超絶技巧入力

超絶技巧入力(ちょうぜつぎこうにゅうりょく)は、漢字直接入力のひとつ。開発は増田忠士。T-Codeと同様に無連想マルチストロークに属する。名前の由来は「とにかくインパクトのある名前ということで決めた」とのことである。

経緯

増田はTUT-Code(当時の名称はタッチタイプ)を内蔵したワープロ(エプソン HC-88)を販売するため、自らその配列を修得した経験からこの入力方法に疑問を抱き、独自にその原因を分析して開発したといわれる。

特徴

  • TUT-Codeの持つ打ちやすさを犠牲にしてでも覚えやすさを重視した。出力に3ストロークかかる漢字については、3ストローク中の2打目までは同じキーを叩く「擬似2ストローク」を採用して学習時の負担を経減させた。
  • 教育漢字の低学年から覚えるようにストロークを工夫。
  • かな入力は、以前に増田が開発したチョイ入力を採用。これにより濁点のあるかなの入力は、かな入力と同様に後打ちで入力する方式となっている。
  • 擬似2ストロークを採用した結果、3ストローク目において最上段のキーの使用を余儀なくされた。

TUT-Codeよりも入力可能な漢字の数が減少しているが、増田曰く「定義してある漢字が多くても覚えられないのでは意味がない」とのことである(グーグルで日本語入力をバージョン2.0に! 増刊9号 http://archive.mag2.com/0001198833/20110405224125000.html

なお、G-Codeはこのうち擬似2ストロークの影響を受けている。

留意点

  • 1打目に数字を使用する漢字がある(初期設定では 3,4,6,7,8 の5つ)ため、数字と漢字が混在する文章を打つときに気をつけないと文字化けが起こる可能性がある。たとえば「3月7日」 を普通に打つと、「皐疾日」と出力されてしまう。これを回避するためには数字を打った後は一度確定操作をする、などの対策が必要になる。
  • 前項のような定義(キーの後打ちで最後に出力した字が変わる)に対応していないIMEには実装できない(漢直winなど)。

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最終更新:2015年06月02日 21:50
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