スタートファイルが無い、(格納してあるEveを引きずり出してようやく開始できた)
メッセージがフルオート(ページ送りまで自動!)など
意気込みが感じられる前に結構致命的な感じを受けてしまったがだがせっかくなのでやってみる

【アスターラ伝説】

  • 一話

ファンタジーな世界観が語られた後、タイトル一枚絵表示。気合入ってるね。

 『新・アスターラ伝説』

……なんか新とか付いてますがいいんですか。


コウテンとかいうファミコン版三国志(ナムコ)に出てきそうな名前の不良に
倉庫に連れ込まれ、さっそくレイプされかかってる不幸ヒロイン、リオ。
そこに主人公アドルが颯爽と登場して一言。

 アドル「宝箱は上に乗れば開きそうだな?」

……お前、ヒロインのこと嫌い?

いきなり主人公の人格に不安を感じつつ戦闘開始。
ただのクモとかコウモリがHP5000超えしててえらくタフ。
ナメてかかってうかつに突っ込みボコボコにされるアドル。
ドラクエスタート直後のような気分になる。

そんなアドルを99P回復アビリティで介護しつつ、ボス・コウテンの攻撃も100%回避で
バシバシ反撃していくメチャ強ヒロイン、リオ。いや、リオさん。
さっきの能天気なセリフは単に全く心配してなかっただけと思われる。

敵も味方もみんな移動力が高く(6~8)、うかつに近寄るとボコられるため、
しょうがないから逆リンチ状態のリオさんを放置して
宝箱の上に乗ってみる駄目主人公アドル。

(ドォォォォン!)「まずいパンを拾った!」


爆笑。


隣接してようやくリオさんに存在に気付いてもらえるアドルというイベントも良かったです。

  • 二話

いきなりススムちゃん大ショック。
リオさんがフタナリであることが判明する。
なんだか俺、コウテンとは友達になれそうな気がする。

「ガネーダ宰相の息子(コウテン)は、もともと、リオ様にしつこく目を付けてたからな…
 女と分かってからは、前にもまして、より露骨に言い寄っていたみたいだし…」

俺、コウテンとは親友になれそうな気がする。

そしてコウテンの策略によって国家権力に捕らえられてしまうリオさん。
火計とか使えそうな名前だしな。

リオさんを助けるためには盗賊団に助力を求めろというアドバイスを受け、
「一人でないと信用してくれないでしょう」とよくわからない理由で
一人で町の外に放り出されるアドル。
明らかに屋外、ただの荒地にしか見えない盗賊団アジトに潜入する。

さあ戦闘だ。
あいかわらず速攻で囲まれてしまうため敵の配置がほとんど意味が無いが、
なんとかボコられながら切り抜ける。リオさんのありがたみを痛感する。

再びショック。どうもリオさんは治療を受けた今は完全に女の子のようだ。
急にコウテンが遠くに感じられる。
でもまあ盗賊の協力もあっさり得られたし、待ってろリオさん。
というところで一旦切り。


  • 暫定まとめ
まず何より、>>560にも書いたけどメッセージが勝手に送られていくため、
話についていくのがしんどい。
ちょっと「ん?」と思うような所に引っかかると置いていかれてしまう。
会話インクルの見栄え自体は良い感じなんだけど。
βでない正式公開版では、この点と、普通のRPGのような
ただドツキあい戦闘になってしまう点が直ってるといいなあ。

良い点として一番に挙げられるのは、素材のチョイスが良いこと。
背景なんか無くてもいいや派の俺ですが、美しい背景にイメージが膨らみました。
作品への愛情は十分に伝わってくるので、
プレイヤーの意見を上手く取り入れられれば、より良い作品にできるだろうと思います。

後で多分最後までやると思う。

  • 三話
牢に入れられたリオさんをイキイキといぢめるコウテン。
「水牢が嫌なら『お慈悲を……』と俺にすがりつけ!」
と若いのに梶原一騎みたいな事を言い出すコウテン。

無論承諾されるはずも無く、水攻め決行。
水で浸された牢に、ついでにスライム投下。

やっぱりコウテンとは友達になれそうな気がする。

まあたとえ牢屋の内部がダメージ床になろうと、
スライムごときリオさんの敵ではないのだが、コウテンが去った後にアドル参上。
アドルはもう一人じゃない。

まずは獣人の盗賊ティナ。
変身すれば無消費3P2200、HP回復Lv3という無敵ライカンスロープ。
変身アニメが格好いい。

次に、盗賊ジェリィ。少年かと思いきや少女だった。
FEにおけるシーフと同じように彼女だけが開けられる扉や宝箱があるようだ。

そしてアドバイザー、盲目の僧侶っぽい人、エレク。
妖精を召喚できるのだが、
その妖精さん、+50の魅とかもってて滅茶苦茶強え。


予想はしてたけど、主人公アドル、一番雑魚い。マストデンジャラスザコ。


なにやら謎少女がリオさんに「お前早くコウテンとくっつけよ」と
遣手婆ァみたいなことを言ったりもしていたが、ともかくリオさん救出完了。

あ、今回もリオさんは隣接するまでアドルに気付いてませんでした。

  • 四話
脱獄なんかしてまずい立場に追い込まれたリオさん、反乱軍と接触してみることに。

「リオちゃんとアドルはホントとこ、どういう関係なの?」
「あいつは妹みたいなもんだよ……」
などと甘酢っぱい会話もありましたが、
リオさんのほうは良くて舎弟くらいにしか思ってない可能性もねえかアドルさんよォ。

反乱軍のアジトに行くために、山賊の住み着いた谷を強行突破だ。
リオさんと因縁のありそうな敵を構わず殺したらGameover。おーい。
勝利条件にそんなの載ってねーぞー。

気を取り直してリオさんで会話すると
「あ、あんたは! 話はあとだ!」と強引に龍使いバランが仲間に。
現在唯一の貴重な飛行ユニットであり、カレーの好きそうな御仁である。
龍を呼ぶアニメかっこいい。

ああ、主人公アドルは今回も宝箱とか取りにいかせてました。


戦闘終了後、バランの口からリオさんとの過去が語られる。
リオさんの懐と器の広さに感服。
でもちょっとジョースター卿っぽい。


  • 五話
反乱軍の城にたどり着いたら、国家権力に攻め込まれている最中だった。
よし、助けよう。

いかん。
敵が無限湧きな上に、湧き地点最寄りに回復地形がある。
こんな早い段階で永久稼ぎはマズいと思います。
ありがたく資金を4倍くらいにしておく。

だがしかし。
なんか勝利条件を満たしてもクリアできない。
eveを見ても別段おかしなことにはなってないようなのだが。

原因がわからないのでマップコマンド作って直クリア。


アドルのライバルっぽい人が登場したが、奴のライバルというだけで
既にヘタレと判断している自分を発見する。差別は良くない。


  • まとめ
そろそろ長いセリフも多くなってきて自動送りがキツいです。
あと、ターン頭のEN自然回復が無いのって予想以上に響くことがわかった。

  • 六話
リオさんが反乱軍のリーダーを譲られたり
リオさんのパワーの秘密が明らかになったり
ちんちんの秘密も明らかになったり
アドルの両親がコウテン親子に捕まったりと急展開の巻。

正直、リオさんの半陰陽は「両性具有は太古の支配種族の末裔の証」みたいな
痛めの、ただそうしたかっただけ設定の一種だろうと甘く見てたのだが、
実のところストーリー上充分納得できる理由があったりした。
むむう。奥が深い。

それにしても、親の「心配するな」という言葉を真に受け、
国家反逆罪を犯しながらもノーフォローだったアドルの迂闊ぶりはどうか。

軽いエラーが出たりしつつ、戦闘はお休みで七話に続く。

  • 七話
リオさんがアドルの両親の釈放と引き換えに、コウテン親子に捕らえられてしまった。
しかし「すぐに殺されるようなことは無いはずだ」と無謀な突撃は避けることになり、
ひとまずお使いクエストを課せられる。

  1. 50魅とか持ってる例の妖精さんが大量にザコ敵で出没する
地獄のような森の奥で、隠者に素質を見出されるアドル。

ついに休火山爆発なのか? そうなのか?

今回新たに仲間になった脇役下っ端スメル漂うワーラットのシーフ、
ポンタでさえ130SSで無消費+50即と+50痺なんて持ってるが、
はたしてアドルは最底辺を脱出できるのか?
死火山なのか?

  • 八話(前後編)
隠者の小屋の地下には古代遺跡があった。
神殿の奥へ進むよう隠者に指示されるアドル。

しかし行く手を阻む怪物たちはもっぱら仲間任せで、
主人公&ライバルのダメコンビは宝箱回収に忙しい。
先行き不安である。(そうさせてるのは俺だが)

まあそんなこんなで奥にたどり着き、
精霊のような女性から何かを託されるアドル。
……別に覚醒とかはしないんスね。

地上に戻ると、隠者小屋はドラゴンゾンビの群れに囲まれていた。
「君なら楽勝だよ」と太鼓判を押されたアドルを一人取り残し、
皆はさっさと避難してしまう。

スマセン、アドルのLv、他のキャラの半分くらいなんですが
こんな子でも大丈夫でしょうか。
まあ詳細の不明だった新たな力を使ってみることに。

こ、これは!!

この展開はちょっと予想してなかった。
ただ一つ言えるのは……



主人公、完全に道具頼り。


  • 九話
Endifがねえ。
それを直したら今度はリオさんが無限行動だ。
リオさんなので納得しかけたが。

コウテン親子は色々あってリオさんを直接処刑することができない。
そのため、北方の最前線送りにされてしまうリオさん。
そこに隣国の王子が攻め込んできた。

まあ戦闘は基本的に、出番が跳び跳びでLvの低いリオさんのリハビリのようなもの。
実際敵兵の100や1000はチョロイのだが、イベントで強制敗北させられてしまう。
チィー。
敗北条件を満たすのが真の勝利条件って良くないと思うんだがー。


  • 十話
戦闘なし話パート2。
長文が多くてボリューム自体も結構あるのでオートトークに負けないようにするのが
本当に大変。

だが、話自体は捕われの身のリオさんと隣国の王子セオとの
フラグが20くらい立つという、昔の少女漫画が大好きな俺のツボを直撃する
展開で実に楽しめた。
リオさんにたしなめられて使者の首切りをやらなくなる所とか、ああ、もう。

これでリオさんが「やっぱりぼくアドルのことが……」とか言い出したら俺多分暴れる。

あと、オカマキャラが4人に増える。多いな。

  • 十一話
自分もまた利用されていたことを悟り、
いきなり軍を捨ててリオさんらと共に反乱軍入りを決意するセオ王子。
凄まじいまでの行動力の人。部下大迷惑。
リオさんへの直球セリフで、周りを居たたまれなくする王子。うむ、良いぞ。

王国に帰還するために雪山を強行突破する途中、被差別階級な少女と、
キーパーソンと思われるリオさんそっくりの少年リョウが仲間になる。
前々から影でチョロチョロしてたし。
# クリア後追記 そうでもなかった


しかし勝利条件が全員の脱出だからって、
敵が全滅した後の雪原を黙々と行軍させられるのはちょっと勘弁。


  • 十二話
所変わって、こちらタナボタパワーで一気に重要人物とあいなったアドル。
反乱軍の切り札ということで王国に危険視され、暗殺者を差し向けられるほどに。
変わってしまったんだねアドル。

しかし屋内ではニューパワーが使えないので
暗殺者を仲間に任せて逃げまくるアドル。

やっぱりアドルだ!

いろんな意味でアドルのライバル的存在ロックが、
「深追いしないで正解だよ。君じゃ敵う相手じゃないから」
と味方に断言されるのが微笑ましかった。
俺の目に狂いはなかった……


  • 十三話
あ……ありのまま、今起こったことを話すぜ!
幻覚トラップにでもかかったんじゃないかと疑うくらいの唐突さで
アドルがリオさんと再会したと思ったら、ステージの終わりには
またリオさんが別の敵に捕まってた!

……いや、本気で暗殺者の罠だと思ったよ。
十二話のラストが「せっかくだから反乱軍の領土でも拡大しとこうか」だったのに、
十三話は開始後、即戦闘マップに突入して「勝利条件:リオと会話する」だし。
まあ領土拡大にきたら偶然遭遇したってことなんですが。

あと、リオさんピーチ姫の血が流れてると思う。


  • 十四話
リオさんを助けに行く最中、セオ王子たちと合流するアドル一行。
アドル、王子に敵意むき出しで感じ悪い。いやあねもう。

最近ちょっと仲間増えすぎて空気率高いキャラが多くなってきた。
この面の新キャラとか。

  • 十五話(前後編)
リオさんを追って不思議な塔へ。
敵と罠を突破し、最上階にたどり着くと、リオさんが倒れていた。
ユニットアイコンが倒れグラフィックになってていい感じ。

FFなんか、膝突きアイコンを必要条件を麻痺とか眠りとか瀕死とかにして
ユニット画像変更するようにしておくと面白いかもなあ。

あ……ありのまま(略
リオさんが殺されたと思ったら、どういうわけかそうでもなかった!
と再びポルナレフになったりしたが無事奪還。やれやれ。

あー、背景があると連続表示で長い移動を表現できていいなあ、
などとぼんやり感心してるうちにアドルとセオ王子が和解。
舅気取りのアドルに苦笑。


  • 十六話
戦闘お休みパート3。

敵方の内情が語られる。
リオさん×コウテンをプッシュしていた謎少女もまた哀れで悲しい人とわかる。
バカ王子一人が拠り所なあたりとか、いいキャラだなあ。
# クリア後追記 もっと予想以上に業が深かった

一方、
「神輿にするなら、リオさんを危険に晒すよりアドルのほうがいいんじゃねえ?」
ということで反乱軍のリーダーに祭り上げられるアドル。
「ああ、そうだな。俺もそれが一番いいと思う」と俺の内心とヘタレ二号がハモる。

インターミッションで訓練を行い、育ってない味方の底上げができるようになったが、
選択するとエラーが出ることがあるし特に困ってないのでパス。


  • 十七話
反乱軍の城に、アドルと同種の力を手に入れたバカ王子の率いる大隊が攻め込んできた。
さすがアドル、速攻でオンリーワンの座を失う。

敗北したバカ王子の望むままに更なる力を与えようとする謎少女。
悲劇の予感。

その晩、アドル枕元に精霊のお姉さんが立ち、「あなたに渡すものがある」と告げる。

また物でパワーアップっすか?


  • 十八話
カンで精霊お姉さんの居場所を探り当てたアドル、
現在の状況で必要かどうか微妙な遺産を受け取る。

しかし……

  • 十九話
……カンで行動するアドルをフォローするために
重要メンバーが全て出払っていたため、
帰ってきたら城が占領されていました。
おおぉい。キミタチ。

なんとかアジトを取り返し、ついでに勢いと相手の油断に乗じて
一気に王城を落とそう! というノリに。キミタチ。

  • 二十話
一瞬で王城に到着。凄いな遺産。
敵がえらく強くて無限湧きのため、無視して城門を強行突破することに。

だが、門に到達したとたん……

  • 二十一話
……宇宙刑事の管轄っぽい不思議時空に飛ばされる。
卑劣な策略により味方が分断されており、それら全員を回収して
もとの時空に戻るのが勝利条件。

だが、実のところ仲間がやられても問題ないため、
遠い味方は無視すると滅茶苦茶楽という外道仕様。


この数話、非常にあっさりした感想が続きますが、
実際こんな感じで本当にあっさりサクサクと進んでます。
この21話も最終話前なのに6KBという。

でも反乱軍のノリと勢いにマッチしたテンポになってて
かえって良かったんじゃないかと思います。
打ち切りマンガっぽさは否めませんが。


  • 二十二話
決着。
めでたくもあり、めでたくもなし。
一応の平和は手に入ったが、悪の芽もまた残った。
続編を予感させるエンディングでした。

  • まとめ
ああ、面白かった。
これぞファンタジーというキャラたちに、陰謀あり、愛憎あり、
ベタかと思えば時々本気で驚かされたり。

リオさんとか病んでる人の描写とかで作者の人女性っぽいなあと
なんとなく感じてたんですが、サイト見るとそうらしいです。

ただ、良く描けてるキャラたちがいるだけに、空気キャラの存在もまた
際立ってしまっています。

被差別民たちやヘタレ二号などは本筋への絡みのなさもあって
行動を共にするPCでなくても良かったかなと感じましたし、
思わせぶりに出てきて結局はどうということの無かった
リョウにいたっては、出番を続編にでも回したほうが……とも。

まあ原作小説がまず先にあるわけで、それをゲーム化する際に
都合で思いがけず空気になってしまった奴もいるんでしょうけど。


戦闘周りは「ヌルいバランスを目指した」ということで、
その通りクリアは簡単になっています。

しかし、実際のところは敵の状態異常発生率が高く、
さらに耐久力と移動力と配置数の関係で囲まれやすいため、
リオさんやシーフたちのような回避系以外はほとんど使えません。
集中なしグレー系のアドルはザコ伝説まっしぐらです。
さらに資金獲得や再攻撃を持ってるシーフがもう一段飛びぬけてます。

せっかくたくさんのキャラが味方になるのですし、ここは
「強い奴を使えば楽勝」でなく「みんながそれなりに強い」
ヌルさを実現してほしかったところです。


力強い物語でした。

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最終更新:2007年08月31日 16:36