セント・エルモの灯火

「燃えろ炎!」、「行け、魔球!」

【名称】 セント・エルモの灯火"
【読み方】 せんと・えるものとうか
【使用者】 ペデロ・バルデス
フローレス・バルデス

【詳細】

バルデス兄妹が使用する"消える魔球"の正式名称。
名前の元ネタは、航海中の船のマストに嵐の中灯る放電現象「セントエルモの火」。

二人の両腰に備わる聖術符発動器を用いて、豊後水軍の渡辺家、航海の聖者セント・エルモに祈り、走狗"導き焔"を迎受。
手の甲や肘、肩や足腰に等身体の連動する各所に十字型紋章を展開し、消える魔球を放つ。

魔球は投球後に消え、投じられた勢いのまま出現位置を変えて現れる。

その正体は聖譜における"施し"の献納の応用を利用した術式投球。
"貧しいものには己の余裕の中から与えられるだけ与えよ"とある通り、二人で同時に敵へと最高の投球を"施す"。

だがに発動時の投球では相手に対して最善の施しにはならない。
これは両手が塞がるような施しをしてはならないという教えからによるもので、この条件を満たすため術式が作る専用の空間内で二人の投球を術式で合成する。
術式をかけた二発の軌道を交差させ、2つの弾丸の軌道と威力を"施し"の一発に合成。

タイミングなどを完全に合致させられる事が可能な兄と妹だからこそ出来る術式投球である。

結果として妹の投げる方が最善のものと加工されて交差点から出現し、兄の投げたもう一発はなかったものとして戻される。

2巻上冒頭の戦いでは展開された術式防盾を抜いて武蔵の家屋を破壊していくが、アルマダ海戦では相対したノリキが術式の仕組みを見抜き弥生月で粉砕した。
なお妹の方が投手として優れているので出現するボールは妹のほうが優先されているらしい。

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最終更新:2020年05月21日 03:09