【用語名】 |
非衰退調律進行 |
【読み方】 |
ひすいたいちょうりつしんこう |
【詳細】
黎明の時代に決定した、滅びないで再び天上へ行くために決定された流れのこと。
過剰修復された外界は力を失った人々にとっては厳しすぎるため、かろうじて人が住めるのは
神州だけだった。
そのため土地争いが勃発し、その争いが原因で人々は危うく滅びるところであった。
反省をした人々は世界の動性を人任せにせず、先例としてある歴史に従うことにし、指示書たる
聖譜を100年単位による自動更新とすることで利権争いを最小限にとどめつつ、
襲名者のルールや
解釈などの事柄が定められた。
それらにまつわる運動が非衰退調律進行であり、環境問題を何とかするために
環境神群に対し
七百人踏破隊を送り込んで対話することで抑え、
人口、土地問題を解決するための
重奏世界は異空間に神州の土地をコピーし配置した上で、前作に当たる『終わりのクロニクル』の神州世界対応論を持って地域ごとにわけ、その世界の環境を
地脈を通して再現することで、
外界に対する抵抗力、もとい適応技術を確立させるようにと決まり事を作った。
歴史再現に必須の
聖譜はこの運動がきっかけで作られた後、後の大国になるであろうと判断された国々の祖先に配られたとされる。
もう二度と絶対に滅びないように、壊れやすい運命を調律し、発展していこうと言う方針の元行われた運動だが、
それら全てを纏めて当初は”運命を補強し、滅びぬ運命を手にしていく事”を最大目標としていた。
名前自体は2巻当たりから出てきていた。
4巻中でも解説はされたのだが、教えた
三要は伝わっている話は実際はこう話されたかは分からないと答えている。何分、古い話のため。
4巻下では
マルファが非衰退調律進行には続きがあり、全ては決定的に大罪と答えていた。
そして8巻下、内裏を訪れた武蔵勢は帝が環境神群を降ろした自動人形であることや、当時の人々が帝を使って何をしたかを教えられる。
”運命を補強し、滅びぬ運命を手にしていく事”という最大目標。
これを叶えるために当時の人々は環境神群を介して3番の環境軟化の他に一つの操作を
地脈に対して行った。
滅びないために、運命を人類の味方につけること、である。
書くのは簡単だがそもそも地脈というのは超ごちゃついた流れであり、とらえきれないものである。
それを何とかしようとした結果が「
顔の無い幼子」であったという。
それ以降関連については
運命を参照。
運命に人格を与えて味方につけたはいいものの、ソレを忘れて闘争に明け暮れた結果、運命が疲れ果て、自殺を選んだのが末世である。
最終更新:2020年09月18日 12:14