糟屋・武則

「私とて、十本槍の前衛役ですの」

【所属】 M.H.R.R.
【役職】 十本槍:SPEER-08
【名前】 糟屋・武則
【読み方】 かすや・たけのり
【種族】 半人狼
【元ネタ】 糟屋武則
【字名】 不明
【HN】 黒狼
【登場巻】 第6巻下~

【人物】

羽柴・藤吉郎を補佐する十本槍の1人、SPEER-08。
扇状の黒髪が特徴で、黒のM.H.R.R.制服(夏服)を着用する、人狼の血が入る少女。

黒髪と背の間にケースを背負っており、武器を格納し必要時に射出して装備する。
瞬間的な戦闘能力では福島・正則を超えるとされ、武器は状況に応じて爪やパイルバンカーに変形する十字架型の籠手『銀釘(アルジョント・クルウ/Argent Clous)』。
奥の手として獣変調を行うことが可能で、体力の消耗が激しく長時間保つことが出来ないが、その戦闘力は爆発的に跳ね上がる。

人狼の血を引き、「ですの」口調を含めその外見から、ネイト・ミトツダイラとよく似ている。
ただ、糟屋は見事なオパーイを持つボイン体型であり、その一点だけネイトとはかけ離れていることから、度々そのことがネタにされていた。
ネイトのように常に凛々しく、他者を引っ張る群れの長と言えるリーダーシップ抜群な少女。

人狼という種族は、親がおかれた環境によって髪の色が決定されるらしく、黒髪は過酷な環境で産まれた証だという。
それでも、黒髪に艶があることで、本当に絶望的な環境ではなかったと見られる。
彼女の氏族のことは、人狼女王も知らなかったため問われたが後述の理由から口を噤んでいた。

3巻あたりから登場してきた十本槍の面々の中でも彼女は最後辺りに登場することになったが、それまでは各地を転戦していたらしく6巻下でようやく加藤・嘉明と合流。
蟹江城の戦いの最中だった滝川・一益に羽柴からの伝言として、P.A.Odaに帰投するよう伝えるが滝川は拒絶。
これからの世を歩む者達を試そうとする滝川と一戦を交え、獣変調を行い滝川に「勝利」し、これを彼女の賤ヶ岳の戦いとし立ち去った。

7巻中にて武蔵勢の前に初登場。上述の通りネイトと違い胸があることをネタにされつつ江戸湾遺跡大橋でネイトと戦闘を行う。
自分の命を捨てることも厭わない腑抜けた戦いをしたためネイトの怒りを買い、その後で可児・才蔵と共に本性を顕現させた人狼女王と戦うことになってしまった。

8巻中、下では石田斑と共に竜退治に取り組み、仲の良い平野・長泰と久しぶりに長い時間を過ごした。その後安土への帰り道に「本能寺の変への武蔵勢介入確定」を聞く。
さらに9巻上では同時発生した『賤ヶ岳の戦い』に参加、その時口ずさんでいた歌は人狼女王にも聞こえ、「自分とネイトしか知らない一子相伝の歌がなぜ聞こえてくるのか」と不思議がらせた。
9巻下では"加賀百万G"によって喚起された『前田・KG(ケーニッヒ・ガイスト)』を倒すため、人狼女王に近い獣変調と規模は小さいが「森」を展開し『前田・KG』を粉砕。
気配を感知したネイトはなぜか自分や母の感じとトーリの様な感じの両方を捉えた。

10巻上、中にて彼女が、トーリとホライゾンを失い武蔵側が創世計画を行い失敗して運命が自殺した未来から来たこと、
また、彼女がトーリ(の髪の毛と仮定)とミトツダイラの子供ということが判明。
つまり糟屋は四分の一(クォーター)人狼である。
獣変調を行えるのも彼女が四分の三が人間であり、人間としてのHPがなくなりかけることにより、人狼の方に切り替わるため、獣変調しやすいからである(有り体に言うと人間モードのHPが低めでバーサーカー入れやすい)。

糟屋がいた未来のネイトがトーリを救うことが出来ないと後悔していたのは、ホライゾン争奪戦にてトーリが処刑されたからであるため。
ネイトが瞬発加速を身に着けたのはルドルフ二世との戦いを超え、母親との相対後であり、三河争乱の時点では使えなかった。
むしろ昔から重戦車系キャラの扱いを受けていたくらいである。

黒髪であったのは、運命が自殺した後彼女が産まれ、ネイト、メアリ浅間と子供達一行と共に"花園"のシェルターに入ったこともあると思われる。
艶があることで本当に絶望的な環境ではなかったとあるが、これは親が子供に託せたからというのもあったのだろう。(別れが別れだったが)

山崎の合戦を用いた親子の戦いは、何故自分を設けておきながらいなくなったのだと、自分は父親との思い出づくりだったのではないかと、
今まで気丈に振る舞い押し隠していた本心をドバァしながらネイトを圧倒し、獣変調を披露してとどめを刺そうとした瞬間、教員としてオリオトライ・真喜子が戦闘に介入。
ネイトは山崎の合戦への関係者ではないとしたオリオトライの声を受け撤退した。

そして10巻下において復活した武蔵上で再び母と激突。
お互いの思いを吐き出しあった戦いは、ネイトを銀剣が認めたことで飛来し、母の振るう銀の剣は突き出された娘の銀の釘を割り、敗北した。

そして10巻下ラストでは銀剣を手にしたことではじめての獣変調をした母と共に、合流した(正式ではない)面々と共に、今後の不確定な未来を守るため、話し合いを設けることになる。
11巻上では「ネイメア」という本来の名前が判明した。

NEXTBOXでは「ネイメア・ミトツダイラ」として紹介されている。
マザコン、ファザコン、義理マザコン(?)とにかく親たちのことになると感謝汁を尻から出そうになる異母姉妹のストッパー、というかツッコミ役として活躍している。
だいたい母親たと立ち位置は一緒だが、浅間に対応する豊の暴走っぷりが母親の比ではないレベルで凄まじいので、ツッコミ役としては若干力不足気味。


【余談】

自己紹介では七番となっているが、小六とどちらがどちらなのか不明。

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最終更新:2019年01月22日 01:31