SoundPotion with DR.KSK.lab

違いについて

最終更新:

dkamp

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Trapeziumの先行版と量産版の違いについて


先行版との違いについて追記させていただきます。

1)全体の変更
先行版との変更点で大きいのはこちらになります。部品の入手方法の変更により
使用した抵抗の種類やコンデンサを変更いたしました。

2)アンプ部
アンプ回路の定数は、使用した抵抗にその数値がないため変更しましたが
これはDR.KSKがしっかりと確認した物となります。
それに伴い入力カップリングコンデンサも、今回から変更しています。
回路定数の変更を行ったのはβ回路のみで、α回路は行っておりません。
加えて使用したトランジスタやFET、回路自体も変更していません。

3)ベース部
ベース部は面実装パーツを使用するために見た目では前回のものと大きな変更と
なっておりますが、電源部を除きほとんど同じ内容になっております。
今回電源部はより安定性を持たせるために大きく変更いたしましたが、
こちらも聴き比べたところ、変化はなく先行版とほぼ同じ音質のものを
ご提供できると思います。

以上の変更を行ったのち、テスト基板を作成して私が聴き比べたところ、
変化は感じられずほぼ前のものと同じものと感じられました。

変更点について


値段が1万円ほど上がりましたが、その代わり以下のような違いがあります。
1.サービス面での違い
2.技術面での違い

サービス面での違い

DR.KSKラボの作品は基本的に売りっぱなしです。
説明書もなく、保証関係も何も契約のない善意の修理といった程度のことをしているのが現状です。
また、メールにて連絡があれば、多少技術面のサポートなどをしているそうですが、
DR.KSKさんはこれから忙しくなるそうなので、それも滞ることになるそうです。
量産版では、SoundPotionがこれらをしっかりとした業務の一環として行うので、
購入者には安心していただけると思います。
SoundPotionが主に行うサービスは、製品の質問に対する回答、故障に対する修理交換、トラブルに対する回答などです。

技術面での違い

DR.KSKさんが技術面の違いについてはまとめてくれたので、下に引用しておきます。
量産版と先行版の違いについて、技術面から解説を述べていきます。
1)安定性の向上。
 入力にチップ部品をいくつか仕込み、外部ノイズの除去を強化しました。
 電源分圧回路を改良し、発振しにくく、OPアンプの交換をしやすくしました。
 位相補償コンデンサの容量を最適化しました。
2)耐久性の向上
 電池ボックスのケーブル関係が耐久性が低いので、電池ボックスを基板直付けのタイプにしました。
 基板から浮いていた2つの充電表示LEDを2色LEDの基板直付けタイプに変えました。
 DCサーボ関係のコンデンサが干渉して基板から浮いていたので、チップフィルムコンデンサと交換しました。
3)実装の外部依頼
 実装を私個人ではなく、専用の会社に依頼することにより品質を均一化しています。
 不評だったインスタントレタリングも、シルクプリントに変えました。
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