス。夢っぽいなどと言う戯言を消し飛ばすほどのカオス。
詳細解説は野暮なほどカオスなので略。ネタの組み込み方がナイスカオス。
カオスな劇中突っ込み通しだった砂沙美さん、乙。超乙。
●ダテンシ
冒頭の流れは真っ当に学園もの。
平凡な少年が幼馴染の危機に際し覚醒、異界に足を踏み入れ戦う事になる
……という筋書きはLivingDeadと同じ。だが、こちらの方が遥かにヒロイック。
覚悟を決めてやる、とばかりにオサレ自殺するトウジは無茶苦茶格好良い。
第一話完そのまま完。って感じでちょっと惜しい。
敵は使徒(ATフィールドは無い)。他と違ってHPも攻撃力も高い。
味方に縛痺の武装が多いためそれを活かして戦うことになる。
SPより縛りと回復による時間稼ぎの方が重要か。
ガシャ――z__ン。
●キミのとなり
戯言混じりなペルソナ+ソウルハッカーズ。未完。
重傷を負った人物から、重要らしいアイテムを渡された主人公が何やら事件に巻き込まれる。
主役が最初からデビルバスターであるため、他とは雰囲気が違う。というか『中盤』的ストーリー。
クリア後に辞典を閲覧可能である点がスレの流れに沿っていたりするな。
原典との乖離ぶりを確認できるのが利点か?
【12】
版権等身大系。
オムニバス形式、3編まで。
それぞれモチーフとなる話があり、本筋はそのモチーフになっている物語に沿って進むが
そこに他の版権物のキャラが登場して話に関わっていく。
モチーフはペルソナ3。ってペルソナやった事ないよ……orz
突然倒れた義妹の詩帆を救うため、主人公のトウジがあれこれ頭をめぐらせる。
医者に見せても全く分からない、その病気について調べていく内に
原因が詩帆自らのペルソナ(スタンドみたいなもの?)によるものだと判明する。
しかしトウジ自身は無能力者なのでペルソナに対抗する手段は無い。
と、ここにスタンド事件を調査中の二人組やら謎の医者やらが絡んで来て……
というような話。
主人公であるトウジの心情の変化がよく描けてると思う。
ただ戦闘はかなりしんどかった。
召還ユニットとSP共有などのアイディアは面白いと思うけど、
召還ユニットが熱血が使いたい時にメインキャラが前回の熱血かかりっぱなし
(しかもコイツが自ら殴りに行くとほぼ即死)な状況に陥ったりするのはちょっと…
自分の腕がアレなのかもしれないけども
- Iris's Adventures In Wonderland
モチーフは不思議の国のアリス。
アイリス、亜里亜、砂沙美の三人がウサギ(舞)を追いかけていく内に
不思議の国に迷い込む、と言った話。他の2編と比べてかなりギャグ寄りの内容。
てかちよ父が素敵過ぎるw
「戦わなければ生き残れない」で盛大に吹いたよw
他にも随所にギャグが散りばめられていて、楽しまれてもらいました。
戦闘は易しめ。
モチーフはリヴァイアサンとDARK EDGE。
これまたモチーフが知らない作品……申し訳ないorz
話の内容は、
転校生のキラが幼馴染のアスランと出会う。
しかしクラスメイトからアスランに関する妙な噂を聞く。
その噂とは大学棟近くの廃病院に医者と一緒に住んでいる、というもの。
気になったキラは夜中に廃病院に忍び込む事に決める。
というもの。
ラストの台詞はちょっと笑ってしまった。 狙ってるんだろうけどw
戦闘の難易度は一番平均的な感じ。
少佐の光学迷彩(毎ターンEN消費して敵の命中率を下げる)や
キラのSEED(ダメージがHPの代わりにENが減る)などの特殊能力はこれまた面白いギミックだと思う。
基本的には背景を表示しての会話だが、左上に時間場所を表示したり、
時々入る人形劇でも感情を表現するフキダシを使ったり、
他にも飽きさせない為の細かい演出が多いのが好印象だった。
話の内容も短い中によくまとめてあるし、とにかくキャラの配役と絡ませ方が上手い。
本筋にはそれ程関係無い作品でも、その作品の世界を壊さずに絡ませられるのは凄いと思う。
ただ、それだけに抜けアイコンがちらほらあったり、上でも書いたがペルソナのSP共有の問題など
残念な部分も少しあった。話が面白いなぁと感じただけに殊更。
831 :830:2007/01/28(日) 11:20:45 ID:Cfmu/1kY0
【12】
トウジが出る部分のみですが…。DustAngel.eve
ペルソナのデータを使用しているようでトウジがペルソナ使いになる。
戦闘は難易度高め。ブラックジャックの麻酔注射が鍵になった。
そしてトウジの妹が宗像詩帆とか。キャラは知らないけど
次の場面。ジョセフ=ジョースター出てきた。
そしてベタベタなラブレターイベント。案の定、屋上に行くと敵らしき人がいっぱい居る。
よし戦闘だな、戦闘だな!かかって来いや!
……と思ったらみんな帰った。ちょっと待ってよ
そして委員長が登場。なにやら妹が病気とのこと
そこでブラックジャックの出番。
あとは××ホリックとか出てきてやるんですが……。まだか、戦闘はまだなのか…
~そしてやっと戦闘へ~
敵は使途8体。こっちは先ほど出てきた人たち。
そして、戦闘が開始したのが2595行目だったことを付け加えておこう。
総評
全体的に詰めれる所は詰めてる感じ。演出面はこれ以上強化しようが無いかと。
しかしプロローグが異様なほど高いので注意する必要あり。
クロスオーバーの仕方は斬新。
最終更新:2007年09月01日 14:07