「少し、考えさせてくれるかね?」
【人物】
甲殻に覆われた巨大な体躯と羊型のホーンを持つ
魔神族。
元
パドヴァ教導院学長だったが、
末世対策として身分を学生に戻し、
総長連合の
副長に就任した。
役職的な意味でもかつての教え子である
インノケンティウスと一緒にいることが多い。
後に
立花・道雪をK.P.A.Italiaに招聘した折に第二特務に移動している。
副長だった者が降格する例は確認できず珍しい。
探究心が強い学者肌ではあるが、好戦的なところは魔神族らしいもので、窮地に陥っても追い込まれている現状を「面白い」として好意的に捉えるタイプ。
彼が使う術式は、神代におけるガリレオ・ガリレイの逸話に則ったものだが、この歴史再現に関してガリレオは宗教裁判にかけられ有罪判決を受けてしまうのは有名な話。
作中でも地動説に関する歴史再現は内々で済ませようとしていたのだが、それを快く思わなかったらしい
ウルバヌス八世が外部に向けて地動説の否定を本当にやらせてしまった。
結果的に他国の学者を結ぶことになったので、内々で済ませるよりも外に向けて正しく否定して正解だったといえる結果になったものの、
彼女の性格的なものも手伝ってイノケン共々元ウルバヌス八世のことは苦手にしている。
3巻下での
P.A.Odaとの戦闘では、インノケンティウスとともに厳島要塞で抗戦するが、謎の大規模破壊攻撃により、教え子ともども行方不明となった。
最終更新:2020年05月19日 22:22