自動人形

【種族名】 自動人形
【読み方】 じどうにんぎょう
ベル・デ・マリオネッタ(六護式仏蘭西)
【登場巻】 第1巻上

【詳細】

人型の無機物に魂を宿した種族の総称。

境ホラEncyclopediaでは「種族的に人形などの"型"に魂の"核"を見つけた精霊が宿り動き出したもの」ともされている。
基本的にGENESIS時代に登場するタイプは、人為的に精霊や残念を核に宿らせて動かすタイプが多い。

上記の通り自動人形は人形という"型"故に主人と客人に奉仕する事を本能とし、いわゆるお手伝いさんなので女性型が多い。
男性型は三銃士のアルマンのようにいないわけではないのだが作中では珍しい。というか彼と三銃士のイザックくらいしか登場しない。

術式基板を用いた人工頭脳を持つことで高速の思考を行い、さらに精霊系としての感覚共有による共通記憶を所持する。
これらを用いた情報処理に長け、主に共通記憶は同型タイプの自動人形同士のネットワークとして機能する。
なお感情がないので辛辣な物言いをするのが特徴。
"武蔵"などが該当する。

黎明の時代より製作されてきたが、老朽化やサルベージによる核の摩耗、当人の乗り換え拒否などもあって、古式自動人形と呼ばれる機体は数少ない。
現在、その多くは京の内裏に詰めており、森・蘭丸のように他国へ派遣される者もいる。
古式自動人形は自動的に発生したという意味での自動人形であり、ナンバリングされている。

ある基準(値段など)により物事を判断するため警察組織の風紀委員会や自警団に所属するものも多い。
共通の口癖は「~だと判断できます」。語尾には「――以上」をつける。

動力源は生体式と機械式、半生体の種類で共通して身体を保存するための食料などを必要とするが、それとは別に核となる精霊部分は地脈に流れる流体供給を受け稼働する。
体のどこかにを宿したものがあり、そこが自動人形の本体となる(例えば鹿角は舌の青珠、ホライゾンは喉にある)。
本体が無事な限り、身体を破壊されても本体を別なボディに移植すれば復活する事が可能。
また魂から生まれてくるため親を持たない。

自動人形が行う重力制御能力は身体部の機械的オートメーションが確立すればその分の外部出力が上がり、高度な自動人形は数トン級の物体を動かせる。

主に印度諸国連合が開発しており、人間を自動人形の身体に置き換えるサイボーグ技術も研究されている。
それを用いた存在がホライゾン・アリアダストや元北条・氏直である。
なおホライゾンの場合は彼女の魂そのものを自動人形の身体へ移植した完全な自動人形であるが、
北条・氏直のように身体を自動人形のものへと置き換えるという形の場合、あくまで自動人形の高速思考や能力を獲得しただけである。
感情などは人間などのそれと同じで、自動人形の弱点と言える「最善を選択してしまう」「内燃拝気を使用する武装や術式との相性が悪い」といったものも存在しない様子(少なくともそういった描写はない)。

ルーツはAHEAD時代に遡る。
そちらでは3rd-Gと呼ばれる金属に生命を与える概念を持った世界で作られた存在で、恐らくこの時代の自動人形はそちらの系譜から発展したものだと思われる。なおAHEAD時代、及び遥か後のCITY時代では「経験を積んで心身共に進化し、人間になる可能性を持つ自動人形」が開発されている(経緯はそれぞれ異なる)が、なぜこの時代のみそれが無いのかは不明。

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最終更新:2021年12月03日 03:44