Octaveのインストール

2019-02-25 に Ver. 5.1.0 がリリースされました。

Windows版のインストール


Octave4.0から,Windows バイナリはGNU Octaveのプロジェクトのサイトから直接ダウンロードできます。
https://ftp.gnu.org/gnu/octave/windows
で,octave-5.1.0-installer.exe (32-bit) ,octave-5.1.0-w64-installer.exe (64-bit) ,octave-5.1.0-w64-64-installer.exe (64-bit linear algebra for large data) をダウンロードしてください。

zipや7zでアーカイブされたバイナリも用意されています。
zipや7zでアーカイブされたバイナリの場合はショートカットは生成されません。自分で作成してください。
アイコンoctave-logo.ico は 4.4.1以前なら,share\octave\x.y.z\imagelib (x.y.zはバージョン番号)にあります。
5.1.0 以降は mingw32\share\octave\x.y.z\imagelib (32bit 版),mingw64\share\octave\x.y.z\imagelib (64bit 版)
ショートカットのリンク先は例えばGUIならC:\octave\Octave-5.1.0.0\octave.vbs --gui
CLIならC:\octave\Octave-4.4.1\octave.vbs --no-gui とします。

zipや7zでアーカイブされたバイナリの場合はOctave-forgeパッケージを認識させるためには
インストールディレクトリにある post-install.bat を実行してください。

Octave 4.4.0 から2GBの制限を超える配列(Large Arrays)を扱えるようになりました。
また,4.4.1からは,2GBの制限を超える配列の線形代数計算(64-bit linear algebra for large data)を扱えるバイナリ(w64-64)も別に用意されています。

JRE(Java Runtime Environment)のインストールについて

Oracle java JRE (Java Runtime Environment)をあらかじめインストールしておく必要があります。32bit版は32 bit 版のJRE,64bit版は64bit版のJREをそれぞれインストールする必要があります
「OracleJRE 32bit」 ,「OracleJRE 64bit」で検索し,インストールをしてください。

ocatve-forge について

公式サイトからダウンロードできる octave-5.1.0 のwindowsバイナリは,octave-forgeバイナリパッケージを含んでいます。"pkg list" でどんなパッケージがインストールされているかを知ることができます。また,インストールされたパッケージは自動ロードされません。 自動ロードをしたいパッケージは次のようにしてください。(ioを例にします。)

pkg rebuild -auto io

いったん,octaveを終了して,再度起動します。

pkg list

で確認してください。

octave3.8-4.0.0 ocatve-forge について

Octave-3.8 から4.0.0までのバイナリでは octave-forge は,プレビルドされていません。
幸い,「C:\octave\Octave-4.0.0\src」にメジャーどころのパッケージのソースとビルドスクリプト (build_packages.m) が用意されています。ただし,4.0.0に関しては、
  • generalとsignalパッケージのバージョンがスクリプトとフォルダの中にあるものとで整合性がとれていない。
  • フォルダにあるio パッケージがバギーである。
以上のことがわかっています。
build_packages.mのなかの,generalとsignalのバージョンをそれぞれ,2.0.0と1.3.2に修正し,また,「#try_install io-2.2.7.tar.gz」とコメントアウトしてioパッケージはインストールしないようにして保存してください。octaveのプロンプトから以下を実行してください。

cd C:\octave\Octave-4.0.0\src
build_packages
pkg install -forge io



Cygwin版のインストール


現在最新版のcygwin用octaveは,4.4.1です。
http://cygwin.com/
の setup-x86.exe (32 bit),setup-x86_64.exe (64 bit) を download し,インストールしてください。Category は Mathを選んでください。gnuplot (Category Math), xinit (Category X11), xlaunch(Category X11) も忘れずにインストールしてください。

なお,Octave-forgeも上記set upでパッケージごとに選べてインストールできます。
Octave-Forgeの充実度では,Windows native版より高いです。
自動ロードロードではない点はWindows native版と同じなのでその点は上記と同様に扱ってください。


Linuxでのインストール


Flatpak ( https://flatpak.org/ ) を使って最新版の octave をインストールできるようです。
Ubuntu 上でのインストールの情報は, http://ubuntuhandbook.org/index.php/2018/07/install-latest-gnu-octave-4-4-ubuntu-18-04/ を参考にしてください。

上記のflatpakを使えば,普段はソースからビルドする必要はありません。しかし,開発版を使いたい時などには
ビルドが必要です。
Ubuntu(18.04)上でビルドする場合は
https://www.scivision.co/compiling-octave-4-on-ubuntu/
を参照ください。上記では,portaudio19-dev, libfltk1.3-dev, libopenblas-dev パッケージが省略されますので,これらを使いたい場合は,apt install でインストールしてください。
以下に上記を合わせたapt install のコマンドを表記します。

apt install g++ make gawk gfortran gnuplot texi2html icoutils libxft-dev gperf flex libbison-dev libqhull-dev libglpk-dev libcurl4-gnutls-dev librsvg2-dev libqrupdate-dev libgl2ps-dev libarpack2-dev libreadline-dev libncurses-dev libhdf5-dev llvm-dev default-jdk texinfo libfftw3-dev libgraphicsmagick++1-dev libfreeimage-dev transfig epstool librsvg2-bin libosmesa6-dev libsndfile-dev lzip libatlas-base-dev liblapack-dev libsundials-dev qtbase5-dev qttools5-dev libqscintilla2-qt5-dev portaudio19-dev portaudio19-dev libfltk1.3-dev libopenblas-dev

libopenblas をリンクさせるには,configure のオプションで --with-blas='-lopenblas' を加えてください。

開発版ではpdfファイルもビルドする必要があります。texlive-generic-recommendedなど必要なTeXもインストールしてください。

Mac OS でのインストール


Mac ユーザーでないのでよくわかりません。Octaveのメーリングリストで以下のページの情報を得ました。
A native Mac app distribution of GNU Octave
Mac ユーザのー方の追記を期待します。

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最終更新:2019年05月10日 14:27
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