本多・正純

「――何の嫌がらせだ一体!!」

【所属】 極東武蔵)/武蔵アリアダスト教導院
【役職】 生徒会副会長
【名前】 本多・正純
【読み方】 ほんだ・まさずみ
【種族】 極東人
【元ネタ】 本多正純
【字名】 不明
【戦種】 交渉師
【HN】 副会長
【登場巻】 第1巻上~

【人物】

武蔵アリアダスト教導院に所属する生徒会副会長の少女。基本的にまじめで誠実。少し意地っ張りなところも。
本多・忠勝の娘・である本多・二代とは三河で暮らしていた時からの旧友。

高等部になってから武蔵アリアダスト教導院へ転入してきたため、小等部からの持ち上がりであるクラスメイト達とは、当初あまり馴染めていなかったが、様々な経験を経て三年梅組のノリに染まりつつある。
新参者として武蔵勢の過去を追っていく立場にあり、読者と同じ視点で動くことが多い貴重なキャラ。

幼い頃「本多正純」の歴史再現による襲名を有利に行うため男性化手術を行ったがその途中で襲名に失敗し、胸を削った状態のまま今に至る。
身体機能としては女性のままであるが、女性が男性を襲名している人物も多い中で彼女が男性化しようとしたのは、
本来襲名者は同性であれば選ばれる可能性が高まる、とされているため。
とりかえしのつかない状態で襲名に失敗する形となったが、本人としてはその体型(貧乳)を気にしているわけではない。
体系的な意味なので気にしていないと言っても、ここまでしたのに襲名に失敗した、というのは本人の中でコンプレックスとなっている。

なお襲名失敗したのに関わらず現武蔵副会長の立場に上り詰めた処を他国の教導院を含め評価されており、
特に父親が所属する武蔵の暫定議会を中心に隠れアイドル的存在。
同じく襲名を失敗し暫定議員となった父の本多・正信に対して苦手意識、不信感を持っており外から見た場合の親子仲はあまり良いようには見えない。

これは正純が三河で母親と暮らしていた時点で父親が既に武蔵に乗り込んで別居状態であり、公主隠しに母親が巻き込まれ消失したときに初めて三河に呼び戻される形になったことを引きずっているためである。
正信にしてみても妻と娘を放っておいたことはネックになっているらしいが、実際は上記の通り溺愛されており、
正純の動向は常にチェックされている上に、彼女に危害が及ぶものならカチコミも辞さないレベル。
何故そこまで愛しているのに正純に対して塩対応なのかといえば、正信は「威厳のある父親でなければいけない」というこだわり?があり、それを崩せないため。
言ってしまえば「威厳のある父親というキャラメイクを壊せない」ことが、正純に対して距離の有るような対応に繋がっている。
またオタクであることも娘にバレたくないらしく、距離を詰めすぎて自分の趣味がバレるのも避けたいのだろう。

持っていた苦手意識は、1巻での騒動でやや薄らいだ。
判断力と頭の回転はとても速く、弁論に関しては大きな戦力となるものの、戦闘訓練は受けておらず基本的に非戦闘員である。
後に、後述するツキノワと契約し、浅間が術式をツキノワに装填することである程度攻撃術式は使えるようになった。
第2巻における英国では役職持ち故にクリストファー・ハットンのターゲットにされてしまう。

生活費を稼ぐべく教導院で子供達に対して教鞭を取っているが食料状況は芳しくなく、よく腹を空かせて行き倒れていたが、産土契約による加護が弱まっていたことが原因だと判明。
浅間神社と改めて契約しなおすことで餓死寸前となるのは回避されたはずなのだが、何故か現在もよく空腹で倒れているらしい。
その時に走狗の契約もしてオオアリクイのツキノワを手に入れ、人目を憚らず溺愛するようになった。
ちなみに契約するまでは携帯社務(こちらで言う携帯電話)を使っていた。

政治の場を舞台として捉えているさまを、エリザベスが自分自身と重ねて評価している。
滑るはずのギャグがウケたり、メアリからも「どことなく妹と似ている」と言われるあたり、政治家としてだけでなく人間性の部分でもエリザベスと近いものがあるようだ。

現在は交渉師として、他国との交渉役を務める。
しかし、交渉の結果として戦争へ突入することが非常に多く、皆に戦争狂【ウォーモンガー】扱いされるようになった。本人は必死に否定しているが、最近は割りと受け入れてきたのか否定するよりも軽く流すように。                                        


たまに口にするギャグは、その場を一瞬で凍らせる破壊力がある。
しかし、小等部の生徒やエリザベスにはウケるようだ。本人もギャグが滑ってることに対する自覚が薄い。
最近では笑いをこらえている、耐えていると好意的に解釈しだしたのか皆に笑いを促すようになった(強制ともいう)。
記録映像の確認でも参加した際にダジャレを言うが「笑っていいぞ」と強要したり、その威力で航空艦を撃沈(したように演出を重ねた)、消火活動等を行っている(?)。

十本槍の殆どが未来から来たトーリ達の子供や身内で構成されていることを知り、
「私はそんなものがないから気楽」と言ったようなことを話していたのだが、
11巻下にて福島・正則の親が自分であることを加藤・清正から受け取った黒藻の貴石によって気付かされる。

図らずも正純は11巻中の二代と正則、メアリ、点蔵、清正の面談の際、正則の母として同席していて親通しの会談にも加わっていたことになる。

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最終更新:2023年05月02日 16:51