基本的なゲームのシステム

ゲームのルールや進行がよくわからない人向けの簡単解説です。
最初の部分ではDoWがどんな特徴のゲームかについて軽く触れています。

どんな特徴のRTSなのか

RTSと言っても色々あります。有名RTSで言えばAoEやStar craftやWar craftなど。
それぞれのRTSには売りとなる特徴があります。AoEならヒストリカルな内容で戦闘よりも内政に比重が置かれています。Star craftはSFで内政と戦闘の比重が半々といった感じです。
では、Dawn of warはどんな特徴のRTSなのかというと、ボードゲームをゲーム化し、内政を極限まで簡略した戦闘重視型のRTSです。
ボードゲームを基にした作品なのでオリジナルのボードゲームの世界観について理解しておくとさらに楽しめる作品です。もちろん原作を知らなくても楽しめます。

DoWは内政が極限まで簡略化されているので内政の仕方については覚えることが極端に少なく、内政の操作量も特に求められないのでRTSに初めて触れるプレーヤーにとっては非常に敷居の低いゲームといえます。
他のRTSではホットキーをまず覚えろ、内政の練習をしろ、○分で進化できるようにしろ、操作量を増やせなどとよく言われますが、内政が非常に簡単なDoWはそこら辺を覚えたり練習する必要は基本的に殆どありません。
DoWは内政よりも戦闘をメインにしたゲームです。なので内政がシンプルな分、戦闘システムは若干複雑です。戦闘システムの特殊さがこのDoWの最大の売りといえるかもしれません。なので操作量は基本的に戦闘の部分で最も求められます。といっても他のRTSに比べてこのゲームの操作量は、あってないようなものかもしれませんが。

ゲーム画面解説

  1. 現在のRequisition / Requisition resource
  2. 現在のPower / Power resource
  3. 現在のSquad cap / Squad capの限界値
  4. 現在のVehicle cap / Vehicle capの限界値
  5. 上部:取得済みのStrategic Points、下部:取得済みのCritical Locations。後述の勝敗のルールに関係
  6. 交戦開始時や研究・開発完了の報告、Critical Locationsの占領状況等、様々な情報が随時更新されていく。スペースキーを押せば、最近の情報に関した場所へ画面が切り替わる
  7. 自軍本拠地、通称HQ。これを破壊されるとビルダーが生産出来ない為、事実上敗北に近い
  8. ミニマップ。左クリックでクリックした地点に画面が切り替わる
  9. 選択中のユニット。後述

ユニット画面解説(例:Force Commander)

  1. 緑色が現在のHP/最大HP 青色が現在のMorale/最大Morale(Moraleに関しては後述)
    HP、Moraleは常時回復(ユニット差、例外も有り)
  2. 上の拳マークが近接攻撃、Morale最小時の攻撃力-Morale最大時の攻撃力の基準値
    下の銃マークが遠距離攻撃、Morale最小時の攻撃力-Morale最大時の攻撃力の基準値
    ※あくまで基準値であり、実際には地形・命中率・アーマー、その他アビリティ等によって大きく変動する。
  3. 選択中ユニットのアーマークラス
  4. 選択中ユニットが得意とするアーマークラス
    ※この例の場合、InfantryとHeavy Infantryの2種に対して強い。アップグレードにより変化することもある。

Moraleに関して

このゲーム独特のシステムの一つがMorale(士気、意気込み)です。
HPの下の青い数値がMoraleと呼ばれ、Moraleは敵の攻撃や能力、施設によって変動します。
特にFlamerや大砲による砲撃、味方ユニットの死で大きく減少します。

Moraleが0に達するとMorale Breakと言い、以下の様な現象がユニットに課せられます。
  1. ユニットの命中率が20%低下
  2. ユニットの移動速度が20%増加
  3. Morale Break状態になると、該当ユニットに赤い枠が表示され、一目で判る様になります。
数字だけ見ると対した事はないですが、ユニットによっては20%の命中率低下は致命傷になりかねません。
他にHorror Squadは上記1、2の現象がない代わりに、敵から受けるダメージが50%上昇します。
Warp Beast Packsも上記1、2の現象がない代わりに、味方へ勝手に攻撃を始めます。
Morale Break状態は基本的にMoraleが50%~100%回復しない限り維持されます。

また、ユニットの中にはMoraleの影響を一切受けない者もあります。
Grey Knights、Possessed Squadが代表的です。

ユニット能力の中にはMoraleを最大値まで回復するものもあり、戦闘の中でMoraleの管理が占める割合は意外と大きいです。


DoWの資源

DoWに登場する資源は二種類です。ひとつはRequisition、もうひとつはPowerです。
種族によって3つ目の資源があったり逆に1つしかない所もありますが、それは例外的なものなので省きます。

Requisitionはどうやって増やせばいいのでしょうか。
DoWの対戦マップにはStrategic Pointと呼ばれる場所がいくつかあります。


これがStrategic Pointです。


ここを占領する(キャプチャーする)ことによってRequisitionを獲得することが出来るようになります。つまり、占領するだけで資源が入ってくるわけです。シンプルですね。
Strategic Point 1つにつき、Requisitionのresourceが+6されます。
また占領を始めると旗を立てて各々がポーズを取ります。


占領中の様子。下の灰色のゲージが進行度を示しています。
占領中は無防備なので注意が必要です。目を放している隙に全滅なんてこともありえます。
種族によって旗をあげる速度が違いますが、約20~30秒かかります。最速はOrksの22秒です。
占領する事によって、Strategic Point付近の視界を得る事が出来ます。
一つだけ頭に入れて置きたいのが、Strategic Pointの資源収入は枯渇するという事です。
占領してから15分後徐々に収入が減っていきます。

さて無事占領が完了したらそのままでもかまいませんが、そのままにしおくとひとつ問題があります。それは敵にこのStrategic Pointを奪われるかもしれないということです。
Strategic PointからRequisitionが得られるということはStrategic Pointを相手に取らせないようにすることで内政にダメージを与えれることを意味します。つまり敵が少しでも頭の回る奴ならStrategic Pointを奪い自分のものにしようとするはずです。
ではどうすればいいのでしょうか。防衛用にユニットをおくのも良いかもしれませんが、もっと簡単な解決法があります。それはListening Postを設置することです。


スペースマリーンのListening Post。

画像を見ての通りListening Postは占領したStrategic Pointの上に建設します。これでListening Postを破壊しない限りは敵は占領できなくなります。さらにRequisitionの獲得量がただ占領しているときよりも増加します。防御も出来て資源獲得量も増える一石二鳥です。占領したら必ず立てましょう。
また、Listening Postの周辺には新たに建物を建てる事が出来るスペースが与えられます。
Listening Post周辺に白いラインが引かれるので、そのライン内であれば、自由に建てられます。

他にもRequisitionを稼ぐポイントは2つあります。
1つはRelicsです。

このRelicsを占領するには50~71秒かかります。
Strategic Pointと同じくRequisitionのresourceが+6されます。
Strategic Pointよりは狭い範囲ですが、同じく視界を得る事が出来ます。
Strategic Pointと同じくListening Postを建てる事が出来ます。
また、Relicsを占領しないと作れないユニットも多数存在するので、
このRelicsをめぐっての争いも多々起こります。
Strategic Pointとは違い、枯渇する事はありません。

もう1つはCritical Locationです。

Relicsと同じく、占領するには50~71秒かかります。
Strategic Pointと同じくRequisitionのresourceが+6されます。
Strategic Pointよりも遥かに広い視野を得る事が出来ます。
ただ、Listening Postを建てる事は出来ません。
これも、Strategic Pointとは違い、枯渇する事はありません。
また、Necronsには特別に生産と研究時間が10%マイナスされ、より早い成長・生産を可能にします。
勝敗に大きく影響するので、このCritical Locationを中心にゲームは展開していきます。
詳しくは後述の勝敗のルールを参照してください。



次にPowerはどうやって獲得するのでしょうか。これは凄くシンプルです。Plasma Generatorを建設するだけです。


スペースマリーンのPlasma Generator。
これだけです。

また、マップによっては

Slag Depositsと呼ばれるポイントがあります。
ここには

Thermo Plasma Generator(OrksはBigga Generator)を建てる事が出来ます。
直接Slag Depositsに建てる事が出来、Power resorceを+40得る事が出来ます(Necronのみ+30)



勝敗のルール

DoWではどうやって勝者を決めるのか。基本的には、敵のユニットの生産施設を全て破壊することです。しかし、それ以外にもDoWには二つの勝利法があります(部屋のルールによってはないこともあります)。

Control Area

Strategic Pointを過半数占領し、一定時間維持することで勝利。たとえばStrategic Pointが8個のマップなら5つ奪えばいいわけです。

Take and Hold

Critical Locationを過半数占領し、一定時間維持することで勝利。

Critical Location

Critical Locationはマップの要所や中央に配置されていることが多いです。占領に非常に時間がかかりますが、占領後得られる視界が広いこと、Requisitionをもらえるという利点があるので、余裕があれば占領したいところです。



Squad System

DoWに登場するユニットのほぼ全ては分隊(Squad)単位で管理されています。分隊を構成する数人が1つのユニットとして移動し戦います。そしてMorale(士気)をSquad単位で共有します。射撃戦中に隊員の1人でも接近戦に移行した場合は、全員が射撃をやめて接近戦に入ります(これは戦略的に重要です)。
またSquadはそれ自体でひとつの生産施設ともいえます。
部隊員の増員、武器の配備があるからです。
人口制限もSquad単位で計算されます。例えばSpace Marine Squadが消費する人口キャップは2で、ひとつは1人、もうひとつは8人の二つのSpace Marine Squadがあった場合、隊員に7人も差があっても消費する人口キャップはそれぞれ等しく2です。

Reinforcing


Squadに隊員を加えることです。生産施設から出てきたばかりのユニットは、増員できる最大人数の半分以下しか居ないことが殆どです。それを資源を使うことによって増員させることが出来ます。火力増のために、肉の壁のためにと増員には様々な利用法があります。







Heavy Weaponetc...


Squadの中には武器を配備できるものがあります。その武器をHeavy Weaponといいます。Heavy Weaponは最初から装備している武器よりも強力なものです。マシンガン、ロケットランチャー、火炎放射器と様々な装備をさせることが出来ます。もちろん配備にはコストがかかります。配備できる最大人数は1Squadにつき4つまでです。コストのかかるHeavy Weaponを持ったユニットを死ににくくするためにメンバーを増員することもあります。

Squad Leadersetc...


Squadに隊長を配備します。そのまんまです。隊長が来ることでスキルが使用できるようになったりモラルの底上げ、隊長はSquadのメンバーよりもタフで戦闘力も高いので火力増強やSquadの生存率上昇など様々な恩恵をもたらします。

Attachment


Squadにコマンダーユニットやサポートユニットを加えることが出来ます。これにより所属したユニットの恩恵を受けることが出来ます。またコマンダーの被弾率が下がるのでコマンダーの体力低下時にSquadに加えることで、攻撃を回避するといったこともあります。

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最終更新:2011年06月28日 10:39