Orks(オーク、オルク)
オークは宇宙の至る所にはびこるエイリアン種族である。
ただただ戦いを愛し敵を殺すことを最大の娯楽とする蛮族であり、異常なまでに戦いに向いた特徴を持っている。一例を挙げれば…
- 強靭さ(肉体的な強さはもちろん、皮膚に葉緑素を持っているため飢餓による影響が薄い)
- 繁殖力(彼らは胞子による単為生殖で文字通り「生えてくる」。しかも胞子はオークの死体から放出されるため、オークを根絶するのは著しく困難だ)
- 種族皆兵(彼らは遺伝子内に戦術思想や科学知識などを記録しており、成長すれば訓練や教育なしで戦士になれる。生殖形態から分かるように雌雄の区別も無い)
こういった特性には人為的なものが感じられるために、オークははるか昔に滅びた種族「古き者」が遺伝子改変で生み出した戦闘種族の末裔(あるいはそのもの)ではないかという説がある。
彼らは種族規模で安定した国家や共同体を持っておらず、高い戦闘力を発揮する大型の個体をボスとして推戴し、部族(Clan)という組織を作っている。これらの部族を統合できるほど強力な個体が現れると、Waaagh!(これは単なる雄たけびでもある)とよばれる軍団が形成され、対外戦争を開始する。すなわち、彼らはまず同種族同士で殺し合いを繰り広げることで最強の個体が誰であるかを明らかにし、その後始めて一致団結して他の種族との戦いにおもむくのだ。このため、他種族との戦闘中にボスを討ち取られたり、ボスへの忠誠心が損なわれるような(つまりボスが弱いところを見せるような)事態が起こると、改めて最強の個体を決めるための戦いが始まってしまい、Waaagh!全体が崩壊することがある。
ほぼ全ての勢力がオークと戦った経験を持ち、彼らを仇敵視している。
特に帝国やタウのように安定した領土を持つ勢力にとってオークの侵攻は災厄以外の何物でもない。
ケイオスはよくオークを手先として利用するが、その結果自らの手を噛まれる羽目に陥ることもないではない。両者は恒久的な同盟関係になどは無く、オークがオークなりにケイオスと戦わない(で別の敵と戦っている)ほうが得だと判断している間だけの関係に過ぎない。オークの中には帝国の傭兵を勤めるものもいるという。
とにかく戦いを愛し、勝ち戦だろうと負け戦だろうと彼らに戦いのない日々などない。
死があふれるこの銀河をエンジョイしまくる、実にハンパネェ連中なのだ。
Orkの歩兵ユニット
グレッチンは通常のオークよりも貧弱な体格を持つタイプであり、それゆえに種族の中での地位は低い。彼らは農業などの経済活動や固定銃座の射手のような他のオークがやりたがらない仕事を割り当てられ、時には踏み台や非常食にされる。
通称グロット。
彼らはオークのビルダーユニットであり、最大で5名(体が貧弱な彼らは二名一組で一人扱いだ)の部隊を構成する。個々のユニットが一体のビルダーユニットとみなされるため、人数が多い方が建設・修理の効率が上がる。増員は無料であるため必ず最大人数にすること。
研究でステルス能力を与えることができる。これによりharassへの耐性が上がり、戦闘中のビークルや建物を強引に修理する戦法が取りやすくなるため、研究しておいて損は無い。
一応は遠近両方の戦闘能力を持っており、体格差をカバーするために二人で肩車をするという涙ぐましい努力までするが、確実に無駄な抵抗に終わる。
オークの中では標準的な個体すなわちボゥイによる部隊であり、スラッガという雑なつくりの銃とチョッパというごつい斧で武装している。名前とは裏腹にメインの武器はチョッパの方である。
DoW本編のオープニングを真に受けてスペースマリーンに白兵戦で勝てると思わないように。射撃戦を挑むよりは大分ましだが、白兵でも数が同じならほぼ確実に負ける。
オークの持ち味である数で押さないと押し負ける。
最初に作成する歩兵。戦闘力にはそれほど多くを期待できないが、初期歩兵の中ではかなり優秀。
オーク使いの中には旗立てスラッガを早めに前線投入して戦線維持に使うプレイヤーもいる。
必ず使いこなせるようになろう。
9つもの研究が適用される上にMobボーナスも大きいとはいえ、T3以降にその戦闘力を期待するのは無理というもの。
しかし、T3で可能になる作成コストを0にする研究を行った上で自動生産に切り替え、
旗立てから射撃中断用の妨害部隊として用いるプレイヤーもいる。
(この生産コストを0にするアップグレードはImbaと言われているものの一つ。SSではT4に移された。)
ボゥイの部隊。
こちらはシュータと呼ばれる多少ましな銃をメインに使う。
前半戦の主力となるユニットでへヴィウェポンのBig Shootaは超優秀。
T1オークの要でありImbaとも言われる切り札武装である。
白兵戦は苦手なので敵に詰め寄られないように。
(SSではBig Shootaの威力が10%低下している。)
馬鹿でかいロケットを背負って力任せに戦場を飛ぶ強襲歩兵。オークでありながら「規律」や「訓練」を重んじる「反社会的な」個体の集まった危険集団。
特性はアサルトマリーンに似ており、ジャンプによる高速移動能力を持ち、白兵戦を身上とする。射撃能力は貧弱。
アサルトマリーンに比べて個々の戦闘力が弱く、その分コストが低くて人数が多い。
後半戦で1部隊だけ生産して旗立て要員として用いるオーク使いもいる。
タンクバッスタズ(Tankbustersのオーク訛り)はロキットランチャ(ロケットランチャーのオーク訛り)を操る対戦車戦のスペシャリスト。自分が撃破した車輌の装甲版や部品を装身具にする習慣を持つ。
研究によってステルス能力を持たせることができるため、使いやすいユニットである。
白兵戦は苦手だが、相手がビークルなら結構なダメージを与えられる。
(特にVehicle highやDaemon highタイプのユニットに対しては妙に効果的。)
ノブとは比較的大型のオークのことで、前線指揮官としてウォーボスの次の地位を占めるエリート達であり、ノブスカッドはそのノブだけを集めて作った精鋭部隊である。アニキ。
射撃は貧弱だが白兵戦は強力で、とくにパワークロオを装備させれば圧倒的な攻撃力を発揮する。
とにかくタフで人数が多いため、一度Nobの集団に圧倒されてしまうと逆転が難しい。
とにかく”Shooty”な(この形容詞の正確な意味はオークにしか分からない。もしかするとオークにも分からないかもしれない)銃を手にすることに執念を燃やすガンマニアの集団。自分の銃を見せびらかすために派手な装いで戦場に現れる。
"gitz"(gitのオーク的複数形)は「バカ」の意味。
恐るべき射撃能力を誇るオーク随一の間接戦闘ユニット。
こいつらが出てきたら何とかして射撃を止めさせること。
体力はあるが白兵戦は苦手。
MadDokを編入して死ににくくした上で、
WarTrukkと組み合わせての高速輸送作戦は凶悪なまでの効果を発揮する。
Mega Armourと呼ばれる異常に強力だが鈍重なパワードアーマーに身を包んだNobで、エリートの中のエリート集団。
コマンダーに分類されるヒーローユニットだが、単独で最大4人までの分隊を構成し、他の歩兵部隊に所属させることはできない。
ステルス看破能力を持っている。
白兵戦が特に強力で、射撃もそれなりにこなすが、恐ろしく足が遅いのが欠点。
アビリティPower Surgeでダメージを受けながら無理やり加速することもできるが、Wartrukkに乗るのが一番手っ取り早い。
隙あらば他のオークの肉体を改造しようと狙っている恐怖の藪医者。
オークの肉体は強靭すぎるため、こいつのいい加減な治療でも大概治ってしまうらしい。
手術の際に麻酔なしで患者の歯を引っこ抜くことで知られている(オーク社会ではオークの牙が貨幣であるため、手術代を先払いしてもらうのだ)。Pain Boy、Bad Dokなど類似の存在の呼称が複数ある。
コマンダーユニットであり、歩兵部隊に所属させることができる。
Apothecaryに似ており、付近の歩兵ユニットの体力回復速度を大幅に加速させる。
また、アビリティ”Fightin' Juice”を使うことで特定の一部隊を死ななくさせる(効果が続いている間はいくらダメージを受けてもHPが1以下にならない)ことができる。
Flash Gitzに編入させると大幅に死ににくくなるので長持ちさせられる。
アビリティ”Burna Bomb”での自爆テロに注意。
Mekはメカニックのこと。Mek Boyと呼ばれるオークの技術者連中を束ねるのがBig Mekであり、名前の通り大柄な個体である。
オーク式の機械に造詣が深く、特殊な装備を身につけている。
オークの機械は作動原理が不明で、他種族の手で動かすことができないことで知られている。機械を作り出すBig Mek自身がその作動原理を理解していないとか。
一人目のヒーローユニット。
強力な白兵戦闘力にテレポート能力(硬直なし、部隊所属時には部隊ごとテレポート可能)とステルス看破能力まで併せ持つ使いやすいユニットである。
余り活用されないが、Builderでないにもかかわらず修理能力を持っている(建設はできない)。
体力がやや低いため、集中砲火を浴びると結構あっさり死ぬこともある。
テレポート能力を最大限に活かすためにも部隊に所属させるのが望ましい。
オークの中でも最大級の体格を有しており、オークの長として軍勢(オークの言うWaaagh!)を統括する存在。Waaagh!がどれほど素晴らしい成果を上げられるかは一にWarbossの器量(=腕力とイカれたヴィジョン)にかかっている。
恐ろしくでかく恐ろしく強く そして半端なく脚が遅い。
最後にやってくるヒーローユニット。
全種族の中でも最高クラスの戦闘力を誇るコマンダーであり、
体力・射撃・白兵どの点を取っても隙がない上にステルス看破能力もある。
足の遅さだけは欠点なのでWartrukkなどして素早く前線に送ろう。
Orkのビークルユニット
Orkは他の多くの勢力と異なり、T3入りにビークルの建造施設を必要としない。このため、Orkのビークルユニットはあまり活用されないことがあるが、ユニットとしての性能は決して劣悪ではない。
名前のとおりにトラック(と言っても実は車輪とキャタピラを組み合わせた「ハーフトラック」)だが、オークのビークルを見かけで侮ってはならない。
歩兵を二部隊まで乗せられる上に、Big Shoota二門によって強力な火力支援を行うことができ、さらに全ユニット中最速の移動速度を誇る。
"Wartrukk iz fastest!"の発言は伊達ではない。
対歩兵車両として敵を追い回したりNobやFlashGitzを高速輸送するのにも役立つ。
日本人にはWartrukkとの発音の区別が付かない困ったユニット。
"trak"はtrackのオーク訛りで、この場合は無限軌道(キャタピラ)のこと。
機動力を身上とする対ビークル戦用のユニットだが、追加コストを払ってBomb Chukkaを搭載することで対歩兵戦能力を持つことができる。
Bomb Chukkaを搭載しても初期装備のTwin Rokkit Lunchaはそのままなので、汎用性に優れたユニットになる。
装甲もへったくれも無いようなデザインだが、Vehicle mediumに分類されており、Land SpeederやSentinelよりも耐久力がある。
オーク版
Dreadnoughtであり、実にオーク的なデザインのウォーカー。
中には手術によって機械と一体化したグレッチンが入っている。
RelicユニットではないにもかかわらずVehicle highに分類される唯一のユニット。
このため、Healthが3000しかないわりに堅い。
ただし本家ドレッドノートとタイマンを張ると負ける。
白兵戦は強力だが足が遅く、常に歩き回ることになるため、射撃能力には期待しない方が良い。
インペリアルガードが使っている主力戦車
Leman Russを分捕って改造したもの。
主砲がOrk Battle Cannonに換装されている点がオリジナルとの大きな違いである。
この砲は着弾時に強烈な爆発を起こして歩兵を跳ね飛ばすことができる(エリアアタック能力あり、士気ダメージも大きい)。
これによって対歩兵戦闘力が大幅に向上しており、砲兵的な運用も可能になっている。
ただし本家レマン・ラスとタイマンを張ると負ける。
オーク種の一員である超巨大生物。
オークのRelicユニット。
本来は生物であるためDaemon highに分類されるが、人口制限の上では歩兵ではなくビークルとして扱われ、修理することもできる。
射撃と白兵の両方をこなせる唯一のRelicユニット。
歩兵を二部隊まで輸送することもできる。
Orkの建物
オークの建物の多くはShoota Turretで武装しており、接近してきた敵に対して反撃することができる。これは歩兵に対してはかなりの効果がある。
しかもオークの建物はHealthが自動回復する(戦闘中は回復しない)。
このため、オークを使うプレイヤーは建物を密集させて建設することで堅固な陣地を築くのが普通であり、
オークを相手にする時は十分な準備が整うまでオークの陣地に近づくようなことはすべきでない。
Shoota Turretはビークルにはほとんど通用しないため、攻撃の際はビークルをつれてくるとよい。たとえライノであってもダメージの吸収源として十分に役に立ってくれる。
また、多くの建物に歩兵を駐留させることができる。しかしImperial Guardと違って駐留しても何もできないため、一時的な避難に使えるだけである。
なお、オークには防衛用のTurretが無いため、Waaagh! Bannerをアップグレードすることでその任務に当てることになる。
オークのHQ。"Orky Fort"の研究がすむ(すなわちTier3に入る)とTurretの数が増え、Healthが上がる。
Powerを生み出す。武装していない。
ショートカットキーがG(他の勢力はどれでもPでジェネレータ)なので、他の勢力から乗り換えると混乱する。
Slag Deposit上に建設するタイプの大型ジェネレータ。武装していない。
性能は他勢力のものと同等だが、やたらと脆いという欠点がある。
歩兵を生産する。Hutとは小屋のこと。
歩兵を強化するための各種研究を行う。また、一部のユニットや能力の使用を解禁する。
見た目はほとんどゴミ溜め。研究を頼むと係のグレッチンがガラクタの中から必要なものを探し出してくれる。
ビークルの生産と性能向上のための研究を行う。
占領したStrategic pointやRelicの上に建設することで拠点を敵から防衛し、Requisition pointの生産量を増やす。
他種族と違い建設した直後から武装しているが、アップグレードで武装がより強力になる(他種族のアップグレード済みLPと同等になる)。
オーク独自の建物で、Ork Resourceの供給源であり、人口制限を伸ばす効果もある。
これが幾つ建っているかがオークの進化の度合いを示す。
最初から武装しているが、アップグレードすることで他種族のTurretと同等の戦闘力を発揮することができる。
ただし他種族のTurretのようにコントロールエリア外に建設することはできない。
地雷原。他種族のものとほぼ同じ。当然ながら武装はしていないし、Healthの自動回復も無い。
よく見ると時限装置付きのダイナマイトにしか見えないものが乗っかっているが、
オーク脅威のテクノロジーにより踏んだら爆発する。
その他のユニット・建設物
Slugga Boy Squad、Shoota Boy Squad、Nob SquadのSquad Leader。タフで近接・射撃どちらでも戦えるユニット。
分隊にもたらすボーナスは小さめ(士気+150ポイント、士気回復速度+2ポイントのみ)。
Stormboyz SquadのSquad Leader。移動速度が速くジャンプができること以外はNob Leaderと同じ特性。
Stormboyz Squadの移動速度を上げる研究が適用されないため、周りの足を引っ張ってしまう可能性がある。
imageプラグインエラー : ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (battle_marshes.jpg)
Mad DokのアビリティBurna Bombで設置される爆弾。設置から6秒後に爆発して周囲の敵と味方をまとめて吹き飛ばす。その威力は単発の攻撃としてはゲーム中でも最高クラスだったが、SSで大幅に弱体化された(その代わり、Burna Bomb本体の体力が増えて破壊されにくくなった)。
一名Portable Nuke(携帯型核爆弾)。
SS追加ユニット
オークの飛行ユニット。T3から生産可能になる。
歩兵に対して有効なBig Shoota3門のほか、グレッチンが操縦する「Grot Bomb」を標準装備としている。
Grot Bombは砲兵並みの火力・射程・範囲効果を持つが、リロードにかかる時間は他の砲兵ユニットよりも長く、T3ユニットとしてはいささか火力が低い。
Grot Bombは味方も吹き飛ばしてしまうことに注意。
最終更新:2012年12月14日 21:42