GE07


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トウキ   ♂
ツキ    ♀
カザナリ  ♀
イエスマン ♂
トトリ   ♀



トウキ「随分熱心だったけど、お前はなにを話してたんだ?」

ツキ「二人にですか? ……そうですね、世間話ですかね」

トウキ「いつ聞いてもその答えだな」

ツキ「そういう兄さんだって、大抵の返答は変わらないですよね」

トウキ「あの二人の前に行くんだぜ、お前のことを報告しないでどうする! とか思っていたのだが、最近はあまりにもヒドイのでやめておいた。今年は俺も世間話」

ツキ「私と一緒ですね!」

トウキ「あー、喜ぶ前に俺のヒドイ発言を聞き漏らさないでいただきたいのだが」

ツキ「そうですねー、帰りは街に寄ってクレープでも食べて帰りましょう。マイブームなんですよ、バナナとアボガドを挟んだのが」

トウキ「俺はあの二人に土下座しても謝りきれないのかもしれないな」

ツキ「謝る必要なんてないんですよ? 私としましては、こんなに立派な人を隣に置いてくれただけで――満足です」

トウキ「今のお前の顔は、世間様には見せられないな。近所のおばちゃんが見たらワイドショーよりも華が咲く」

ツキ「うわさ話なんてしょせんはトイチですー」

トウキ「なにそれ十日ごとに一割噂が悪くなるってことでしょうかね」

ツキ「悪くだなんてとんでもない。そういうのは私の甘露だって、言ってる、じゃないですか!」

トウキ「シラン」

ツキ「ノリが悪いですねー、ぶーぶー」

トウキ「子供の頃はぶーぶー言いながら車のおもちゃで遊んでて『ふん、やっぱり子供だぜ』とか思ってたなぁ」

ツキ「なんでそんなこと知ってんですかストーカーですか警察呼びますか」

トウキ「駄目だ、それはいけない、いけないんだ。さぁ、落ち着いて、今すぐ携帯から手を離すんだ」

ツキ「私としましてはこのままダイヤルしてしまっても構わないんですけどね。あかつきには、妻として面会しにいきますよ」

トウキ「俺の経歴に泥を塗るのはやめていただきたく」

ツキ「輝かしき新婚生活じゃ――、無粋です、デート中に携帯鳴らしますか?」

トウキ「デートって……いや、スマン。こいつだけは鳴るようにしてあってさ」

ツキ「お仕事バンザーイなのですね? 別に良いですけど」

トウキ「すねんなって。直ぐに済ましてくる」

ツキ「ふんっ、スネてなんかないですもんね。私、向こうの喫茶店に居ますから、終わったら迎えに来てくださいねー」



トウキ「りょうかーい。――ったく、どうしてくれっかね。おごりの一つや二つ、経費で落としてもらわないとな。はい、もしもし」

イエスマン「バカヤロウ、この番号からは即取れって言ってんだろうが!」 

トウキ「いや分ってるけどよ、なんだよ、そんなに切羽詰ってんのか?」

イエスマン「せっかくのホットラインが無駄になるだろうが! お前みたいな金のかかるワンマンアーミー雇ってる意味がなくなるだろう。とにかく、これだ。全部に目を通せ」

トウキ「はいはい――って、まてまて、視界が一杯一杯になってるってーの。送った先から勝手に開封してんじゃねぇよ」

イエスマン「優先度を見てみろよ、もうとびっきりなんだぜ。――おい、トウキ機の到着はまだか!? 権限なんざくれてやるからスパークブースターでもなんでも使って送り届けろ!」

トウキ「重要度S? 前大戦の最終決戦に発布されたのが最後だろ、これ。……まじか? 来るのか、奴らが」

イエスマン「資料はリアルタイムに変わる。タイムテーブルを見ろ、到着時刻が1422になってるが、毎秒10秒ずつ短縮されてる。それを考慮して残り250……239になった。クソッ、機体が間に合わない!」

トウキ「ふざけ……ふざけんなよ! あの二人が立案した、実行した!」

イエスマン「だからって、今の現実は煙みたいに少ししたら霧散するモンじゃねえんだよ! よく見ろ、お前の目の前にある資料が真実だ! 十年前、あの二人の前に突きつけた資料と、全く同じレベルの、それを見ろ!」

トウキ「なんだって今なんだよ。なんだって今日なんだよ!」

イエスマン「あの二人の命日は敵マザーの命日でもある。どうしたんだ、なにを駄々こねてやがる! 今は現実を見ろって言ってるだろうが! あの二人は頑張った、よくやった。それも足りなかった! だから、お前が二人を継いでいけって言ってんだろうが!」

トウキ「ふざけるなよ……ふざけるなよ、クソッ。場所は、場所はどこなんだよ。さっさと俺に迎えを寄越せ!」

イエスマン「だから資料を――頭に血を登らせやがって。良いか、お前の真下だ。真下。分かるか? 分ったらさっさとツキを連れて逃げろ! 今更一般人の避難誘導なんか頼まん。お前らパイロットの方が重要なんだ。……おい、聞いてるか? トウキ? おい、トウキ! どうした、返事をしろ、トウキ!」



トウキ「クソッ、クソッ、なんでだよなんでなんだよ、あの二人が片付けたんだぞ? 残ってるはずがない、残ってる筈がないのに……!!」

ツキ「あれ? どうしたんですか、そんなに慌てて。別にパフェ四つも五つも食べるわけじゃないんですし―」

トウキ「ツキ、こっちだ!」