冬のユリゲラー

ヨーロッパ企画 第7回公演

「冬のユリゲラー」

日時 2000年12月15日(金)〜17日(日)全4ステージ
会場 同志社大学新町別館小ホール
作・演出 上田誠
出演 石田剛太 酒井善史 諏訪雅 瀬戸中基良 玉田晋平 中川晴樹 永野宗典 本多力 松田暢子

クリスマス・イブ
街の小さな喫茶店。
「それ超能力じゃないじゃないですか。」
「いや、だから・・・・。」
「それただの我慢ですよ。」
エスパー達の憂鬱、ADの苦悩、
びっくり人間の間の悪さ。
かき混ぜて、溶け合って、
エスプレッソの渦の中。

早すぎた名作「あの娘にサイコキネシス」を1年がかりで煮詰めた、上田が作家としての威信をかけたリベンジ公演。
エスパーの集まる喫茶店で起こったクリスマスイブの出来事を描いた、冬らしい、なかなかにハートウォーミングな感じの作品だったが、一幕物で、しかも大体みんな最初から最後まで出ずっぱりということで、役者的にはかなりハードな作品でもあった。
クライマックスの、サイコキネシスを受けた永野が夜空を飛んでいくという、本編中最大の見せ場では、がんばって宙吊りまでしたのに、石田との位置関係が悪くてあんまり見えなかった。
脚本はそれでも結局だいぶん遅かったが、一年間暖めたかいあって、完成度も高く、結構好評もいただいた、やってよかった作品。



ヨーロッパ企画 第10回公演

「冬のユリゲラー2002」


東京公演 日時 2002年2月15日(金)〜17日(日)全5ステージ
  会場 天王洲アイル・スフィアメックス
京都公演 日時 2002年3月8日(金)〜13日(水)全8ステージ
  会場 京都大学吉田寮食堂ホール
作・演出 上田誠
出演 石田剛太 酒井善史 諏訪雅 瀬戸中基良 玉田晋平 中川晴樹 永野宗典 本多力 松田暢子

クリスマス・イブ
スプーンは曲がらない。
「それ筋力じゃないですか。」
「いや、だから・・・・。」
「超能力でも何でもないですよねえ。」
「ただの力強い奴じゃないですか。」
エスパー達の憂鬱、ADの苦悩、
びっくり人間の間の悪さ。
かき混ぜて、溶け合って、
エスプレッソの渦の中。

1年前に好評を博した「冬のユリゲラー」をバージョンアップし、ガーディアンガーデン演劇フェスティバルの出場枠として東京、および京都の2都市で上演した、当時の集大成といえる作品。
東京では、初の本公演ですごく緊張したり、また逆に京都公演では、再演で、しかもヨーロッパでは異例のロングランということもあって、後半はだんだん飽きてきたりと、メンタル面のダメさを思い知りつつも、何とかトータル13ステージをやり切った。
また、バージョンアップしたつもりが、やってみるとさほど変わってなくて、初演を見たお客さんにきまりが悪かった。
などと色々ありつつ、動員的には2都市合わせてついに1000人を突破。ちょっとずるい計算だが、パーティーをした。


最終更新:2007年08月26日 21:20
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