注意事項


!警告:このページに含まれる情報はゲーム中に本来出現しないものや体験版でのものです。
 データ断片より多分に憶測を含み再構築されたものであり、
 正式な設定との整合性は全く保証されません。
 作者によって 「意図的に」 隠蔽、変更されたであろうものであることを踏まえて御覧下さい。



旧体験版キャラグラフィック


DEAD LIAR


FOSSIL MAIDEN


MINOGAME


KAGURA



未使用画像


データ上だけにある使用されていない画像です。


KAGURAの全体とFOSSIL MAIDENの一部がわかる画像。
キャラセレクトで使用される予定だったのだろうか?
他の用途の画像のマスクに流用使用ため、白く切り取られている。



屠針丸と更羽丸。
エンディングに使用する予定だったのだろうか?



決別の霊廟に登場するボス






FOSSIL MAIDEN 会話


SEGMENT 6


更羽丸:
おかしな造りだと思いません?
誰が通るとも思えない様な場所が
こんな風になってるだなんて

FOSSIL MAIDEN:
見えない所こそ凝りたいってゆうの
……とも違うかな と言うか
これは凝ってると言うより何か……

更羽丸:
偏執的と言った方が適切ですね
侵入者への脅しとしては月並ですが
時期に妥当性が無いと言うか……

FOSSIL MAIDEN:
悪趣味?

更羽丸:
その辺りを疑うのは確かです
ですけど酔狂や悪趣味でもなく
確信的な狙いはあったのでしょう


FOSSIL MAIDEN:
そんなものかなあ
オカしくなってただけじゃない?
この辺とかあの辺が

更羽丸:
満遍なく狂わないようにする為には
どこかで抜き穴が必要でしょう?
つまりはそういう事じゃないかと

FOSSIL MAIDEN:
なんかヤな表現……
って言うとあれですか
はっちゃけてる部分って奴ですか

更羽丸:
そういう事にしておいて良いです


客観的には口数の必要がない私達が
度々饒舌になるのは奇妙な事で
しかし違和を感じることはなかった


お互いに隠せる場所は塵程も無く
故に嘘の混じる余地など無く
戯れはどこまでも戯れのままで


互いに知り合う場所の確認は無く
無駄にお互いの感触を交換し合う
それだけが私達の言葉だった



SEGMENT 8


FOSSIL MAIDEN:
さっきからずっと思ってたんだけど
的の数が減ってきてない?
あれでもう出涸らしだったのかな


彼らは 形をここに残して
向こう側へと行ってしまった
これからの事を見届ける事も無く


だから多分 恐らく きっと……
これを見るのは私たちが最後だろう


いや 私たちがここを目指したのは
そうする為にこそだった


もう誰の目にも届く事が無いものを
もう誰の目にも届かなくて良い様に
ただ 眠る場所を見付けられる様に

FOSSIL MAIDEN:
こんな大きな塔の中枢って言うから
どんな所かと思ったんだけど
思ったより全然大した事ないよね


そして我々自身が……
もうその影を追わなくても良い様に
棄てたものを二度とは求めない様に


ただ一言 二言を告げるだけ
それが如何程に遠い事なのか
何度思い知る事になるだろう

FOSSIL MAIDEN:
ここに来るまでは大変だったけど
いざ着いてみてこんな感じだとさ
拍子抜けって言うか 緊張感って言


だが せめて我々の手で閉じよう
書き損じたまま放られた物語を
それだけがこの小さな手で出来る事


そして それがこの地上でただ一つ
まるでバラバラの私たち同士を繋ぐ
か細く しかし切れない糸だった

FOSSIL MAIDEN:
ねえ 聞いてる?

更羽丸:
ちゃんと聞いてますってば
誰かさんじゃあるまいし
一緒にするのは勘弁して下さいね

FOSSIL MAIDEN:
私 そんなに酷くはないと思う……
ないと思うんだけど?

更羽丸:
どう答えればいいんですか
むしろ どう答えて欲しいんですか
どうであれ言う事は変わりませんが


そう 切れる事など無いのだろう
例え私達が眼を閉じた その後でも

FOSSIL MAIDEN:
これでも少しは進歩してると
思ってるんだけどな……
きっと近過ぎるから判らないんだ

更羽丸:
短所を長所と差し引きするなんて
ナンセンスにも程がありますよ
いいかげん物が見えて無さ過ぎです

FOSSIL MAIDEN:
……ちょっと酷すぎない?
むしろ判ってて言ってる所がさ

更羽丸:
悪気がある分残酷じゃないと
そう思って貰えれば幸いです


さあ 今また ここに一つの
小さな夢の跡がぽつりと佇んでいる
終わる筈だった世界の 僅かな残滓


あと少しの間……
ほんの少しの間だろうけれど

噛み締めていよう
緩やかに流れ続けた時間の
その最後の一滴まで






屠針:
……で?結局どういう事なんだいいかげん勿体ぶりが過ぎるぞ
DEADLIAR:
あの時 お前を切り離した後…俺は捕まってなんか居なかった
屠針:
…なんだそりゃ
DEADLIAR:
いや もっと以前からだ…俺は死ななかったんじゃない奴等に生かされ続けていたと言うのが正しいだろう
屠針:
は……ココに来て裏切り者宣言か
DEADLIAR:
然程間違っちゃいない……俺はお前達をここに導くように頼まれたんだからな
屠針:
頼まれただと あの物言わぬ奴らに、か?そんな話……笑えぬのを侮蔑する事すら出来やしない
DEADLIAR:
奴等が護ってるのは、かつて俺達の祖が棄てた嵩 拠り所
それは俺達全員が知っている事だ だが奴等が何の為に 一体何からそれを護っているのか?
その認識は疑問だ
屠針:
……何が言いたい 我々を敵と見なして妨害しているだけではないのか?
その為に奴等は人の形も……尊厳すら捨てて我等の前に立ち塞がった筈だ
DEADLIAR:
……を 待っているんだ
屠針:
何て言った
DEADLIAR:
朝を、待っている
何時までも続く夜の幕引きを『彼』の目覚めを 幾度と無く焦がれた夜明けを 
尊厳を捨てて… と言ったな 屠針 確かに奴等は最初こそ人の面影を残してはいたが
徐々に目的の為だけの形へと変貌していった
俺達が海棲生物や鳥になぞらえて付けた名前が如実にその過程を示している
屠針:
変貌……? あれ等が唯の雑魚ではないと?
DEADLIAR:
確かに人型の奴等…特に『王タル騎士』は能力に対するコストが絶望的だった
屠針:
だが、奴等が意味も無く 態々弱い姿を選り好むとは到底思えん
DEADLIAR:
『王タル騎士』は目的の原点…人の面影を最も濃く残した個体だがそれは同時に最も目的から遠い
単刀直入に言って奴等の最後に行きつく形態は一つそれは『微かな生物』だ
屠針:
馬鹿な!そんな物 奴等にとっても力を導き出す触媒にしか過ぎない筈だ
DEADLIAR:
そうだろうな…だが 紛れも無くそれが目的の為に必要な手段なんだ
想いも 意思も 願いすら無い 全てに力を与える無機となり…
世界を満たすかつての神を長い夜から解き放つ為
屠針:
だが こんなものが例え世界中に飽和した所でそんな事が出来よう理由が無い
DEADLIAR:
そうだ だから奴等も待っていたかつての懐かしい声で朝の訪れを告げる者を
だが結局あいつらは駄目だった 
だからその時は
屠針:
……!
DEADLIAR:
俺が行く事になっていた…
この時の為に生かされ続ける事を選んだPRAYER 英霊『旧き日の残滓』 それが俺の名
このカーディナルシャフトや他の英霊と違わず『微かな生物』のメガストラクチャー 
決してあいつらのように満たされる事は無い 故にその全てを呑みこみ 記憶してきた
ようやくそれを『彼』に……いや『彼女』に返す時がやって来た
屠針:
ふざけるのも… いい加減にしろ大体お前は喋り過ぎだ、もう黙れ 
DEADLIAR:
本当だ いい加減にして欲しい…… 人を辞めてまで喋る事がこんなにある筈は無いのに
屠針:
……好い加減古い話だろ そんな使いは早く済ませて帰るぞ
DEADLIAR:
ああ……もうじきに終いだ




BOSS 遺言


「これは一本の弦…… 果たして我等の終着となり得るのか」
「あの子はただ慈しむ事しか出来ない なのに 何故捨てた?」
「我は標に過ぎず 汝に屈する事に憂い無し」
「いつまでも待とう…… 夜明けが古き威光を消し去る その時を」
「我等の祈りは無用のもの その必要を失うべきもの」
「途方も無い事だ… だが その選択は賭けではなかった」
「扉は開かれる その尊厳のままに」
「さあ夜明けを我等が縛る無言の王を」
「これで良い…… そのように自らを造ったのだから」
「我は栄光の標 我が祈りは勝者の為に」




体験版


1面表「これは一本の弦…… 果たして我等の終着となり得るのか」
2面表「あの子はただ慈しむ事しか出来ない なのに 何故捨てたの」
3面「我は標に過ぎず 汝に屈する事に憂い無し」
4面「いつまでも待とう…… 夜明けが我等古き威光を消し去る その時を」
?面「願いは一つ 我等の祈りが無用と成る事だけを」
?面「途方も無い賭けだ 無数の光陰を経てなお果たされる保証の無い……」
?面「扉は開かれた…… 汝の尊厳のままに」
?面「最早告げるべき言葉は尽きた 総てはお前と共に」
?面「ああ…… 夜明けが訪れる」
1面裏「これで良い…… そのように自らを造ったのだから」
2面裏「我は栄光の標…… 我が祈りは勝者の為に」



体験版テクスチャに書かれたテキスト


name_dem.bmp


それは唯 どこまでも永く 遠い夢だった
何万の「末端」が一斉に ようやく空が白み始めて来た事を告げる

眼前に横たわる遍く全ては 砂塵と攫われてゆく
見苦しく足掻くか 黙して立ち去るのか 唯其ればかり
とうに血は瀝青となり 霊茎(ちから)は萎え 黄金は割れてしまった

私を見上げるもの達が居る 私の周囲に環を成して崇める
それは私か 私の遥か頭上に訪れる朝なのか
或いは私の周囲に渦巻き煌く芥なのか
いずれかは解らない

愚鈍にも膨れ上がったこの巨躯は それを悟る術を失ってしまった
結晶(いし)と化した脳は 語る術を忘れてしまった
今では最早 お互いを眺めるだけの存在でしかない

それはとても悲しい事だった
だけれど
誰が悲しかったのか それが思い出せない
今は
それが どうしようもなく

さあ路傍の石どもよ 私の前で踊っておくれ
私を慰めておくれ
総てを別つ この地平の末端(オン・ザ・エッジ)で



文章資料


ARSENAL


なんだ、誰かと思えば君か

なんとも久方ぶりじゃないか
連絡でもしてくれれば、茶菓子の一つも用意できたって言うのに……


ん、そこの煎餅でいいって?
これはもうインテリアの一部っていうか、
有り体に言うなら、もう湿気ってるよ…… あらら、聞いてないし


なら、お茶も上等なのは要らないね
そういう丈が合わないのはどうにも気分が悪いだろ?


おやおや、やっぱりこれが目当てかい?
そりゃあ、待望の白兵特化武装だものなあ

クローズというよりはヒット・アンド・アウェイが信条だけれどもさ
当てれば勝負が決まる事が多いだろうから、ガチでは頼りになると思うよ
あとは最終テストで特に問題が出なければ、第二工廠で生産が始まる予定さ


さて…… と
前口上はこれぐらいにして、実際に見るのが早いだろうね
我が開発室入魂の一品、その威力をとくとご覧あれ


反動が大きやしないかって?

瞬間的な衝撃は、篭手状の金具がかなり逃がしてくれるよ
残り香のような微細振動の痺れも、殆ど殺せるようになってる

地上警察(ロードランナー)や巡回部隊(クロウラー)の
険呑な携行火砲に比べれば、こんなのずっと可愛いもんさ


それと、こいつは物理的打撃武器としては大して追求されてない

重要なのは《魂》の糸を切っ先で紡いで、
何よりも薄い剃刀に纏めるのに必要な励起と初速、正確な角度の決定だけ
刀身を当てるのは、反動を減殺する程度の意味でしかないんだ


だからこいつは剣というよりは楽器、風切り笛さ


二振り持つだって?
そりゃあちょっと、無駄が多すぎるんじゃないの?


えっ、何て言ったの
バラで使うんじゃなくて、二つを同時に振るだって!?

ちょっと待ちなよ、
そりゃあ紙の上での話では、
波長と位相を焦点で綺麗に合わせる事が出来れば、
瞬間的に威力が跳ね上がるのは確かさ


でも、それを毎度行える人間がどれくらい居ると思う?


二振りのシンクロが少しズレれば、反動の方向や強さ、その後の姿勢も
無視できないぐらいバラつくだろうし、隙も大きく固まる

確かにこの武装の信条に適ってるかもしれないけれど、
それはちょっとお奨めできないねえ
そもそも君は博打なんて好きじゃなかったと思うけど?


どうせ人でなしだから構わないだろうって……
博打じゃなくて、真面目にそう考えてるって訳?

まあ君は燃費もいいし、二本持ったって別に運用上は差し障り無いだろうけれど
でも、それよりも《ヨーヨー》を見直す方が先だと思うけれどなあ……

あーあー 新型には馴染めないって言うんだろ、知ってるよ
ちょっと言う事が一々ジジ臭いよ、君はさ
じゃなきゃ、まるで御伽噺の駄々を捏ねるピンライターだよ


で?
試してみるかい?
二振りとも使うなら、まだそれだけしか現物が無いから注意してくれよ
無論、個体のバラつきが無い事は保証するけどね


しかし、あれだねえ
こりゃ僕の仕事の役得かも知れないな


何がって、そりゃあ……
普段が冬枯れた老大家っぷりかと思えば、
今の君はまるっきり子供みたいじゃないか

いやいや、顔には出なくてもスメルを振り撒きすぎなんだよ
自分じゃあ解らないかも知れないけどね


そうそう、そういう事
他人がまず見れない君を見れるって言う事は、って話さ



int_w_ex


あー 悪いね
少し待たせちまったな

遅れた分を取り戻す為にも
早速質問を受け付けようか
もちろん開示許可の範囲で、な


組織の元締め?


まーそりゃ有名な俗説……

なんて答えるのも面白く無いし
アンタもそんな言葉を期待して来た訳じゃ無いだろ?


そうだな、仮に居るとするなら
「人でなし」への所属の契約と引き換えに機会を与える……


「悪魔」だって?

そりゃあまた格好の例えだな
胡散臭さにリアリティってもんがある


それにしても、今時良くそんな旧い言葉が出てくるもんだ
まだ若そうなのにな、アンタも

ま、それくらいの識がなきゃ、今日びそんな仕事はやってられ無いか
結構、結構


正直なところ、巷の連中ががまことしやかに言っているような
そういう得体の知れないもんが居る、っていう印象は
俺達にしてみても同じでね


「墓場」と名前の付いた苔と泥と手垢に塗れた枠組みは見えるものの、
本当の意味で俺達を括っているものの正体は自身でも解らんのさ

何処にでもそういう部分はあるのかも知らんが、
ある程度以上の規模になると特に不透明さが浮き上って……
いや、その辺は俺が言うまでも無いか アンタ等の方が専門だ


「人でなし」というのも元は他称とはいえ、中々の言葉のアヤでね
巷で言う「慈悲」だの「機会」だのと言う名の、自分で選ぶ負債さ
”個性豊かな12フレイバーからお選び頂けます”てなモンだな


ただ、これが長いロスタイムみたいなもんなんだよ
実に時間は有り余ってるのに、グラウンドが広すぎるのが目に見える


なかなか鋭い所を突いてきたな
そうそう、その何だ…… そう、《呪い》の本質は余裕、言い換えるなら自由
それもとびっきり薄くて甘い焼き菓子みたいな奴だ

何も無い者には判断を許容するだけの余裕と展望を与え、
禁則の極めて緩い環境では底の無い愉悦でさえも、突然に底の浅いものになる
そんな中じゃあ、元の性癖がどうあろうと愉しみなんて限られてくる訳だ
ああ、これは勿論例え話だがね


その時点で出来る事が限られてる訳じゃない
役立たずの《何か》から《それ》に成る階段の頂点は、
その薄っぺらい自由の中で、出来る事をひどく限る事でしか届かないんだ
そりゃもう憎たらしさに《よく調整出来ている》と皮肉るぐらいに、な


仕組みは古代の有力な宗教の宣誓と何ら変わりゃしない
その過程こそが、狂気と絶望、無力を打ち抜くだけの鋭い矛槍になり、
そして自身も矛槍と化す

かくして程なく、もはや後悔はなく、ただ未練の火を赤々と灯し
《ホンモノ》を求め生き急ぐ亡霊が出来上がる……
誰かさんの言葉を借りれば、そういう訳だな


と、ゴシップ向けの胡散臭い例えをしてみたがな、
そりゃ何も大仰な事じゃないさ

自分の持ってる品物が紛い物や安物だって証拠を並べられれば
大抵の奴は《真っ当な品物》への購買意欲が沸くだろ?


根拠を捏造する必要性も無い
要は煽りに乗るか、乗らないか
言い換えればそいつを認めるか、認めないかだ
その材料として、ちいとばかり大掛かりな走馬灯が用意されてるだけなんだよ


おいおい、その例えは穏やかじゃねえな

ただ、篩ってのは揺さぶる為にある そういう意味じゃ違いない
直接には見る事が無いモンを目の前に出す、ただその機会ってだけの事だ


言っておきたいのはな、自分がどんな粒なのかは誤魔化しようがないし
どの道それが解ってない奴は役には立たねえって事だ


ま、この辺はどこの世界でも同じように薮蛇だな
突き詰めると碌な事が無い、面白くも無い話題だ


少し話題を変えようか

昔からそういう風に遠くに目を向けさせるって事の狙いときたら一つ、
足元から目を逸らす事が出来れば、って事だ
現実、最初から気にしなければ歩ける道が多い


遠い目標はありえない結果、あくまで看板で
それに向かう過程にある流れのもたらす作用こそが真の目的、
まあそういったシステムは何も特別なもんじゃない
古来より日常的に使い古されてきた遣り方、自身のハンドリング方って奴さ


その為に予め段取りを組んどくのが内郭の俺達の仕事
「あなたの進むべき道は用意してあります」ってね……


自由だって?
そいつは先払い済みだと言ったつもりだったがな 

どうであれそんなもの、大した事じゃない
「無い様で実は有るか、有る様で実は無いか」が争点なら
「多分有りました、今はこの消し炭です」で早々に片付く話さ
気にしなければ歩けるが、気にしたら足踏みになるだけだ


でもまあ幸いな事に、段取りが固まっても
終始その通りに事が運ぶって事なんてまず無いね
お陰で存外に仕事を楽しめているさ

奇妙に思うか? まあ遣り甲斐なんてそんなものだと思うぜ
アンタの周りにも居ないかい、修羅場で火が付く奴がさ
形が崩れてからが本当の腕の見せ所ってもんさ


と、そろそろ話題を元に戻す頃合かな
どこまで話したっけか


ああ、当然だろう もちろん人材は一種の才能…… 素質、
技術と結び付けば役に立ちそうなモノを見越して選定してるさ
好き好んで屑を寄せ集めてるような言われ方は勘弁願いたいよ


ただそいつは、ただ無闇に切れすぎるだけの危なっかしい刃物や
長すぎて取り回しが酷く不便な物差し、
デカすぎて何を叩く為に有るのかすら解らない金槌みたいなもんさ
原石だのと聴こえのいい呼び方で誤魔化すにゃ、少々禍々し過ぎる


あんたなら知ってるだろう、古い時代の遠回しな揶揄の言葉
作為ない現物を指して「面白いデザイン」だの「デッサンが狂ってる」だの
まったくそういうものだと思って貰っていい そう思うね


で、そんなモンを便利と言う奴なんて世間にゃそう居やしない
と言うより、そうそう居てもらっちゃたまらない訳だ


朝食に使うベーコンを手斧でスライスする道理はないだろ?
ま、爆薬で土を耕す馬鹿はいるがね
そういう手合いと一緒にして貰いたくはないな


豚をバラすには鉈、分銅を掴むにゃピンセット
そして目の前には豚どもが延々と横たわってる、
シンプルにそういう話さ


で、二つ目の質問に繋がる訳だが……


納得出来ない人間ならそれこそ産廃のように巷に転がってるさ
察しが良さそうなんで先に釘を刺しとくが、何の産業かは聞いてくれるなよ

そんな訳で一般枠の採用に関しては青田刈りをするまでもない
ただ品質検査のラインがフル稼働でメンテの間も無くなるだけだ


で、本命の《現場担当》の人員供給源についてだな


多くの活動地域では福祉の名目という事になってるが
それだけに大当たりが引かれた後のクジなのは間違いなくてな

地味に通って、打ち漏らしに目星を付けるフリはしているが……
勧められる狩場というのも生温い接待のようなもんでな
断るも浸るもあまり良い顔をしない奴らが居るんで、
正味な話、付き合いで格好だけって所だ


それよりは名実共に《福祉の手が及んでいない》所まで足を伸ばす方が割が良い
あんた等が書き立てるような不謹慎な物言いをするなら、ちょっとした宝探しさ


そこを見てハイエナのように言われるのは甘んじて受けるが
さっきも言ったようにリサイクル業であって生産業じゃないんでね……
消費を督促する権利なんて無い
あくまで提案って奴だよ、そう、提案


誰に対する何の提案かって?

外部に対する我々の有為性の提案さ
その価値をどう捉えてどういう結果になるかまでは与り知らんが
捉え方に相応しい結果になるってのは大体間違い無いんじゃないか
少なくとも、俺達のそれなりの長さの歴史の中ではそうなってる


深く関わらない限りは間違いなく便利、ってのがこの業種の常って奴さ
それに、誰だって知り合いが多い程そういう所で揉め事は起こしたくないもんだ


もし揉め事を確実に避けられる方法があるなら、間違い無くそれをやるだろう?
なおかつ自分がやれる事であれば、他人の手を煩わせるまでもない


まあこの話もこれくらいにしといてくれ
どうにも脱線が過ぎて具合が良くない


で、次はなんだった?


重要な資産である遺物を独占してるんじゃないかって?

重要と言うにも実際の処、扱えるものが居ないからウチに回ってくるんだろう
正直手に負えないものが多すぎるんだよ
ワケが解らんからワケの解らん奴らに任せろ、以上の何でもないだろ


第一、そういったモンは押し並べてどこかしらイカれてた時代の産物だ
現代の枠組みに還元できるような技術なんてそうそう有るもんじゃない


既に代替の技術が発達してる時には今更で、入り込む余地なんか無えし
復古される分野ってのは自給の当てがあるモンに限ると言っていい


俺達の運用してる装備にしても《洗練されたスクラップ》の他に
適切な表現は無いだろうな


まったく、回りくどいったら無えさ
自覚的かつ遠回りに、出来合いの物を再発明してるんだからな
巷で見ない新鮮さっていう意味じゃあ、確かに《新しい》のかも知らんが


まあそんなこんなで、せめて役得と解釈して貰いたいもんだ……
っと、こりゃ広報の言い分そのまんまで面白くもないな


ん?


ああ昔はどうだったか知らないがね
ウチを出汁に使おうなんて連中には不思議とお目に掛からないね

ああ《不思議と》。 
そうそう《不思議と》。

……お、そろそろ締めかい?時間的に


……何?


おいおい、あれだけ話を聞いておきながら
そんな解りきった事を尋ねるのかい、アンタ


ここが何処か忘れてねえか?


ここはゴミ棄て場だ
そいつが土に還るまで待つ場所だぜ




うちすてられし ものどもは がれきのはざまへと かえらんとす

さきへとむかうものに つがれることすら のぞまず

ただ かりそめのうつわに ありしひのおもかげを うつすのみ



 ただただ さんぜんたるせかいのざんしよ まどろみのなかにきけ

 もはやわれらはかなたに そのねがい しることはかなわず

 あんたんたるちょうぼうのなか ふるきいこうにすがるあやまち

 みたびおかすはゆるさず そを ついおくのかなたへとほうむらん


「ザコどものように むげには あつかえないぞ
 なにしろ じょおうだ ていねいにチギりおとしてさしあげろ」
「こわすだけなら ぞうさもないことだが
 かいたいとなると ほねがおれるな・・・」
「ぬがすのはヘタだからな おまえは」
「あいてがハナから そのつもりだと きたいしておくさ」
「もうすこし げんじつに あゆみよったユメをみろ・・・」
「それこそ ねごとのようなセリフだ」

(ドラッグして推測される文の欠落部分と訳文を表示)
YOU REMOVED ALL HEDGES
  t HAT INST a LLED BY  h ER ZEAL o TS.
汝は彼女の狂信者の打ち据えし全ての垣根を取り除けり。

SH e   b EC a ME FR e E.
  a ND S h E HOP e  TO P l AY W i TH YOU.
IT WI l L BEC o ME LA s T M eo RY
 A n D WORD  o F F a r WE l.
(BREAK CHAIN. FINISH ONE’S LOT.)

彼女は最早自由の身。汝との戯れを望むなり。
それは最後の思い出となり、別れの言葉となるであろう。
(鎖を断て。その定めを終わらせよ)



とても きれいだ・・・ ただ かがやくだけの ものいわぬいのち
ぼくのからだのカケラを きみたちが あつめてくれたんだね
でも いまのぼくには きっともちきれないもの
        だから ぜんぶ
         ここに おいていこうとおもう
ぼくのことを わすれても へいきなように
 おもいをはせたひびが きみたちのそばにこそ あるように
  うしなったなまえは とりもどすものじゃなく
   そう きみたちに ささぐべきもの

ぼくは きょうらくのそのの きかんユニット(ガーランド)
  ひとのきずいた ごらくしせつの きかいじかけのカミサマ

これでやっと だれのものでもない ただの(はな)になれる・・・
  さきくませ このちでであえた ただひとりきりの ともだち
「とうえんは ただいまをもって へいえんとさせていただきます」



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