検証4:仏が見える
何度も仏が見える(山岸版)
日出処の天子では、何度も厩戸の元に仏が現れる。
この場面では、暗闇の中から仏がボヤ~ッと隅の方から現れ、それを厩戸が見上げていると仏が沢山現れ、厩戸を取り囲むようにして集まってくる、というシーン。
右ページでは、バックは黒ベタで、厩戸のバックには何もせず、仏の周りのみ点描を施し、厩戸と仏を両端に配して、動きのないポーズを決めた仏の姿でありながらも、「この世ならぬものが、今、出現してきた」というのが分かる。
そして左ページでは仏が一人ではなく沢山、厩戸を取り囲むようにして集まっており、何やら厩戸を心配しているかのようである。
この場面では、暗闇の中から仏がボヤ~ッと隅の方から現れ、それを厩戸が見上げていると仏が沢山現れ、厩戸を取り囲むようにして集まってくる、というシーン。
右ページでは、バックは黒ベタで、厩戸のバックには何もせず、仏の周りのみ点描を施し、厩戸と仏を両端に配して、動きのないポーズを決めた仏の姿でありながらも、「この世ならぬものが、今、出現してきた」というのが分かる。
そして左ページでは仏が一人ではなく沢山、厩戸を取り囲むようにして集まっており、何やら厩戸を心配しているかのようである。
何度も仏が見える(池田版)
山岸凉子の厩戸が何度も仏を見るのと同じように、池田版でも仏を何度も見る。
仏達が現れて、厩戸を取り囲むようにして心配するシーン。
まずは、バックは黒ベタ、ポーズを決めた仏の周りのみに点描、それを見上げる王子、それを両端に配して一コマで「今、この世ならぬものが現れた」を表現。
その後で沢山の仏が王子を取り囲む。設定も画面構成もそっくりである。
仏達が現れて、厩戸を取り囲むようにして心配するシーン。
まずは、バックは黒ベタ、ポーズを決めた仏の周りのみに点描、それを見上げる王子、それを両端に配して一コマで「今、この世ならぬものが現れた」を表現。
その後で沢山の仏が王子を取り囲む。設定も画面構成もそっくりである。