八房

【名前】 八房
【読み方】 やつふさ
【分類】 八犬武神
【登場巻】 3巻上~

【詳細】

里見教導院が「里見八犬伝」が史実として作り上げた八犬武神を下敷きとして開発した神格武装級の武神

里見・義頼(先代)の代に開発されたもので、本来武神を飛行させるための動力を転用させているため高出力。
八徳の宝玉を埋め込んだ村雨丸を武器とする。

神格武装級の武神としての能力は非常に高いが、起動させるためには村雨丸に搭載された八玉駆動器にある、「人の徳に反応する宝玉」に認められなければならない。
先代の義頼が初起動に成功し、初陣では北条家の航空艦3隻を撃沈させた。
彼女から引き継いだ2代目の義頼もまた起動させることに成功したが、先代の妹である義康からは複雑な思いを向けられている。

三方ヶ原の戦いの再現により死亡した里見・義頼から里見・義康に託されたが、
義康では代演制限のセーフティを彼女は解除できなかった。

現在"武蔵"の機関部が整備などを担当しているが、機関部は制御情報術式があちこちに絡まりすぎていてパーツの交換すら難しいと言う。
これは八房自体が長く使おうと言う機体ではなく、二年ほどの短い期間で良いから八房が世界最強クラスの戦闘力を保つためにした処置。
このような処置をしたのは里見の先々代(初代、里見・義頼)が義康に不備が当たらないようにという配慮のため。
里見家自体は松平が天下を取った後で義康の代で没落し、潰えると聖譜記述にあるためであり、諸外国に潰されず、妹がたどる歴史を少しでも良いものにしたかったのだろう。

機体自体はかつての明との残党の戦闘を元にしたデータを組み込んであるが、恐らくは朱雀のデータが元になっているらしい。

上にも書いたが、2代目義頼が義康に向けて残した八房であるが、現時点の彼女では起動すらできていない。
しかし関東解放を終えた7巻下の時点で、義康は入り口に立ったと称しており、彼女が起動させるのもそう遠くはないと思われていた。

そして10巻下、大和との再戦の際、八房・改を相手にした際、義が大破する中、八房が動く。

起動条件、それは欲であった。
ただし普通の欲ではない。指導者としての欲である。合格点では駄目な、それより大きな欲、
なぜならば市民が満足するだけの欲しか持てないのならば他国がそれ以上の欲を持っていた場合、
蹂躙されるのである。

指導者としてではなく、私欲としてのどうしても譲れない欲。
これにより八房は起動。義康は八房と合一し八房・改を倒した。

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最終更新:2018年03月25日 00:14