"肩越しの希望・新代"

「――――ようこそ不幸の者どもよ!」

【名称】 "肩越しの希望・新代"
【読み方】 ブラキウム・スペス・ノウム
かたごしのきぼう・しんだい
【枢要徳】 希望
【使用者】 マルファ・ボレツカヤ
【登場巻】 11巻下

【詳細】

「Brachium Spes Novum」。「新しき希望の上腕部」の意。上越露西亜が所有する恐らく右肩用の装甲。
「希望」の枢要徳を司る聖譜顕装の「新代」。
使用者は、マルファ・ボレツカヤ

能力は「平和であることをアピールするたびに相手を敗北させる」。
遠回しな概念防御系の聖譜顕装であり、この武装が効果を発揮している間、平和アピールしていない相手は敗北、
つまり攻撃行動が一切取れない状態になってしまう。

上越露西亜がメインだった4巻等では登場していなかったが、本来の使い手はマルファであったことが最終巻で判明。
表向き「恐怖と力の支配する魔神族の国」である上越露西亜では平和のアピールなどできるはずがないとして使われてこなかったという。

敵が使うと厄介そうなこの武装は、月の指輪作戦においても瓦解の上越露西亜の面々が使用し、本来の上越露西亜の軍勢を平和の攻撃で押し留めていた。…あれ防御系じゃなかったっけ?
まぁいい。
本庄・繁長を始めとする特務の面々、マルファに景勝が相手の平和攻撃と言う名のイチャつきを見せられ吹っ飛んでいる中、
唯一その攻撃が効かず正座で眺めていた直江・兼続の発言から、この武装、効果は対象を問わないものであることが判明。

つまり効果範囲はあるだろうが、能力が機能している間、その範囲内にいる誰もが聖譜顕装の条件に合致するのであれば平和攻撃をすることが可能なのである。
恐らく対外で使ってこなかったため使い手であるマルファを始めとする上越露西亜の面々は知らなかったのかもしれない。
平和をアピールするということはつまり攻撃ができないわけで、平和であるアピールとはつまり愛を語り合ったりすることである。

要するに、平和アピール中はその場からほとんど動けない。

そのことに気がついた景勝らは、瓦解の上越露西亜に対し、平和アピール合戦を開始。
お茶菓子などのテーブルセットを何故か瓦解側が用意し、上越露西亜、恐怖と力の支配する国の支配者たちは、お互いの平和をぶつけ合うことになった。

……言葉以上の意味はない。

ちなみに全面対決になり、一歩も動かずわざと力を叩きつけあっているという報告を受けた武蔵の面々は好意的に解釈し、
魔神族のトップクラスの戦闘だから見たら呪われそう、ということで戦場に結界を張って視界に入れないよう遮断することとなった。

なお、武装を持ち込み、イチャラブを発揮して平和アピールし、テーブルセットを相手側まで用意した瓦解の景勝らだったが、敗北し消滅していた。
が、恋だ愛だと語り合った挙げ句、スイーツ食べ散らかし、ゴミ散らかしのまま退散したため、残された上越露西亜の面々がゴミ拾いなどの後片付けに奔走するハメになる。
なお一生懸命ゴミ拾いをする景勝をよそに、マルファは一枚の表示枠をニヤついていたとか。
何が写っていたのかぜひとも見てみたいものである。その前に死にそうだが。