2009年2月21日
【にせんきゅうねんにがつにじゅういちにち】

 殺戮の魔獣王セッションの日。

 円卓の騎士団にとって死亡8名、重体4名という前代未聞の被害を受けた日でもあるが、民間人にとっても恐ろしいまでの犠牲が出た日でもあった。
 東京西部にて行われたこの戦いは、魔獣王の放った力の余波だけで大量の死者を出したのである。

 最後の戦いだけで1431名。その前にも3組の騎士が戦っており、単純に同数の被害があったとした場合、6000人近くがこの日亡くなった計算となる。
 大結界によりほとんどの人間はこの記憶を忘却しているが、夥しい犠牲は決して帰らない。

 しかし、この事件を機に生まれた騎士も存在する。
 <皇帝>の騎士 佐山悠人<節制>の騎士 七種千夏恵
 家族を失い、それぞれ紆余曲折の結果魔獣と戦う運命となった彼らだが、その活躍は目覚ましく、多くの人々が救われている。

 もしかしたら、今後もこの事件に因縁を持つ騎士が現れてくるかもしれない。

(黒)


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最終更新:2013年11月23日 23:09