検証34:穴穂部王子の額田部(炊屋姫)強姦未遂事件
日本書紀巻二十一には
「穴穂部皇子(欽明天皇の皇子)が炊屋姫皇后(敏達天皇の皇后、後の推古天皇)を犯そうとして、皇后が天皇の殯(もがり)宮におられるところへ押し入った。
天皇の寵臣であった三輪君逆が兵衛を呼んで宮門をさしかためて、防いで入れなかった」
《講談社学術文庫『日本書紀』(著:宇治谷孟)下巻 P72~73より》
とある。
侵入未遂である。
ところが、山岸版・池田版は共に正史に反し、穴穂部王子は殯宮の侵入に成功して炊屋姫に暴行を働く。またその時に、穴穂部王子が政治的交渉を行なう点も両作品に共通している。
襲い掛かる穴穂部王子、駆けつける三輪君逆、君逆にすがりつく炊屋姫、等々、構図もそっくり同じ。
侵入未遂である。
ところが、山岸版・池田版は共に正史に反し、穴穂部王子は殯宮の侵入に成功して炊屋姫に暴行を働く。またその時に、穴穂部王子が政治的交渉を行なう点も両作品に共通している。
襲い掛かる穴穂部王子、駆けつける三輪君逆、君逆にすがりつく炊屋姫、等々、構図もそっくり同じ。
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