人狼

【種族名】 人狼
【読み方】 ルウガルウ

【詳細】

狼と人の融合である半狼とは異なり、狼の霊が人に取り付いた霊的な種族。

純血の人狼は狼の霊が人に乗り移った霊的な存在であり、人の形をした精霊とも呼ばれる。
狼憑きとも称され、霊的な存在故に人の世界の住人の能力を容易く凌ぎ月の光で本性を表し完全に化け物になるという。
古代において恐怖そのものの神であり、欧州における最古の化物として伝えられている。

最初は霊が人に乗り移った状態であるが、その状態で人間を食っていくうちに霊的な実体を得て宿主から抜け出し現実世界に干渉できるようになった人狼を「騎士クラス」と呼ぶ。
また、騎士クラスの人狼が混じり生まれた実体持ちが人を食らい続けて「貴族クラス」と呼ばれるようになる。
さらにその上に「王族」、最高位に「女王」が存在し、テュレンヌの家系はこの女王クラスだった。

英仏の百年戦争では先代の人狼女王"青髭"の逆、左翼の陣を仕切り参戦。
その際の殺し合いでほとんどの人狼が滅びたとフランシス・ドレイクは思っていた。

実際には少数の生き残りが存在し、ネイト・ミトツダイラは人狼女王と人間が混じり生まれた存在である。
また、糟屋・武則は別の未来のネイトとトーリ(の毛と過程)から産まれた娘であり、四分の一が人狼。

能力は最上級の精霊としてありとあらゆる攻撃を弾く流体防御と、神にも等しい怪力。
老化も己の認識以上に起きず常にベストの状態を保てるという。
また精霊に親しい性質を持つが故に、流体を介して相手を支配、一種の同化現象を引き起こし、相手の感情を読み取ることが出来る。

王族の娘たちはかつて夜の遊びとして若い男を誘って食っていたらしい。
人間を食う際には人狼の憑物能力が働くため、男たちは食い散らかされながらも、人狼の食欲が満たされる感覚と同調し喜びのままに死んでいく。それは血の一滴すら愉悦となるほどだという。
…だが、それ故か当然人間達の壮絶な怒りの報復を受け、さらに前述の争乱の件も加わって、その個体数を加速度的に減らす羽目となる。
ある物語において猟師に腹を切り裂かれた挙句そこに石を詰め込まれ、とどめにそのまま井戸に投げ込まれた狼の話があるが、それが人間がかつて人狼(もしくは近似種)に対して行った報復行為の伝承かどうかは不明である。

作中ではネイトの一族くらいしか確認できないが、武蔵アリアダスト教導院学生寮管理人は老いた人狼だとか。半狼の誤植な気もするが。
上述の通り百年戦争に参加していたため、"聖なる小娘"が処刑された後の聖遺物を回収し受け継いでいる。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2019年06月08日 20:27