後にPTAにようこそ、レボゼロと続く三部作の第一作。(多分、坪川氏が勝手に三部作にしたんだろうけど)
解説を読むと、どうもこれ、一日で一話あげることをルールに進められたリレーらしい。うへぇ
よくそんなきっついルールで参加者が集まったもんだ。
途中、制作期間を守れなかった参加者もいたようだが、
それでも、リレー開始から8話完結までわずか12日という突き抜けっぷりだ。

1話
組長であるさくらを殺された組員たちが、実行犯のコロンボとターミネーターに復讐する話。
組員は花火、コクリコ、グリシーヌ、エリカ。リーダーは花火。
キャラチョイスが凄まじい。コロンボとターミネーターて……大丈夫なのか?
ちなみにPTAで出てきたクロンボはこいつのクローン。
戦闘は精神コマンドをフル活用すればそう難しくも無く。この人数で手間かけずにバランスとるならこんなもんでしょう。
エピローグで森全総理もどきが殺されて扇千影もどきの扇子が総理に。時代を感じるなぁ

2話
唐突にレズ描写があったので、もしやと思って作者を確認するとやっぱりウパ氏w
あの人はそういうネタを入れずして話を書けないんだろうかw
今回のは物語の雰囲気にあってたからいいと思うけど。
自衛隊突入の演出がカコイイ

3話
J・B登場。ちなみに花火の恋人でもなんでもありません。PTAのみプレイの人は誤解しないように。
組織が滅亡し、エリカたちと離れ離れになったので、部下がジン、ウォッカ、万次の3人に変わっている。
戦闘はJ・Bでザコを削ればそう厳しくない。新しい部下が弱いけど……

4話
J・Bの雇い主、雪代縁との戦い。3話と4話の間に花火と親密になったらしいJ・Bはこっちにつくけど。
戦闘は狂頸脈が発動すると攻撃属性=先になる縁に気をつければ楽勝。
捨て身使うと先属性の攻撃もひらめきでかわせなくなるのか。知らなかった。

5話
かつての仲間たちとの戦い。
1話のコロンボの立場に花火を置いているのが面白い。

6話
J・B死亡、芝村準竜師暗躍、ロベリア登場などPTAに繋がって行くイベントがたくさん起こる話。
扇子との決戦が話の軸なのだが、リレーにありがちな1話にしてキャラ増えすぎ現象が起こっている。

7話
いきなり話が脱線し、わけのわからない方向へ行く。
なぜリレーのこの時点でギャグに走る必要があったのかわからない。
次に続けるネタは6話できっちり提供してくれていただろうに。
せっかくここまでどろどろした抗争の雰囲気が出ていたのに、一気に崩れてしまった。

8話
衝撃のラスト。
はっきり言ってかなり消化不良な部分がある。
ただ、この消化不良がなければ、後のPTAタワー決戦はなかったので一概に悪とは言えないが。

まとめ
いかにもゼンマイ派のリレーといった雰囲気の作品。
版権キャラが原型をとどめないほどに改変されていたり、一貫してダークな雰囲気が漂っていたりするので
そういうのが嫌いな人にはおすすめできない。

全体的にあっさり風味だが、1話を1日で仕上げているんだからしょうがあるまい。
むしろ、そのペースで、よくこのクオリティを保てるもんだと感心した。

惜しいのはやはり7話での脱線。7話で芝村準竜師の伏線を回収しに行ってれば
この作品単体でもまとまったものができたんじゃなかろうか?リレーなのでしょうがない部分はあるが。

やはり先を知っている身としては、三部作の第一章として見てしまう部分も大きい。
そういう意図で作られたものではないと分かってはいるけどね。

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最終更新:2007年08月29日 17:15