本編の5年前らしい。本編やってないけど。

ストーリー的にはよくあるオリロボもの。
文章も稚拙ながら、勢いがあってなかなか楽しめる。
戦闘の難易度は、なかなか高い。熟練度を取ろうとすれば尚更。

この戦闘の難易度については、ちょっと辛いところだ。
後半になればなるほど、5段階改造した上でクイックロード前提の
戦いが必要になる。
修理ユニットはいないし、敵の攻撃力も高い。
かといって鉄壁等の便利なSPを持ったキャラはいないので、
どうしても確率頼みになる。命中についても、母艦の援護技能を
駆使しようにも最終話になってやっと命中補正系SPがつく程度。
理想は、「熟練度を取ろうとすれば難しい、取らないなら
サクサククリアできる」くらいではなかろうか。

ストーリーについてもうちょっと突っ込むと、
拙いながら面白く読める理由は、各キャラクターの掘り下げを
キチンとしているからだろう。
基本的なことだけれど、メインとなる3人の女性キャラクター、
2人の男性キャラクターがそれぞれしっかりと過去を持ち、
必死に悩みながら生きている様がプレイヤーに伝わってくる。
だからこそ、少々理不尽なクイックロードの繰り返しとなる
戦闘にも最後まで耐えられたのかもしれない。
SRCにおいて駒に感情移入させることがいかに重要か、
という好例だろう。

色々書いたけど、結論を言うと、なかなか楽しめた。
地雷が多いオリロボものの中では、どちらかというと
お勧めの部類に入るのではなかろうか。

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最終更新:2007年08月29日 20:54