蜻蛉切

「結べ、蜻蛉切!」

【武装名】 蜻蛉切
【読み方】 とんぼきり
【分類】 神格武装
【所有者】 本多・忠勝本多・二代
【登場巻】 境界線上のホライゾン 第1巻上~

【詳細】

史実では徳川四天王の一人・本多・忠勝が有する名槍を由来として作られた神格武装。
穂先に乗ったトンボが両断され(るほどの切れ味を持つ)たことが名前の由来となっている。

大罪武装である"悲嘆の怠惰""嫌気の怠惰"の試作として開発された神格武装で、それらのテストを行った本多・忠勝が現在の所有者。
三河争乱にて忠勝と立花・宗茂の戦いを経て、娘の二代の手に渡り、以降は彼女の主武装として活躍する。

だが3巻中での相対において"飽食の一撃"を受けて、流体がオーバーロードし破壊されてしまう。
元々が大罪武装の試作品であったが故内部構造が複雑であり、修理に時間がかかるため、
代用品として能力を術式で擬似的に再現した蜻蛉スペアを開発、以後彼女はそちらを使用している。
その後もスペアのままであり、復活する予兆もなくむしろスペアの有する割打の方が有効化しているフシもあった。

そして明かされたその真相。
厳密に言えば忠勝が使っていた蜻蛉切は壊れた時点で修復が出来ず失われたままだった。

上述の通り蜻蛉切は悲嘆と嫌気、二つの大罪武装の試作品と言われていたがそれは部分的に正しい。
大罪武装の試作品は全てが「蜻蛉切」であり、蜻蛉切とは作られた全ての大罪武装の試作品の名称を指す。
つまりは大罪武装の数だけ試作品が存在し、その全てが蜻蛉切なのだ。
二代に与えられたのが蜻蛉「スペア」という名称だったのも、蜻蛉切のスペア…他の大罪武装の試作品であったものを代替品としていたため。

なお、スペアは破損したのも含めて全部で八つ各地のIZUMOに預けられているが、
使い手もいないので研究すら出来ていない状態だったという。

大罪武装が駆動を段階とするように蜻蛉切も段階を踏む。

神格武装としての能力は「穂先に映した対象の名前を結び、割断する」。
能力を発動する際には「結べ、蜻蛉切」という掛け声を必要とする。
通常駆動では30m射程内の物体や術式を結び割り、上位駆動では事象さえも結び割ることが可能。
作中では上位駆動で「警備」や「方角」を割断している。

武器自体の機能として柄部分に伸縮機構を内蔵し、最短で一メートル、最長で六メートルの長さまで調節できる。
後に輸送艦のパーツを用いて改造が施され、バネによる伸縮機構の自動化が組み込まれた。

遠距離からの割断は、近くより大きく切れる。
対象が複数になると威力が軽減されるが、一つの場合はあまり軽減されない。

弱点は以下のようなものがある。
  1. 刃を隠される(何かに刺さって見えない)と名前を結べないので割断できない
  2. 対象が切った名前を自分の真の名と思っていない(源氏名など)場合は割断できない
  3. 霧のように割断しても直ぐ割断された場所が埋まるような存在には割断の効果がほぼ無くなる
  4. 写した対象が巨大すぎる場合完全に割断するまでには至らない。

なお、一つ目の弱点は遠距離からの割断で対処が可能で、二代は遠距離から割断し続ける戦い方を「遠距離侍」と呼んだ。

銀鎖などと同じように意思を持ち、表示枠を展開する事で会話が可能。
基本的に漢字のみを用いて語尾は延ばす。
瓶割は同時期に作成された兄弟武装とも言える存在であり、効果も似たものとなっている。

10巻下にて割断能力は竜属の能力をモデルにして作られたと推測が立てられる。

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最終更新:2022年10月04日 22:54