OpenSSL 1.0.2のインストール
CentOSでは、OpenSSLのバージョンが「1.0.1e-fips 11 Feb 2013」となっていますが、HTTP2ライブラリ「nghttp2」をインストールする場合にバージョン「1.0.2」以上が必須となります。
このバージョンはパッケージでは提供されていませんので、ソースからインストールします。
1. 準備作業
(1) perl
OpenSSL 1.0.2をインストールする場合に「perl」が必要です。
# yum install perl
# yum install perl-devel
2. インストール
(1) ソースのダウンロード
ソースファイルをダウンロードします。
# wget https://www.openssl.org/source/openssl-1.0.2-latest.tar.gz
ダウンロードしたファイルを解凍します。
# tar xvfz openssl-1.0.2-latest.tar.gz
※「openssl-1.0.2x」というフォルダが作成されます。(「x」はマイナーバージョンを表す英小文字)
(2) インストール
# cd openssl-1.0.2x
# ./config
# make
# make install
※「/usr/local/ssl」にインストールされます。
3. 1.0.2の適用
インストールしたOpenSSLを使用できるようにします。
# mv /usr/bin/openssl /usr/bin/openssl.bak
# ln -s /usr/local/ssl/bin/openssl /usr/bin/openssl
# echo /usr/local/lib >> /etc/ld.so.conf.d/usrlocal.conf
# ldconfig
バージョンを表示させます。
以下のように表示されればOKです。
OpenSSL 1.0.2k 26 Jan 2017
※「k 26 Jan 2017」はマイナーバージョンのため、表示される文字列が変わる場合があります。
最終更新:2017年06月29日 09:47