聖譜顕装

【武装名】 聖譜顕装
【読み方】 テスタメンタ・アルマ/せいふけんそう
【一覧】 “信仰”:"天渡りの信仰・旧代""天渡りの信仰・新代"
“希望”:"肩越しの希望・旧代""肩越しの希望・新代"
“慈愛”:"意欲の慈愛・旧代""意欲の慈愛・新代"
“賢明”:"聖骸の賢明・旧代""聖骸の賢明・新代"
“正義”:"巨きなる正義・旧代""巨きなる正義・新代"
“勇気”:"聖骸の勇気・旧代""聖骸の勇気・新代"
“節制”:"身堅き節制・旧代""身堅き節制・新代"

【詳細】

聖譜を燃料源とする神格武装の一種。
ラテン語表記は「Testamenta Arma」。「Testament」は神との契約、転じて新旧の『聖書』を意味する。
「Arma」はラテン語で武器の意。
「Arma」が女性名詞なので、「Testament」も引きずられて女性名詞化している。

その運用は戒律などに縛られ、配られた聖譜に対する枢要徳に関する信仰を燃料とするため、基本的に各国の領内でしか起動できない。
コメンタリーにてホライゾン曰く「公共の備品」。

――のだが、P.A.OdaM.H.R.R.は各国領土に楔や要石を打ちまくることにより、地脈を通じて聖譜の力を引っ張り込み、
出力はかなり落ちるものの他国でも使用できるようにした。
ただこの作業には、莫大な金がかかるため大国でしか扱えない。
そもそも聖譜顕装を他国で扱えるようにする必要性があるのは、教譜の違いから大罪武装を持たないP.A.Odaくらいなもので、
必要経費の多さも考えると出来る国はP.A.Odaくらいなものだろう。

大罪武装に対応し、七つの枢要徳をモデルにしている」と言われることもあるが、
厳密には九つある大罪武装と明確な対応関係はない。また、枢要徳も実際には七つ以上存在するのが現状である。
作中では、Tsirhc由来の「信仰・希望・慈愛」に、西洋における古来からの四規範「賢明・正義・勇気・節制」を加えたものとされている。

ドレイクの会話によると、三十年ほど前(聖譜暦1618年頃)に各国の総長達がどこからか預かってきたものらしい。
その正体は運命をコントロールするための神器の試作であり、運命に対し枢要徳を制御情報として組み込めれば良心によって自殺を止められるのではないかと考えて作られたもの。
どこでもない教導院で元信を始めとする集められた者達は、運命に対して言葉や物事を教えていた結果、
子供にまず教えるものとして道徳の概念を使うことを思いつく。
だが、運命には道徳は既に必要なく、自殺は止まらなかったため、良心では弱く、感情は罪とする大罪を叩きつけたほうが良いということで作られたのが大罪武装である。

聖譜顕装は大罪武装のプロトタイプ…というと微妙に違うが、運命に対するアプローチとして考えると姉妹武装というべきか。

なお大罪武装をベースに作り直された断罪武装は、十本槍の面々が持ち帰った未来の情報を得たことで大罪も効かず自殺の進行は止まらなかったことから新たに作り直されたもので、
「良心」と「大罪」を合わせるシステムが考案され、大罪武装に道徳の意味を重ね合わせ道徳的な悪として大罪で殴りつけるよう開発されている。
つまり姉妹武装同士の合体、一挙両得…違う気もする。

聖譜顕装の能力はで異なるが、元々運命をコントロールするため作られた武器群のためか、対象を縛り付けたり相手に行動制限を欠けたりするものが多い。
大罪武装も割とそんな感じだが、あちらは使用条件が割とゆるく、"淫蕩の御身"のように効果も使用者によってパターンがあったりするのに対し、聖譜顕装は他国に持ち出すのが困難かつ、能力が味方側にもかかる(条件によっては味方側の行動も阻害しかねない)武装も数あり、扱いが結構難しい。
最終巻では使用者が不在だった聖譜顕装さえ確認されており、与えられた国側も持て余していた面があった模様。

大罪、そもそも罪とは他者が相手を該当するものに当てはめるもので、言うのは軽いが刑(結果)が重く固定的なのに対し、
良心とは自分の中にあり、自分を縛るもので、人によって違うものと考えると、大罪武装と聖譜顕装で様々な点が異なるのも頷ける。

聖譜が「旧代(ウェトゥス)」と「新代(ノウム)」の二種類存在するためそれに対応する聖譜顕装もまた全部で七組、かつ十四個存在する。
対応する徳が同一ながら、旧代と新代でその能力はまるっと違うのも面白い。

対応する聖譜の種類、所有する保有する国とその使用者は以下の通り。それぞれの聖譜顕装の詳細は、各ページを参照。









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最終更新:2021年12月21日 23:22